IBM® データ・サーバー用の JSON アプリケーション開発

JSON は、アプリケーション層の間でデータを保管および送信するための柔軟なメカニズムを提供します。 JSON は、急速に変化するモバイル・アプリケーションおよび対話式アプリケーションのための主要なテクノロジーの 1 つになりつつあります。 Db2® は、クライアントと SQL の両方から JSON を直接処理する機能を提供します。

多くの場合、JSON フォーマットは、半構造化データをシリアライズし、その構造化データをネットワーク接続を介して送信するために使用されます。 例として、サーバーと Web アプリケーションとの間のデータの送信が挙げられます。 また、XML の代わりとして使用することもできます。 既定のスキーマ設計の必要がなくなり、データ変換の必要が削減されます。

JSON は、IETF RFC 4627 で指定された軽量のデータ交換フォーマットです。 言語に依存せず、移植可能です。 JavaScript プログラミング言語のサブセットとして、簡単に実装することができ、人間とマシンで同様に簡単に読み取ることができます。

BSON は、JSON ドキュメントをシリアライズするための標準化されたバイナリー表記形式です。 JSON ドキュメントを高速で全探索できます。

Db2 には、JSON と対話するための NoSQL アプローチと SQL アプローチの両方が用意されています。

SQL 言語を使用しない NoSQL アプローチを希望するユーザーのために、 Db2 には、JSON 指向の照会言語を使用して Db2 データベースに保管されている JSON 文書を管理および照会するための Java™ API、コマンド・ライン・インターフェース、およびワイヤー・リスナー機能が用意されています。

SQL の使用に慣れているユーザーのために、 Db2 は、SQL が JSON データと直接対話できるようにする一連の組み込み機能を介して、JSON 文書への SQL アクセスを提供します。