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オープンソースを使って費用を節約する: 第 2 回 OpenOffice の実力を探る

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レベル: 初級

Martin Brown, Freelance Writer, Freelance Developer

2009年 9月 01日

今日のような経済状況では、誰もが費用を削減する方法を求めています。IT 分野の場合、費用を削減するための 1 つの方法は、ライセンスされる高価な製品の代わりにオープンソースの製品に切り換えることです。この記事ではオフィス生産性ソフトウェアの OpenOffice について学びます。OpenOffice はどの程度成熟しているのか、OpenOffice にはどんな制限があるのか、そして、この生産性スイートに移行することによる影響について探っていきましょう。

はじめに

ライセンスされる高価な製品の代わりにオープンソースの製品を使うことで、大幅に費用を削減することができます。この「オープンソースを使って費用を節約する」シリーズでは、オペレーティング・システム、オフィス・アプリケーション・スイート、そしてグループウェア・サーバーという 3 つに対するオープンソースの選択肢について学びます。

  • 第 1 回では Ubuntu について説明しています。Ubuntu は非常に高機能で使いやすいオープンソースのオペレーティング・システムであり、容易にデスクトップ・コンピューターやサーバー・インフラのベースとなります。
  • 今回の記事では OpenOffice アプリケーション・スイートの特徴と機能について説明し、また Microsoft® Office® との比較を行います。
  • 第 3 回では OpenChange について学びます。OpenChange は、Microsoft Exchange Server と Exchange プロトコルを移植可能な形式でオープンソース実装したものです。Exchange は Microsoft Outlook と組み合わせて動作するように設計されたグループウェア・サーバーであり、メッセージング・サーバー、共有カレンダー、連絡先データベース、公開フォルダー、メモ帳、タスクなどの機能を持っています。

デスクトップ・コンピューターの場合、オペレーティング・システムと環境は、オフィスにおけるメインのオペレーションをサポートするアプリケーションほど重要ではありません。アプリケーションの要件はビジネスによって左右されますが、ほとんどのビジネスでは、中核的なオペレーションをサポートする上で OpenOffice などのオフィス・スイートも使用することになります。

OpenOffice スイートは無料で入手可能なオープンソースであり、Microsoft Office を含む広範な種類のオフィス・スイートと完全な互換性を持っています。OpenOffice はファイルの読み取りの面でも使い方の面でも互換性があり、OpenOffice を使う上で何も障害はありません。

バーミンガムやブリストルなど、英国のいくつかの市の評議会は、費用を節約するために OpenOffice に移行しました。5,500 台のデスクトップ・コンピューター用の商用ライセンスのコストと OpenOffice のコストを比較すると、どちらが有利かは明白です。

OpenOffice への移行は既にインストール済みのシステムと完全な互換性を保ちながら行うことができます。また、段階的に移行することも可能です。例えば Banco do Brasil は 2005年に OpenOffice に移行し、75,000 台のワークステーションに OpenOffice をインストールしました。

ソース・コードを「ダウンロード」して OpenOffice の内容を調べるか、あるいはコンパイル済みのバイナリー・パッケージをダウンロードしてください。これらのパッケージのインストール方法は対応するプラットフォームに他のパッケージをインストールする場合と同じであり、またどのプラットフォーム用の場合にも、これらのパッケージには全種類のアプリケーションと機能が含まれています。




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オフィス・スイート

どのようなマーケットで企業が活動するにせよ、ほとんどすべての企業は単純なオフィス・スイートによるサービスを必要とします。どのオフィス・スイートにも、ワード・プロセッサー、スプレッドシート・アプリケーション、プレゼンテーション・スイートという同じ 3 つの基本的なアプリケーションが含まれています。これらのアプリケーションを個別に、あるいは組み合わせて使用することで、必要なツールを提供することができます。

ワード・プロセッサー
レター、ファックス、レポート、その他の文書のために必要です。通常は、例えばメール・マージを実行することができる、あるいは封筒その他の文書を作成することができる、という関連ツールや機能がいくつか含まれています。
スプレッドシート
データを表にし、計画や予算を作成するために使われます。企業によっては、スプレッドシートを使ってすべての会計処理を行っている場合さえあります。
プレゼンテーション・ツール
基本的なプレゼンテーションや、基調講演、商品の売り込みなどに使われます。またプレゼンテーション・ツールはパンフレットや案内書などの文書にもよく使われます。これらの文書は明確にページで区切られた書式を持ち、文書全体をとおして一貫性のある体裁を保つ必要があります。
データベース・アプリケーション
単純な名前や住所の追跡から完全なアプリケーション環境の提供に至るまで、ほとんどすべてのことで使用され、販売、注文の追跡、その他の用途をサポートします。
イラストや描画用のアプリケーション
基本的な図やフローチャートを作成するための優れた方法です。

通常、アプリケーションは、個別に使われる場合も組み合わせて使われる場合もあります。例えば、よくある組み合わせとして、スプレッドシートやデータベースで名前と住所のリストを作成し、そのリストに基づいてレターや文書をメール・マージに利用する場合があります。もう 1 つのよくある組み合わせとして、レポートその他の文書の中で描画パッケージを利用して図やイラストを作成する場合があります。

マレーシアのクダ州ではオフィス・スイートの使用に関する調査を行い、コンピューターのコストの約 25 パーセントはオフィス・スイートのライセンス料であると結論づけました。これは、オフィス・スイートの重要性と想定されるコストの大きさを示すものです。




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OpenOffice

OpenOffice スイートは Sun Microsystems によって支援されており、商用の StarOffice アプリケーション・スイートを基に生まれたものです。この 2 つのスイートはソース・コードと機能が共通であり、オープンソースの OpenOffice は商用の StarOffice による補助を受けています。

IBM® も OpenOffice の技術をベースにしたオフィス・スイートである IBM Lotus® Symphony をリリースしました。他のオープンソース・ツールの場合と同様、OpenOffice、StarOffice、Lotus Symphony の間の違いはサポートにあります。OpenOffice はコミュニティー・プロジェクトであり、サポートは Web サイトやブログ、ウィキ、ディスカッション・リスト、フォーラムなどをとおしてコミュニティーによって行われます。StarOffice の場合には E メールと電話によるサポートがあり、また長期間のサービス・プランもあります。

OpenOffice は広範な種類のプラットフォームで利用することができます。そのため、どのオペレーティング・システムの場合にも、適切なバージョンを見つけられるはずです。ネイティブのウィンドウ・システムを使用するバージョンもあります。OpenOffice のバージョンには、Windows® 用 (Windows 95 や Windows 98 などの古いバージョン用まであります)、Linux® 用、Mac OS X 用、Solaris 用、FreeBSD 用があります。

また OpenOffice には、基本的なパッケージの一部として多様なアプリケーションが含まれています。以下に示すのは OpenOffice の主なコンポーネントです。


表 1. OpenOffice の主なコンポーネント
アプリケーション説明
WriterMicrosoft Word®、Apple Pages、WordPerfect に似たワード・プロセッサー
CalcMicrosoft Excel® や Apple Numbers に似たスプレッドシート
ImpressMicrosoft Powerpoint® や Apple Keynote に似たプレゼンテーション・ツール
BaseMicrosoft Access® や Filemaker Pro に似たデータベース
DrawMicrosoft Visio® や The Omni Group の OmniGraffle に似たベクター・グラフィックスおよびベクター・イラストレーションのツール
MathMicrosoft Equation Editor に似た等式および数式ツール

典型的なスイートでは当然期待されることですが、OpenOffice のアプリケーションは互いに対応して連動するようになっており、アプリケーション間には共通の機能がいくつもあります。「使い勝手と互換性」では、他のアプリケーション・スイートとの互換性について詳しく説明します。

一般に、アプリケーション・スイートには、他の多くのソフトウェア・パッケージには通常見られない機能が含まれています。例えば OpenOffice の場合、任意のアプリケーションから直接 PDF にエクスポートすることができ、サードパーティーの変換ツールやエクスポート・ツールを使う必要がありません。

また、少し変わったフォーマットにエクスポートすることもできます。例えば、大部分のWeb ベースのウィキ環境でサポートされている擬似的な HTML フォーマットにエクスポートすることができます。情報や文書を作成して企業のイントラネットで共有するのはとても簡単であり、それらの情報をネイティブ HTML で作成したり、あるいは文書をインターネットにアップロードしたりする必要はありません。

このセクションのこれから先では、4 つの主なアプリケーションの重要な機能について説明します。

Write

Write は OpenOffice のワード・プロセッサー・コンポーネントであり、典型的なワード・プロセッサーに期待されるような環境や互換性を備えています。Write は Microsoft Word と互換性があるため、Microsoft Word とほとんど同じ機能を持っています。

基本機能、つまり文書に対する多様な書式、段落スタイル、ページ・レイアウト、ページ区切り、セクション区切り、スペルチェックとスペル修正などは、いずれも典型的なワード・プロセッサー・アプリケーションに期待される機能です。しかし Write には、他の機能や強化された機能もあります。

例えば、入力中に基本的なインラインのスペルチェックと文法チェックが働きます (Write はスペルミスと思われる入力を強調表示します)。また Write は索引ページと目次ページを自動的に作成することができ、文書の中にコンテンツ (写真、イラスト、表、スプレッドシートの一部) を挿入したりマージしたりすることもできます。


図 1. Write 文書の例


ワード・プロセッサーの機能はあまりにも一般的になったため、市場での差別化は困難です。互換性と使い勝手の方がはるかに重要であり、OpenOffice はその両方を完全に満たしています。

Calc

Calc は最も古いタイプのアプリケーションの 1 つとして、データを表にし、その情報に基づいて計算を行います。Calc アプリケーションでは、そうした機能を OpenOffice の中で提供するとともに、他の大部分のスプレッドシート・アプリケーションと同様の関数や機能を数多くサポートしています。

Microsoft Excel と同じように、いくつかのスプレッドシートを 1 つの文書でサポートすることができます。これらのシートは必要に応じてリネームしたり、並べ替えたり、あるいはシート間でリンクを作成したりすることもできます。また多種多様な関数を利用して、スプレッドシート内のデータを基に、必要な計算、レポート作成、集計などを行うことができます。図 2 は Calc 文書の例を示しています。


図 2. Calc 文書の例


Calc の中では、情報のフォーマットを設定したり、情報を整理したりするために、他の関数を利用することもできます。データの表の行をデータ型に従ってソートすることができるため、数字の大きさ順や、アルファベット順、日付順などで並べ替えることができます。Lookup 関数と集計関数を利用すると、データを単純化して表示することができます。もっと複雑なデータ・レイアウトが必要な場合には PivotTable システムを使うことができます。

Write の場合と同様、Calc の機能や関数は、至って当たり前のものですが、オフィスの使いやすさには欠かせないものです。そして Write の場合とまったく同じように、Calc のルック・アンド・フィールは Microsoft Office と同じであり、Microsoft Office に直接取って代わる、使いやすい選択肢として使用することができます。

Impress

Impress プレゼンテーション・アプリケーションは Microsoft Powerpoint と互換性を保つように設計されています。Powerpoint の場合と同様、Impress ではテンプレートをベースにプレゼンテーションを作成し、プレゼンテーションのページのタイプに応じて、異なるテンプレートを使用します。

コンテンツはさまざまな場所からインポートし、さまざまな場所へとエクスポートすることができます。Write のアウトラインやコンテンツを変換し、そのテキストからプレゼンテーションを作成するのも簡単です。また、さまざまなソースからイラストや図をインポートしたり含めたりすることもでき、基本的な形状や図形をページの中に直接描画することもできます。図 3 は Impress によるプレゼンテーションの例を示しています。


図 3. Impress によるプレゼンテーションの例


最近のバージョンの OpenOffice では、グラフィックスの描画品質や、その結果としてのスライドの見栄えが大幅に改善されています。描画やスライドの品質が非常に良くなった今では、Impress に文書をインポートしてみても、元の文書との間でスライドの品質に大きな差は見られないはずです。

Impress がサポートする環境にはいくつかの制約があります。例えば、通常のプレゼンテーション・ツールに見られるような多種多様なトランジションを利用することはできません。1 つのプレゼンテーションの中でのスライド上でのアニメーションや相互作用も、他のパッケージに比べると多少制限されています。これらは些細な問題ですが、頻繁にプレゼンテーションを行う人や、こうした高度な手法を使う人の場合は、注意する必要があります。

Base

通常、データベース・パッケージが持つ機能は、期待される機能と必須機能の両面で、非常に範囲が広いものです。データベースを使用する人のなかには、基本的な記録データを保存する上での単純な手段が必要なだけの人もいますが、その一方、データベース・コンポーネントをコアとして使用するミニ・アプリケーションを構築したいと望む人もいます。

残念ながら、Base は Microsoft Access で提供されるようなリッチなアプリケーション環境を提供していません。ただし Base はデータベース・アプリケーションで必要な主要機能は提供しています。つまり基本的な入力テンプレートの作成、レポートの作成、他のアプリケーションや OpenOffice の一部との間でのデータのインポートとエクスポートなどの機能は持っています。

Base の場合、スクリプト化された要素やスクリプト化された操作を使用する完全なアプリケーションを作成することはできません。例えば、ボタンを押すと請求書が作成され、送付あるいは作成した請求書にチェックを付けるような販売および注文追跡システムを作成することはできません。こうしたスクリプト化された要素を使用できる点で、Microsoft Access や Filemaker Pro は基本的なデータベース保存機能のみを提供する Base よりも、はるかに優れています。そうしたタイプのデータベース・アプリケーションをサポートしたい場合には OpenOffice は適切な代替手段とは言えません。

Base の興味深い点として、外部のデータベース・ソースに接続することもできます。インターフェースとしては、ネイティブのインターフェースも、ODBC や JDBC インターフェースも、ともに使用することができます。また、カスタム・アプリケーションを作成しなくても、MySQL や Oracle のデータベースと接続するためのインターフェースを Base 内部に持つことができます。




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言語と国際化のサポート

多くの組織にとって、いくつかの言語やローカライズされた環境で、作業や操作を行えることは重要であり、またそれが必須の場合もあります。

OpenOffice は非常に多くの国々で広く使用されています。このように幅広い国々で使われている 1 つの理由はオープンソースであるためです。オープンソースであることから、ローカライズ作業や辞書、その他の資料に関して、個人や企業が容易に OpenOffice プロジェクトに貢献することができたのです。

ローカライズされたバージョンの OpenOffice は、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北アメリカにあり、また国や環境も、韓国、インド、ロシアなど多様です。政府から雑誌社や製造業に至るまで、さまざまな組織で OpenOffice が使われています。




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使い勝手と互換性

Microsoft Office に完全に支配されているマーケットでは、どんなオフィス・アプリケーション・スイートも Microsoft Office のフォーマットでファイルを読み書きできる機能を持たずに提供することはできません。

幸いなことに、OpenOffice の開発チームは長い時間をかけ、OpenOffice の機能セットが Microsoft Office に対応したものになるよう努力を重ねてきました。OpenOffice では Microsoft Office の文書を開くことも保存することもでき、そのプロセスの間に機能やデータが失われることはまったくありません。これは Microsoft Office オリジナルのバイナリー・ファイル・フォーマットの場合も新しい XML ベースのフォーマットの場合も同じです。都合のよいことに、Microsoft は OpenOffice で使用されている OpenDocument フォーマットをより一層サポートし、互換性が高まるように努力を続けており、この 2 つのスイートを使用するファイルや企業が互換性を保持しやすくなっています。

OpenOffice の中にある対応するコンポーネントの中には、Microsoft Office 文書をロードすることができ、動作は期待どおりで何も問題は起こりません。これは Microsoft Word の履歴追跡機能のように高度な機能を使う場合も同じです (この追跡機能は 1 つの文書の異なるバージョン間での変更をモニターするためによく使われます)。

OpenOffice への移行を選択した何社かの企業は、こうした互換性の高さを移行の成功の主な理由に挙げています。カリフォルニア州 Benicia の Liberty High School とオーストラリアのビクトリア州の Bacchus Marsh Grammer は共に、この互換性の高さによって OpenOffice のデプロイメントが非常に容易になったことを認めています (「参考文献」を参照)。

互換性を絶対確実に確認するための唯一の方法は、既存のアプリケーションと OpenOffice との間で文書を交換してみることです。無料のアプリケーションであることから、OpenOffice を試す上での障害は何もなく、コストもかかりません。それによって何か問題が見つかることはないはずですが、実際に確認してみることも重要です。

OpenOffice の中にある、もっと複雑な機能に関しては、そのプロセスの各段階を説明したウィザードやウォークスルーがあり、各段階で何をすればよいかを明確に指示してくれます。これに関しても、こうしたウィザード・インターフェースが頻繁に使われている Microsoft Office のユーザーならば、誰でもこうしたインターフェースはおなじみのはずです。

ほとんどすべての場合に関して、OpenOffice の機能は他のオフィス・スイートとまったく同じ形式と名前で提供されています。これには明らかなメリットがあり、ユーザーは OpenOffice をインストールし、この新しいスイートに慣れる上でほとんど苦労をしなくてすみます。




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拡張機能と機能強化

多くのオフィス・スイート・ユーザーにとって、もう 1 つ重要なことは、ベースとなるアプリケーションに拡張機能やテンプレートを追加することができ、また機能強化が行えるかどうかという点です。こうした追加や強化はさまざまな形式をとることができ、実行される機能もさまざまであるため、システムの特定の領域を機能強化したり単純化したりする上で役立つことがよくあります。

テンプレートはその好例です。OpenOffice には既に標準的なテンプレートがいくつも付属していますが、さらに多くのテンプレートをダウンロードすることで特定の問題を扱うことができます。Write の場合には、メモ、レポート、論文、その他のためのテンプレートがあり、適切なテンプレートをダウンロードしてコンテンツを挿入するだけで、プロ並みの文書を容易に作成することができます。Calc の場合には、預金の計算、予算表、貸借対照表、その他のテンプレートをダウンロードすることができます。

テンプレートやサンプル文書の他にも、より多くの機能をメインのアプリケーションに提供する拡張機能やプラグインも OpenOffice はサポートしています。テンプレートの場合と同様、ソリューションの種類は多種多様です。

例えば、Write 内部からブログやブログ・ポストをリモートで管理できる拡張機能があります。その結果、おなじみのワード・プロセッサー環境、スペルチェック、単語補完等々、おなじみのツールすべての組み合わせを単純なワンクリックのインターフェースで操作し、完成した文書をブログに公開することができます。ブログ・ポストの作成 (HTML を使ってのポストのフォーマット設定) に慣れた人が少ない企業では、こうした機能によって OpenOffice は適切で理解しやすい環境を提供することができます。

OpenOffice の場合、こうした追加部分を OpenOffice 環境に提供するために、コミュニティー全体が進化してきました。利用可能な選択肢、あるいはコンテンツを作成する人や共有する人は非常に豊富なのです。




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まとめ

ほとんどの人々は特別な訓練なしに OpenOffice を使うことができます。これは、メニューやメニューの内容、メニューの背後にある機能が、他のオフィス・スイートとほとんど同じだからです。機能に互換性があるおかげで、ほとんどの人々は OpenOffice を使いこなすことができ、通常の作業を行う方法を変える必要はありません。

OpenOffice によって、ユーザーの機能要件のコアとなる重要な部分を提供する、完全なオフィス・アプリケーション・スイートを利用できるようになります。Write あるいは Calc の場合、機能や使い勝手の面で欠点を見つけるのは困難です。他のパッケージの場合には制約があり、オフィス・スイートの要件としてプレゼンテーションやデータベースが重要な部分を占める場合には、そうした制約を念頭に置く必要があります。基本的に必要な機能がワード・プロセッサーとスプレッドシートの場合には、OpenOffice を使わない理由はほとんどありません。これまでと同じように既存の文書を扱うことができ、同僚がどのようなオフィス・スイートを使っているかによらず、同僚との間で文書を交換することができます。

このシリーズの第 3 回では、Microsoft Exchange Server と Exchange プロトコルを移植可能な形式でオープンソース実装した OpenChange を掘り下げます。



参考文献

学ぶために

製品や技術を入手するために
  • OpenOffice をダウンロードしてください。最新バージョンは 3.1.0 です。

  • 皆さんの次期オープンソース開発プロジェクトを IBM ソフトウェアの試用版を使って革新してください。ダウンロード、あるいは DVD で入手することができます。

  • IBM 製品の試用版をダウンロードするか、あるいは IBM SOA Sandbox のオンライン試用版を試し、DB2®、Lotus®、Rational®、Tivoli®、WebSphere® などが提供するアプリケーション開発ツールやミドルウェア製品を試してみてください。


議論するために


著者について

Martin Brown は過去 8 年以上プロのライターとして活躍してきました。彼はさまざまな話題に関して数多くの本や記事を執筆しています。専門領域は広く、無数の開発言語やプラットフォーム (Perl、Python、Java、JavaScript、Basic、Pascal、Modula-2、C、C++、Rebol、Gawk、Shellscript、Windows、Solaris、Linux、BeOS、Mac OS/X その他) から、Web プログラミング、システム管理やシステム統合にまでわたります。彼は ServerWatch.com と LinuxToday.com、そして IBM developerWorks に頻繁に寄稿しており、また Computerworld や The Apple Blog などのサイトの他、Microsoftの SME (Subject Matter Expert) にもブロガーとして頻繁に寄稿しています。




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