|  | WebSphere開発者では、"SOAという言葉を聞いたことがない"という人は少数であると思いますが、実際にSOAのテクノロジーをシステムの設計に活用しているという開発者は、現時点ではあまり多くはないようです。筆者が多くのお客さまとお話をした経験から申しあげますと、一部のお客さまではプロジェクトへの適用を開始されていますが、「SOAを導入することにより得られるメリットが具体的にいまひとつ理解できない」などの疑問や、「新しいパラダイムなので導入には大きなリクスがあるのではないか?」という懸念を持たれているようです。
概念的な重要性は理解しているが、そこから第一歩を踏み出せないというのが大勢のようです。
本連載では、システムを構築するにあたり、WebサービスなどSOAの新しいテクノロジーやコンセプトをどのように活用することで、どのようなメリットを享受することができるか、SOAでシステムを設計・構築する際のデザイン上の考慮点や、新しい技術やコンセプトを既存の技術や経験、スキルをどのように組み合わせて活用することができるのか、などを検証していきたいと思います。
連載の後半では、ビジネス・シナリオを使用したシステムの構築例を考えていきます。
第1回
「SOAシステムの特徴」
- SOAによるシステムの特徴
- SOAモデル
- SOAのメッセージ交換モデル
- SOAシステムのレイヤー・アーキテクチャー
第2回
「SOAの応用例 B2Cシステム」
- 2つのアプローチ
- SOAの応用例 B2Cシステム
- SOAの仕組み XMLによるメッセージ交換
- A2A アプリケーション間疎結合への応用
- ESBパターン
第3回
「SOAの応用例 B2Bシステム」
- B2Bパターン-企業間のサービス利用
- B2BへのSOAの応用方法
- B2BへのSOA応用の考慮点
- サービス・ゲートウェイの仕組み
- 参考文献
第4回
「SOAの構成単位 コンポーネント」
- コンポーネントの特徴
- コンポーネントの再利用
- コンポーネントの粒度とサービス
- コンポーネント設計の考慮点
- 既存アセットのコンポーネント化、サービス化
- 参考文献
第5回
「SOAで活用されるデザイン・パターン - その1」
- レイヤー・アーキテクチャー
- データ転送オブジェクト・パターン
- データ・アクセス・オブジェクト・パターン
- ファサード・パターン
- ラッパー・パターン
- SDO
- メディエーター・パターン
第6回
「SOAで活用されるデザイン・パターン - その2」
- サービス・エンドポイント間の接続モデル
- アダプター・パターン
- パイプ & フィルター・パターン
- メディエーション・パターン
- スプリッター・パターン
- アグリゲーター・パターン
- コンテンツ・ベース・ルーター・パターン
第7回
「SOAの価値 - その1」
- ビジネス環境の変化とITへの要求の変化
- 従来型ITシステム構築の課題点(縦割りのサイロ構造)
- 再利用を難しくするミニサイロ構造
- 課題解決へのアプローチ
- サービス・コンポーネント
- SOAの価値
- 参考文献
最終回
「持続性・ガバナンス」
- 他のサービスの利用とサービス・レベル・アグリーメント
- 元の木阿弥
- 開発ライフサイクル/開発プロセス
- IT組織、ビジネス組織横断の推進グループ
- 変更に伴うオーバーヘッドとリスクのコントロール
- 変革の測定
- 杞憂 - 論より証拠
- SOAの価値が得られるとき
- 参考文献
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