dlchktime - デッドロック・チェック・インターバル構成パラメーター
このパラメーターは、1 つのデータベースに接続されているすべてのアプリケーションの 間にデッドロックがないか、データベース・マネージャーがチェックする頻度を定義します。
- 構成タイプ
- データベース
- パラメーター・タイプ
- オンラインで構成可能
- 伝搬クラス
- 即時
- デフォルト [範囲]
- 10 000 (10 秒) [1 000 - 600 000]
- 単位
- ミリ秒
デッドロックが発生するのは、同じデータベースに接続されている複数のアプリケーションが 1 つの リソースを際限なく待っているときです。 この待機が解決されることはありません。それぞれの アプリケーションが、他のアプリケーションで継続する必要のあるリソースを保留しているからです。
注:
- パーティション・データベース環境では、このパラメーターが適用されるのは、カタログ・ノードの場合 だけです。
- パーティション・データベース環境では、2 回目の反復の後でないと、デッドロックにフラグが立てられる ことはありません。
推奨: このパラメーターの値を大きくすると、デッドロックを チェックする頻度が低くなり、したがって、アプリケーション・プログラムでデッドロックの解決を待つために必要な時間が長くなります。
このパラメーター値を減らすとデッドロック・チェックの頻度が増え、 その結果デッドロックが解決されるのをアプリケーション・プログラムが待たなければならない時間が減りますが、 データベース・マネージャーがデッドロックをチェックするための時間が増えます。 デッドロック・チェック・インターバルが小さすぎると、 データベース・マネージャーは頻繁にデッドロック検出を実行するため、 ランタイム・パフォーマンスが落ちる可能性があります。 並行性を向上させるためにこのパラメーターを低く設定する場合は、 maxlocks と locklist を適切に設定して、不要なロック・エスカレーションを回避する必要があります。これにより、ロック競合が増加し、結果としてデッドロック状態が増加する可能性があります。