IBM Support

MustGather: Windows でのアプリケーションやシステムハングの診断情報収集について

Question & Answer


Question

[Japanese] Microsoft Windows 上で発生する IBM Rational のプロセス関連のアプリケーションハングやシステムハングの問題をサポートへ解析依頼する際、必要となる情報はどのようにして収集したらいいですか ?

Answer

手順 1: 問題の特定

  1. どの プロセスがハングしていますか ? (例: clearexplorer.exe, db_server.exe ....)
  2. ハングが発生したとき どのような 操作が実行されていましたか ? (例: GUI のクローズ、X という操作の実行など)
  3. どれくらいの 頻度でエラーが発生しますか ? (例: 毎晩 X 時, 毎日だいたい X 時頃 ....)
  4. どれくらいの 数 (何台) の端末でこの問題が発生していますか ? (例: 全て、1 台のみ、 または X 台)

手順 2: 関連ログの収集



正常なマシーンと問題のあるマシーンからログを収集し、それらを比較し、相違点の有無について確認します。

例えば、Windows 上で ClearCase ログを収集するための詳細は 技術情報 1396770 を参照してください。

手順 3: ハングに対するユーザーまたはメモリーダンプの収集

下記のツールは、アプリケーションやシステムハングのための情報収集に使用出来ます。以下に、各ツールの使用方法を説明します。

3a) アプリケーションハングの情報収集 (解析を依頼する dump ファイルを IBM ラショナルクライアントサポート に送付してください)

  • GenMiniDump.exe を使用する方法 (注意: このページの下に GenMiniDump.zip が添付されています。)

    1. genminidump.exe と dbghelp.dll を任意のフォルダーに置きます。
    2. そのフォルダーに移動 (cd) します。
    3. 以下のコマンドを実行します:

      genminidump.exe <PID>
      - または -
      genminidump.exe <プロセス名>

        例: C:\Temp\GenMiniDump\genminidump msdev.exe


  • windbg で .dump コマンドを使用する方法

    1. windbg をダウンロードします。

     ・ 32 ビット版 Debugging Tools for Windows

       
    注意: WinDbg Quick Links (英語) 

    2. [Attach to a process] メニューからプロセスを指定し、.dump <ファイル名> または .dump /ma <ファイル名> を実行します。


Disclaimer

All source code and/or binaries attached to this document are referred to here as "the Program". IBM is not providing program services of any kind for the Program. IBM is providing the Program on an "AS IS" basis without warranty of any kind. IBM WILL NOT BE LIABLE FOR ANY ACTUAL, DIRECT, SPECIAL, INCIDENTAL, OR INDIRECT DAMAGES OR FOR ANY ECONOMIC CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING LOST PROFITS OR SAVINGS), EVEN IF IBM, OR ITS RESELLER, HAS BEEN ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGES.



3b) システムハングの情報収集

注意: この種類のクラッシュはアプリケーションハングの解析のために必要となることがあります。

WINDOWS 上でのメモリーダンプの構成

Windows Server 2003、 Windows XP、 Windows 2000 を対象としたメモリーダンプファイルのオプションに関する概要は、マイクロソフト社の KB254649 を参照してください。

Windows Vista、 Windows Server 2008、 Windows 7 及びそれ以降では Forcing a System Crash from the Keyboard を参照してください。

手順

  1. [スタート] > [設定] > [コントロールパネル] から 「システムアイコンををダブルクリックします。
  2. [詳細設定] タブ上から 「起動と回復」の「設定」ボタンを押します。
  3. 「デバッグ情報の書き込み」のドロップダウンボックスに「カーネル メモリ ダンプが選択され、「ダンプファイル」の場所にダンプファイルが作成される場所が指定されていることを確認します。
    注意: IBM ラショナルクライアントサポートからのリクエストがあった時だけ、完全メモリダンプを選択してください。
  4. 「既存のファイルに上書きする」にチェックが入っていることを確認します。
  5. 自動的に再起動する」にチェックが入っていることを確認します。


カーネルメモリダンプ設定のスクリーンショットの例 (Windows XP)




完全メモリダンプ設定のスクリーンショットの例 (Windows XP)


STOP イベントの構成

STOP イベントの構成にはホスト上のレジストリーの変更が必要になります。

レジストリーへのエントリーの追加


  1. [スタート] > [ファイル名を指定して実行] を選択し "regedit" と 入力 します。

  2. 以下のサブキーを選択します。

    HKLM\System\CurrentControlSet\Services\i8024prt\Parameters

  3. Parameters サブキーを選択します。 [編集] > [新規] > [DWORD 値] をクリックします。

  4. 名前に CrashOnCtrlScroll を指定します。

  5. CrashOnCtrlScroll エントリーをダブルクリックし、「DWORD 値の編集」ダイアログボックス上の「値のデータ」に 1 を入力し、[OK] を押します。

  6. レジストリエディターを終了し、コンピューターを再起動します。 コンピューターの再起動後、STOP イベントを生成できるようになります。

詳細は マイクロソフト社の KB 244139 「キーボード操作でメモリ ダンプ ファイルを作成できる Windows の機能」を参照してください。

STOP イベントの生成

右側の Ctrl キーを押したまま (左側の Ctrl キーからは STOP イベントの生成ができません)、Scroll Lock (ScrLk) キーを 2 回 押します。

STOP イベントが発生し、下記のメッセージとともに STOP エラーが表示されます。



*** STOP: 0x000000E2 (0x00000000, 0x00000000, 0x00000000, 0x00000000)

The end-user manually generated the crashdump.


STOP イベントの生成後、コンピューターは再起動されるまで操作できなくなりますが、再起動後は元どおりに復旧します。

解析のため、dump ファイルを IBM ラショナルクライアントサポート に送付してください。

[{"Product":{"code":"SSSTY3","label":"Rational Customer Support"},"Business Unit":{"code":"BU053","label":"Cloud & Data Platform"},"Component":"Diagnostic Utilities","Platform":[{"code":"PF033","label":"Windows"}],"Version":"All Versions","Edition":"","Line of Business":{"code":"","label":""}}]

Document Information

Modified date:
16 June 2018

UID

swg21455516