Db2 pureScale 環境 の変換後のタスク

ご使用の環境を Db2 pureScaleに変換した後、いくつかの変換後タスクを実行して、 Db2 サーバーが最適なレベルで実行されるようにする必要があります。

プロシージャー

Db2 サーバーが最適レベルで機能できるようにするには、以下のようにします。

  1. Db2 pureScale 環境の変換前タスクの一環として diaglevel データベース・マネージャー構成パラメーターを 3 以上に設定した場合は、このパラメーターを変換前に設定した値にリセットしてください。

  2. Db2 pureScale 環境の新しい要件を満たすようにデータベース構成設定を調整します。
    Db2 pureScale 環境で新しい要件を満たすために実行する必要があるステップについては、 Db2 pureScale 環境の要件を満たすためのデータベース構成パラメーターの調整 を参照してください。
  3. 外部ルーチンのライブラリーの場所を変換前のままにしておきます。
    必要に応じて、 Db2 サーバー構成および診断情報のバックアップで実行したバックアップからこれらのライブラリーをリストアします。
  4. データベースとすべての必要なデータベース・サービスを開始します。
    詳しくは、 アップグレード後のデータベースのアクティブ化を参照してください。
  5. バージョン 9.7 でローカルまたはグローバルのファイル・イベント・モニターまたはパイプ・イベント・モニターを作成し、指定したディレクトリーまたは名前付きパイプが共有ファイル・システム上にない場合は、ディレクトリーまたは名前付きパイプが共有ファイル・システム上にあることを示すために、それらをドロップして再作成してください。
    そうしないと、これらのイベント・モニターはメンバーのフェイルオーバー時にエラーを返します。 詳しくは、 CREATE EVENT MONITOR ステートメントを参照してください。
  6. 新しい高可用性機能をグローバル・イベント・モニターおよびデフォルトの Db2DETAILDEADLOCK イベント・モニターで使用するには、それらのモニターをドロップして再作成します。
    詳しくは、 CREATE EVENT MONITOR ステートメントを参照してください。
  7. データベースのバックアップを行います。
  8. 以下の例に示すように、データベースに接続して小さな照会を発行することにより、環境変換が正常に行われたことを確認します。
       db2 connect to sample
    
         Database Connection Information
    
        Database server        = DB2/AIX64 10.1.0
        SQL authorization ID   = TESTDB2
        Local database alias   = SAMPLE
    
       db2 select * from syscat.dbauth