DB2 Version 10.1 for Linux, UNIX, and Windows

DESCRIBE コマンド (ADMIN_CMD プロシージャーを使用)

DESCRIBE コマンドは、表またはビューの列、索引、およびデータ・パーティションに関するメタデータを表示します。 このコマンドは、SELECT、CALL、または XQuery ステートメントの出力に関するメタデータも表示できます。

DESCRIBE コマンドを使用して、以下の項目のいずれかに関する情報を表示します。
  • SELECT、CALL、または XQuery ステートメントの出力
  • 表またはビューの列
  • 表またはビューの索引
  • 表またはビューのデータ・パーティション

許可

必要な許可は、DESCRIBE コマンドを使用して表示する情報のタイプによって異なります。
  • SYSTOOLSTMPSPACE 表スペースが存在する場合、以下の表に示されている権限の 1 つが必要になります。
    情報を表示するオブジェクト 必要な特権または権限
    SELECT ステートメントまたは XQuery ステートメントの出力 SELECT ステートメント内で参照されている表またはビューごとに、以下のいずれかの特権または権限:
    • SELECT 特権
    • DATAACCESS 権限
    • DBADM 権限
    • SQLADM 権限
    • EXPLAIN 権限
    CALL ステートメントの出力 以下の特権または権限のいずれか。
    • DATAACCESS 権限
    • ストアード・プロシージャーでの EXECUTE 特権
    表またはビューの列 SYSCAT.COLUMNS システム・カタログ表に対して、以下のいずれかの特権または権限:
    • SELECT 特権
    • ACCESSCTRL 権限
    • DATAACCESS 権限
    • DBADM 権限
    • SECADM 権限
    • SQLADM 権限

    SHOW DETAIL パラメーターを使用する場合、SYSCAT.DATAPARTITIONEXPRESSION システム・カタログ表に対しても、これらの特権または権限のいずれかが必要になります。

    PUBLIC には宣言済み一時表に対するすべての特権が付与されているので、 このコマンドを使用して、接続内に存在するすべての宣言済み一時表に関する情報を表示できます。

    表またはビューの索引 SYSCAT.INDEXES システム・カタログ表に対して、以下のいずれかの特権または権限:
    • SELECT 特権
    • ACCESSCTRL 権限
    • DATAACCESS 権限
    • DBADM 権限
    • SECADM 権限
    • SQLADM 権限

    SHOW DETAIL パラメーターを使用する場合、GET_INDEX_COLNAMES() UDF に対する EXECUTE 特権も必要です。

    PUBLIC には宣言済み一時表に対するすべての特権が付与されているので、 このコマンドを使用して、接続内に存在するすべての宣言済み一時表に関する情報を表示できます。

    表またはビューのデータ・パーティション SYSCAT.DATAPARTITIONS システム・カタログ表に対して、以下のいずれかの特権または権限:
    • SELECT 特権
    • ACCESSCTRL 権限
    • DATAACCESS 権限
    • DBADM 権限
    • SECADM 権限
    • SQLADM 権限

    PUBLIC には宣言済み一時表に対するすべての特権が付与されているので、 このコマンドを使用して、接続内に存在するすべての宣言済み一時表に関する情報を表示できます。

  • SYSTOOLSTMPSPACE 表スペースが存在しない場合は、上にリストされた権限のいずれかに加えて SYSADM または SYSCTRL 権限も必要になります。

必要な接続

データベース

コマンド構文

構文図を読む構文図をスキップする
>>-DESCRIBE----------------------------------------------------->

     .-OUTPUT-.                                                                  
>--+-+--------+--+-select-statement---------+--------------------------------+-><
   |             +-call-statement-----------+                                |   
   |             '-XQUERY--XQuery-statement-'                                |   
   '-+-TABLE----------------------------------+--table-name--+-------------+-'   
     +-+-----------------+--INDEXES FOR TABLE-+              '-SHOW DETAIL-'     
     | +-RELATIONAL DATA-+                    |                                  
     | +-XML DATA--------+                    |                                  
     | '-TEXT SEARCH-----'                    |                                  
     '-DATA PARTITIONS FOR TABLE--------------'                                  

コマンド・パラメーター

OUTPUT
ステートメントの出力を記述するよう指示します。 このキーワードはオプションです。
select-statement | call-statement | XQUERY XQuery-statement
情報が必要なステートメントを識別します。 ステートメントは CLP によって自動的に準備されます。 XQuery ステートメントであることを示すには、ステートメントの先頭にキーワード XQUERY を入れます。 DESCRIBE OUTPUT ステートメントで暗黙的な隠し列についての情報が戻されるのは、記述対象の照会の最終的な結果表の SELECT リスト内にその列が明示的に指定されている場合のみです。
TABLE table-name
記述する表またはビューを指定します。 schema.table-name 形式の完全修飾名を使用しなければなりません。実際の表の代わりに表の別名を使用することはできません。 暗黙的に非表示になっている列に関する情報が戻されますが、どの列が暗黙的に非表示にされているかを示すには SHOW DETAIL を使用する必要があります。
DESCRIBE TABLE コマンドは、各列に関する以下の情報をリストします。
  • 列名
  • タイプ・スキーマ
  • タイプ名
  • 長さ
  • スケール
  • NULL 値 (yes/no)
INDEXES FOR TABLE table-name
索引を記述する必要がある表またはビューを指定します。 schema.table-name という形式の完全修飾名を使用するか、table-name のみを指定してデフォルトのスキーマが自動的に使用されるようにできます。実際の表の代わりに表の別名を使用することはできません。
DESCRIBE INDEXES FOR TABLE コマンドは、 その表またはビューの各索引に関する以下の情報をリストします。
  • 索引スキーマ
  • 索引名
  • ユニーク規則
  • 列の数
  • 索引タイプ
DESCRIBE INDEXES FOR TABLE コマンドが SHOW DETAIL オプションを指定して使用される場合、索引名が 18 バイトより長いと、索引名は切り捨てられます。 索引タイプ・オプションが指定されていない場合、すべての索引タイプ (リレーショナル・データ索引、XML データに対する索引、および Text Search 索引) の情報がリストされます。 出力には以下の追加情報が含まれます。
  • リレーショナル・データ索引の索引 ID、XML パス索引、XML 領域索引、または XML データに対する索引
  • XML データに対する索引のデータ・タイプ
  • XML データに対する索引のハッシュ
  • XML データに対する索引の最大 VARCHAR 長
  • XML データに対する索引に指定された XML パターン
  • テキスト検索索引のコード・ページ
  • テキスト検索索引の言語
  • テキスト検索索引に指定された形式
  • テキスト検索索引の更新最小数
  • テキスト検索索引の更新頻度
  • テキスト検索索引のコレクション・ディレクトリー
  • 列名
  • BUSINESS_TIME WITHOUT OVERLAPS 節の指定の有無

特定の索引タイプについてだけの情報をリストする索引タイプを指定します。 複数の索引タイプの指定はサポートされていません。

RELATIONAL DATA
RELATIONAL DATA 索引タイプ・オプションが SHOW DETAIL オプションなしで指定されている場合は、以下の情報だけがリストされます。
  • 索引スキーマ
  • 索引名
  • ユニーク規則
  • 列の数

SHOW DETAIL を指定した場合、列名情報もリストされます。

XML DATA
XML DATA 索引タイプ・オプションが SHOW DETAIL オプションなしで指定されている場合は、以下の情報だけがリストされます。
  • 索引スキーマ
  • 索引名
  • ユニーク規則
  • 列の数
  • 索引タイプ

SHOW DETAIL を指定した場合、以下の XML データに対する索引の情報もリストされます。

  • 索引 ID
  • データ・タイプ
  • ハッシュ
  • 最大 varchar 長
  • XML パターン
  • 列名
TEXT SEARCH
TEXT SEARCH 索引タイプ・オプションが SHOW DETAIL オプションなしで指定されている場合は、以下の情報だけがリストされます。
  • 索引スキーマ
  • 索引名

SHOW DETAIL を指定した場合、以下のテキスト検索索引情報もリストされます。

  • 列名
  • コード・ページ
  • 言語
  • フォーマット
  • 更新最小数
  • 更新頻度
  • コレクション・ディレクトリー

TEXT SEARCH オプションが指定され、テキスト検索オプションがインストールされていないか正しく構成されていない場合、エラー (SQLSTATE 42724) が戻されます。

列にリストされる情報については、DB2® Text Search の情報を参照してください。

DATA PARTITIONS FOR TABLE table-name
データ・パーティションを記述する必要がある表またはビューを指定します。 表に含まれるデータ・パーティションごとに表示される情報には、パーティション ID とパーティション・インターバルが含まれます。 結果は、パーティション ID の順になっています。 schema.table-name 形式の完全修飾名を使用しなければなりません。 実際の表の代わりに表の別名を使用することはできません。 schema はユーザー名で、その下に表またはビューが作成されます。
DESCRIBE DATA PARTITIONS FOR TABLE コマンドの場合、出力に以下の追加情報を内容とする 2 番目の表を含めることを指定します。
  • データ・パーティション順序 ID
  • SQL でのデータ・パーティション式
SHOW DETAIL
DESCRIBE TABLE コマンドの場合、表のデータ・パーティション式 (表がデータ・パーティション表でなければ 0 行が戻されるかもしれない) を含む 2 番目の結果セットと共に、以下の追加情報を出力に含めることを指定します。
  • CHARACTER、VARCHAR または LONG VARCHAR 列のいずれかが FOR BIT DATA として定義されたかどうか
  • 列番号
  • 分散キー・シーケンス
  • コード・ページ
  • 非表示属性
  • デフォルト
  • 表パーティションのタイプ (範囲によってパーティション化されている表の場合、元の出力の後にこの出力が表示される)
  • パーティション・キー列 (範囲によってパーティション化されている表の場合、元の出力の後にこの出力が表示される)
  • 索引に使用される表スペースの ID
  • 表に定義された期間 (テンポラル表の場合、元の出力の後にこの出力が表示される)
  • 表でバージョン管理が有効かどうか (テンポラル表の場合、元の出力の後にこの出力が表示される)

SELECT ステートメントの出力の記述
次に示すのは、SELECT ステートメントを記述する方法の一例です。
CALL SYSPROC.ADMIN_CMD('describe select * from emp_photo')
以下はこの SELECT ステートメントの出力例です。
Result set 1
--------------

SQLTYPE_ID SQLTYPE      SQLLENGTH SQLSCALE SQLNAME_DATA    ...
---------- ---------..- --------- -------- ------------..- ...
       452 CHARACTER            6        0 EMPNO           ...
       448 VARCHAR             10        0 PHOTO_FORMAT    ...
       405 BLOB            102400        0 PICTURE         ...

  3 record(s) selected.

  Return Status = 0
この SELECT ステートメントの出力 (続き)。
... SQLNAME_LENGTH SQLDATATYPENAME_DATA    SQLDATATYPENAME_LENGTH    
... -------------- ---------------------..- -----------------------  
...              5 SYSIBM  .CHARACTER                            18  
...             12 SYSIBM  .VARCHAR                              16  
...              7 SYSIBM  .BLOB                                 13  
表の記述
非パーティション表の記述。
CALL SYSPROC.ADMIN_CMD('describe table org show detail')
以下はこの CALL ステートメントの出力例です。
Result set 1
--------------
COLNAME     TYPESCHEMA     TYPENAME     FOR_BINARY_DATA     ...
-------...- ----------...- --------...- ---------------...- ...
DEPTNUMB    SYSIBM         SMALLINT     N                   ...
DEPTNAME    SYSIBM         VARCHAR      N                   ...
MANAGER     SYSIBM         SMALLINT     N                   ...
DIVISION    SYSIBM         VARCHAR      N                   ...
LOCATION    SYSIBM         VARCHAR      N                   ...

  5 record(s) selected.
この CALL ステートメントの出力 (続き)。
... LENGTH SCALE NULLABLE COLNO PARTKEYSEQ CODEPAGE DEFAULT
... ------ ----- -------- ----- ---------- -------- -------
...      2     0 N            0          1        0 -      
...     14     0 Y            1          0     1208 -      
...      2     0 Y            2          0        0 -      
...     10     0 Y            3          0     1208 -      
...     13     0 Y            4          0     1208 -      
この CALL ステートメントの出力 (続き)。
Result set 2                                      
--------------                                    
DATA_PARTITION_KEY_SEQ DATA_PARTITION_EXPRESSION  
---------------------- -------------------------- 

  0 record(s) selected.

Return Status = 0
パーティション表の記述。
CALL SYSPROC.ADMIN_CMD('describe table part_table1 show detail')
以下はこの CALL ステートメントの出力例です。
Result set 1                                           
--------------                                         
COLNAME     TYPESCHEMA     TYPENAME FOR_BINARY_DATA ...
-------...- ----------...- -------- --------------- ...
COL1        SYSIBM         INTEGER  N               ...

  1 record(s) selected.
この CALL ステートメントの出力 (続き)。
... LENGTH SCALE NULLABLE COLNO PARTKEYSEQ CODEPAGE DEFAULT 
... ------ ----- -------- ----- ---------- -------- ------- 
...      4     0 N            0          1        0       -    
この CALL ステートメントの出力 (続き)。
Result set 2                                      
--------------                                    
DATA_PARTITION_KEY_SEQ DATA_PARTITION_EXPRESSION  
---------------------- -------------------------- 
                     1 COL1                       

  1 record(s) selected
表索引の記述
次に示すのは、表索引を記述する方法の一例です。 この呼び出しは表 USER1.DEPARTMENT を記述して、2 つのリレーショナル・データ索引、6 つの XML データ索引、2 つのテキスト検索索引、およびシステム索引をリストします。
 CALL SYSPROC.ADMIN_CMD('describe indexes for table user1.department')
以下はこの CALL ステートメントの出力例です。
Result set 1
--------------

INDSCHEMA      INDNAME                UNIQUE_RULE        
----------...  ------------------...  -------------------
SYSIBM         SQL070531145253450     DUPLICATES_ALLOWED
SYSIBM         SQL070531145253620     UNIQUE_ENTRIES_ONLY
USER1          RELIDX1                DUPLICATES_ALLOWED
USER1          RELIDX2                DUPLICATES_ALLOWED
SYSIBM         SQL070531145253650     PRIMARY_INDEX
USER1          XMLIDX1                DUPLICATES_ALLOWED
SYSIBM         SQL070531154625650     DUPLICATES_ALLOWED
USER1          XMLIDX2                DUPLICATES_ALLOWED
SYSIBM         SQL070531154626000     DUPLICATES_ALLOWED
USER1          XMLIDX3                DUPLICATES_ALLOWED
SYSIBM         SQL070531154626090     DUPLICATES_ALLOWED
USER1          XMLIDX4                DUPLICATES_ALLOWED
SYSIBM         SQL070531154626190     DUPLICATES_ALLOWED
USER1          XMLIDX5                DUPLICATES_ALLOWED
SYSIBM         SQL070531154626290     DUPLICATES_ALLOWED
USER1          XMLIDX6                DUPLICATES_ALLOWED
SYSIBM         SQL070531154626400     DUPLICATES_ALLOWED
USER1          TXTIDX1                -                 
USER1          TXTIDX2                -                 

  19 record(s) selected.

  Return Status = 0
この CALL ステートメントの出力 (続き)。
...   COLCOUNT    INDEXTYPE
...   ---------   --------------------------
...           -   XML_DATA_REGIONS
...           1   XML_DATA_PATH
...           1   RELATIONAL_DATA
...           2   RELATIONAL_DATA
...           1   RELATIONAL_DATA
...           1   XML_DATA_VALUES_LOGICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_PHYSICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_LOGICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_PHYSICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_LOGICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_PHYSICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_LOGICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_PHYSICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_LOGICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_PHYSICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_LOGICAL
...           1   XML_DATA_VALUES_PHYSICAL
...           1   TEXT_SEARCH
...           1   TEXT_SEARCH
データ・パーティションの記述
次に示すのは、データ・パーティションを記述する方法の一例です。
CALL SYSPROC.ADMIN_CMD('describe data partitions for table part_table2')
以下はこの CALL ステートメントの出力例です。
Result set 1                                         
--------------                                       
                                                     
DATA_PARTITION_ID LOW_KEY_INCLUSIVE LOW_KEY_VALUE ...
----------------- ----------------- ------------- ...
                0 Y                 1             ...
                1 Y                 10            ...
                2 Y                 20            ...
                                                     
  3 record(s) selected.                              
この CALL ステートメントの出力 (続き)。
... HIGH_KEY_INCLUSIVE HIGH_KEY_VALUE 
... ------------------ -------------- 
... N                  10             
... N                  20             
... N                  40             
次に示すのは、SHOW DETAIL 節を指定してデータ・パーティションを記述する方法の一例です。
CALL SYSPROC.ADMIN_CMD('describe data partitions 
    for table part_table2 show detail')
以下はこの CALL ステートメントの出力例です。
Result set 1                                         
--------------                                       
                                                     
DATA_PARTITION_ID LOW_KEY_INCLUSIVE LOW_KEY_VALUE ...
----------------- ----------------- ------------- ...
                0 Y                 1             ...
                1 Y                 10            ...
                2 Y                 20            ...
                                                     
  3 record(s) selected.                              
                                                     
Return Status = 0                                    
この CALL ステートメントの出力 (続き)。
... HIGH_KEY_INCLUSIVE HIGH_KEY_VALUE
... ------------------ --------------
... N                  10            
... N                  20            
... N                  40            
この CALL ステートメントの出力 (続き)。
Result set 2                                    
--------------                                  
                                                
DATA_PARTITION_ID DATA_PARTITION_NAME TBSPID ...
----------------- ------------------- ------ ...
                0 PART0                    3 ...
                1 PART1                    3 ...
                2 PART2                    3 ...
                                                
  3 record(s) selected.                         
                                                
Return Status = 0                               
この CALL ステートメントの出力 (続き)。
... PARTITION_OBJECT_ID LONG_TBSPID ACCESSMODE  STATUS
... ------------------- ----------- ----------- ------
...                  15           3 FULL_ACCESS       
...                  16           3 FULL_ACCESS       
...                  17           3 FULL_ACCESS       

使用上の注意

DESCRIBE コマンドが一時表を作成しようとして失敗した場合、SYSTOOLSTMPSPACE の作成が試みられ、その後、再び一時表の作成が、今回は SYSTOOLSTMPSPACE の中で試みられます。 SYSCTRL または SYSADM 権限は、SYSTOOLSTMPSPACE 表スペースを作成するために必要です。

結果セット情報

コマンドの実行状況は、CALL ステートメントからの結果である SQLCA で戻されます。 実行が成功したなら、以下の結果セットによりコマンドから追加情報が戻されます。
  • 表 1: DESCRIBE select-statementDESCRIBE call-statement、および DESCRIBE XQUERY XQuery-statement の各コマンド
  • 表 2: DESCRIBE TABLE コマンドの結果セット 1
  • 表 3: DESCRIBE TABLE コマンドの結果セット 2
  • 表 4: DESCRIBE INDEXES FOR TABLE コマンド
  • 表 5: DESCRIBE DATA PARTITIONS FOR TABLE コマンドの結果セット 1
  • 表 6: DESCRIBE DATA PARTITIONS FOR TABLE コマンドの結果セット 2
表 1. DESCRIBE select-statement、DESCRIBE call-statement、および DESCRIBE XQUERY XQuery-statement の各コマンドによって戻される結果セット
列名 データ・タイプ LOB のみ1 説明
SQLTYPE_ID SMALLINT いいえ 列のデータ・タイプ。 SQL 記述子域 (SQLDA) の SQLTYPE フィールドに示されているのと同じ。
SQLTYPE VARCHAR (257) いいえ SQLTYPE_ID 値に対応するデータ・タイプ。
SQLLEN INTEGER いいえ 列の長さ属性。 SQLDA の SQLLEN フィールドに示されているのと同じ。
SQLSCALE SMALLINT いいえ 10 進 (DECIMAL) 値の場合は小数部分の桁数。それ以外のデータ・タイプの場合は 0。
SQLNAME_DATA VARCHAR (128) いいえ 列の名前。
SQLNAME_LENGTH SMALLINT いいえ 列名の長さ。
SQLDATA_TYPESCHEMA VARCHAR (128) はい データ・タイプ・スキーマ名。
SQLDATA_TYPENAME VARCHAR (128) はい データ・タイプ名。
注: 1: Yes の場合、記述する LOB データがある場合にのみヌル以外の値が戻されることを示します。
表 2. DESCRIBE TABLE コマンドによって戻される結果セット 1
列名 データ・タイプ 詳細2 説明
COLNAME VARCHAR (128) いいえ 列名。
TYPESCHEMA VARCHAR (128) いいえ 列名が特殊ならスキーマ名が戻され、そうでない場合は 'SYSIBM' が戻されます。
TYPENAME VARCHAR (128) いいえ 列タイプの名前。
FOR_BINARY_DATA CHAR (1) はい 列が CHAR、VARCHAR、または LONG VARCHAR のいずれかのタイプであり、かつ FOR BIT DATA として定義されているなら 'Y' が戻され、そうでない場合は 'N' が戻されます。
LENGTH INTEGER いいえ データの最大長。 DECIMAL (10 進) データの場合、これは精度を示します。 特殊タイプの場合、0 が戻されます。
SCALE SMALLINT いいえ DECIMAL (10 進) データの場合、これはスケールを示します。 それ以外のすべてタイプの場合、0 が戻されます。
NULLABLE CHAR (1) いいえ 以下のいずれか
  • 列が NULL 可能の場合、'Y'
  • 列が NULL 可能でない場合、'N'
COLNO SMALLINT はい 列の順序。
PARTKEYSEQ SMALLINT はい 表のパーティション・キーの中での列の順序。 列がパーティション・キーの一部でない場合は NULL または 0 が戻され、副表および階層表の場合は NULL。
CODEPAGE SMALLINT はい 列のコード・ページ。以下のうちいずれか。
  • FOR BIT DATA として定義されていない列の場合、データベース・コード・ページの値。
  • グラフィック列の場合、DBCS コード・ページの値。
  • それ以外の場合は 0。
DEFAULT VARCHAR (254) はい 列のデータ・タイプに適した定数、特殊レジスター、または cast 関数で表された表の列のデフォルト値。 NULL の場合もあります。
注: 2: Yes の場合、SHOW DETAIL 節が使用された場合にのみヌル以外の値が戻されることを示します。
表 3. SHOW DETAIL 節が使用された場合に DESCRIBE TABLE コマンドによって戻される結果セット 2
列名 データ・タイプ 説明
DATA_PARTITION_KEY_SEQ INTEGER データ・パーティション・キー番号。 例えば、最初のデータ・パーティション式の場合は 1、2 番目のデータ・パーティション式の場合は 2。
DATA_PARTITION_EXPRESSION CLOB (32K) SQL 構文によるこのデータ・パーティション・キーの式
表 4. DESCRIBE INDEXES FOR TABLE コマンドによって戻される結果セット
列名 データ・タイプ 詳細3 索引タイプ・オプション4、5 説明
INDSCHEMA VARCHAR (128) いいえ

RELATIONAL DATA
XML DATA
TEXT SEARCH

索引スキーマ名。
INDNAME VARCHAR (128) いいえ

RELATIONAL DATA
XML DATA
TEXT SEARCH

索引名。
UNIQUE_RULE VARCHAR (30) いいえ

RELATIONAL DATA
XML DATA

以下の値のいずれか。
  • DUPLICATES_ALLOWED
  • PRIMARY_INDEX
  • UNIQUE_ENTRIES_ONLY
INDEX_PARTITIONING CHAR(1) いいえ N/A 索引のパーティション特性を示します。 可能な値は以下のとおりです。
  • N = 非パーティション索引
  • P = パーティション索引
  • ブランク = 索引はパーティション表にはない
COLCOUNT SMALLINT いいえ

RELATIONAL DATA
XML DATA

キー内の列数と組み込み列 (存在する場合) の数の合計。
INDEX_TYPE VARCHAR (30) いいえ

RELATIONAL DATA
XML DATA
TEXT SEARCH

索引のタイプ:
  • RELATIONAL_DATA
  • TEXT_SEARCH
  • XML_DATA_REGIONS
  • XML_DATA_PATH
  • XML_DATA_VALUES_LOGICAL
  • XML_DATA_VALUES_PHYSICAL
INDEX_ID SMALLINT はい

RELATIONAL DATA
XML DATA

リレーショナル・データ索引の索引 ID、XML パス索引、XML 領域索引、または XML データに対する索引
DATA_TYPE VARCHAR (128) はい XML DATA XML データに対する索引に指定された SQL データ・タイプ。 以下の値のいずれか。
  • VARCHAR
  • DOUBLE
  • DATE
  • TIMESTAMP
HASHED CHAR (1) はい XML DATA XML データに対する索引の値がハッシュされるかどうかを示します。
  • 値がハッシュされる場合、'Y'。
  • 値がハッシュされない場合、'N'。
LENGTH SMALLINT はい XML DATA XML データに対する索引の場合、VARCHAR (integer) の長さ。その他の場合 0。
PATTERN CLOB (2M) はい XML DATA XML データに対する索引に指定された XML パターン式。
CODEPAGE INTEGER はい TEXT SEARCH テキスト検索索引に指定された文書コード・ページ
LANGUAGE VARCHAR (5) はい TEXT SEARCH テキスト検索索引に指定された文書言語
FORMAT VARCHAR (30) はい TEXT SEARCH テキスト検索索引に指定された文書フォーマット
UPDATEMINIMUM INTEGER はい TEXT SEARCH インクリメンタル更新が実行される前のテキスト検索ログ表内の項目の最小数
UPDATEFREQUENCY VARCHAR (300) はい TEXT SEARCH テキスト索引に更新を適用するために指定されるトリガー基準
COLLECTIONDIRECTORY VARCHAR (512) はい TEXT SEARCH テキスト検索索引ファイルに指定されたディレクトリー
COLNAMES VARCHAR (2048) はい

RELATIONAL DATA
XML DATA
TEXT SEARCH

列名のリスト。 それぞれの前に + が付いている場合は昇順、- が付いている場合は降順。
注: 3: Yes の場合、SHOW DETAIL 節が索引タイプ・オプションの指定なしで使用された場合にのみ、値が戻されることを示します。 値は NULL にすることもできます。
注: 4: DESCRIBE index-type INDEXES FOR TABLE を使用した場合に戻される値を示します。 例えば、INDEX_ID 値は、TEXT SEARCHindex-type として指定された場合は戻されません。 INDEX_ID 値は、RELATIONAL DATA または XML DATA のいずれかが指定される場合に戻されます。
注: 5: DESCRIBE index-type INDEXES FOR TABLE SHOW DETAIL を使用する場合、値は索引タイプがリストされるときにのみ戻されます。 例えば、DATA_TYPE 値は、XML DATAindex-type として指定された場合に戻されます。 DATA_TYPE 値は、TEXT SEARCH または RELATIONAL DATA のいずれかが index-type として指定された場合には戻されません。
表 5. DESCRIBE DATA PARTITIONS FOR TABLE コマンドによって戻される結果セット 1
列名 データ・タイプ 詳細2 説明
DATA_PARTITION_ID INTEGER いいえ データ・パーティション ID。
LOW_KEY_INCLUSIVE CHAR (1) いいえ キー値の下限を含む場合は 'Y'、そうでない場合は 'N'。
LOW_KEY_VALUE VARCHAR (512) いいえ このデータ・パーティションのキー値の下限。
HIGH_KEY_INCLUSIVE CHAR (1) いいえ キー値の上限を含む場合は 'Y'、そうでない場合は 'N'。
HIGH_KEY_VALUE VARCHAR (512) いいえ このデータ・パーティションのキー値の上限。
注: 2: Yes の場合、SHOW DETAIL 節が使用された場合にのみヌル以外の値が戻されることを示します。
表 6. SHOW DETAIL 節が使用されている場合に DESCRIBE DATA PARTITIONS FOR TABLE コマンドによって戻される結果セット 2
列名 データ・タイプ 説明
DATA_PARTITION_ID INTEGER データ・パーティション ID。
DATA_PARTITION_NAME VARCHAR (128) データ・パーティション名。
TBSPID INTEGER このデータ・パーティションが格納されている表スペースの ID。
PARTITION_OBJECT_ID INTEGER このデータ・パーティションが格納されている DMS オブジェクトの ID。
LONG_TBSPID INTEGER LONG データが格納されている表スペースの ID。
INDEX_TBSPID INTEGER 索引データが格納されている表スペースの ID。
ACCESSMODE VARCHAR (20) データ・パーティションのアクセシビリティーを定義。以下のいずれかが必要です。
  • FULL_ACCESS
  • NO_ACCESS
  • NO_DATA_MOVEMENT
  • READ_ONLY
STATUS VARCHAR(64) データ・パーティションの状況。以下のいずれかが必要です。
  • NEWLY_ATTACHED
  • NEWLY_DETACHED: MQT メンテナンスが必要。
  • INDEX_CLEANUP_PENDING: 索引クリーンアップのためにのみ SYSDATAPARTITIONS 内のタプルが維持されている、デタッチされたデータ・パーティション。 このタプルは、デタッチされたデータ・パーティションを参照する索引レコードがすべて削除された時点で除去されます。
それ以外の場合、この列はブランクです。