WAS 小ワザ集: 第19回:アプリケーション・サーバーの自動起動

「WebSphere Application Server 小ワザ集」では WebSphere Application Serverを導入・構築・運用管理する上で便利な機能やツール、コマンドなどをご紹介します。WebSphere Application Serverをもっと使いやすくするためのヒントとしてご活用ください。

WebSphere事業部, , IBM Japan

WebSphere事業部, IBM Japan



2012年 4月 05日

アプリケーションが稼動するサーバー・プロセスが意図せずダウンしてしまった場合、通常、手動でアプリケーション・サーバーの再起動を行う必要があります。このような場合に、アプリケーション・サーバーが自動で再起動できれば、アプリケーションの停止時間をより短くすることができます。ND環境の場合、ノード・エージェントはノード内のアプリケーション・サーバーの稼働状況をモニターしており、アプリケーション・サーバーが障害等でダウンしてしまった場合に再起動する機能を提供しています。また、BASE/EXPRESS環境の場合、管理エージェントが、同一ホスト上の複数のスタンドアロン・アプリケーションサーバーの管理を行うことができ、スタンドアロン・アプリケーション・サーバーのプロセスを監視し再起動を試みます。今回はこちらの機能を利用する手順をご紹介します。(管理ツールを使用して明示的に停止させた場合は再起動を行いません。)

※本手順はアプリケーション・サーバーの導入を前提条件としています。アプリケーション・サーバーの導入に関しましてはWebSphere Application Server V8.0 導入ガイドを参照下さい。

1.ND環境

  1. モニター・ポリシーの設定

    管理コンソールから[サーバー]→[サーバー・タイプ]→[WebSphere Application Server]→[ApplicationServer_Name]をクリックします。[サーバー・インフラストラクチャー]→[Javaおよびプロセス管理]→[モニター・ポリシー]をクリックします。

    図:管理コンソール「アプリケーション・サーバー」メニュー画面
    図:管理コンソール「アプリケーション・サーバー」メニュー画面

    下記のモニター・ポリシーの設定画面が開きます。自動再始動のチェックボックスがチェックされていれば、ノード・エージェントはアプリケーション・サーバーのプロセスを監視し自動で再起動します。変更を行う場合は、変更が終了したら[OK]をクリックします。その後[保存]もクリックしてください。

    図:管理コンソール「モニター・ポリシー」設定画面
    図:管理コンソール「モニター・ポリシー」設定画面

    ※ノードの再始動状態について
    ノードが完全にシャットダウンして再始動した後の、プロセスの本来あるべき状態を指定することが出来ます。デフォルトの設定は、STOPPEDでノードの再起動時に、アプリケーション・サーバーは起動しません。自動的に起動するにはRUNNINGに設定し、ノード再始動後にプロセスを元の状態に復帰させるには、PREVEOUSを設定します(再始動後に、ノードが起動していた場合は、サーバーを起動します)。


2.BASE/EXPRESS環境

  1. プロファイルの作成

    まず、管理エージェント用のプロファイルを作成します。プロファイル管理ツールを起動して、[作成]→[管理]→[管理エージェント]を選択します。後は、ウィザードに従い設定を行っていくことでプロファイルが作成されます。管理エージェントに関しては、WAS小ワザ集 第6回を参照ください。

  2. 管理エージェントの起動

    作成した管理エージェントプロファイルのbinディレクトリ(<WAS_root>/profiles/<管理エージェントprofile名>/bin)内のstartServer.bat(sh)を使い管理エージェントを起動します。

    >startServer.bat(sh) <管理エージェントサーバ名>
  3. ノードの登録

    管理エージェントが起動したら、管理対象のアプリケーション・サーバーが稼動するノードを管理エージェントに登録します。対象ノードのプロファイルのディレクトリを指定して、管理エージェントプロファイルのbinディレクトリ内のregisterNodeコマンドを実行します。

    >registerNode.bat(sh) -profilePath <WAS_root>/profiles/<アプリケーション・サーバー名>

    以上の作業で、登録したノード配下のアプリケーション・サーバーは管理エージェントから管理することができ、スタンドアロン・アプリケーション・サーバーのプロセスを監視し自動で再起動できるようになります。

  4. 登録ノードの確認

    最後に、管理エージェントに登録されている管理対象ノードを確認する手順についてご紹介します。ブラウザーで管理エージェントのコンソール(http://<ホスト名>:<ポート>/ibm/console/)にアクセスすると、ノードの選択画面が表示されます。

    図:管理コンソールログイン画面
    図:管理コンソールログイン画面

    ここで、管理エージェントのノードを選択しログインを行います。次に[システム管理]→[管理エージェント]→[ノード]と選択します。すると、下記のように、現在、管理エージェントに登録されている管理対象ノードの一覧が表示されます。

    図:管理コンソール「ノード」一覧画面
    図:管理コンソール「ノード」一覧画面

    ご紹介する手順は以上です。

参考文献

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