NRPC プロトコルは、非認証トランザクションを使用して、Lotus Notes をセットアップする際に、ユーザーを参照し ID ファイルを取得します。この非認証トランザクションはユーザーが最初に登録された場合や、ローミングユーザーが新しいクライアントから接続する際に限り、発生するものです。
アドバイザリーに記載されているように、想像でユーザー名のリストを作成し、非認証の名前参照トランザクションを使って、ユーザー名の参照を試みることが可能です。実際にユーザー名が存在し、かつ ID ファイルがユーザー文書に含まれている場合には、攻撃者がユーザー ID をダウンロードすることも考えられます。ID ファイルを使用するためには、攻撃者はパスワードのブルートフォース攻撃 (総当たり攻撃) を行う必要があります。
BLOCK_LOOKUPID=1
非認証の名前参照トランザクションで、ユーザー文書は存在したが ID ファイルがない場合、エラーメッセージが 今までの "No ID file found for this user" から "User not found in Directory" に変更されます。これにより、非認証トランザクションからディレクトリ上の ID ファイルがないユーザーに対する有効性の確認が行えなくなります。このケースにおいては、新規ユーザーのセットアップ時やローミングユーザーの処理においては ID ファイルを取得することができます。
BLOCK_LOOKUPID=2
非認証の名前参照トランザクションで、常に "User not found in directory" を返します。この設定にすると、今回報告された問題を完全に防ぐことができます。ただし、ユーザー文書に添付された ID ファイルを利用して Lotus Notes クライアントをセットアップすることができなくなります。また、ローミングユーザーの動作にも影響を与えます。この設定を使用する場合、新規ユーザーに対して事前に ID ファイルを配布しておく必要があります。ローミングユーザーについては、Lotus Notes の終了時にローカルにあるファイルを削除する構成が取れなくなります。
リスクの低減について
リストを低減するために、管理者は Domino ディレクトリに ID ファイルが長期間残らないように注意してください。また、新規ユーザーに対して ID ファイルを物理的に配布する方法を検討してください。Domino ディレクトリに ID ファイルを添付する必要がある場合には、初期パスワードは堅牢なものにしてください。
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