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ANR1626I イベントはいつイベント・レシーバで記録されますか?

Question & Answer


Question

重複した ID のイベントを置き換える ANR1626I メッセージは、いつどのようなタイミングでイベント・レシーバに記録されますか?

Answer

Tivoli Storage Manager サーバー 6.3 から、サーバー・オプション "SUPPRESSDUPMSG YES" が省略時の設定として追加されました。連続して繰り返されたメッセージがまとめて ANR1626I メッセージに置き換えられて、下記のとおり記録されるようになりました。

「ANR1626I 前のメッセージ (メッセージ番号 message number) が repeat count 回繰り返されました。」

"SUPPRESSDUPMSG YES" となっている場合の動作は次のとおりです。

  1. イベント・レシーバ(ACTLOG、FILETEXT など)に対して有効(Enable)となっているイベントが発生
  2. 前回イベント・レシーバに送信済みの イベントの内容と比較する (メッセージ中のノード名やスケジュール名などの変動する値も含めて比較します。また前回送信済みのイベントはレシーバ毎に異なります。)
  3. 次の条件で分岐する
    1. 前回イベント・レシーバに送信済みの イベントの内容と一致する場合は、イベント・レシーバへの送信を保留する。
    2. 前回イベント・レシーバに送信済みの イベントの内容と一致しない場合は、新しいイベントをすぐにイベント・レシーバに送信する。ただしこの時、重複していたためにまだ送信していなかったイベントがあればそれをまとめて ANR1626 に置き換えてから新しいものと合わせてイベント・レシーバに送信する。
  4. 次のイベントの発生を待って、手順 1 に戻る

従いまして、新しく発生したイベントはその時点ですぐにイベント・レシーバで記録されますが、その後に連続して同じイベントが繰り返された場合は、イベント・レシーバへの送信が保留されて、次に異なる内容のイベントが発生した時点で ANR1626I にまとめられてから、次のイベントと一緒のタイミングで記録されます。そのため ANR1626I の記録されるタイムスタンプは、直後のイベントと同じ時刻になります。

ANR1626I を無効にするには "SUPPRESSDUPMSG NO" に設定する必要が有ります。 DISABLE EVENT で ANR1626 追加しても、有効なイベント ID が重複した場合は ANR1626I に置き換えられてイベント・レシーバへ送られて記録されます。

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Document Information

Modified date:
17 June 2018

UID

swg22002302