既知の問題の検索方法

Db2® APAR、ホワイト・ペーパー、 IBM® Redbooks® 資料、技術情報、マニュアルなど、既知の問題について説明しているリソースが多数あります。 発生した問題の解決策がすでに存在するかどうかを素早く判別するには、これらの資料 (およびその他のリソース) を効率的に検索する必要があります。

検索する前に、問題の状況をはっきり把握しておく必要があります。

問題の状況をはっきり理解したら、既存の解決策が見つかる可能性を高くするために、検索キーワードのリストを作成する必要があります。 以下のヒントを参考にしてください。

  1. 複数のキーワードを検索で使用します。 より適切な検索語を使用すれば、より良い検索結果が得られます。
  2. まず結果を絞り込んで検索し、次に必要に応じて検索の幅を広げていきます。 例えば、戻された結果が少なすぎる場合には、重要度の低い検索語をいくつか消去して再び検索してみます。 あるいは、どのようなキーワードを使うべきかわからない場合には、最初に少数のキーワードを使って幅広く検索し、戻された結果を調べれば、追加すべきキーワードを選択できるでしょう。
  3. (複数の単語からなる) 特定の句を検索した方が効率的な場合もあります。 例えば、引用符を使って "administration notification file" (管理通知ファイル) と入力すれば、入力内容と同じ語句がこの順序で含まれるドキュメントだけが検出されます。 (これら 3 つの単語の任意の組み合わせが含まれるドキュメントがすべて検出されるわけではありません。)
  4. ワイルドカードを使用します。 特定の SQL エラーが発生した場合は、以下を検索してください。SQL5005<wildcard>"、ここで、<wildcard>検索するリソースに該当するワイルドカードです。 これにより、単に検索した場合よりも多くの結果が返される可能性があります。SQL5005「 または "SQL5005c ".
  5. 例えば、インスタンスが異常終了してトラップ・ファイルが生成された場合には、トラップまたはコア・ファイルのスタック・トレースバック内の最初のいくつかの関数をキーワードとして使って既知の問題を検索してください。 返された結果が多すぎる場合は、キーワードを追加してみてください。"trap", "abend「 または "crash".
  6. オペレーティング・システム固有の語句 (例えばシグナル番号やエラー番号の値) を見つけたい場合には、値そのものではなく、定数をキーワードとして検索してみてください。 例えば、エラー番号 27 ではなく「EFBIG」を検索します。

一般的には、以下のような検索語を使用すれば成功率が高くなります。

  • 実行したコマンドを記述する語句
  • 症状を記述する語句
  • 診断情報に含まれる語句