IBM® WebSphere® Application Server Migration Toolkit は、アプリケーションを古いバージョンの WebSphere Application Server や Oracle Weblogic Server、Oracle Application Server、JBoss Server から IBM WebSphere Application Server V7 または V8 に移行するお客様を支援します。Migration Toolkit はアプリケーションと構成のマイグレーションにおいてこれまで時間のかかっていた作業を、大幅に短縮することができます。
Migration Toolkit は、標準的な移行作業にかかる時間を半分に削減することができます。かつては、手作業で行っていた多くの移行作業を自動で実行できるようにしたIBMの研究所の技術により、工数の削減が可能になりました。
詳細については、FAQ を参照してください。
IBM Rational® Software Analyzer 技術をベースとするツール
Application Migration Tool は、IBM WebSphere Application Server と競合する他のアプリケーション・サーバー、もしくはWebSphere Application Server の古いバージョンから WebSphere Application Server にアプリケーションをマイグレーションするための支援ツールです。マイグレーション・プロセスには、Java ソース・コード、JSP、そしてデプロイメント記述子を変更する作業が必要になってくるためです。
IBM Rational® Software Analyzer をベースとするこのツールは、アプリケーションのコード品質およびコンプライアンス要件についての識別、分析、修正を一手に担うソリューションです。Application Migration Tool は Rational Software Analyzer のスキャン機能を利用して、競合アプリケーション・サーバー固有のデータを探します。そして、その固有のデータを詳しく調べ、WebSphere Application Server V7 または V8 でアプリケーションを実行できるように、そのデータを変更します。Application Migration Toolは、EclipseまたはIBM Rational Application Developer やRational Software Architect上にインストール可能な、プラグインの集合としてパッケージされています。
このツールは、Oracle WebLogic Server、もしくは JBoss Server 対応のJava 1.4 と Java EE 5 のアプリケーションを WebSphere Application Server V7 または V8 対応のアプリケーションに変換することができます。
WebLogic アプリケーションからの移行の際には、このツールは以下の主要な領域に重点を置いています。
- クラスパス設定:EAR (Enterprise Archive) クラスパスを J2EE 仕様に変換します。
- WebLogic Server の起動クラス:T3StartupDef および T3ShutdownDef クラスを検出して変換します。
- 移植不可能な JNDI ルックアップ:JNDI ルックアップを検出してリファクタリングし、パラメーターを持たない InitialContext を使用します。
- JSPファイル:TLD ファイルに、JSP タグ名および属性名の大文字/小文字を区別させます。
- デプロイメント記述子:WebLogic 固有のデプロイメント記述子要素を検出し、IBMのデプロイメント記述子要素に変換します。
- WebLogic 独自仕様の Java パッケージ参照:独自仕様の Java パッケージ参照を検出し、標準ベースのパッケージ参照に変換します。
- Web サービス:ANT スクリプト、サービス・エンドポイント・インターフェース、WSDL、デプロイメント記述子、マッピング・ファイル、その他の JAXRPC Web サービス成果物を生成します。
- Java EE 5 仕様:JPA、JDBC、XML、JTAやロギングの仕様を検出し、またそれらを変換します。
JBoss アプリケーションからの移行の際には、このツールは以下の主要な領域に重点を置いています。
- クラスパス設定:EAR (Enterprise Archive) クラスパスを J2EE 仕様に変換します。
- JBoss の起動クラス:JBossの起動とシャットダウンのMBeanを検出して変換します。
- 移植不可能な JNDI ルックアップ:JNDI ルックアップを検出してリファクタリングし、パラメーターを持たない InitialContext を使用します。
- デプロイメント記述子:WebLogic 固有のデプロイメント記述子要素を検出し、IBMのデプロイメント記述子要素に変換します。
- JBoss 独自仕様の Java パッケージとファイル:JBoss独自仕様の Java パッケージとファイルを検出します。
- Web サービス:JBoss JAXRPC Web サービスを移行します。
Oracle Application Server アプリケーションからの移行の際には、このツールは以下の主要な領域に重点を置いています。
- Oracle の起動クラス: Oracle の起動とシャットダウンのインターフェースを検出します。
- デプロイメント記述子: Oracle 固有のデプロイメント記述子要素を検出し、IBMのデプロイメント記述子要素に変換します。
- Oracle 独自のAPI : Java コード中のOracle 固有のパッケージを検出します。
- Oracle 独自のファイル:アプリケーション中のOracle 独自のXMLファイルを検出します。
- Oracle 独自のプロパティ:Javaコード中の Oracle 独自のプロパティを検出します。
- JSP : Oracle 独自のタグ・ライブラリーを検出します。
- Web サービス: Oracle のWebサービスを移行します。
Application Migration Toolは、アプリケーションを WebSphere Application Server V7 または V8 で実行できるように変換する上で非常に役立ちますが、すべての項目をカバーしているわけではありません。サポートされる項目についての最新の情報は、ツールのドキュメントをご覧ください。
旧バージョンの WebSphere Application Server からの移行
WebSphere Application Server バージョン間のMigration Tool を使用することで、WebSphere の新しいバージョンへアップグレードする際に、非常にスムーズに移行することができます。IBMでは、WebSphere のバージョン間でのAPIの一貫性や保全性はもちろん、上位への互換性、構成、管理プロセスのアップグレードに関して、綿密な調査を行っているため、競合アプリケーション・サーバーからの移行に比べて、WebSphere Application Server のアップグレードは、かなりシンプルで容易に行うことができます。しかし、業界標準の新しいレベルをWebSphere Application Server の新しいレベルでサポートし、開発するためには、業界標準の仕様変更に伴うアプリケーションの改編が必要となる場合があります。Application Migration Tool では、これらの変更を迅速かつ容易に特定しWebSphere Application Server V7 または V8 へのアップグレードの際の一助となります。
Application Migration Tool は、WebSphere Application Server V5.1、V6.0、V6.1、V7 からWebSphere Application Server V7 または V8 へのアップグレードをサポートします。
詳しくは、WebSphere Application Server バージョン間のMigration Tool の詳細を記述したドキュメントをご覧ください。
IBM WebSphere Application Server Migration Toolkit は、既にお使いのEclipse IDE バージョン 3.4.2 以降にインストールできます。そのため、Eclipse IDE がインストールされていない場合は、事前にEclipse IDE をダウンロードしておく必要があります。また、このツールは既存の IBM Rational Application Developer または IBM Rational Software Architect 上にインストールすることができます。図 1 は、Application Migration Toolの画面イメージになります。
図 1. Application Migration Tool
IBM WebSphere Application Migration Toolkit をダウンロードしたら、以下の手順に従ってインストールしてください。
- Eclipse IDE を起動します。
- Eclipse のメニュー・バーから、「Help」 > 「Install New Software」の順に選択します。
- 「Install」ウィンドウで「Add」をクリックします。
- 「Add Site」ウィンドウに、以下の情報を入力します。
Name:ツールについて、適切な名前を指定します。(例: Application Migration Tool – WebLogic to WebSphere)
Location:ダウンロードした zip ファイルが置かれている場所を指定します。 (例: C:\MigrationToolkit\Application_Migration_Tool_WebLogic_to_WebSphere_v3.0.0.zip)
- 「Install」ウィンドウで、インストールするプラグインのチェック・ボックスを選択します。「Contact all update sites during install to find required software(必須ソフトウェアを検索するためにインストール中にすべての更新サイトに接続する)」チェック・ボックスが選択されていることを確認してから、「Next」をクリックします。
- 「Finish」をクリックしてインストールを開始します。
- 「Software Updates」ウィンドウが表示されたら、Eclipse 環境を再起動します。
詳しい手順については、ダウンロードに付属のドキュメントを参照してください。
サポートを受けるには、以下の 2 通りの方法があります。
- WebSphere Application Server V7 または V8 のサポート契約をお持ちのお客様は、この契約の適用範囲として、Application Migration Tool のサポートを受けることができます。このツールとMigration ruleについてはサポートの範囲となりますが、アプリケーションのコーディングや設計の問題に関する支援には、別途サービス契約が必要となります。
- WebSphere Application Server のサポート契約をお持ちでない場合、Migration Toolkit フォーラム (US) をご利用いただき、質問を投稿したり、解決策を検索したり、開発チームにフィードバックを送ることができます。
- WebSphere Application Server 試用版
- WebSphere Application Server for Developers ダウンロード
- Application Migration Tool デモンストレーション動画(英語)
- WebSphere Application Server マイグレーション・ウィキ(英語)
- Rational Application Developer for WebSphere 評価版
- なぜわずかなサービスに多額のコストを払うのでしょう?(英語)
是非ともこの技術に関するお客様のご意見をお聞かせください。フォーラム (US) にてお気軽にご意見をお寄せください。
| 内容 | ファイル名 | サイズ | ダウンロード形式 |
|---|---|---|---|
| Application Migration Tool: WebLogic to WebSphere | Application_Migration_Tool_WebLogic_to_WebSphere_v3.0.0.zip | 26 MB | HTTP |
| Application Migration Tool: JBoss AS to WebSpher | Application_Migration_Tool_JBoss_to_WebSphere_v3.0.0.zip | 26 MB | HTTP |
| Application Migration Tool: Oracle AS to WebSphere | Application_Migration_Tool_Oracle_AS_to_WebSphere_v3.0.0.zip | 26 MB | HTTP |
| Application Migration Tool – WAS to WAS | Application_Migration_Tool_WebSphere_Version_to_Version_v3.0.0.zip | 28 MB | HTTP |
| 他社からWASへの移行ツール・ドキュメント | ApplicationMigrationTool_ja_JP.3.0.0.pdf | 1.4 MB | HTTP |
| WAS バージョン間の移行ツール・ドキュメン | ApplicationMigrationTool_ja_JP.3.0.0_WebSphere_v2v.pdf | 1.3 MB | HTTP |
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