配置図は、通常、開発の実装段階で準備します。 分散システムでのノードの物理的な配置、 各ノードに格納される成果物、 成果物が実装するコンポーネントとその他の要素が、 配置図によって表されます。 ノードは、コンピューター、センサー、プリンターなどの ハードウェア装置を表すと同時に、 システムの実行時環境をサポートするその他の装置も表します。 コミュニケーション・パスおよび配置関係は、システム内の接続をモデル化します。
配置図は、以下のようなタイプのシステムを 視覚化、指定、文書化するのに効果的です。
- 外部からの刺激によって制御されるハードウェアを使用する、組み込みシステム (例: 温度変化によって制御されるディスプレイ)
- 主にユーザー・インターフェースとシステムの永続データを識別する、 クライアント/サーバー・システム
- 複数のサーバーを持ち、ソフトウェア成果物の 複数のバージョンをホストすることが可能な、分散システム (ノードからノードへ移行されるものもあります)。
配置図は、実行時の処理ノードとそのコンポーネント、 および成果物の構成に重点を置いています。 したがって、このタイプの図を使用することで、 配分とリソース割り振りの影響を評価することができます。
注: 配置図は、コンポーネント図とは異なります。
配置図は、コンポーネントと成果物について、
それらが配置されたシステムのどこで使用されているのかを表示します。コンポーネント図は、システム内のコンポーネントおよび成果物の構成を定義します。
注: 配置図は、配置トポロジーとは別個の異なるタイプのモデルです。
配置トポロジーについては、配置トポロジーのモデリングを参照してください。
以下のトピックでは、配置図内のモデル要素について説明します。