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MQ設計虎の巻: 付録「MQ情報」

常盤 千絵, WebSphereテクニカル・セールス, IBM
常盤 千絵,WebSphereテクニカル・セールス, 日本アイ・ビー・エム株式会社

概要: MQ関連情報ソースをご紹介します。

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日付:  2009年 11月 24日 (公開: 2008年 3月 01日)
レベル:  初級

1.MQ関連情報

MQ関連情報ソースをご紹介します。

「MQ設計虎の巻」をご覧いただいている方にはおなじみの情報かもしれませんが、新しいシステム構築や、システム再構築などにおいてもMQの最新情報を入手しておくことは重要です。
また、これからMQを使ってみたい、あるいは、ほかの人にMQを説明する場合の参考情報としてもご利用ください。

なお、ご紹介するホームページのURLは、2009年11月現在でアクセス可能なものです。
これらの情報、URLに関しては事前の通知なく変更される可能性がありますので、その点はあらかじめご了承下さい。

MQ製品情報

MQ関連ダウンロード

MQ関連の研修、認定試験、フォーラム、コミュニティーなど


2.MQ製品情報

MQの製品情報についてのさまざまなWebページをご紹介します。

【MQの製品ページ】

MQの製品情報に関しては、IBMのホームページをご参照ください。
従来、MQSeriesと呼ばれていましたが、V5.3から WebSphere MQという名称にかわり、WebSphereブランドの一員としてより重要な位置づけを持つようになっています。MQに関連する多くの情報リンクがこれらの製品ホームページからたどることができます。

製品情報(WebSphere MQ Family:日本語)
WebSphere MQ V7.0

製品情報(WebSphere MQ:英語)
WebSphere MQ

【MQ製品発表レター】

製品の基本的な情報は、MQの製品発表レターで確認することができます。(タイトルのキーワードで検索していますので、WebSphere MQ以外の製品もリストされています。)

【WebSphere MQのシステム前提】

WebSphere MQ System Requeirement(英語)

MQがサポートするオペレーティングシステムの一覧です。
ご使用中のシステムでMQが稼動するかどうか、あるいはOSをバージョンアップする場合などにはこのページをご参照ください。

このページは更新の頻度が高く、最新のサポートソフトウェアに関する情報はまずここに掲載されます。

V6等、過去のバージョンのシステム前提についても確認することができます。




プラットフォーム毎のより詳細なサポート・ソフトウェアのバージョンを確認したい場合には、プラットフォーム毎の"Detailed system requirements for xxx"を参照してください。オペレーティング・システムのみならず、データベースやコンパイラ等のサポート・ソフトウェアの確認が可能です。

【MQのサポート・ページ】

MQについての障害情報を調べたい場合、日本語でのソフトウェア技術検索メニューもありますが、無料で最もMQでの問題解決の可能性の高い方法は、MQの開発元のハーズレー(イギリス)で提供している、MQのサポートWeb(英語)です。英語の場合検索が大変ですが、この連載記事の「第8回:トラブル・シューティング」の「問題解決の方法あれこれ」を読んでチャレンジしてみてください。

【MQのFixPack情報】

IBMの多くのソフトウェア製品では、障害修正がたまると、FixPackという名称の累積パッチを提供します。MQも例外ではありません。(以前はCSDという名称でした。)これは、製品のメンテナンス契約をお持ちの場合にはIBMのPAサポートセンターに電話して確認することもできますが、Webで確認することも可能です。Fixes by version for WebSphere MQ(英語)というサイトからどのようなFixPackが出ているかを、バージョン別、プラットフォーム別に確認することができます。このサイトからのリンクをたどることによって修正モジュールを直接ダウンロードすることも可能です。

【ソフトウェア製品サービス提供期間】

MQは製品の歴史が15年以上あるので、古いバージョンの製品はサポート切れととなっていることがあるのでご注意ください。また、バージョンだけではなく、プラットフォームで製品のサポート終了日が異なる場合もあります。ソフトウェア製品のサポート終了日について確認したい場合には、IBM Software Support Lifecycle(英語)から、WebSphereのメニューを選択するか、あるいは製品の名前順(A-Z)で製品名を指定してください。




このサイトを見ると、さまざまな製品が上記のような形でリストされています。製品にはEあるいはSのフラグがついています。基本的にIBMのソフトウェア製品は、製品の出荷開始日からフラグEの場合は5年、フラグSの場合は3年のサポート継続を保証します。サポートの終了は4月あるいは9月のサポート終了の発表レターで告知します。上記の表でサポート終了日がブランクの場合は、まだサポート終了の発表が行われていないということです。上記の例でWebSphere MQ for HP-UX V5.3は2007年9月28日でサポート終了となっています。

【MQのマニュアル】

MQのマニュアルはいくつかの方法で入手することができます。

  • MQ製品を購入すると、オンライン形式のドキュメントが含まれています。(英語版、日本語版を含む複数言語で提供。Eclipse Help形式およびPDF形式。)ドキュメンテーション・パッケージを導入することでごらんになることができます。
  • IBM WebSphere MQ V7 information center
    よりWebからマニュアルを参照できます。言語は基本的にはブラウザを立ち上げたOSのロケールで決定されます。どなたでも参照可能です。
  • IBM Publication Center(Japan)よりPDF形式の各国語マニュアル(日本語含む)をダウンロードすることができます。(ただしメニューは英語です。)MQの日本語マニュアルをダウンロードしたい場合には、以下のように"Japanese MQ"というキーワードを入力して検索します。どなたでも参照可能です。




  • 紙ベースのマニュアルは、インフォ・クリエイツ社から購入可能です。

【MQのパフォーマンス・レポート】(英語)

MQでは、各プラットフォーム毎のパフォーマンス・レポート(英語)が公開されており、実際のシステム構築の際の指標として役立てることができます。

 z/OSiSeriesAIXHP-UXSun SolarisWindows 2003Linux(Intel)Linux (zSeries)
V6.0MP1EMP46MP6KMP6LMP6MMP7HMPL3MPL4
V7.0MP1FMP47MP6NMP6OMP6PMP7IMPL5MPL6
V7.0.1MP1G       

また、JMSやXA使用などでのパフォーマンス・レポートも以下のものが用意されています。

IDタイトル
MP07WebSphere MQ - JMS V7 Performance Evaluations
MP77WebSphere MQ V5.3 XA Transaction Performance
MP7AWebSphere MQ for Windows V5.3 - Performance tuning for large clusters
MP7CMessage-Driven-Bean Performance using WebSphere MQ v5.3 and WAS V5
MP7EWebSphere MQ Linear and Circular Logging on Windows
MP7FJMS Reliable Performance with WebSphere V5.3 CSD6 - Performance Report
MP7GJMS Performance with WebSphere MQ for Windows V6.0

【MQ関連技術情報について】

IBM Developer Works - WebSphere MQ

この「MQ設計虎の巻」以外にもMQ関連のセミナー資料、連載記事が掲載されています。

【MQ関連のRedBook】

IBMでは、RedBookという名称で、さまざまな技術に関する技術文書を提供しています。(英文)
これらはPDF形式で自由に参照、ダウンロード可能です。MQに関するRedBookもさまざまなものが発行されています。 最近のMQ関連のRedBookとしては以下のものがあります。

マニュアル番号 タイトル
SG24-7583-00WebSphere MQ V7.0 Features and Enhancements
SG24-7770-00WebSphere Application Server V7 Messaging Administration Guide
SG24-7128-00WebSphere MQ V6 Fundamentals
REDP-4350-00Cataloging WebSphere MQ Applications in WSDL for Reuse in SOA
SG24-7115-00WebSphere MQ Version 6 and Web Services
SG24-7357-00Implementing OMEGAMON XE for Messaging V6.0

【MQの仲間たち:MQ関連製品情報】

MQは、基幹のトランスポートとしてさまざまな製品と関連を持っています。

関連製品 MQとの関係
WebSphere MQ File Transfer EditionMQトランスポートを用いたファイル転送用製品です。MQの機能を包含します。
WebSphere Application ServerJMSメッセージング・エンジンとしてMQを使用することができます。
WebSphere Message BrokerMQを前提とするEnterprise Service Bus製品で、MQ経由でさまざまなシステムやアプリケーションを連携することができます。
WebSphere Enterprise Service BusWASをベースとしたEnterprise Service Bus製品で、連携方法として、MQおよびJMSをサポートしています。
WebSphere DataPower インテグレーション・アプライアンス XI50ハードウェア・アプライアンスのEnterprse Service Bus製品です。この製品もまた、MQ経由でのシステム連携が可能です。
Tivoli Composite Application Manager for SOA PlatformMQアプリケーションに対するシステム監視の機能を持った製品です。


3.MQ関連ダウンロード

MQのコンポーネント、サポートツール、障害修正モジュール(FixPack)などのダウンロード・サイトについてご紹介します。ここでご紹介するのは無料でダウンロードできるものばかりです。

【MQクライアント】

MQクライアントはMQをご購入いただくと、サーバー・パッケージとともに提供されています。ただ、このコンポーネントは無償ですので、外向けのサイトからもご自由にダウンロードしていただくことができます。(ユーザー登録は必要です。)ただし、あくまでクライアントですので、稼動時にMQサーバー製品が必要です。ダウンロードWebは英語ですが、ダウンロードできるクライアント・モジュールは日本語を含む各国語対応版です。

【MQ Explorer】

MQ ExplorerはWindowsあるいはIntel Linuxのみで稼動する、MQ製品に付属するMQのEclipseベースのGUI管理ツールです。稼動プラットフォームは限られますが、Intelに限らないリモートのMQサーバーの管理を行うこともできます。(そのためにはサーバー情報の設定と、ACLの登録が必要です。)MQ ExplorerもMQクライアントと同様無償のコンポーネントであり、MQの製品パッケージにも含まれていますが、外向けWebからもダウンロードすることができます。ダウンロードWebは英語ですが、ダウンロードできるモジュールは日本語を含む各国語対応版です。

【MQの障害修正(FixPack)】

MQ製品の障害に対する修正は、随時MQの開発元で作成されていますが、適当なタイミングで障害の累積パッチ(FixPackといいます)が作られます。FixPackはIBMのPAサポートセンター経由の入手方法(製品購入にともなうサポート契約が必要です)のみならず、外向けのWebからもダウンロードすることができます。Fixes by version for WebSphere MQにそれぞれのプラットフォーム/バージョン毎のFixPackの情報が集まっており、リンクをたどることによってそれぞれのFixPackのダウンロード・サイトにつながります。ダウンロードWebは英語ですが、ダウンロードできるモジュールは日本語を含む各国語対応版です。




たとえばFixPackの6.0.2.8をダウンロードしたい場合には上記のようにエントリーにチェックを入れてContinueボタンをクリックし、次の画面でHTTPあるいはDownload Directorのダウンロード方法を選択してダウンロードを実行します。Download Directorの方がダウンロードのスピードは速いですが、ブラウザの制限などでDownload Directorのアプレットが稼動しない場合にはHTTPを選択してください。

【MQ試用版】

MQには90日間の試用版も用意されています。入手の方法としては、一つにはWeb経由でCD-ROMを取り寄せる方法があります。

また、ダウンロードの手間はかかりますが、Windows以外のプラットフォームでの試用版も用意されています。

【MQサポート・パックいろいろ(便利なツール)】(英語)

サポート・パックとはWeb経由で提供される、製品の拡張機能のことをいいます。MQでは既にご紹介した、MQクライアント、MQ Explorer、パフォーマンス・レポートなどを含むさまざまなサポートパックが提供されています。サポートパックは将来的に製品の中に取り込まれていくこともよくあります。

特に有用あるいは便利なツールをリストしてみました。おもしろそうだと思ったら、是非ダウンロードして試してみてください。WWでの運用なので英語での提供となりますが、実際には日本人が作ったツールも入っています。ツールのサポート・プラットフォームはそれぞれ異なりますのでご注意ください。

IDタイトル対応MQバージョン内容
IH03WebSphere Message Broker V7-Message display, test & performance utilitiesV6/V7これは、MQのサポート・パックではなく、MQの関連製品であるWebSphere Message Broker(WMB)のサポート・パックです。本来の目的はWMBのテスト用なのですが、MQのテストやデバッグの用途にも使用することができます。テスト用のデータを入力したファイルからデータをメッセージとしてMQのキューにPutしたり、MQの各種ヘッダ情報をわかりやすく表示したりというMQのテストに必要なさまざまな機能を装備したGUIツールです。RFHutilというコマンドで簡単に起動できるコンパクトなツールです。英語のパネルですが、データは日本語表示にも対応しています。残念ながら32ビットWindows環境でしか稼動しません。
MA01WebSphere MQ - Q ProgramV6/V7たった一つのqというプログラムを提供するだけのサポートパックですが、UNIX等のコマンド・パイプラインと組み合わせると非常に強力な機能を発揮します。
使い方は、たとえば
 Q1というキューへ書き込む q -oQ1
などです
MA0WWebSphere MQ API TraceV6/V7/V7.0.1MQはバージョンアップに伴い、さまざまなトラブル・シューティング用の機能を強化してきました。しかしながらバージョン間でサポートする機能が異なっていたり、あるいは機能があっても目的の方法を見つけるのが非常に大変である場合があります。このサポートパックは目的のトレース取得やフォーマットを簡単に実行するためのものです。
MA96WebSphere MQ - Message BrowserV6/V7/V7.0.1メッセージの内容をわかりやすく表示するためのユーティリティです。Windows環境ではGUIツールを使用することができます。ヘッダーの内容や、それぞれのオプションの設定内容を、キューからメッセージを除去することなく表示することができます。
MO71WebSphere MQ for Windows - GUI AdministratorV5.3/V6/V7非常に軽量かつGUIベースでの、mqmonというMQ管理用ツールです。現在では製品付属のMQ Explorerで、多くの機能をカバーするようになっていますが、軽量かつさまざまな機能をサポートしていることがこのツールの身上です。
  1. コマンド(MQSCサブコマンドなど)発行
  2. フィルター
  3. キュー操作
  4. 通信(テキストベースのメッセージ送付)
  5. キュー・マネジャーの監視
  6. キュー・マネジャー・オブジェクトの監視
などの機能を持っています。
MO72MQSC Client for WebSphere MQV6/V7mqscというコマンドが提供され、ローカルあるいはクライアント接続のキュー・マネジャーに対してMQSCサブコマンドを発行することができます。また、クライアント・チャネル・テーブルに対し、コマンドを発行することができます。
たとえば、コマンド入力ファイルCommands.txtの内容をキュー・マネジャーQM1に対して発行する場合には
 mqsc –m QM1 –i Commands.txt
と指定します。
MS81WebSphere MQ internet pass-thruV7MQ チャネル・プロトコルとファイアウォールとの間のパスをより単純でより管理しやすくするための機能拡張です。略してMQIPTと呼ばれます。MQプロトコルをHTTP 内に通したり、プロキシーとして動作したりします。プロキシーとしての MQIPT は、インターネット・ファイアウォールの外部にある「非武装地帯」(DMZ) に配置され、MQ プロトコル・フローを、外部インターネットの MQ クライアントまたは キュー・マネージャー からファイアウォール内の宛先 キュー・マネージャーへ中継します。これにより、セキュア DMZ 内のアドレスからファイアウォールへのインバウンド MQ 通信が可能になります。
また、MQIPTサーバーのペアを MQチャネル接続のパスに入れることにより、HTTP ラッパーをプロトコル・フローに追加できるようになるため、MQ接続を HTTP アプリケーション・ファイアウォールにインバウンド・パススルーできるようになります。
MH03WebSphere MQ SSL Configuration CheckerV6このサポートパックはキュー・マネジャーに対して、同様にクライアントに対してのSSL構成をチェックし、何か問題があればレポートしてくれます。
MO04WebSphere MQ SSL WizardV6MQのSSL構成の初心者向けのJavaベースのGUIツールです。ウィザード形式で一般的なガイドと必要なコマンドを提供してくれます。
MS03WebSphere MQ - Save Queue Manager object definitions using PCFs (saveqmgr)V5.3/V6/V7saveqmgrというコマンド名でよく知られたサポート・パックです。キュー・マネジャーの全オブジェクト定義をMQSCコマンド形式でファイルに書き出してくれます。キュー・マネジャーへの接続は、バインディング接続/クライアント接続の双方が可能です。
MQを導入したサーバーマシンの老朽化や、OSの変更の必要性から、MQシステムを別のサーバーに入れなおす必要が生じた場合に非常に便利です。構成のバックアップとしても有効です。


4.MQ関連の研修、認定試験、フォーラム、コミュニティーなど

MQの製品にかかわるその他の情報サイトをご紹介します。

【MQの研修】

日本アイ・ビー・エム人財ソリューション株式会社(IHCS)より、MQの有料研修を提供しています。

【MQ認定資格】

IBM技術者認定資格の中にWebSphere MQの認定資格もあります。
Webから認定試験の申し込みが可能です。試験の申し込み先はプロメトリック株式会社となります。

【MQのフォーラム】

MQの日本語のフォーラムがあります。何かMQについての新しい情報があったら、あるいは何か困ったことがあったら是非使ってみてください。

【MQのコミュニティー】

英語ですが、MQSeries.netというMQの情報サイトがあります。フォーラムの情報が充実しています。

【MQの事例】

日本語の事例サイト

英語の事例サイト


参考文献

著者について

常盤 千絵,WebSphereテクニカル・セールス, 日本アイ・ビー・エム株式会社

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