モディフィケーション・パック

Db2® 4 部構成の製品シグニチャーの形式は、 VV.RR.MM.FF です。ここで、
  • VV はバージョン番号です。
  • RR はリリース番号です。
  • MM はモディフィケーション番号です。
  • FF はフィックスパック番号です。
この製品シグニチャーの形式は、IBM® 製品ライン全体で実装されている Maintenance Delivery Vehicle の規格に従っています。 詳しくは、 Maintenance Stream Delivery Vehicle 用語を参照してください。 モディフィケーション番号 (モディフィケーションパックとも呼ばれる) は、新しい重要なフィーチャーを示すために使用されます。 Db2 11.1 の後続の更新は、この製品シグニチャー標準に従うようになりました。

モディフィケーション値は、 Db2の過去のすべてのリリースで 0 でした。

ただし、ゼロ以外のモディフィケーション値が導入されたため、 Db2 インターフェースおよびコマンドによって返される製品シグニチャー情報は、現在の製品シグニチャー情報を正確に反映するように変更されました。 以下のリストには、実装された変更の主なタイプの例が示されています。
  • コマンド出力とコマンド行プロセッサー CLP 接続に加えられた変更:

    Db2 モディフィケーション・パック 1 以降、CLP を介して発行される正常な接続要求の出力は、4 つの部分からなる製品シグニチャーを返すように変更されました。 CLP の古いバージョンでは、引き続き 3 つの部分から成る製品シグニチャーを返します。3 番目の部分は、フィックスパックの番号ではなくモディフィケーションの番号を反映します。

  • 既存の 3 つの部分から成る製品シグニチャー出力への変更:

    3 部構成のシグニチャーを返すインターフェースは、 Db2 11.1.1.1より前のバージョンで戻すために使用していたバージョン、リリース、およびフィックスパック情報ではなく、 Db2 v11.1.1.1 (またはそれ以上) データベースに接続されている場合にバージョン、リリース、およびモディフィケーション情報を返すようになりました。 これらの変更は、 Db2 クライアントのすべてのバージョンおよびタイプに影響します。

    これらの変更は、以下の主要な領域で確認できます。
  • JCC getDatabaseVersion 出力への変更:

    JCC getDatabaseProductVersion メソッドの結果は、 includeModLevelInProductVersion プロパティーが明示的に NO に設定されていない限り、SQLVVRRMF の形式で完全な製品シグニチャーを返すようになりました。

Db2の完全なバージョンを判別するには、 db2level コマンドを使用します。