DB2 Version 10.1 for Linux, UNIX, and Windows
表の設計概念
表を設計するときは、関連するいくつかの関連概念を十分理解している必要があります。
データ・タイプと表列
表を作成するときには、各列に格納するデータのタイプを指定する必要があります。管理するデータの種類を慎重に検討することで、照会のパフォーマンスを最適化し、物理ストレージ要件を最小限に抑え、さまざまな種類のデータ操作 (例えば、数値データの算術演算、日付または時刻値の比較) を行うための特殊機能を利用できるように、表をセットアップできます。
生成列
生成列は表に定義されます。 生成列に格納される値は、式を使って計算された値です。 挿入操作や更新操作で指定された値ではありません。
隠し列
表列が暗黙的な隠し属性によって定義されると、明示的に参照されなければ、その列は使用できません。 例えば、表に対して SELECT * 照会を実行する場合、隠し列は結果表に返されません。 暗黙的な隠し列は、列名を指定できる場所ならどこででも、明示的な方法で参照が可能です。
自動番号付けと ID 列
ID 列を使用すると、表に追加される個々の行に対し、固有の数値を DB2® が自動的に生成します。
制約、デフォルト、NULL 設定による列データの制約
多くの場合、データは特定の制約事項や規則に従う必要があります。 そのような制約事項は、情報の 1 つの断片 (例えば形式やシーケンス番号) に個別に適用される場合もあれば、情報の複数の断片に適用される場合もあります。
主キー、参照整合性、チェック、およびユニーク制約
制約とは、表の中で挿入、削除、または更新できる値を制限する規則です。
Unicode 表およびデータに関する考慮事項
Unicode 文字エンコード規格は、固定長の文字エンコード方式です。 これには、世界で実際に使われているほとんどすべての言語の文字が含まれています。
関連概念
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LBAC セキュリティー・ラベルを管理するための組み込み関数
ラベル・ベースのアクセス制御 (LBAC)概要