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シナリオ: 新規ストレージ・グループへの表スペースの移動
このシナリオは、表スペース 1 つのストレージ・グループから別のストレージ・グループに移動する方法を示します。
このシナリオでは、表スペースのデータがストレージ・グループのストレージ・パスのコンテナーにあることを前提としています。 ALTER TABLESPACE ステートメントを使用して、表スペース・データを新規ストレージ・グループに移動します。
表スペースを新規ストレージ・グループに移動すると、古いストレージ・グループのコンテナーにドロップ・ペンディングというマークが付きます。 ALTER TABLESPACE ステートメントをコミットした後、新規ストレージ・グループのストレージ・パスにコンテナーが割り振られ、古いストレージ・グループにある既存のコンテナーにドロップ・ペンディングというマークが付けられ、暗黙 REBALANCE 操作が開始されます。この操作により、新規ストレージ・パスにコンテナーが割り振られ、既存のコンテナーから新規コンテナーにデータがリバランスされます。 作成するコンテナーの数とサイズは、ターゲット・ストレージ・グループのストレージ・パスの数、および新規ストレージ・パスの空き領域の量によって異なります。 古いコンテナーは、すべてのデータが移動された後、ドロップされます。
以下の図は、あるストレージ・グループから別のストレージ・グループへの表スペースの移動の例です。次のようになります。
- 新規コンテナーがターゲット・ストレージ・グループのストレージ・パスに割り振られます。
- 元のコンテナーすべてにドロップ・ペンディングのマークが付けられ、新規コンテナーからの新規割り振り要求が満たされます。
- リバース・リバランスが実行され、ドロップされるパスにあるコンテナーのデータが移動されます。
- コンテナーが物理的にドロップされます。
図 1. 新規ストレージ・グループへの表スペースの移動![新規ストレージ・グループへの表スペースの移動](00059515.gif)
![新規ストレージ・グループへの表スペースの移動](00059515.gif)
表スペースを別のストレージ・グループに移動するには、以下のようにします。
- sg_source、sg_target という 2 つのストレージ・グループを作成します。
CREATE STOGROUP sg_source ON '/path1', '/path2', '/path3' CREATE STOGROUP sg_target ON '/path4', '/path5', '/path6'
- データベースを作成した後、sg_source ストレージ・グループを最初に使用する自動ストレージ表スペースを作成します。
CREATE TABLESPACE TbSpc USING STOGROUP sg_source
- 自動ストレージ表スペースを sg_target ストレージ・グループに移動します。
ALTER TABLESPACE TbSpc USING sg_target