DRリポジトリーについてのあれこれ(1)の続きです。
DRリポジトリーを用いたデータの復旧
DRサイトって、FastBackサーバーが存在しませんが、レプリケートしたDR側のリポジトリーを
どのように使ってデータを復旧することを想定しているのでしょうか?
(Information CenterにはDRのセットアップの方法は書いてあるのですが、
それをどのように利用して回復するのか、のシナリオがあまり書いてないんです....)
実はRecovery options for the FastBack Disaster Recovery(DR) site
の文書に記載がありますが、
DRリポジトリーを用いたデータの復旧は以下のツールを使うことを想定しております。
- FastBackマウント(&インスタントリストア)
- BMR

注意点は以下のとおりです。
- DRリポジトリーをオリジナルのFastBackサーバーのリポジトリーの復元には利用できませんので
ご注意ください。( Locations.iniが無いので「リポジトリーの要求」操作ができません)
- DRリポジトリーをFastBackマウントやBMRで利用するためには自分でWindows共用名を定義する必要があります。
FastBackはFastBackサーバーのリポジトリーに関しては導入時に自動的にWindows共用名(FB_REP_OF_XXXX)を定義してくれますが、
DRのリポジトリーに関しては定義してくれません。ので、事前に自分で作っておく必要があります。
- 上の絵ではWAN越しにリストアを実行するようなイメージで書いていますが、回線速度との関係で
データ量によってはひどく時間がかかる可能性もあります。DRサイトのローカルのLAN環境で代替機に対してリストアを行い、
ディスクまたはサーバー本体を何らかの手段で送付したほうが業務の復旧が早いかもしれません。
戻る
DRリポジトリーへの共用名の定義
DRリポジトリーをFastBackマウントやBMRで利用するには共用名を自分で付与する必要があります。
共用名は以下のようにブランチ名のディレクトリーに設定してください。

上記により複数のドライブであってもきちんと全部が表示されます。
【FastBackマウントの例】
【BMRの例】
 | 共用への「変更」権限の付与について
|

|
Windowsで共用を定義した時のデフィルトは「読み取り」のみです。
もしDRリポジトリーにアクセスしようとして
FBSM8014E リポジトリーが FastBack DR または FastBack Server によってロックされています。
のエラーになった場合は上記共用に「変更」権限も付与してみてください。
FastBackサーバーのリポジトリーをFastBackマウントやBMRで利用する場合は
「読み取り」で問題なく利用できるのですが、、
(一旦アクセスが成功すると、それ以降は「読み取り」権限だけでOKになったりして、
どうもいまいち事象を特定できていません。
ので理由は聞かないでください ご参考、ということで。) |
|
戻る
DRリポジトリーのロック(クリーンアップとFastBackマウント)
下記の文書によると、DR中のクリーンアップとDR中のFastBackマウントはリポジトリーがロックされるそうです。
TSM Fastback Cleanup and Replication delayed when run simultaneously
FBSM8014E Repository is locked when attempting Fastback Mount
DRやクリーンアップは通常、夜間に行うだろうと思われますが、開始時間はFastBackマネージャーから
スケジュール設定できますので、各々の実行時間を見たうえで重ならないように設定したほうが
よろしいかもしれません。
但し、「何時までも待っていて終わらない」」わけではなさそうです。
例えばFastBackマウントで利用しているジョブがある状態でDRをわざと実行したらログは
下記のようになりましたが、5分待って「もう、待ってられないからいいや!」と処理を行っているように見えます。(DR自体もきちんと完了していました)
【FastBackマウント実行中のDRのログ】
DRServerAgent::CheckIfChainIsLocked: Found a file in SYNC: SYNC\fb1_00000000e547eb07.txt at r:\Rep\REP_Tokyo
DRServerAgent::CheckIfChainIsLocked: Waiting 1 minutes (r:\Rep\REP_Tokyo)- give XpressMounts time to create keep alives
DRServerAgent::CheckIfChainIsLocked: Waiting 2 minutes (r:\Rep\REP_Tokyo)- give XpressMounts time to create keep alives
DRServerAgent::CheckIfChainIsLocked: Waiting 3 minutes (r:\Rep\REP_Tokyo)- give XpressMounts time to create keep alives
DRServerAgent::CheckIfChainIsLocked: Waiting 4 minutes (r:\Rep\REP_Tokyo)- give XpressMounts time to create keep alives
DRServerAgent::RunInsertFiles: Insert r:\Rep\\REP_Tokyo\STAGE\00000000e547eb07\DISK_E@0X09D6EC80\conf.txt at REP_Tokyo
DRServerAgent::RunInsertFiles: Insert r:\Rep\\REP_Tokyo\STAGE\00000000e547eb07\DISK_E@0X09D6EC80\conf.txt.sig at REP_Tokyo
途中省略
Handling command completed
CFILE_MPIReceiver::StartReceive:
Handling InsertFiles command
DRServerAgent::RunInsertFiles: Insert r:\Rep\\REP_Tokyo\STAGE\00000000e547eb07\DISK_E@0X09D6EC80\JOB2\history_record.txt at REP_Tokyo
DRServerAgent::CreateDynamicHistoryAndSpreadIt: Starting creating dynamic history (root dir = 'r:\Rep
REP_Tokyo', Action Item: 0, vol: 0xe547eb07)
DRServerAgent::CreateDynamicHistoryAndSpreadIt: Finished creating dynamic history (root dir = 'r:\Rep
REP_Tokyo', Action Item: 0, vol: 0xe547eb07)
Handling command completed
CFILE_MPIReceiver::StartReceive:
Handling GetFreeSpace command
Handling command completed
戻る
DRの問題判別
英語で恐縮ですが、DRがうまく動かないときの問題判別の文書が公開されていましたのでご紹介します。
Troubleshooting tips for TSM Fastback DR configuration
戻る