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1台構成時の外付けディスクを検証しました
Added by ISHIDA, last edited by ISHIDA on Nov 10, 2009  (view change)
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先般こちらで予告しましたが、1台構成の場合に安価な外付けディスクをFastbackのリポジトリーとして使用することを想定し、稼動検証を行いましたので、その結果をお知らせします。
なお、今回はアイ・オー・データ機器様より各種の機器を拝借しました。この場を借りてお礼申し上げます。


 検証対象の機器

今回検証した機器は下記4種です。

機器 概観 USB2.0 eSATA LAN 特徴 標準価格(※)
RHD-UX500 × 小規模向け 500GB -
23,200
RHD2-U640 × × 小規模向け
USBのみ
640GB -
33,800
RHD4-UXE1.0 × RAID対応
大容量
1TB -
74,300
HDL-GT1.0 × × NAS
RAID対応
大容量
1TB -
74,300

※価格はアイ・オー・データ様ホームページ上の消費税別のメーカー希望小売価格(2008年12月時点)を参考として転記したものです。


 構成と検証項目

小規模なサーバー System x3200 M2に外付けディスク装置を直接接続しました。(NASはネットワーク経由で接続)


テスト結果一覧

いわずもがなですが、、
以下、私の実施した結果などを掲載しますが、これらの結果や数値は「ある特定の環境でやってみたら、こうだった」という事実をお伝えして皆様の構成検討の一助にして頂きたいとの考えで掲載するものです。
  • 当内容はIBMの正式なテストプロセスやレビューを経ておりません。
  • アイ・オー・データ機器様は機器を貸してくださっただけで、検証や結果に一切関与していませんし、レビューもして貰っておりません。
  • 要は、私個人が勝手に測定した結果を勝手にWikiで公表するものです。嘘を書いてはおりませんが、皆様の環境での結果が以下の結果と同一であることを保証するものでもありません。

(例えば「僕の環境では49MB/秒も出なかった。なぜだ。」と言われてもFastBackという製品としてパフォーマンスを保証しているわけではありませんので、困ってしまいます。そのへんは大人の対応をお願いできれば、ということでございます。 )

  • 同じディスクでもUSB2.0/eSATAの異なるインターフェースで接続できるものは別々に測定しました。
  • 結果、いずれも問題なく使用できる 点を確認しました。
  • 特に、eSATA で接続した場合にはバックアップで 最大 49.4MB/秒 という非常に速い値を達成しました。
# 外付ディスク インターフェース ベンチマーク OS認識 リポジトリー
認識
バックアップ&
リストア
バックアップ
(MB/S)
インスタント
リストア(MB/S)
BMR BMR
(MB/S)
X 内蔵ディスク - 10,593 - - - - - - -
1 RHD-UX500 e-SATA 11,835 OK OK OK 46.8 22.9 OK 36.4
2 RHD-UX500 USB2.0 5,269 OK OK OK 21.3 15.7 OK 20.1
3 RHD4-UXE1.0 e-SATA 15,098 OK OK OK 49.4 26.7 OK 34
4 RHD4-UXE1.0 USB2.0 4,339 OK OK OK 20.7 15.7 OK 20.2
5 RHD2-U640 USB2.0 4,235 OK OK OK 19.1 15.1 OK 19.6
6 HDL-GT NAS 4,430 OK OK OK 6.1 8.8 OK 8.3
  • 上記のバックアップ/BMRのパフォーマンスは22.1GBの実データに対する処理時間を計測し、1秒当たりに換算したものです。インスタント・リストアは同様に2.1GB分の実データに対する処理時間で計算しました。(当方のテストの都合でしかないのですが、22.1GBはC:ドライブでOSがあるため、そのままではインスタント・リストアできません。ゆえに2.1GBのデータがある別ボリュームを使用したものです)

ディスクの基本性能の確認

まずはFastbackとは関係なしに、ディスクとしてどの程度の能力が期待できるか?を計測してみました。
以下は総合ベンチマーク・ソフト 「CrystalMark」でディスクの速度を計測した結果のサマリーです。
eSATAで繋ぐと内蔵ディスクより早かったのが驚きです。


バックアップ性能の確認

サーバーのCドライブ(22.1GB)を全体スナップショットでバックアップした際の時間を単位時間(秒)当たりの容量で比較。USBの倍以上ですから、eSATAの速さが光ります。

# 機種 I/F hh:mm:ss MB/秒
1 RHD4-UXE1.0 e-SATA 0:07:37 49.4
2 RHD-UX500 e-SATA 0:08:04 46.8
3 RHD-UX500 USB2.0 0:17:40 21.3
4 RHD4-UXE1.0 USB2.0 0:18:14 20.7
5 RHD2-U640 USB2.0 0:19:42 19.1
6 HDL-GT NAS 1:02:01 6.1


eSATAとUSB2.0

今回検証した2機種では、eSATAとUSB2.0の両方が使えるようになっていました。
製品に各々のケーブルが付属してますから、どちらでもお好みで。(今回の結果から見るとあえて遅いUSB2.0を選ぶ理由が無いようにも思いますけど)

  • USBケーブルの口(一発で抜けそうで怖い。。)
  • eSATAケーブルの口(こっちの方がカチッと入るので抜けづらいと思います)
  • 機器の背面はこんな感じで両方刺せるようになってます。
  • サーバーにeSATAの口が無い? そんな時のためのアダプターも付属しています。
  • これでマザーボード上のSATAの口にさせば良いです。(写真では右がファンで隠れてますが、、刺さってます)

考慮点

外付けディスクをリポジトリにする場合の全般的な考慮点は こちらの「実装のための注意点・チェックリスト」をご確認ください。

外付けディスクの考慮点は上記にも書きましたが、他に今回の検証で気が付いたこと、起こったことなど

外部ディスクは FastBack導入 接続しNTFSでフォーマットしておくことを推奨
  • 初期状態ではFATでフォーマットされている機種もあります。FastbackのリポジトリーはNTFSが前提です。
  • そもそもディスクとして正しく認識できていなければFastbackで使えるわけがありません。
    万が一の時の問題切り分けの観点でも、まずはOSとして正しく認識できている事を確認しておくべきと思います。
  • FastBack導入 に外部ディスクを接続した場合は読み取りのみになります。間違いのもとです。
もしFastBack導入に外部ディスクを接続した場合はDiskOpenを忘れずに。
  • ディスクをフォーマットしたつもりなのに知らない間に戻っている、ドライブ文字が無くなっている、、、など
    DiskOpenを忘れると「???」な事象が続発します。テストで何度も接続を行う際には、特にご注意を。
    5.5.4~ Read-Only属性をRead-Writeに一括変更するオプションが

    2009/11/10追記 SAN環境でない場合、FastBack5.5.4で追加された-DisableSANProtection オプションを使用すれば
    当記事に書かれている課題をよりスマートに解決できるようになっています。
    DiskOpenに書き込みを許可するオプションが!(5.5.4~)も併せてご参照ください。

USB2.0とeSATAのケーブルをとっかえひっかえ差し替えたりしない。
  • テスト中に経験したのですが、eSATA環境で繋いで採取したバックアップをUSB環境に繋ぎなおしてからBMRでリストアするとディスクの番号やシグニチャーが変わったりします。(外部ディスクがeSATA環境ではdisk1と見えていたのに、BMRでのリブート後にdisk0になったりする)結果、BMRが異常終了して失敗するケースがありました。きちんと同じものでやれば大丈夫です。とっかえひっかえ差し替えたりしないようにしましょう。テストでどうしても接続形態を変更したい時は、一旦Fastbackをアンインストール&外部ディスクも初期化してリブートし、きれいな状態から始めたほうがよいです。(ちょっと手順的に面倒ですが、結局そちらのほうがスムースに事が進むので早いような気がしました。ので私は途中からそのやり方にしました。正直、悩んでる時間がもったいないです。)
BMRでリポジトリに接続できないときはドライブレターが変わっているかも
  • BMRでCD起動したときに、リポジトリになっているドライブのドライブレターが変わることがあります。今回の環境でも、もともとFドライブをリポジトリにしていたのですが、CD起動したときにはGドライブになっていました。これは、CD起動するときにドライブレターが再割り振りされるためです。リポジトリへのパスを入力しても接続できないときは、ドライブレターが変わっている可能性が高いので、ドライブレターをご確認ください。

個人的な感想・印象

  • 「FastBackのリポジトリー用の外部ディスク」という観点では、今回検証した機器の中ではRAIDが組めてe-SATAが使えるRHD4-UXEシリーズがお勧めと言えます。内蔵ディスクより速いのはスゴイ!49.1MB/秒ということは、1分間に3GB近くバックアップできる計算です。お値段は1TBで74,300円、2TBで106,300円だそうですが、テープ装置だって本体は20万以上しますから、スピードや容量、コストを考えるとベスト、という印象です。(別にアイ・オー・データさんから何かもらって言っているのではありませんよ! )
  • 逆にHDL-GT1.0のようなNASに関しては、「FastBackのリポジトリー用の外部ディスク」という観点では明らかにパフォーマンス的に見劣りがします。そもそもNASはネットワーク上の複数のマシンから共用して使用できる、一々個別のマシンのストレージを増強する必要が無いのでコストも安く手間もかからない、ってのが良いところでもあるわけですが、「FastBackのリポジトリー用の外部ディスク」という意味では、接続するのがFastbaskサーバー1台のみですから、そもそもの土俵(用途)が違うのだろうと思われます。

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