Question & Answer
Question
フィックスパック適用後に、データベースを現行レベルに更新するための db2updv* コマンドを実行した履歴を確認できますか?
Cause
フィックスパックを適用しても、db2updv* コマンドでデータベースを現行レベルに更新しないと、新しい関数などが使えないことがあります。
これは、まったく新しい関数が実装された場合や、既存の関数の引数の数や型が変更された場合、システム・カタログ表を更新する必要があるためです。
Answer
db2updv* コマンドは、SYSIBM.SYSVERSIONS システム・カタログ表を参照して、更新の必要性やどのような更新が必要かを確認しています。
このため、以下のように SYSIBM.SYSVERSIONS 表を参照してデータベースの更新履歴が確認できます。
このため、以下のように SYSIBM.SYSVERSIONS 表を参照してデータベースの更新履歴が確認できます。
- 更新履歴を確認したいデータベースに接続します。
db2 connect to <database_name>
- SYSIBM.SYSVERSIONS 表を照会します。
db2 "select * from SYSIBM.SYSVERSIONS"
結果セットの例:
以下の例では、このデータベースは DB2INST1 によって V10.1 FP3 で新規作成され、V10.5 FP4 にアップグレードされたあと、V10.5 FP7 が適用されて db2updv105 が実行されていることがわかります。
以下の例では、このデータベースは DB2INST1 によって V10.1 FP3 で新規作成され、V10.5 FP4 にアップグレードされたあと、V10.5 FP7 が適用されて db2updv105 が実行されていることがわかります。
VERSIONNUMBER VERSION_TIMESTAMP AUTHID VERSIONBUILDLEVEL
------------- -------------------------- -------- -----------------
10010300 2013-10-30-10.38.18.745170 DB2INST1 s130918
10050400 2014-09-23-12.10.19.879898 SYSIBM s140813
10050700 2016-02-08-09.00.18.495987 DB2INST1 s151221
3 record(s) selected.
運用上の考慮点
フィックスパックを適用後、db2updv* を実行すると db2updv* による変更は元に戻せません。
このため、フィックスパックを戻す可能性がある場合、db2updv* コマンドの実行は控えてください。フィックスパック適用前のバックアップをリストアしても、db2updv* コマンド実行後の時点までロールフォワードすると、db2updv* コマンドの変更は再生されます。
フィックスパックを適用後、db2updv* を実行すると db2updv* による変更は元に戻せません。
このため、フィックスパックを戻す可能性がある場合、db2updv* コマンドの実行は控えてください。フィックスパック適用前のバックアップをリストアしても、db2updv* コマンド実行後の時点までロールフォワードすると、db2updv* コマンドの変更は再生されます。
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Document Information
Modified date:
26 August 2023
UID
swg22010765