グリーン対応が進むIBM Lotus Domino: 新しいLotus Domino Attachment and Object Service

Lotus Domino 8.5のDAOS(IBM Lotus Domino Attachment and Object Service)は、文書に添付されたファイルをサーバー上の専用リポジトリーに保管する機能です。ユーザーが文書上の添付ファイルにアクセスした場合には、ファイルの実体が保存されている専用リポジトリーを参照します。この仕組みにより、Lotus Notes/Dominoシステムの総所有コストを削減し、さらにはグリーン・コンピューティングの実践に向けてお客様を支援できるとIBMでは考えています。本記事では、Lotus Notes/Dominoで巨大なオブジェクト(添付ファイルなど)を扱う上での計画、セットアップ、構成、および管理の各方法を解説します。

日本編集者注:

  • 本記事には、英語で記述された原文を翻訳したものに加筆、修正を加えています。これは、翻訳だけでは内容の理解が難しいために行ったものです。原文と若干の差違がありますことを、あらかじめご了承ください。
  • 本記事で扱われる新機能は、本記事執筆時点では開発途中のLotus Notes/Domino 8.5で実装が予定されているものです。そのため、本記事中の内容が製品版でも同一の形で提供されるとは限りません。参考としてご利用ください。

IBM Lotus Dominoサーバーは、バージョン 8.5 のリリースで Domino Attachment and Object Service という仕組みを新たに導入しました(以下、DAOSを省略して記述)。この機能は、同じサーバー上のデータベース (アプリケーション) に存在する多数の添付ファイルの中から、同一と判断された添付ファイルについては、同一サーバー上で共有するものです。これにより、ファイル・レベルでスペースを大幅に節約できます。これからDAOSの仕組みを解説していきますが、その最初として添付ファイルに関する話から進めていきます。

DAOS 機能を有効にしたデータベースでは、Lotus Domino は各文書の添付ファイルの実体を個別の文書に保存しなくなります。代わりに、実体のファイルは専用リポジトリーに保存されます。文書には、専用リポジトリー内の添付ファイルの存在場所を示す参照ポイントが保存されます。同じサーバーにおいて、データベース内の複数文書に同一ファイルがある場合なら、専用リポジトリー内の同じファイルを参照します。この動作は、単一のデータベース内の複数文書でも、複数のデータベースにまたがる場合でも、同一サーバーならば同様に動作します。添付ファイルのサイズが大きく、この添付ファイルを含むメッセージが数千のユーザーに送信された場合、受信者ごとにメッセージのコピーが個別に作成されると、数ギガバイトものディスク・スペースが必要となる場合があります。また、複数の返信履歴を持つメール・スレッドでは、同じ添付ファイルのコピーが大量に増えてしまうこともあります。Lotus Notes/Domino 8.5では、DAOS を有効にすると、ディスク・スペースの使用量を大幅に削減でき、これらの問題を回避できます。

図 1. DAOSのアーキテクチャー

Lotus Domino上でのDAOSの計画

添付ファイル・オブジェクト・ストアの使用はオプションであり、これをLotus Dominoで実際に使うにあたっては、しっかりとした計画を必要とします。

まず、サーバー文書の「DAOS」タブで統合設定を有効にし、ファイル統合を実施したいデータベースごとにデータベースの詳細プロパティ「Use Domino Attachment and Object Service」にチェックを入れます。これにより、Lotus Dominoサーバー上のこれらのデータベースでは、添付ファイル統合へ加えるよう指定されました。DAOSの利用には、トランザクション・ログが有効になっていることが必要です。DAOSは、各添付ファイルを単一のファイルに統合して、リポジトリー内のマッピングされた場所に一括して保管します。サーバー上で添付ファイル統合機能を有効にすると、そのサーバー上の対象データベースは、リポジトリーを使用して添付ファイルを保管するようになります。

添付ファイル統合が有効なときにユーザーが添付ファイルを保存すると、文書に格納された本文(Body)には、添付ファイルへの参照先 (チケットと呼ばれることもあります) が保存されます。これは、リポジトリー内の添付ファイルを識別するもので、添付ファイルの統合は即座に実行されます。サーバー上でのタスクの定期実行などによるものではありませんので、ユーザーは統合処理を待つ必要はありません。


添付ファイル統合のしきい値、オブジェクト・ストアのベース・パス、およびDAOS非参照オブジェクトの保持期間

システム管理者はサーバー文書の「DAOS」タブを使用して、添付ファイルが統合される条件として最小サイズを指定したり、リポジトリー用の親フォルダーのパスを指定したりできます。

この添付ファイルの統合機能は、ユーザーから見た場合には、これまでと何ら変わりません。ユーザーがメールを開いたときには、文書のデータベースがあるサーバーで統合機能が有効になっているか否かにかかわらず、添付ファイル・アイコンは同じように表示されます。ユーザーは、添付ファイルの削除、ローカルへの保存、置換といった操作や、添付ファイルに関するその他の一般的な処理をこれまでと同じように行えます。ユーザーが添付ファイルを削除または置換した場合、あるいは既存の添付ファイルのコピーを含む新しい文書やメッセージを作成した場合、サーバーは、サーバー上のどの添付ファイルが同一であるかを判断し、必要に応じてリポジトリー内の各添付ファイルへの参照先を調整します。

添付ファイル統合をセットアップする前に、ファイルを置く場所と統合するファイルの最低サイズを決めてください。添付ファイル統合を使用する各サーバーでは、共有添付ファイル用のリポジトリーを作成するディレクトリを指定しなければなりません。ディレクトリ内のDAOS (.NLO) ファイルの数がオペレーティング・システムの制限に対して非常に多くなった場合、Lotus Dominoは必要に応じて追加のサブディレクトリを作成します。

デフォルトでは、添付ファイル・リポジトリーは、サーバーによって制御される論理ディレクトリ構造に応じて作成されます。フルパスを指定することにより、サーバーまたは接続されているファイル・ドライブの任意の場所にこのディレクトリを作成できます。


メール・ファイル用の添付ファイル統合

メール・ファイル用の添付ファイル統合を使用するときは、サーバー上のすべてのMAIL.BOXファイルにも添付ファイル統合を設定してください。

メール・ファイルのサイズを計算して、設定済みのメール制限値または警告用のしきい値制限に適合しているかどうかをLotus Dominoが判断するとき、DAOSを使用して保管された添付ファイルを、各ユーザーによってその添付ファイル全体が所有されているとして扱います。このため、DAOSを使用するメール・ファイルに配信された各メッセージの全サイズが、メール・ファイルの制限値に対してカウントされます。同様に、DAOS対応のデータベースにリンクされているメッセージをユーザーが削除すると、メッセージの全サイズがメール・ファイルの制限値から削減されます。

メモ: 添付ファイル統合を使用するメール・データベースの実際のファイル・サイズは、必ずしもその論理サイズを反映するとは限りません。


ODS (On-Disk Structure)

統合機能は、オン・ディスク構造ODS50以降のすべてのデータベースで機能します。これよりも前のODSのデータベースでは、詳細プロパティにDAOS設定がありませんが、後でODS50にアップグレードを行ったときに統合に含められるよう、Lotus Domino Administratorクライアントで統合をあらかじめ有効にしておくことができます。

添付ファイル統合を指定できるよう、新規作成したすべてのデータベースをODS50にアップグレードにするには、NOTES.INIファイルに次の設定を行います。

Create_R85_Databases=1

添付ファイル統合機能は、Windows®、Linux® SLES 10、AIX®、および System i でサポートされています。

添付ファイルの統合機能はメールだけに限定されません。この機能が有効になっているサーバーであれば、そのサーバー上にあるどのデータベースでも、文書の添付ファイルを統合することができます。

メモ: 添付ファイルの統合機能は、データストアとして、NSFの代わりにDB2を使用する「DB2-NSF」ではサポートされません。


圧縮オプション

添付ファイルの統合機能では、Lotus Domino Attachment and Object Serviceプロパティを有効にしてデータベース内の新しい添付ファイルだけを統合するわけではありません。表 1 にあるように、圧縮オプションを使用すると、コピー形式の圧縮を実行することで、既存文書内の添付ファイルをDAOSリポジトリーに移動できます。このオプションはオンライン圧縮では利用できません。

表1. 圧縮オプション
オプションコマンド行での等価コマンド説明
Use Lotus Domino Attachment and Object Service -c -daos on|off このオプションをオンに設定すると、既存の文書から添付ファイルをDAOSリポジトリーに移動し、その後でデータベースを圧縮します。

添付ファイル統合はどのように機能するのか

統合中に添付ファイルに何が行われるのかを以下のリストに示します。

  • システム管理者は、サーバー文書の「DAOS」タブで、IBM Lotus Dominoサーバー全体にこの機能を有効にします。
  • データベース管理者、システム管理者、またはフル・アクセス・アドミニストレーターが、1 つ以上の既存データベースを統合に含めるためにデータベース・プロパティ「Use Domino Attachment and Object Service」を設定するか、任意のユーザーが、DAOSプロパティが有効で継承の設定がされているテンプレートから新規データベースを作成します。
  • DAOSに対応した任意のデータベースで、「DAOS」タブで指定されたサイズよりも大きい 1 つ以上の添付ファイルが含まれる文書をユーザーが保存すると、Lotus Dominoサーバーは添付ファイルへの参照先を文書のオブジェクト・ヘッダーに格納し、その添付ファイルの単一コピーをサーバー上の添付ファイル・リポジトリーに保管します。
  • 任意のユーザーがその文書を再び開くと、ヘッダーは保存された添付ファイルへのリンクがアクティブとなります。添付ファイルは、実際にファイルが文書内に保存されているかのように表示されます。
  • ユーザーが文書を編集し、添付ファイルの新しいバージョンを保存すると、Lotus Dominoは改訂された添付ファイルのコピーを添付ファイル・リポジトリーに追加し、オリジナルの添付ファイルへの参照先を文書から削除します。そして、改訂された添付ファイルへの参照先を新たに作成します。
  • ユーザーが同じ添付ファイルのコピーを含む複数の文書 (メール・スレッドでの返信など) を後で作成する場合、Lotus Dominoサーバーはリポジトリー内の添付ファイルの単一コピーへの参照先を各文書に格納します。
  • ユーザーが後で添付ファイルを削除する場合、Lotus Dominoは文書ヘッダー内の参照先だけを削除します。リポジトリー内の添付ファイルは、他の文書によって使用されている限り、影響を受けることはありません。

ある添付ファイルについて、すべてのユーザーが添付先のすべての文書からその添付ファイルを削除すると、Lotus Dominoは添付ファイル・リポジトリーからそのファイルを削除します。システム管理者が削除の遅延日数を指定していない限り、添付ファイルはすぐに削除されます。


DAOSのセットアップと有効化

添付ファイル統合用にサーバー設定を指定するには、以下の手順に従います。

  1. Lotus Domino Administratorで、「設定」タブをクリックし、「サーバー」セクションを展開します。
  2. 編集するサーバー文書を選択し、「サーバーの編集」をクリックします。
  3. 「DAOS」タブをクリックします。
  4. 表 2 に示したフィールドに入力することにより、添付ファイル統合を有効または無効にします。
表2. 添付ファイル統合の詳細
フィールド名入力
添付ファイルの保存先いずれかを選択します。
  • 「DAOS」 サーバーは、統合に含まれるすべてのデータベース内のすべての文書に保存された添付ファイルを統合します。データベースは、そのデータベース・プロパティ「Use Domino Attachment and Object Service」が選択されている場合に統合に含められます。
  • 「NSF」 サーバーは添付ファイル統合の使用を停止し、統合に含まれるデータベース内のすべての新規添付ファイルは文書内に保存されます。
  1. 表 3 に示した情報を入力し、「保存して閉じる」をクリックします。
表3. 添付ファイルのプロパティ
フィールド名入力
DAOSに保存するオブジェクトの最小値統合する任意の添付ファイルの最小合計サイズ (バイト) です (デフォルトは 4096 バイト)。数値を入力してください。
サイズが非常に小さい添付ファイルは、統合してもディスク・スペースの削減にあまり貢献しないため、処理する価値がありません。
DAOSのベース・パス添付ファイル・リポジトリーへの相対パスまたはフルパスです。たとえば、「DAOS」と入力すると、
DAOS
DAOS のベース・パスは、Lotus Dominoデータ・ディレクトリに以下のように設定されます。
  • Windows での例:
    C:\LOTUS\DOMINO\DATA\DAOS
  • Linux (SLES 10) または System i での例:
    /local/notesdata/DAOS
サーバー上の別の場所にあるディレクトリを指定する場合は、フルパスを入力します。たとえば、Windowsでは次のようになります。
C:\DAOS

指定したディレクトリが存在しない場合は、Lotus Dominoによって自動的に作成されます。

メモ: Lotus Dominoシステム管理ユーザーは、指定したディレクトリに対し、サーバーのオペレーティング・システムに沿った適切なファイル・アクセス権限を持たなければなりません。

オブジェクトの削除をn日間遅延するこの設定は、添付ファイルへの最後の参照先が文書から削除された後、指定された日数の間、オブジェクトがDAOSから削除されるのを防ぐために使用します。
0から9999までの数値を入力してください。
この設定は、非参照のDAOSオブジェクトが誤って削除され、それを復元する必要がある場合に役立ちます。
DAOS Pruneコマンドを使用すると、非参照のすべてのオブジェクトをいつでも明示的に削除できます。
  1. 新しい構成を有効にするために、サーバーを再起動します

図 2 に DAOS 設定を示します。

図 2. DAOS設定

選択したデータベースに添付ファイル統合を指定するには、以下の手順に従います。

  1. Lotus Domino Administratorで、「ファイル」->「アプリケーション」->「プロパティ」を選択します。
  2. 「詳細」タブをクリックします。(このタブは帽子のアイコンです。)
  3. 「Use Domino Attachment and Object Service」オプションを有効にします。

メモ: データベースがメール・ファイルまたはMAIL.BOXファイルの場合は、「添付ファイルの圧縮形式としてLZ1を使用」オプション(デフォルト)を必ず有効にしてください。

選択した複数のデータベースに添付ファイル統合を指定するには、以下の手順に従います。

  1. Lotus Domino Administratorで、「ファイル」->「詳細プロパティ」を選択します。
  2. 「Use Domino Attachment and Object Service」オプションを有効にします。図3を参照してください。

メモ: データベースがすべてメール・ファイルまたはMAIL.BOXファイルの場合は、「添付ファイルの圧縮形式としてLZ1を使用」オプション(デフォルト)を必ず有効にしてください。

図 3. 詳細オプション

Lotus Domino添付ファイル・オブジェクト・ストアの管理

多数の添付ファイルを受け入れてDAOSリポジトリーが増大するにつれ、データの負荷を均衡化するために、DAOSベース・パスに複数のサブディレクトリが自動的に作成されます。

メモ: リポジトリーのディレクトリ(デフォルトでは notesdatadirectory/DAOS) 内のサブディレクトリを変更、移動、削除したり、その中のNLOファイルを変更したりする必要はまったくありません。

現在のディスク上の追加スペースの容量が制限されている場合は、より多くのスペースを持つ別のディスクにリポジトリーのディレクトリを移動できます。また、ディレクトリが個別のドライブにあり、サーバー障害が原因で壊れた場合は、新しいロケーション (たとえば、別のドライブ) に新規のDAOS ベース・パスを作成し、バックアップからディレクトリの内容を復元できます。

DAOSリポジトリーを移動または復元するには、以下の手順に従います。

  1. 次のいずれかを実行し、DAOSリポジトリーを移動または復元します。
    • DAOSリポジトリーのディレクトリを移動するには、新しいロケーションに新規ディレクトリを作成し、オペレーティング・システムを使用して、既存のnotesdatadirectory/DAOSディレクトリのすべての内容を新規ディレクトリにコピーします。
    • バックアップ・ファイルからDAOSリポジトリーのディレクトリを復元するには、バックアップされている notesdatadirectory/DAOSディレクトリの内容を新しいファイル・ロケーションにコピーします。
  2. Lotus Domino Administratorで、「設定」タブをクリックし、「サーバー」セクションを展開します
  3. 編集するサーバー文書を選択し、「サーバーの編集」をクリックします。
  4. 「DAOS」タブをクリックします。
  5. 「DAOS のベース・パス」フィールドで、ディレクトリの新しいロケーションを指定します。サーバー文書を保存します。
  6. Lotus Dominoサーバーを再起動します。

DAOS非参照オブジェクトの削除

サーバー文書の「DAOS」タブで「オブジェクトの削除をn日間遅延する」設定を有効にすると、サーバー全体でDAOS非参照オブジェクトの削除が遅延されます。

DAOSオブジェクトは、そのオブジェクトを参照する任意の文書でオブジェクトへの最後の参照先が削除された場合にのみ、非参照とみなされます。削除の遅延が有効な場合、サーバー文書の設定によって決められた猶予期間中、オブジェクトは保持されます。この猶予期間中は、オブジェクトの復元が必要になったときに役立ちます。

"number of days old" (経過日数)引数(経過日数)を指定してDAOS Pruneを実行することにより、サーバー文書の設定をオーバーライドできます。

構文: DAOS Prune[number of days old]

この引数は、"number of days old" 引数による指定よりも古いすべてのDAOS非参照オブジェクトを削除します。

このコマンドは、デフォルトの削除遅延間隔とは別にすべてのオブジェクトをクリーンアップするときに役立ちます。

メモ: 経過日数に0を指定してDAOS Pruneを実行すると、非参照のすべてのオブジェクトがすぐに削除されます。


DAOSを有効にしているサーバーのバックアップ

サーバー上のデータベースが添付ファイル統合に加わるよう設定されている場合は、サーバーのバックアップには、DAOSリポジトリーに保管されているすべてのNLOファイルをバックアップする追加手順が必要となります。通常、このようなファイルは頻繁には変更されないため、最初のバックアップ後、あまり手間または時間をかけずに増分バックアップを実行できます。

メモ: この手順は、障害が発生した場合、元のLotus Dominoサーバーにファイルの復元を図ることを前提としています。NLOファイルが元のサーバーのキーで暗号化されているとき、これらのファイルは、元のLotus Dominoサーバーに復元した場合にのみ、読み取り可能となります。

  1. DAOSで遅延削除を使用している場合は、その間隔をバックアップ間隔よりも長く設定します。たとえば、毎週バックアップする場合は、サーバー文書の「DAOS オブジェクトの削除をn日間遅延する」設定で8日を指定します。
  2. NSF ファイルと互換性があるバックアップ・ユーティリティーを使用してサーバー上のNSFファイルをバックアップします。このユーティリティーは、Lotus Domino C API Toolkitのバックアップおよび復元用のメソッドを使用できることが必要です。
  3. DAOSCAT.NSF ファイルおよびDAOS.CFG ファイルをバックアップします。これらのファイルはデータ・ディレクトリにあります。
  4. DAOSリポジトリー内のすべてのNLOファイルをバックアップします。好みのフラット・ファイル・バックアップ・ユーティリティー (たとえば、Tivoli® Storage Manager) を使用できます。DAOSにサブディレクトリが作成されている場合は、バックアップでディレクトリ階層を維持します。
  5. DAOSリポジトリーの最初のバックアップ後は、必要に応じてNSFファイルおよびNLOファイルの増分バックアップを実行します。
  6. (省略可能) 最後のバックアップ後に発生したすべての変更を、最も完全に復元されたデータに対して再実行できるようにするために、すべてのトランザクション・ログをアーカイブすることを強く推奨します。

キーポイントのまとめ

DAOSに関して覚えておくべきキーポイントがいくつかあります。

  • DAOSは、より少ないディスク・スペース、CPU使用率、およびI/Oを使用することにより、グリーン・コンピューティングの実践に向けた取り組みを支援します。
  • DAOSオブジェクトへのアクセスは、Lotus Dominoサーバーおよびアプリケーションには透過的です。
    • Lotus Notes巨大なオブジェクトは、暗号化およびLotus Notes ACLによって暗号化および制御されます。
    • DAOSはC API コール、エージェント、およびLotusScript®からも透過的に扱えます。
  • DAOSはメールのパフォーマンスを改善します。
    • 添付ファイルは、サーバーごとに一度だけ書き込まれます。
    • 追加ユーザーは、参照先だけを取得します。
  • DAOS対応のMAIL.BOX からプッシュされるバイト数が、大幅に削減されます。
    • 同じ添付ファイルを同じサーバー上の複数の受信者に渡すことができます。
    • 一時的な添付ファイルを保持するために、MAIL.BOXが膨らむことがありません。
    • MAIL.BOXでメールのルーティングが完了すると、添付ファイルが削除され、実質的には添付ファイルへの参照先がメール受信者に転送されます。
  • DAOSは、圧縮プロセスで巨大なオブジェクトを移動する必要性をなくし、小さいサイズの参照だけを移動することにより、圧縮のパフォーマンスを改善します。
  • DAOSにはトランザクション・ログが必要です。
  • DAOSオブジェクトは制限値に対してカウントされ、ファイル・サイズの一部としてレポートされます。
  • DAOSリポジトリーでは、大きいデータのブロックは個別の不変のファイルとして切り離されるため、DAOSによって増分バックアップのコストが大幅に削減されます。
  • DAOSは、既存のデータベースおよびサーバーと互換性があります。DAOSに対応していないデータベースおよびパススルー要求には、添付ファイル全体がコピーされます。

まとめ

Lotus Domino Attachment and Object Servicesは、活発なベータ・テスト・フェーズを経ています。ベータ・テストに参加したお客様からは、肯定的で熱心なフィードバックが寄せられています。

参考文献

学ぶために

製品や技術を入手するために

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