SAMPLE データベースを作成してから SQL コマンドを実行してサンプル・データを取り出すことで、インストール内容を検査することができます。
始める前に
- (フィーチャーの選択に含まれる) SAMPLE データベース・コンポーネントがシステムにインストール済みでなければなりません。これは標準インストールに含まれています。
- SYSADM 権限を持つユーザーが必要です。
プロシージャー
インストール内容を検査するには、以下のステップを実行します。
- SYSADM 権限を持つユーザーとしてシステムにログオンします。
- db2start コマンドを入力して、データベース・マネージャーを開始します。
- db2sampl コマンドを入力して、
SAMPLE
データベースを作成します。このコマンドの処理には、数分間かかることがあります。 完了メッセージはありません。コマンド・プロンプトが戻ると、プロセスは完了です。
SAMPLE
データベースが作成されると、
自動的にデータベース別名 SAMPLE
としてカタログされます。
-
SAMPLE
データベースに接続し、部門 20 のすべての従業員のリストを取得して、データベース接続をリセットします。 以下のコマンドをコマンド行プロセッサー (CLP) で入力します。 connect to sample
select * from staff where dept = 20
connect reset
出力は以下のようなものになるはずです。
ID NAME DEPT JOB YEARS SALARY COMM
---- --------- ------ ----- ------ -------- ---------
10 Sanders 20 Mgr 7 98357.50 -
20 Pernal 20 Sales 8 78171.25 612.45
80 James 20 Clerk - 43504.60 128.20
190 Sneider 20 Clerk 8 34252.75 126.50
4 record(s) selected.
次の作業
インストールを検査し終わったら、
SAMPLE
データベースを除去してディスク・スペースを解放することができます。 db2 drop database sample コマンドを入力して、 SAMPLE
データベースをドロップします。