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Abstract
[Japanese] この技術情報は、IBM Rational Build Forge 管理コンソール バージョン 7.0 および 7.1 用の IBM Support Assistant Lite (以下 ISA Lite) の使用方法を説明します。 このツールは Rational サポートへ問題の解析を依頼するために必要な初期情報を自動的に収集することができます。
Content
ISA Lite for Rational Build Forge 7.x は、IBM Support Assistant Workbench 機能のうち、自動情報収集に機能に限定した Rational Build Forge 管理コンソール 7.x 用のツールです。
IBM Support Assistant Workbench をインストールせずにサポートへ情報を提供する必要がある場合、この ISA Lite for Rational Build Forge 7.x を使って、素早く情報を収集することができます。
このパッケージは General Collector オプションを含みます。収集されるデータの詳細や手順について、以下に示します。
*更新*: データ収集は、 Linux/Unix システム情報と Build Forge製品 ディレクトリー一覧が追加されました。
- ISA Lite をダウンロードするために、IBM ID とそのパスワードが必要です。もし IBM ID がない場合は、こちらのリンクより登録できます。
- ISA Lite を動作させるために Build Forge にパッケージされている Java JRE が使用します。通常、製品インストールの ibmjdk ディレクトリにあります。
ISA Lite のダウンロードと起動
- ISA Lite for Rational Build Forge 7.x (IBM Support Assistant Lite for Rational Build Forge 7.x) を以下のリンクよりダウンロードします: https://www.ibm.com/services/forms/preLogin.do?source=swg-isalite&S_PKG=isarbf
- ダウンロードした ZIP ファイルを任意のフォルダへ解凍します。もしプラットフォームが unzip ユーティリティを持っていない場合は jar コマンドも使用できます: jar xf ISALiteforRationalBuildForge_7.x_20110520_134.zip
- フォルダへ移動します: cd ISALite
Windows 環境:
- Java 環境パスが設定されている場合は、runISALite.bat を実行します。
- Java 環境パスが設定されていない場合は、ISA Lite を起動後、Java 環境パスを入力します。または、JAVA_HOME 環境変数を設定しておきます:
- set JAVA_HOME=<Java環境パス> このパスは java.exe がある bin ディレクトリを含む必要があります。
- runISALite.bat または runISALite.bat -console を実行します。
- 例: set JAVA_HOME=C:\Program Files\IBM\BuildForge\ibmjdk
Linux / Unix 環境:
- chmod a+x *.shを実行して、ISALite 内の sh ファイルに実行権限を付与します。
- Java 環境パスが設定されていない場合は、ISA Lite を起動後、Java 環境パスを入力します。または、JAVA_HOME 環境変数を設定しておきます:
- (ksh シェル) export JAVA_HOME=<Java環境パス> このパスは java.exe がある bin ディレクトリを含む必要があります。
- デスクトップ環境で実行する場合は、 ./runISALite.sh を実行します。
- コンソールやターミナル環境で実行する場合は、 ./runISALite.sh -console を実行します。
- 例: export JAVA_HOME=/opt/buildforge/server/ibmjdk
ISA Lite の使用 (ノン・コンソールモード)
- Problem Type の欄にて、Rational Buildforge General Collector を選択します。
- 出力ファイル名を Filename for saving the collectd data フィールドに入力します。
- Collect Data をクリックして、データ収集を開始します。
- (オプション) Show execution details で収集の実行プロセスを見ることが出来ます。
- データ収集が終了したら、ウィンドウをクローズします。
詳細: Rational Buildforge General Collector
問題を解決しようとしているシステムの Build Forge Management Console 基本情報を収集するため、この Rational Buildforge General Collector を使います。 Build Forge インストール場所を判断し、製品に関連するデータを収集します。収集されるデータの一覧と、詳細手順を以下に示します。
特に Linux/Unix システムにおいて、適切な管理権限を持つユーザーで実行することを推奨します。
収集されるデータ
Windows:
| File | Description |
/ | environment_set.txt | "set" コマンド実行出力 |
build_forge_registry_output.txt | HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE 配下の全ての Build Forge レジストリ情報 | |
BuildForge_Directory_Listing.txt | Build Forge インストレーションフィルダでの dir /s コマンド実行出力 | |
/system_info/ | *.Evt | Windows レジストリで示すシステムイベントログ
|
/<BF_HOME>/ | buildforge.conf | Build Forge 構成ファイル |
engine.id | Build Forge エンジン識別情報 | |
db.log.tail.txt | db.log ファイルの最新 1000 行 | |
webroot/templates_c/TEMPLATES_DIR_LISTING.txt | <BF_HOME>\webroot\templates_c ディレクトリリスト | |
manager/*/main.res, upgrade.res, install.log | <BF_HOME>\Manager ディレクトリ内の全てのインスタンスの main.res , upgrade.res , install.log | |
apache/conf/*.* | <BF_HOME>\apache ディレクトリ内 apache 構成ファイル | |
apache/logs/*.* & * | ||
apache/php/php.ini | ||
apache/tomcat/logs/catalina.out.tail.txt | catalina.out ファイルが存在する場合、最後の 1000 行 | |
apache/tomcat/logs/catalina.out.head.txt | catalina.out ファイルが存在する場合、最初の 300 行 | |
apache/tomcat/logs/*.log | 最新のログファイル
| |
tomcat/webapps/rbf-services/WEB-INF/classes/*.* | このディレクトリ内の全てのファイル。サブディレクトリは含まれない。 | |
/autopdzip/autopd | *.* | ISA Lite ツールのバージョンと実行出力。システム情報も含む。 |
Linux/Unix platforms
Folder | File | Description |
/ | Linux_UnixSystemInfo.txt | Unix システムコマンドの実行出力
備考: いくつかのコマンドは /bin/sh シェル内で実行します。このシェルは時々コマンド実行を失敗した原因の十分な情報を伝えないことがあります。 |
BuildForge_Directory_Listing.txt | Build Forge インストールディレクトリでの ls -laR の実行出力 | |
/var , /etc , /usr | /var/adm/messages , /var/log/messages, /etc/syslog.conf , /usr/adm/messages | システムログとメッセージ |
/<BF_HOME>/ | buildforge.conf or Platform/buildforge.conf | Build Forge 構成ファイル |
engine.id or Platform/engine.id | Build Forge エンジン識別情報 | |
Platform/db.log.tail.txt | db.log ファイルの最新 1000 行 | |
rc/buildforge | ||
<LOG file specified by rc/buildforge> or log | If rc/buildforge is found, the script looks for an "LOG" entry and tries to extract the log location. If not it will look for <BF_HOME>/log file. If log file > 5M , only the head 100 lines and tail 3000 lines are gathered. | |
webroot/templates_c/TEMPLATES_DIR_LISTING.txt | webroot\templates_c ディレクトリの"ls -la"の実行出力 | |
Manager/*/main.res, upgrade.res, install.log | <BF_HOME>\Manager ディレクトリ内の全てのインスタンスの main.res , upgrade.res , install.log | |
server/apache/logs/*.* | このディレクトリ内の全てのファイル。サブディレクトリは含まれない。 | |
server/apache/conf/* | 構成ディレクトリとファイル | |
server/apache/*.* | server/apache ディレクトリのトップレベルのファイル | |
server/tomcat/logs/catalina.out.tail.txt | catalina.out ファイルが存在する場合、最後の 1000 行 | |
server/tomcat/logs/catalina.out.head.txt | catalina.out ファイルが存在する場合、最初の 300 行 | |
server/tomcat/logs/*.log | 最新のログファイル:
| |
server/tomcat/webapps/rbf-services/WEB-INF/classes/*.* | このディレクトリ内の全てのファイル。サブディレクトリは含まれない。 | |
/autopdzip/autopd | *.* | ISA Lite ツールのバージョンと実行出力。システム情報も含む。 |
詳細手順 "Rational Buildforge General Collector"
初期画面
BuildForge ロケーションの確認画面:
- 一つのバージョンの Build Forge がインストールされている場合は表示されません。
- もし、複数のバージョンの Build Forge がインストールされている場合は、一覧が表示され選択します。
- もし、Build Forge がインストールが認識されない場合は、次のプロンプト画面が表示されます。Build Forge インストールディレクトリを入力します。
- 例: Windows: C:\Program Files\IBM\Build Forge
例: Linux/Unix : /opt/buildforge or /usr/bin/buildforge
データ収集が完了すると、フィードバックおよび FTP オプション入力を要求されます。The collector will run to completion and request feedback and ftp options.
詳細はデータ収集完了とアップロードを参照ください。
データ収集が完了すると ISA に関する IBM へのフィードバックを入力するダイアログが表示されます。[Yes] を選択してフィードバックを入力する、または [Skip] を選択し、次に進みます。
データのアップロードオプションを選択するダイアログが表示されます。収集したデータを FTP または HTTPS 通信を介して IBM または他の場所へ転送することができます。
重要: IBM ラショナルカスタマーサポートへデータを転送する場合は PMR番号が必要となります。 このPMR番号は、IBM ラショナルカスタマーサポートへ問い合わせしたときに発行される問題管理番号です。もし PMR番号を持っていない場合は、以下のURLより サービスリクエスト(SR) を作成し、PMR番号を取得することができます。
IBM サービスリクエスト (SR) ページ: http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21676603
アップロードオプションは以下のとおりです:
- Send the Logs to IBM using secure transfer (HTTPS). - PMR番号が必要です。データは HTTPS プロトコルを通して IBM サポートチームへ送られます。
- FTP the Logs to IBM Support (unencrypted). - PMR番号が必要です。データは FTP プロトコルを通して IBM サポートチームへ送られます。 通信が暗号化されないため、セキュリティー保護はされません。
- FTP the Logs to a Different Location (unencrypted) - データは FTP プロトコルを通して指定した FTP サイトへ送られます。 FTP サイトアドレスとアクセス権限が必要です。
- Do Not FTP the Logs.- データは転送しません。
[OK] ボタンをクリックします。 "Do Not FTP the Logs" 以外を選択した場合は、さらにアップロードするための情報を入力する必要があります。
完了後、[Filename for saving the collectd data] フィールド に指定したファイルも作成されます。unzip ツールで解凍し、その内容を確認することもできます。
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Document Information
Modified date:
16 June 2018
UID
swg21618424