[Db2] オフライン再編成の停止方法

Answer

1. a) 停止方法
   SYSIBMADM.SNAPSTMT 管理ビュー (もしくはアプリケーション・スナップショット) から再編成実行中のアプリケーション・ハンドル (AGENT_ID) を特定し、その接続を FORCE APPLICATION で切断してください。

   $ db2 connect to <データベース名>
   $ db2 "SELECT AGENT_ID,STMT_OPERATION FROM SYSIBMADM.SNAPSTMT"
   
   AGENT_ID             STMT_OPERATION
   -------------------- --------------------
                   4019 REORG
   
   $ db2 "force application (4019)"
   DB20000I  FORCE APPLICATION コマンドが正常に完了しました。
   DB21024I  このコマンドは非同期であり、即時に有効にならない場合もあります。
2. 停止後の対処方法
   索引の再作成フェーズで中断した場合、表の再編成は完了していますが索引は無効の状態となります。索引の再作成が必要です。再作成を明示的に実行しない場合、データベース・マネージャー構成パラメーターの INDEXREC パラメーターで指定されたタイミングで再作成が実行されます。
   
   索引再作成以外のフェーズで中断した場合、再編成による変更はすべてロールバックされます。
   索引の再作成フェーズで中断した場合、REORG INDEXES で索引を再作成してください。それ以外のフェーズで中断した場合、REORG を再実行してください。
   
   どのフェーズで中断したかは、SYSIBMADM.SNAPTAB_REORG 管理ビューから確認可能です。中断された REORG は REORG_COMPLETION が FAIL となっています。ただし、この情報はデータベースが一度非活動化されるとリセットされますので、ご注意ください。

   $ db2 "SELECT TABSCHEMA,TABNAME,REORG_STATUS,REORG_PHASE,REORG_COMPLETION,REORG_START,REORG_END FROM SYSIBMADM.SNAPTAB_REORG"
   
   TABSCHEMA TABNAME REORG_STATUS REORG_PHASE REORG_COMPLETION REORG_START                REORG_END
   --------- ------- ------------ ----------- ---------------- -------------------------- --------------------------
   V97FP3    TAB1    STOPPED      REPLACE     FAIL             2011-07-20-11.04.06.666310 2011-07-20-11.04.30.051616
   
     1 レコードが選択されました。
   

• FORCE APPLICATION による処理の中断は非同期ですので、実行直後に処理が停止しない場合があります。適宜 LIST APPLICATIONS SHOW DETAIL コマンドにてモニターしてください。
• 処理の中断にあまりに長時間かかりハングが疑われる場合や、どうしても即座に停止したい場合、db2_kill にてインスタンスを停止してください。ただし、インスタンス内の全ての処理が強制終了され、データベースの次回始動時にクラッシュ・リカバリーが必要になる可能性があります。