DB2 Version 10.1 for Linux, UNIX, and Windows

EXPORT コマンド

データベースから、いくつかある外部ファイル形式のいずれかにデータをエクスポートします。 ユーザーは、SQL SELECT ステートメントによって、 または型付き表の階層情報によってエクスポートするデータを指定します。

エクスポート・ユーティリティー用のファイル・タイプ修飾子へのクイック・リンク。

許可

以下のいずれかです。
  • DATAACCESS 権限
  • 関係するそれぞれの表またはビューに対する CONTROL または SELECT 特権

必要な接続

データベース。 暗黙接続が可能な場合には、デフォルト・データベースへの接続が確立されます。 Linux、UNIX、または Windows クライアントから Linux、UNIX、または Windows データベース・サーバーへのユーティリティー・アクセスは、DB2 Connect™ ゲートウェイまたはループバック環境を経由してではなく、エンジンを使用した直接接続でなければなりません。

コマンド構文

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>>-EXPORT TO--filename--OF--filetype---------------------------->

>--+-----------------------+--+-----------------------+--------->
   |          .-,--------. |  |          .-,--------. |   
   |          V          | |  |          V          | |   
   '-LOBS TO----lob-path-+-'  '-LOBFILE----filename-+-'   

>--+----------------------+--+-----------------------+---------->
   |         .-,--------. |  |          .-,--------. |   
   |         V          | |  |          V          | |   
   '-XML TO----xml-path-+-'  '-XMLFILE----filename-+-'   

>--+-------------------------------+--+---------------+--------->
   |              .--------------. |  '-XMLSAVESCHEMA-'   
   |              V              | |                      
   '-MODIFIED BY----filetype-mod-+-'                      

>--+---------------------------------+-------------------------->
   |              .-,-----------.    |   
   |              V             |    |   
   '-METHOD N--(----column-name-+--)-'   

>--+------------------------+----------------------------------->
   '-MESSAGES--message-file-'   

>--+-select-statement---------------------------------------+--><
   +-XQUERY--xquery-statement-------------------------------+   
   '-HIERARCHY--+-STARTING--sub-table-name-+--+-----------+-'   
                '-| traversal-order-list |-'  | .-------. |     
                                              | V       | |     
                                              '---WHERE-+-'     

traversal-order-list

      .-,--------------.      
      V                |      
|--(----sub-table-name-+--)-------------------------------------|

コマンド・パラメーター

HIERARCHY traversal-order-list
指定した走査順序を使用して副階層をエクスポートします。 すべての副表は、PRE-ORDER 方式でリストされていなければなりません。 最初の副表名が、SELECT ステートメントのターゲット表名として使用されます。
HIERARCHY STARTING sub-table-name
デフォルトの走査順序 (ASC、DEL、または WSF ファイルの OUTER 順序、 または PC/IXF データ・ファイルに保管されている順序) を使用して、 sub-table-name から始まる副階層をエクスポートします。
LOBFILE filename
LOB ファイルに 1 つ以上の基本ファイル名を指定します。 最初の名前の名前空間がいっぱいになると、2 番目の名前が使用され、 以下 3 番目、4 番目と続きます。 これによって、LOBSINFILE 動作が暗黙的にアクティブ化されます。

エクスポート操作中に LOB ファイルを作成するときに、まずこのリストから現行パス (lob-path で指定されたパス) に現行のベース名を追加してから、最初に 3 桁のシーケンス番号、次に 3 文字の ID lob を追加して、ファイル名が構成されます。 例えば、現行 LOB パスがディレクトリー /u/foo/lob/path/ で、 現行 LOB ファイル名が bar の場合、 LOB ファイルは、 /u/foo/lob/path/bar.001.lob/u/foo/lob/path/bar.002.lob (以下 003、004 と続く) などのように作成されます。 LOB ファイル名の 3 桁のシーケンス番号で 999 が使用されてしまうとこの番号は 4 桁に増え、また、9999 が使用されてしまうと 4 桁が 5 桁に増えます。以下同様にシーケンス番号の桁数が増えていきます。

LOBS TO lob-path
LOB ファイルが保管される、ディレクトリーへの 1 つ以上のパスを指定します。 LOB パスごとに少なくとも 1 つのファイルが存在し、 各ファイルには少なくとも 1 つの LOB が入ります。 指定できるパスの最大数は 999 です。 これによって、LOBSINFILE 動作が暗黙的にアクティブ化されます。
MESSAGES message-file
エクスポート操作中に生じ得る警告およびエラー・メッセージの宛先を指定します。 宛先ファイルが既に存在している場合、エクスポート・ユーティリティーは情報を追加します。 message-file を省略すると、メッセージは標準出力に書き込まれます。
METHOD N column-name
出力ファイルで使用される 1 つ以上の列名を指定します。 このパラメーターが指定されない場合、表の列名が使用されます。 このパラメーターは WSF および IXF ファイルでのみ有効ですが、 階層データをエクスポートするときは無効です。
MODIFIED BY filetype-mod
ファイル・タイプ修飾子オプションを指定します。 エクスポート・ユーティリティー用のファイル・タイプ修飾子を参照してください。
OF filetype
次のような出力ファイルのデータ・フォーマットを指定します。
  • DEL (区切り文字付き ASCII フォーマット)。さまざまなデータベース・マネージャーやファイル・マネージャー・プログラムで使用します。
  • WSF (ワークシート・フォーマット)。以下のプログラムで使用します。
    • Lotus® 1-2-3®
    • Lotus Symphony®
    BIGINT または DECIMAL データをエクスポートする場合、 タイプ DOUBLE の範囲内の値のみが正確にエクスポートされます。 この範囲内にない値もエクスポートされますが、オペレーティング・システムによっては、 これらの値を再びインポートまたはロードすると、データに間違いが生じる場合があります。
    注: WSF ファイル・フォーマットのサポートは推奨されておらず、今後のリリースで除去される可能性があります。サポートが除去される前に、WSF ファイルの代わりに、サポートされているファイル・フォーマットの使用を開始することを推奨します。
  • IXF (統合交換フォーマット、PC バージョン) は、プロプラエタリー・バイナリー・フォーマットです。
select-statement
エクスポートされるデータを戻す SELECT または XQUERY ステートメントを指定します。 このステートメントによってエラーが発生する場合、メッセージ・ファイル (または標準出力) にメッセージが書き込まれます。 エラー・コードが SQL0012W、SQL0347W、SQL0360W、SQL0437W、 または SQL1824W である場合、エクスポート操作は続行します。 これ以外のエラー・コードの場合、操作は停止します。
TO filename
データのエクスポート先のファイルの名前を指定します。 このファイルへの完全パスが指定されていない場合、 エクスポート・ユーティリティーは現行のディレクトリーおよびデフォルトのドライブを宛先として使用します。

既に存在するファイルの名前を指定した場合、 エクスポート・ユーティリティーはファイルの内容を上書きします。 つまり情報は追加されません。

XMLFILE filename
XML ファイルのための 1 つ以上の基本ファイル名を指定します。 最初の名前の名前空間がいっぱいになると、2 番目の名前が使用され、 以下 3 番目、4 番目と続きます。

エクスポート操作中に XML ファイルを作成するときに、まずこのリストから現行パス (xml-path で指定されたパス) に現行のベース名を追加し、それに 3 桁のシーケンス番号を追加し、さらに 3 文字の ID xml を追加したファイル名が構成されます。 例えば、現行 XML パスがディレクトリー /u/foo/xml/path/ で、現行 XML ファイル名が bar の場合、XML ファイルは、/u/foo/xml/path/bar.001.xml/u/foo/xml/path/bar.002.xml などのように作成されます。

XML TO xml-path
XML ファイルが保管されるディレクトリーを指す 1 つ以上のパスを指定します。 XML パスごとに少なくとも 1 つのファイルが存在し、各ファイルには少なくとも 1 つの XQuery データ・モデル (XDM) インスタンスが含まれることになります。 複数のパスが指定された場合、XDM インスタンスはそれらのパスに均等に分散されます。
XMLSAVESCHEMA
すべての XML 列について XML スキーマ情報を保存することを指定します。 エクスポートされた各 XML 文書のうち、挿入時に XML スキーマに関する妥当性検査が実行されたものについては、そのスキーマの完全修飾 SQL ID が、対応する XML Data Specifier (XDS) 内に SCH 属性として格納されます。 エクスポートされた文書に対して XML スキーマに関する妥当性検査が実行されていない場合、またはそのスキーマ・オブジェクトがデータベースにもやは存在しない場合は、対応する XDS に SCH 属性は含められません。

SQL ID のスキーマと名前の各部分は、XML スキーマに対応する SYSCAT.XSROBJECTS カタログ表の行の "OBJECTSCHEMA" および "OBJECTNAME" の値として格納されます。

XMLSAVESCHEMA オプションには、整形式 XML 文書を生成しない XQuery シーケンスとの互換性がありません。

次に示すのは、SAMPLE データベースにある STAFF 表から、 ファイル myfile.ixf に情報をエクスポートする方法の一例です。 これは、IXF フォーマットで出力されます。 コマンドを発行する前に、SAMPLE データベースと接続していなければなりません。 データベース接続が DB2 Connect を介して確立されていない場合、索引定義 (もしあれば) は出力ファイルに保管されます。
db2 export to myfile.ixf of ixf messages msgs.txt select * from staff
次に示すのは、SAMPLE データベースの STAFF 表から部門 20 の従業員に関する情報を、 エクスポートする方法の一例です。 これは IXF フォーマットで出力され、awards.ixf ファイルに入ります。 コマンドを発行する前に、SAMPLE データベースと接続していなければなりません。 また、表の中の実際の列名は、'department' ではなく 'dept' であることにも注意してください。
db2 export to awards.ixf of ixf messages msgs.txt select * from staff
      where dept = 20
次の例は LOB を DEL ファイルにエクスポートする方法を示しています。
   db2 export to myfile.del of del lobs to mylobs/
      lobfile lobs1, lobs2 modified by lobsinfile
      select * from emp_photo
次の例は LOB を DEL ファイルにエクスポートする方法を示しています。 ここでは、最初のディレクトリーにファイルを入れることができない場合のために 2 番目のディレクトリーを指定しています。
   db2 export to myfile.del of del
      lobs to /db2exp1/, /db2exp2/ modified by lobsinfile
      select * from emp_photo
次の例はデータを DEL ファイルにエクスポートする方法を示しています。 ここでは、単一引用符をストリング区切り文字として使用し、セミコロンを列の区切り文字として使用し、コンマを小数点として使用します。 データを再びデータベースにインポートする場合、これと同じ規則を使用する必要があります。
   db2 export to myfile.del of del
      modified by chardel'' coldel; decpt,
      select * from staff

使用上の注意

エクスポート・ユーティリティー用のファイル・タイプ修飾子

表 1. エクスポート・ユーティリティーで有効なファイル・タイプ修飾子: すべてのファイル・フォーマット
修飾子 説明
lobsinfile lob-path には、LOB データの入ったファイルへのパスを指定します。

各パスには、データ・ファイル内で LOB ロケーション指定子 (LLS) によって示される 1 つ以上の LOB の入った、少なくとも 1 つのファイルが組み込まれます。 LLS は、LOB ファイル・パスに保管されるファイル内の LOB のロケーションのストリング表現です。 LLS の形式は、filename.ext.nnn.mmm/ です。 filename.ext は LOB を収めたファイルの名前、 nnn はファイル内の LOB のオフセット (バイト単位)、 mmm は LOB の長さ (バイト単位) を表します。 例えば、ストリング db2exp.001.123.456/ がデータ・ファイルに保管される場合、 LOB はファイル db2exp.001 のオフセット 123 に位置し、456 バイト長です。

EXPORT の使用時に lobsinfile 修飾子を指定した場合、LOB データは LOBS TO 節に指定されたロケーションに置かれます。 指定しない場合、 LOB データはデータ・ファイル・ディレクトリーに送られます。 LOBS TO 節は、LOB ファイルが保管されるディレクトリーへのパスを 1 つ以上指定します。 LOB パスごとに少なくとも 1 つのファイルが存在し、 各ファイルには少なくとも 1 つの LOB が入ります。 LOBS TO または LOBFILE オプションによって、LOBSINFILE 動作が暗黙的にアクティブ化されます。

NULL LOB を指定するには、サイズに -1 と入力します。 サイズを 0 と指定すると、長さが 0 の LOB として扱われます。 長さが -1 の NULL LOB の場合、オフセットとファイル名は無視されます。 例えば、NULL LOB の LLS は、db2exp.001.7.-1/ のようになります。

xmlinsepfiles 各 XQuery データ・モデル (XDM) インスタンスが別のファイルに書き込まれます。 デフォルトでは、同じファイルの中で複数の値が連結されます。
lobsinsepfiles 各 LOB 値が別のファイルに書き込まれます。 デフォルトでは、同じファイルの中で複数の値が連結されます。
xmlnodeclaration XDM インスタンスが XML 宣言タグなしで書き込まれます。デフォルトでは、XDM インスタンスのエクスポート時に、エンコード属性を指定した XML 宣言タグが先頭に組み込まれます。
xmlchar XDM インスタンスが文字コード・ページで書き込まれます。文字コード・ページは codepage ファイル・タイプ修飾子で指定されている値であるか、 または指定がない場合はアプリケーションのコード・ページであることに注意してください。 デフォルトでは、XDM インスタンスは、Unicode で書き込まれます。
xmlgraphic EXPORT コマンドで xmlgraphic 修飾子を指定すると、アプリケーション・コード・ページまたは codepage ファイル・タイプ修飾子にかかわりなく、エクスポート XML 文書は、UTF-16 コード・ページでエンコードされます。
表 2. エクスポート・ユーティリティーの有効なファイル・タイプ修飾子: DEL (区切り付き ASCII) ファイル形式
修飾子 説明
chardelx x は単一文字のストリング区切り文字です。 デフォルト値は、二重引用符 (") です。文字ストリングを囲む二重引用符の代わりに指定の文字を使用します。2 文字ストリング区切りとして二重引用符を明示的に指定する場合は、以下のように指定します。
   modified by chardel""
以下のように、文字ストリング区切りとして単一引用符 (') を指定することもできます。
   modified by chardel''
codepage=x x は、ASCII 文字ストリングです。この値は、出力データ・セットに含まれているデータのコード・ページとして解釈されます。エクスポート操作の実行中に、文字データは、アプリケーション・コード・ページからこのコード・ページに変換されます。

DBCS のみ (GRAPHIC)、混合 DBCS、および EUC の場合、 区切り文字の範囲は x00 から x3F に制限されます。

coldelx x は単一文字の列区切り文字です。 デフォルト値はコンマ (,) です。 列の終わりを示すコンマの代わりに指定の文字を使用します。2
以下の例では coldel; を指定しているので、エクスポート・ユーティリティーは、セミコロン文字 (;) をエクスポート・データの列区切りとして使用します。
   db2 "export to temp of del modified by coldel;
      select * from staff where dept = 20"
decplusblank 正符号文字。正の 10 進値の接頭部として、正符号 (+) ではなくブランク・スペースを使用します。 デフォルトのアクションでは、正の 10 進数の前に正符号 (+) が付けられます。
decptx x は、小数点文字としてピリオドの代わりに使用される単一文字です。 デフォルト値はピリオド (.) です。小数点文字として、ピリオドの代わりに指定の文字を使用します。2
nochardel 列データが文字区切りで囲まれなくなります。DB2 を使用してデータのインポートまたはロードを実行する場合は、このオプションを指定しないでください。これは、区切り文字を持たないベンダー・データ・ファイルをサポートするために用意されています。 不適切に使用すると、データが損失または破壊される場合があります。

このオプションを chardelx または nodoubledel と一緒に指定することはできません。 これらは、相互に排他的なオプションです。

nodoubledel 二重文字区切りの認識を抑止します。2
striplzeros エクスポートするすべての 10 進数列から先行ゼロを除去します。
以下の例について考慮します。
   db2 create table decimalTable ( c1 decimal( 31, 2 ) )
   db2 insert into decimalTable values ( 1.1 )
   
   db2 export to data of del select * from decimalTable
    
   db2 export to data of del modified by STRIPLZEROS 
      select * from decimalTable
最初のエクスポート操作では、エクスポート・ファイル・データの内容が +00000000000000000000000000001.10 になります。 2 番目の操作は、striplzeros 修飾子以外は最初の操作と同じですが、この場合は、エクスポート・ファイル・データの内容が +1.10 になります。
timestampformat="x" x は、ソース・ファイルのタイム・スタンプの形式です。4 有効なタイム・スタンプ・エレメントは、以下のとおりです。
  YYYY   - 年 (0000 から 9999 の範囲の 4 桁の数)
  M      - 月 (1 から 12 の範囲の 1 桁または 2 桁の数)
  MM     - 月 (01 から 12 の 2 桁の数。
              M および MMM とは相互に排他的)
  MMM    - 月 (大文字小文字を区別しない月名の 3 文字の省略形。
              M と MM とは相互に排他的)
  D      - 日 (1 から 31 の範囲の 1 桁または 2 桁の数)
  DD     - 日 (01 から 31 の範囲の 2 桁の数。D とは相互に排他的)
  DDD    - 元日から数えた日数 (001 から 366 の範囲の 3 桁の数。
              他の日または月のエレメントとは相互に排他的)
  H      - 時 (12 時間制の場合は 0 から 12、24 時間制では 0 から 24 の
              範囲の 1 桁または 2 桁の数。)
  HH     - 時 (12 時間制の場合は 00 から 12、24 時間制では 00 から 24 の
              範囲の 2 桁の数。
              H と相互に排他的)
  M      - 分 (0 から 59 の範囲の 1 桁または 2 桁の数)
  MM     - 分 (00 から 59 の範囲の 2 桁の数。
              M (分) とは相互に排他的)
  S      - 秒 (0 から 59 の範囲の 1 桁または 2 桁の数)
  SS     - 秒 (00 から 59 の範囲の 2 桁の数。
              S と相互に排他的)
  SSSSS  - 夜中の 12 時から数えた秒数
              (00000 から 86400 の範囲の 5 桁の数。
              他の時刻エレメントとは相互に排他的)
  U (1 から 12 時)
         - 小数秒 (U のオカレンス数は、各桁を 0 から 9 の範囲として、
             桁数を表します)
  TT     - 午前/午後の指定子 (AM または PM)
タイム・スタンプ・フォーマットの例を以下に示します。
   "YYYY/MM/DD HH:MM:SS.UUUUUU"

MMM エレメントは、以下の値を生成します。 「Jan」、「Feb」、「Mar」、「Apr」、「May」、「Jun」、「Jul」、 「Aug」、「Sep」、「Oct」、「Nov」、および「Dec」。 「Jan」は 1 月と等しく、「Dec」は 12 月と等しいです。

以下の例は、「schedule」という表から、ユーザー定義のタイム・スタンプ・フォーマットを示すデータをエクスポートする方法を示しています。
   db2 export to delfile2 of del
      modified by timestampformat="yyyy.mm.dd hh:mm tt"
      select * from schedule
表 3. エクスポート・ユーティリティーで有効なファイル・タイプ修飾子: IXF ファイル・フォーマット
修飾子 説明
codepage=x x は、ASCII 文字ストリングです。この値は、出力データ・セットに含まれているデータのコード・ページとして解釈されます。エクスポート操作中に、文字データをこのコード・ページからアプリケーション・コード・ページに変換します。

DBCS のみ (GRAPHIC)、混合 DBCS、および EUC の場合、 区切り文字の範囲は x00 から x3F に制限されます。

表 4. エクスポート・ユーティリティーの有効なファイル・タイプ修飾子: WSF ファイル形式 6
修飾子 説明
1 Lotus 1-2-3 リリース 1、または Lotus 1-2-3 リリース 1a との互換がある WSF ファイルを作成します。5この値がデフォルトです。
2 Lotus Symphony リリース 1.0 と互換性のある WSF ファイルを作成します。5
3 Lotus 1-2-3 バージョン 2、または Lotus Symphony リリース 1.1 との互換がある WSF ファイルを作成します。5
4 DBCS 文字が含まれている WSF ファイルを作成します。
注:
  1. サポートされていないファイル・タイプを MODIFIED BY オプションで使用しようとしても、 エクスポート・ユーティリティーは警告を出しません。 サポートされていないファイル・タイプを使おうとすると、 エクスポート操作は失敗し、エラー・コードが戻されます。
  2. データ移動のための区切り文字の制約事項に、区切り文字の指定変更として使用できる文字に適用される制限のリストが示されています。
  3. 通常、エクスポート・ユーティリティーは、以下のような形式で書き込みを行います。
    • 日付データ: YYYYMMDD の形式
    • 文字 (日付) データ: YYYY -MM -DD の形式
    • 時刻データ: HH.MM.SS の形式
    • タイム・スタンプ・データ: YYYY -MM -DD -HH.MM.SS.uuuuuu の形式
    エクスポート操作のために SELECT ステートメントで指定される日時列に組み込まれたデータも、 これらの形式になります。
  4. タイム・スタンプ・フォーマットの場合、 月の記述子と分の記述子のどちらも文字 M を使用するため、 区別があいまいにならないように注意する必要があります。 月のフィールドは、他の日付フィールドと隣接していなければなりません。 分フィールドは、他の時刻フィールドに隣接していなければなりません。 あいまいなタイム・スタンプ形式の例を以下に示します。
       "M" (月または分のどちらにもとれる)
       "M:M" (月と分の区別がつかない)
       "M:YYYY:M" (両方とも月と解釈される)
       "S:M:YYYY" (時刻値と日付値の両方に隣接している)
    あいまいな場合、ユーティリティーはエラー・メッセージを報告し、操作は失敗します。
    以下に、明確なタイム・スタンプ・フォーマットを示します。
       "M:YYYY" (M (月))
       "S:M" (M (分))
       "M:YYYY:S:M" (M (月)....M (分))
       "M:H:YYYY:M:D" (M (分)....M (月))
  5. filetype-mod パラメーター・ストリングの中で、Lotus 1-2-3 の場合は L、Symphony の場合は S を指定すれば、これらのファイルを特定の製品に送ることができます。 指定できるのは、1 つの値または製品指定子だけです。WSF ファイル・フォーマットのサポートは推奨されておらず、今後のリリースで除去される可能性があります。サポートが除去される前に、WSF ファイルの代わりに、サポートされているファイル・フォーマットの使用を開始することを推奨します。
  6. XML 列では、WSF ファイル形式はサポートされていません。このファイル・フォーマットのサポートは推奨されておらず、今後のリリースで除去される可能性があります。サポートが除去される前に、WSF ファイルの代わりに、サポートされているファイル・フォーマットの使用を開始することを推奨します。
  7. XMLFILE 節または XML TO 節のどちらも指定されていない場合でも、すべての XDM インスタンスは、メイン・データ・ファイルとは別個の XML ファイルに書き込まれます。 デフォルトで、XML ファイルはエクスポートされるデータ・ファイルのパスに書き込まれます。 XML ファイルのデフォルトのベース名は、エクスポートされるデータ・ファイル名に拡張子 ".xml" を追加したものとなります。
  8. XMLNODECLARATION ファイル・タイプ修飾子が指定されていなければ、 すべての XDM インスタンスはエンコード属性を含む XML 宣言を先頭に付けて書き込まれます。
  9. XMLCHAR または XMLGRAPHIC ファイル・タイプ修飾子が指定されていなければ、 デフォルトで、すべての XDM インスタンスは Unicode で書き込まれます。
  10. XML データおよび LOB データのデフォルト・パスは、メイン・データ・ファイルのパスです。 デフォルトの XML ファイルのベース名は、メイン・データ・ファイルです。 デフォルトの LOB ファイルのベース名は、メイン・データ・ファイルです。 例えば、メイン・データ・ファイルが
    /mypath/myfile.del
    の場合、XML データおよび LOB データのデフォルト・パスは
    /mypath"
    となり、デフォルトの XML ファイルのベース名は
    myfile.del
    となり、デフォルトの LOB ファイルのベース名は
    myfile.del

    LOB ファイルを生成するには、LOBSINFILE ファイル・タイプ修飾子が指定されている必要があります。

  11. エクスポート・ユーティリティーは、数値 ID を各 LOB ファイルまたは XML ファイルに付加します。 この ID は、0 が埋め込まれた 3 桁のシーケンス値で、
    .001
    から始まります。 999 番目の LOB ファイルまたは XML ファイルの後には、 ID に 0 が埋め込まれることはなくなります (例えば、1000 番目の LOG ファイルまたは XML ファイルの拡張子は
    .1000
    となります。 数値 ID の後に、データ・タイプを表す次のどちらかの 3 文字のタイプ ID が続きます。
    .lob
    または
    .xml
    例えば、生成される LOB ファイルの名前は
    myfile.del.001.lob
    の形式となり、 生成される XML ファイルの名前は
    myfile.del.001.xml
    の形式となります。
  12. XQuery を指定すると、エクスポート・ユーティリティーは、 整形式でない文書である XDM インスタンスをエクスポートできます。 ただし、XML 列に含めることができるのは完全な文書だけなので、 これらのエクスポートされた文書を XML 列に直接インポートまたはロードすることはできません。