CUME_DIST 集約関数
CUME_DIST 関数は、ある行を行の集合に挿入すると仮定して、その行の累積分布を戻します。
スキーマは SYSIBM です。
- expression
- 行の集合に仮定的に挿入する行を指定する式。 式は組み込みデータ・タイプの値を戻す必要があります。 この式は、定数、変数、または定数か変数のキャストでなければなりません (SQLSTATE 428I9)。
- WITHIN GROUP
- 集約するときに、グループ化集合の中の指定順序で配列されることを示します。
- order-by-clause
- ORDER BY
- 集合内の処理対象の、同じグループ化集合に属する行の順序を指定します。
- ソート・キー
- ソート・キーは、列名または sort-key-expression のどちらでも構いません。 ソート・キーとして定数を指定しても (通常の ORDER BY 節の定数のように) 出力列の位置を指すわけではありません。定数は、ソート・キーがないことを意味します。
- ASC
- sort-key の値を昇順で使用します。
- DESC
- sort-key の値を降順で使用します。
- NULLS FIRST
- 配列において、ソート順序は、すべての非 NULL 値の前に NULL 値が置かれます。
- NULLS LAST
- 配列において、ソート順序は、すべての非 NULL 値の後に NULL 値が置かれます。
式の数は、sort-key 式の数と同じでなければなりません (SQLSTATE 42822)。 各式のデータ・タイプと各式に対応する sort-key 式のデータ・タイプの間には互換性がなければなりません (SQLSTATE 42822)。
結果のデータ・タイプは DECFLOAT(34) です。 実際の結果は、0.0 より大きく、1.0 以下でなければなりません。
例
'A00' 部門の従業員の給与における新しい従業員の仮の給与 47000 の累積分布をホスト変数 CD に設定します。
SELECT CUME_DIST(47000) WITHIN GROUP (ORDER BY SALARY)
INTO :CD FROM EMPLOYEE WHERE WORKDEPT = 'A00'