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「今までのバックアップ・ソフトとどこが違うのか?」
Added by ISHIDA, last edited by ISHIDA on Jul 26, 2009
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Fastbackをお客様にご紹介すると、「今までのバックアップ・ソフトとどこが違うのか?」を聞かれることが多々あります。
そこで、概要レベルですが、従来型のバックアップ・ソフトとの違いを表にしてみました。

ここでの「従来型」とは、現状広く市場に受け入れられているファイル・ベースのバックアップソフトを意味しています。
(例えば代表的なものとしてはxxxServeやxxxExecですかね、やはり。あとは弊社のTSMとか。)
「従来型」製品群はラインアップも広く、上位版などでは機能も多彩ですが、ここでは中堅・中小のお客様に広く使われていると思われる
ベース製品のみでの比較とします。また、Fastbackと従来型のバックアップ製品は基本的なバックアップのしくみが違うので、
特定のベンダーさんの製品との具体的な機能比較ではなく、「一般的に、こう違うよね」という概要レベルの比較に留めました。
当然ながら、以下は私の私見・認識を述べたものにすぎず、IBMとしての公式見解ではまったくありません。「ご参考」としてご覧ください。

※ 昨今は「次世代バックアップ・ソフト」とでも言うべき、ディスクをブロック・ベースでバックアップするソフトが(Fastback以外にも)徐々に出周り始めてています。
  下記の表では、それらの製品群は比較の対象外とお考えください。

1. 基本的な違い

項目 従来型のバックアップ・ソフト Fastback
しくみの観点での分類 ファイル・レベルのバックアップ イメージ・レベルのバックアップ
アーキテクチャー クライアント-サーバー型 クライアント-サーバー型
対象とするお客様・市場 中堅・中小企業様からエンタープライズまで全方位 どちらかといえば中堅・中小企業様向け
製品のラインアップ 基本製品に多数の有償オプションや有償エージェントを組み合わせる方式。
上位の高機能な製品群も充実しているが、先進的な
エンタープライズ向けの機能は一般的に高価。
非常にシンプル。
基本製品+有償オプション2つ(BMR,Exchange)だけで全機能をカバー。

特長・優位性 多数の導入実績、市場シェア、スキル リーズナブルな価格ながら、業務を早く復旧(リカバリー)するための
先進機能が充実している
機能 バックアップだけを見ても様々な機能、オプションが充実している 従来型製品のような「痒いところに手が届く」感じではない
(その分、シンプルで割り切った機能)
バックアップのレベル ファイル・レベル
  • OSのファイルシステム上のレイヤーで動く
ディスクのブロック・レベル
  • OSのファイルシステム下のレイヤーにドライバーを導入し、
    ディスクのデータ・ブロック(16K単位)の変更を常に監視するしくみ
バックアップの単位 OSのファイルまたはディレクトリー OSのボリューム(パーティションまたはドライブ)
  • c:\ d:\などのドライブの単位
  • 特定のファイル、ディレクトリーのみを選択してバックアップすることはできない
リストアの単位 OSファイルまたはディレクトリー OSのボリューム(パーティションまたはドライブ)
  • Fastbackマウントを使えばファイルまたはディレクトリーの単位で
    復元することも可能
利用可能なメディア ディスクまたはテープ
  • (どちらかというと)まだまだテープが一般的?
ディスクのみ
  • テープを使用したい場合はTSMなどの別のバックアップソフトと連携可
必要なハードウエア ディスク
テープ装置(ドライブ)
テープ・メディア
(場合によっては)オートローダー

  • テープ装置は規格により速度が異なる。
    当然、パフォーマンスのよいものは高価
  • オートローダーは高価になる傾向
ディスクのみ
  • 大容量化・低価格化の傾向
  • テープの運用・交換・保守・保管などの作業が一切不要になる点もメリット
サポートOS Windowsが中心 Windowsのみ(2009/7時点では)

2.目的・用途の違い

項目 従来型のバックアップ・ソフト Fastback
障害に備えた業務データの保護
(バックアップ用途)

障害時にどこの時点までデータが戻せるのか(RPO)、どのくらい早く業務を復旧できるのか(RTO)についての機能優位性
データの長期保管
(アーカイブ用途)

テープを長期保存することでアーカイブ用途にも利用可能。
(ただしバックアップ・ソフトとして本当に10年前のテープを読めるのか、上方互換性が保証されているのか、は確認しておく必要があるように思います)
×
保存期間のご要件にもよりますが、Fastbackは10年間などの長期保存には向いていないと思います。
理由は、バックアップの世代をディスク上で10年分も保存するのが現実的ではないためです。
アーカイブの要件がある場合はテープへのコピーや専用のアーカイブ・ソフトをご利用することをお勧めします。

3.バックアップとリストア

項目 従来型のバックアップ・ソフト Fastback
日々の運用操作 テープの場合は日々の運用やテープの定期入れ替え、保管などの作業が発生 
ディスクの場合は不要
一旦設定してしまえば日々の運用操作は一切不要
バックアップの方式 以下の組み合わせ
  • 全体
  • 増分(前回バックアップ以降に変更された部分のみ)
  • 差分(直前の全体バックアップから変更された部分のみ) 
    細かいバックアップのオプションが充実している
全体バックアップは初回に1回だけ。あとはずっとディスクのブロック増分だけをバックアップすればよいので量が減り時間も短縮可
  • 全体
  • 増分(直前の増分バックアップから変更された部分)
バックアップの世代管理 ユーザーによる管理

バックアップ・ジョブの「履歴」は保持しておりリストア時に検索・活用できるが、バックアップの世代を「管理」するのは最終的には利用者。
増分または差分バックアップの場合、世代が増えすぎると回復時間が長期化するため、一定の周期で再度全体バックアップを採取する運用が一般的
システムによる自動管理

バックアップ・ジョブのメタデータを保持しており、世代の管理は自動的に行われる。指定された世代数を越えたバックアップは自動的に削除されクリーンアップされる
バックアップの実行周期 通常は夜間1日1回 1日複数回のバックアップが可能(1時間単位で指定)
更にCDPを適用すれば1秒単位でのバックアップも可能
RPO(Recovery Point Objective)
-障害時、データをどの時点まで復旧できるか
バックアップを採取した時点まで。

毎日夜間に1回バックアップしている運用で、夕方に障害が発生して復元した場合は当日の日中のデータ更新はすべて失なわれる。
増分バックアップは一時間単位で採取可能。
→復元時は最低1時間前に戻れる
更にCDPを適用すれば1秒前までの状況を復元することも可能。
(標準機能)

バックアップに関するメタデータの保持 あり(メタデータというよりはバックアップ・ジョブの履歴情報)
あり
バックアップ・イメージの直接参照 ×
Fastbackマウントの機能により、採取したバックアップをそのまま(リストアせずに)参照可能。→単体ファイルの復元はエクスプローラーからのコピペで終わり!非常に簡単。
リストアの手順 増分・差分バックアップの場合、まず全体バックアップを復元し、次に増分・差分バックアップを順番に復元する手順が必要。テープの場合は時間もかかるし操作も煩雑でオペミスの可能性。上記の手順はディスクにバックアップした場合でもほぼ同様 管理パネルから復元したい世代を選択するだけ。当該時点のディスク・イメージを内部的に合成して復旧してくれる。過去のバックアップの履歴を意識する必要なし。操作がシンプルなのでオペミスもおきにくい
RTO(Recovery Time Objective)
-どのくらい早く業務を復旧できるか

とにかくバックアップを順番に戻すしかない。その間は業務は中断。

インスタント・リストアはFastbackのウリのひとつ。
ボリュームのリストア操作を開始したら、その処理の完了を待たずに、すぐにそのボリュームを利用できる、という先進機能
BMRと組み合わせるとOSも含めた全体復旧も迅速に可能

4. 周辺の機能

項目 従来型のバックアップ・ソフト Fastback
災害対策 ◎(有償オプション、上位版のオプション製品の購入) ◎(標準機能)
OSの保護 △ (オープン・ファイル・オプションなどの有償オプションの購入)
別途OS保護用にイメージ・バックアップのソフトを併用するケースも多い

◎ C:\ドライブのバックアップは標準機能。
但しリストアのために有償のBMRオプションを購入要
単一の製品でOSもデータも保護できるのがウリ
異なるマシンへの
OSリストア

別のイメージ・バックアップ製品によりサポートされる場合が多い。
サポート有無はサーバーのメーカーやモデル毎に明示

前述のBMRオプションで可能
サポート有無はストレージ・ドライバーとネットワーク・ドライバーを
ベンダー毎に明示(サーバー・ベンダーの括りではない)
VMWare/
Hyper-V
◎(有償オプションの購入) ◎(標準機能)
VMWareゲスト上のOS上でのサポート(ゲスト)
データベースの保護 ◎(DB毎の有償エージェントの購入)
サポート対象のDBの種類は多彩
◎(標準機能)
SQLServer,Oracle,DB2
グループウエアの保護 ◎(グループウエアの有償エージェントの購入)
サポート対象のグループウエアの種類は多彩
◎(標準でサポート)
Notes/MS Exchange
MS Exchangeについてはメールやタスクなどの細かい単位で
リストアが可能な有償オプションもあり
クラスタリング・ソフト
(MSCS)
△(標準でサポート)
ただし一部の機能が利用できないなどの制限事項あり。

5. ライセンスなど

項目 従来型のバックアップ・ソフト Fastback
ライセンス体系の考え方 ベンダーにより異なるが
サーバー料金 + クライアント料金が一般的
保護するサーバーのプロセッサーに対してValue Unit課金
FastBackサーバー自体には課金しない
価格 他社のことなので書きません 86,900円/100VUから。
詳しくはこちらをご参照ください

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