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[Db2] ラージ・オブジェクト(LOB) 再編成の考慮点

Question & Answer


Question

ラージ・オブジェクト (LOB) が存在するテーブルに対して再編成を実施しようとしています。考慮点などあれば教えてください。

Answer

ロング・フィールドまたはラージ・オブジェクト (LOB) データの再編成は、以下 3 つの考慮点があります。LOB スペースが小さくなるとは限らないため、大量の行を削除した後を除き LOB の再編成は推奨されません。

既存の LOB データをインライン化された LOB データに変換する場合は、LONGLOBDATA オプションを指定した REORG が必要です。また、LOB データはデフォルトでは再編成されないため、再編成するには REORG コマンドに LONGLOBDATA オプションを指定します。
 
  1. 再編成の結果 LOB オブジェクトが大きくなる可能性もあり、サイズは必ずしも小さくなりません。
    対象の表が COMPACT オプションを使用しない LOB 列を含む場合、行が再編成された順序、および使用される表スペースのタイプ (SMS または DMS) によっては、 表の再編成が進むに従って LOB DATA ストレージ・オブジェクトがかなり大きくなる可能性があります。
  2. LOB データの空きスペースヒントが削除されるため、再編成後に LOB を含む列の更新パフォーマンスが著しく悪化することがあります。
    頻繁に LOB データを更新するようなアプリケーションを使用している場合は注意が必要です。
    再編成にはかなり時間がかかる可能性があり、照会パフォーマンスが向上することはありません。スペース再利用が必要な場合、もしくは既存の LOB データをインライン化された LOB データに変換する場合のみ行う必要があります。
  3. ラージ・オブジェクト (LOB) またはロング・フィールドのデータが含まれている表で、オンライン再編成は利用できません。
    オンライン再編成において、REORG 操作時に表にアクセスするトランザクション・タイプによっては、データまたは索引のクラスター化が不完全になる、オフライン再編成に比べてパフォーマンスが低い、索引は再作成されない、などの注意点があります。詳細は関連情報 表を再編成する方式の選択 のオンライン再編成の利点/欠点を参照してください。

関連情報
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Document Information

Modified date:
24 August 2023

UID

swg21611358