Lotus Sametime Media Manager 8.5.1 コンポーネントのクラスター化においては、数多くの詳細事項がからんできます。それらを見落としたり誤った対応をしたりすると、メディア・マネージャー・コンポーネントおよび Lotus Sametime 8.5.1 クライアント内でさまざまなタイプのエラーを引き起こす可能性があります。ここでは、メディア・マネージャー・クラスター環境を作成および正しく構成するためのシンプルなチェックリストを提供します。このチェックリストは、クラスターのセットアップを詳細に説明している Lotus Sametime Info center とともに使用する必要があります。
この記事で説明するクラスター・デプロイメント・シナリオは、構成のステップを理解するための参考としてお使いください。組織のニーズに応じた適切なサイジングを実行する必要があり、その後で Media Manager クラスターのデプロイを開始します。
理想的には、Media Manager コンポーネントごとに異なるマシンを使用すべきですが、この記事では machine1 と machine2 という 2 つのマシンを使用してメディア・マネージャー・クラスター環境を作成します。machine1 には、会議マネージャーと SIP プロキシー/レジストラーの 1 次ノード、SIP プロキシー/レジストラー・クラスター用の WebSphere プロキシーと最初のパケット交換プログラムを配置し、machine2 には、会議マネージャーと SIP プロキシー/レジストラーの 2 次ノード、会議マネージャー・クラスター用の WebSphere プロキシーと 2 番目のパケット交換プログラムを配置します。
- Sametime System Console で、machine1 の「1 次ノード」オプションを使用して、「Media Manager - プロキシー/レジストラー」のデプロイメント・プランを作成します。
- また、machine2 の「2 次ノード」オプションを使用して、「Media Manager - プロキシー/レジストラー」のデプロイメント・プランを作成します。
- プロキシー/レジストラーを両方のマシンにインストールします。
- SSC でクラスターのガイド付きアクティビティーを「Media Manager - プロキシー・レジストラー」に実行し、SSC デプロイメント・マネージャーをクラスターの DM として選択します。 Info center
- SSC 統合ソリューション・コンソールで、プロキシー・レジストラー・クラスター用の WAS プロキシー・サーバーを 1 次ノード上で作成します。WAS プロキシーの「SIP プロキシー・サーバー設定」->「SIP プロキシー設定」セクションで、SIP PR クラスターを使用するように「デフォルトのクラスター」フィールドを設定します。 Info center
- SSC 統合ソリューション・コンソールで「環境」->「仮想ホスト」->「sip_proxyreg_host」->「ホスト別名」に移動し、各クラスター・メンバーおよび WAS プロキシーによって使用される SIP/SIPS ポートが含まれていることを確認します。ホスト名が「*」のエントリーだけにする必要があるので、ホスト名を FQDN として使用するすべてのエントリーを削除します。 Info center
- SSC 統合ソリューション・コンソールから、プロキシー・レジストラー・クラスターおよび関連する WAS プロキシーを始動します。
- Sametime System Console で、machine1 の「1 次ノード」オプションを使用して、「Media Manager - 会議マネージャー」のデプロイメント・プランを作成します。
- また、machine2 の「2 次ノード」オプションを使用して、「Media Manager - 会議マネージャー」のデプロイメント・プランを作成します。
- 会議マネージャーを両方のマシンにインストールします。
- SSC でクラスターのガイド付きアクティビティーを「Media Manager - 会議マネージャー」に実行し、SSC デプロイメント・マネージャーをクラスターの DM として選択します。 Info center
- SSC 統合ソリューション・コンソールで、会議マネージャー・クラスター用の WAS プロキシー・サーバーを 2 次ノード上で作成します。WAS プロキシーの「SIP プロキシー・サーバー設定」->「SIP プロキシー設定」セクションで、CM クラスターを使用するように「デフォルトのクラスター」フィールドを設定します。 Info center
- SSC 統合ソリューション・コンソールで「環境」->「仮想ホスト」->「default_host」->「ホスト別名」に移動し、各クラスター・メンバーおよび WAS プロキシーによって使用される SIP/SIPS ポートが含まれていることを確認します。これらのポートは名前が「*」のホスト名だけを保持する必要があるため、ホスト名に FQDN が含まれるすべての SIP/SIPS ポート・エントリーを削除します。 Info center
- 各会議マネージャー・ノードの DM プロファイルにある stavconfig.xml で SIPProxyServerHost および SIPProxyServerPort の値を変更し、これらの値がプロキシー・レジストラーの WAS プロキシーのホスト/ポートを指すようにします。WAS プロキシーの PROXY_SIPS_ADDRESS ポートの値を必ず使用してください。 Info center
- 会議マネージャーの 1 次ノードおよび 2 次ノードの IP アドレスをコミュニティー・サーバーの信頼済み IPのリストに追加します。 Info center
- SSC 統合ソリューション・コンソールから、会議マネージャー・クラスターおよびその WAS プロキシーを始動します。
- Sametime System Console で、machine1 の「1 次ノード」オプションを使用して、「Media Manager - パケット交換プログラム」のデプロイメント・プランを作成します。
- また、machine2 の「1 次ノード」オプションを使用して、「Media Manager - パケット交換プログラム」のデプロイメント・プランを作成します。
- パケット交換プログラムを両方のマシンにインストールします。
- パケット交換プログラムの stavconfig.xml ファイルで、SIPProxyServerHost および SIPProxyServerPort の値が、プロキシー・レジストラーの WAS プロキシーのホスト/ポートを指すように変更します。また、ConferenceServerHost および ConferenceServerPort の値が、会議マネージャーの WAS プロキシーのホスト/ポートを指すように変更します。WAS プロキシーの PROXY_SIPS_ADDRESS ポートの値を必ず使用してください。 Info center
- 両方のパケット交換プログラムのサーバーを再始動します。
- 1 つのサーバーのストア・タイプから証明書を抽出し、他のサーバーのストア・タイプに追加します。詳細な情報や手順については、以下の表および Info center を参照してください。 Info center
証明書の取得元 利用するストアタイプ 証明書の追加策 利用するストアタイプ WAS Proxy for Proxy Registrar cluster NodeDefaultKeyStore Conference Manager CellDefaultTrustStore and NodeDefaultTrustStore WAS Proxy for Proxy Registrar cluster NodeDefaultKeyStore Packet Switcher CellDefaultTrustStore and NodeDefaultTrustStore WAS Proxy for Proxy Conference Manager NodeDefaultKeyStore WAS Proxy for Proxy Registrar cluster CellDefaultTrustStore and NodeDefaultTrustStore Packet Switcher NodeDefaultKeyStore WAS Proxy for Proxy Registrar cluster CellDefaultTrustStore and NodeDefaultTrustStore WAS Proxy for Proxy Conference Manager NodeDefaultKeyStore Packet Switcher CellDefaultTrustStore and NodeDefaultTrustStore - 信頼済み IP カスタム・プロパティーをプロキシー/レジストラーの両方のサーバーで作成し、会議マネージャーおよびパケット交換プログラムがインストールされている各マシンのホスト名または IP を追加します。 Info center
- LDAP サーバーへのアクセスに SSL が使用されている場合は、SIP プロキシー/レジストラーの両方のサーバーを構成します。 Info center
- Media Manager コンポーネントによって使用されるすべてのポートが、ファイアウォールで開かれている必要があります。 Info center
- 「1. プロキシー・レジストラー・クラスター、2. プロキシー・レジストラー・クラスターの WAS プロキシー、3. 会議マネージャー・クラスター、4. 会議マネージャー・クラスターの WAS プロキシー、5. パケット交換プログラム」という順番で、すべてのサーバーを再始動します。
SIP 登録時に、会議マネージャーおよび/またはパケット交換プログラムのログに SIP タイムアウトと他のエラーが表示される
- 次のいずれかの方法でこの問題を修正できないか確認します。
1. 会議マネージャーおよびパケット交換プログラムの stavconfig.xml ファイルで、SIP プロキシー/レジストラー・クラスターの WASプロキシーの誤った SIP ポートが使用されている可能性があります。プロキシー/レジストラーは stavconfig.xml を使用しないため、プロキシー/レジストラーでは stavconfig.xml を変更する必要はありません。正しい SIP ポートを使用していることを確認してください。TLS を SIP トランスポート・プロトコルとして使用している場合は、WAS プロキシーの PROXY_SIPS_ADDRESS ポートを使用する必要があります。それ以外の場合は、PROXY_SIP_ADDRESS ポートを使用します。
- プロキシー/レジストラー WAS プロキシーの「SIP プロキシー・サーバー設定」->「SIP プロキシー設定」セクションで、PR クラスターを使用するように「デフォルトのクラスター」フィールドが設定されていることを確認します。
- それらのポートがファイアウォールによってブロックされていないことを確認します。
SIP 登録時に、会議マネージャーおよび/またはパケット交換プログラムのログに SIP 401 エラーが表示される
プロキシー/レジストラー・サーバーで com.ibm.ws.sip.security.trusted.iplist カスタム・プロパティーをチェックし、会議マネージャーおよびパケット交換プログラムのマシンの IP アドレスがこのプロパティーに含まれていることを確認します。
この例外を受け取る場合は、会議マネージャーの STMediaServer サーバーの SIP コンテナー、プロキシー/レジストラー、およびパケット交換プログラムで次のカスタム・プロパティーを追加し、これらを再始動します。
| Name | Value |
|---|---|
| com.ibm.ws.sip.security.enable.digest.tai | false |
8.5.1 クライアントに組み込まれた Lotus Notes Sametime ではテレフォニー・アイコンが無効になるが、Sametime Standard 8.5.1 クライアントでは有効になる
- SSC の「ポリシーの管理」リンクで、「Instant Messaging」タブ内の「Sametime Instant Messaging のデフォルト・ポリシー」オプションを選択し、「Sametime Connect のすべての機能を統合クライアントで使用するように許可する」が有効になっていることを確認します。有効になっていない場合は、有効にしてから設定を保存し、コミュニティー・サーバーを再始動します。
- 2. クライアントのエラー・ログ・ファイルに「No trusted certificate found」警告が表示される場合は、Lotus Notes クライアントがサーバー証明書を拒否した可能性があります。その理由は、発行者名と、クライアントが TLS 接続を開きたい SIP プロキシー/レジストラーのホスト名との間で不一致があったためです。この問題を解決するには、SIP プロキシー/レジストラー・クラスターがインストールされているすべてのマシンが必ず 1 つのホスト名を使うように構成する必要があります。