Question & Answer
Question
データベース、もしくは、表スペースがバックアップ・ペンディング状態になっているため、作業が継続できません。 どのようにバックアップ・ペンディング状態を回復すればよいでしょうか。
Cause
下記のような操作を行った後にデータベース、または表スペースがバックアップ・ペンディング状態になることがあります。
- 循環ロギングからアーカイブ・ロギングへの変更を実施した後、データベースがバックアップ・ペンディング状態になります。アーカイブ・ロギングとは LOGARCHMETH1、LOGARCHMETH2 のいずれかが OFF 以外の値に設定された、もしくは、LOGRETAIN および USEREXIT パラメーターのいずれかあるいは両方が YES に設定された状態です。
- リカバリー可能データベース(アーカイブ・ロギングを使用したデータベース)に対して COPY NO (デフォルト) を指定したロード操作を実行し最初のコミットを実行した後、LOAD の対象表が格納されている表スペースがバックアップ・ペンディング状態になります。
- 表スペースのポイント・イン・タイム指定ロールフォワード操作が完了した後、ロールフォワード対象の表スペースがバックアップ・ペンディング状態になります。
Answer
バックアップ・ペンディング状態から回復するためには、対象のオブジェクト (データベース、もしくは、表スペース) のバックアップを取得する必要があります。
原因で述べたそれぞれのケースに合わせて解決方法を記述します。
a. の解決方法
運用上の考慮点
原因で述べたそれぞれのケースに合わせて解決方法を記述します。
a. の解決方法
- データベース全体のオフライン・バックアップを取得してください。
実行例db2 backup db <データベース名> to <任意のパス>
- 以下のいずれかのバックアップを取得してください。
- データベース全体 (オフライン・オンライン)
- バックアップ・ペンディング状態の表スペース (オフライン・オンライン)
- バックアップ・ペンディング状態の表スペースを含む表スペースのセット (オフライン・オンライン)
- 実行例
- データベース全体 (オフライン)
db2 backup db <データベース名> to <任意のパス>
- データベース全体 (オンライン)
db2 backup db <データベース名> online to <任意のパス>
- バックアップ・ペンディング状態の表スペース (オフライン)
db2 "backup db <データベース名> tablespace (<表スペース名>) to <任意のパス>"
- バックアップ・ペンディング状態の表スペース (オンライン)
db2 "backup db <データベース名> tablespace (<表スペース名>) online to <任意のパス>"
- バックアップ・ペンディング状態の表スペースを含む表スペースのセット (オフライン)
db2 "backup db <データベース名> tablespace (<表スペース名>, <表スペース名2>) to <任意のパス>"
- バックアップ・ペンディング状態の表スペースを含む表スペースのセット (オンライン)
db2 "backup db <データベース名> tablespace (<表スペース名>, <表スペース名2>) online to <任意のパス>"
- データベース全体 (オフライン)
運用上の考慮点
- backup db によるバックアップの運用を行っておらず、フラッシュ・コピーなどでバックアップを採取している場合、バックアップ・ペンディングの解消は db2dart コマンドで行えます。
db2dart <db_name> /WHAT DBBP OFF
[{"Type":"MASTER","Line of Business":{"code":"LOB10","label":"Data and AI"},"Business Unit":{"code":"BU058","label":"IBM Infrastructure w\/TPS"},"Product":{"code":"SSEPGG","label":"Db2 for Linux, UNIX and Windows"},"ARM Category":[{"code":"a8m500000008PmaAAE","label":"Recovery-\u003EBackup"}],"ARM Case Number":"","Platform":[{"code":"PF025","label":"Platform Independent"}],"Version":"All Versions"}]
Was this topic helpful?
Document Information
Modified date:
04 April 2024
UID
swg21575034