Db2 pureScale 環境 の変換前タスク

ご使用の環境を Db2 pureScale 環境に変換する前に、以下の制約事項を確認して、変換に影響を与える可能性のあるものを特定してください。 変換を正常に完了するためには、アップグレード前に問題に対処しておく必要があります。

プロシージャー

以下のタスクを実行して、 Db2 pureScale 環境 への環境の変換を準備します。

  1. データベースを Db2 pureScale 環境に変換する準備ができていることを確認します
    変換のためにデータベースの準備ができていることを検証することにより、実際の変換前に問題が明らかになります。 見つかった問題は、変換を始める前に解決しておく必要があります。 Db2 pureScale 環境用にデータベースの準備ができていることの検証を参照してください。
  2. IBM Spectrum Scale ファイル・システムをセットアップします。
    変換する前に、すべてのデータとログが Db2 クラスター・ファイル・システム 上にあることを確認する必要があります。 Db2 pureScale 環境用の IBM Spectrum Scale ファイル・システムのセットアップを参照してください。
  3. 表スペースを変換します。
    変換する前に、自動表スペースにしておく必要があります。 Db2 pureScale 環境での表スペースの変換を参照してください。
  4. データベースのバックアップを行います。
    必要に応じて、変換前の元のシステムに戻すことができます。 詳しくは、 Db2 pureScale 環境への変換時のデータベースのバックアップを参照してください。
  5. サーバー構成および診断情報をバックアップします。
    構成および診断情報のバックアップを取ることにより、変換後の構成と比較できる現在の構成の記録が得られます。 さらに、この情報を使って、変換前と同じ構成の新しいインスタンスやデータベースを作成することも可能です。 詳しくは、 DB2® サーバー構成および診断情報のバックアップを参照してください。
  6. 診断ログ・ファイルのエラー・キャプチャー・レベルが 2 以下に設定されている場合は、エラー・キャプチャー・レベルをレベル 3 以上に設定します。
    このリリースでは、diaglevel データベース・マネージャー構成パラメーターが 3 (デフォルト値) 以上に設定されると、重要な変換イベントはすべて診断ログに記録されます。

    詳しくは、 診断ログ・ファイルのエラー・キャプチャー・レベルの設定を参照してください。

  7. 変換前に Db2 サーバーをオフラインにします。