IBM Lotus Connections のデプロイ: 差別化とカスタマイズ

連載記事の第 5 部では、IBM Lotus Connections のユーザー・インターフェースを差別化およびカスタマイズする方法について説明します。企業にとって適切なルック・アンド・フィールを持つよう Lotus Connections を変更する方法を理解しましょう。

Eugene Louie (eugene_louie@us.ibm.com), Senior I/T Specialist, IBM

Eugene Louie is a Senior I/T Specialist with IBM Software Services for Lotus. Since joining the team in late 2006 he has been engaged on IBM Lotus Connections and IBM Lotus Sametime V7.5.1 projects. Prior to this, Eugene was a Software Engineer on the Lotus Component Designer team in Westford, Massachusetts. You can reach Eugene at eugene_louie@us.ibm.com.



2007年 9月 11日 (初版 2007年 8月 28日)

IBM Lotus Connections はさまざまな領域をカスタマイズできますが、ナビゲーション・バーをカスタマイズするメカニズムも用意されています。この記事では、ナビゲーション・バーを変更する手順の概要を説明し、既存ページのコンテンツを変更する例を示します。この記事は I/T スペシャリストおよび I/T アーキテクトを対象とし、HTML タグを十分に理解し、Java および JSP のスキルをある程度有していることを前提としています。

Lotus Connections ナビゲーション・バーのカスタマイズ

Lotus Connections には、Lotus Connections の各機能の間を行き来できるデフォルトのナビゲーション・バーがあります。しかし、これだけではすべての要望を満たせないこともあります。Lotus Connections の開発チームは、簡単にカスタマイズできるようにナビゲーション・バーを構築しました。このセクションでは、ナビゲーション・バーがどのような構造になっているのかを示し、ご使用になる環境に適した表示されるようにナビゲーション・バーを変更する方法について説明します。

ナビゲーション・バーはどのように作成されるか

ナビゲーション・バーをカスタマイズする前に、それがどのように作成されるのかを理解する必要があります。画面に表示された Lotus Connections ページの HTML ソースを見ても、ナビゲーション・バーの背後にある HTML は明らかになりません。ブログ・ページでは、ナビゲーション・バーは次の JavaScript で表示されます。

<script type="text/javascript" language="Javascript" src="/blogs/nav/header.js">

ここでは 1 つのキーポイントとして、Lotus Connections の各機能は、Lotus Connections の各機能のディレクトリーに対して同じディレクトリーにあるナビゲーション・バーの固有のバージョンにそれぞれバンドルされて提供される点に留意してください。たとえば、プロフィール機能用のナビゲーション・バー・アプリケーションは <was_profile_root>/installedApps/<cell_name>/Profiles.ear/sn-nav.war にあります。WEB-INF ディレクトリーにある sn-nav.war 内の web.xml ファイルでサーブレットの対応関係を調べると、ナビゲーション・バーの作成に関与するクラスが明らかになります。

ナビゲーション・バーの変更

Lotus Connections では、ナビゲーション・バーのコンテンツおよびルック・アンド・フィールを簡単な方法で変更できます。Lotus Connections は、デフォルト・スタイルの 2 つのナビゲーション・バー・テンプレート custom-styles.css および header.html を使用して、ナビゲーション・バーのスタイルとコンテンツを提供します。 Lotus Connections Information Center(US) の「Administering Lotus Connections 1.0 and 1.0.1」で「Performing general administration tasks」の「Customizing the navigation bar」から「Customizing the navigation bar」セクションで示されている手順にしたがい、ナビゲーション・バーへの変更が、Lotus Connections の各機能から参照されるようにしてください。

header.html の役割

header.html は、ナビゲーション・バーに表示される HTML 要素を定義します。ドッグイアでは、このファイルは <was_profile_root>/installedApps/<cell_name>/Dogear.ear/sn-nav.war/templates ディレクトリーにあります。Lotus Connections のデフォルトのナビゲーション・バーには、Lotus Connections の機能、ユーザー名、およびログアウト・ボタンが含まれています (図 1 参照)。

メモ: ログインしているユーザー名およびログイン/ログアウト・リンクを表示する要素は、変更しないでください。プロフィールの場合、特定のページをキャッシュ可能にするため、ページのロード後に一部の要素が Ajax 呼び出しによって要求されることがあります。

図 1. header.html の内容
header.html の内容

リンクの追加

header ファイルにHTMLの記述を追加することで、新しい要素をナビゲーション・バーに追加できます。中括弧で囲まれた要素は、ナビゲーション・サーブレットによって動的データに置き換えられます。たとえば、{{application links}} というテキストは Lotus Connections の機能へのリンクに置き換えられ、{{label.header.logout}} というテキストは適切なリソース・バンドルからの変換済みテキストに置き換えられます。リストにリンクを追加することにより、メニュー項目を作成します。この例では、Lotus のホーム・ページにリンクするメニュー項目を追加します。

以下の手順にしたがいます。

  1. header.html のバックアップを保存します。
  2. テキスト・エディターで header.html を開きます。
  3. 次のコード・サンプルで、{application links} 要素の後にある太字で強調表示されたテキストを追加します。
    <ul class="inlinelist links">
    {{application links: li }}
    <a href="http://www.lotus.com">Lotus Software</a>
    </ul>
  4. ファイルを保存し、ドッグイアを再起動します。

新しいナビゲーション・バーが表示されます (図 2 参照)。

図 2. ナビゲーション・バーの新しいメニュー項目
ナビゲーション・バーの新しいメニュー項目

ナビゲーション・バーでの JavaScript の使用

HTMLの記述に加え、JavaScript を使用することで、動的コンテンツをナビゲーション・バーに追加できます。たとえば、JavaScript を使用して、現在の日付をナビゲーション・バーの右側に追加できます。

これを行うには、以下の手順にしたがいます。

  1. header.html のバックアップを保存します。
  2. テキスト・エディターで header.html を開きます。
  3. リスト 1 の太字で強調表示されたコードを追加します。
  4. ファイルを保存し、ドッグイアを再起動します。
リスト 1. ドッグイアのナビゲーション・バーに日付を追加するコード
<!-- Copyright IBM Corp. 2007  All Rights Reserved. -->
<div id="headerInner">  
    <a href="#mainContent" accesskey="S" class="hidden"><img src="{{images}}/blank.gif" 
    alt="Skip to main content link. Accesskey S"></a>
    <h1 style="display: none;">Lotus Connections</h1>
     <ul class="inlinelist links"> 
         {{application links: li }}
     </ul>
    <ul class="userlist">
        <li class="first" id="headerUserText" style="display:none">
        <span id="headerUserName"><em>unknown user
        </em></span></li>
        <li class="divide" id="logoutLi" ><a href="#" id="logoutLink" >
        {{ label.header.logout }}</a></li>
        <script type="text/javascript">
                var currentTime = new Date();
                var month=currentTime.getMonth()+1;
                var day=currentTime.getDate();
                var year=currentTime.getFullYear();
                document.write(month + "/" + day + "/" +year);
        </script>
    </ul>
</div>

新しいナビゲーション・バーが表示されます (図 3 参照)。

図 3. 日付を追加するインライン JavaScript の追加結果
日付を追加するインライン JavaScript の追加結果

custom-styles.css の役割

custom-styles.css はナビゲーション・バーのカスケード・スタイル・シート (CSS) です。このファイルは、数ある中でも特に、ナビゲーション・バーで使用されるフォント、色、および背景イメージを定義します。ドッグイアでは、この CSS ファイルは <was_profile_root>/installedApps/<cell_name>/Dogear.ear/sn-nav.war/templates ディレクトリーにあります。

既存のスタイルの適用

前の例で追加した新しいメニュー項目はスタイル情報が不足しており、大文字と小文字が混在し、青色で表示されました。ナビゲーション・バーの他の項目とスタイルを揃えるために、メニュー項目を <li>タグで囲みます。

これを行うには、以下の手順にしたがいます。

  1. custom-styles.css のバックアップを保存します。
  2. custom-styles.css をテキスト・エディターで開きます。
  3. 次の行を見つけます。

    <a href="http://www.lotus.com">Lotus Software</a>

    これを次の行に置き換えます。

    <li><a href="http://www.lotus.com">Lotus Software</a></li>
  4. ファイルを保存し、ドッグイアを再起動します。

新しいナビゲーション・バーが表示されます (図 4 参照)。新しいメニュー項目を <li> タグで囲むことにより、このメニュー項目は、CSS ファイルで指定された <li> タグに割り当てられたスタイルを継承します。

図 4. <li> タグに割り当てられたスタイルを持つメニュー項目
<li> タグに割り当てられたスタイルを持つメニュー項目

新しいスタイルの作成

custom-styles.css にスタイルを追加することにより、新しいスタイルを定義できます。このセクションでは、新しいメニュー項目に違いを付けるために、Courier New フォントを使用してメニュー項目を表示するスタイルの作成例を示します。次の手順を用いて、myLinks という新しいスタイルを custom-styles.css で定義します。

  1. custom-styles.css のバックアップを保存します。
  2. custom-styles.css をテキスト・エディターで開きます。
  3. ファイルの一番下に、次のコードを挿入します。

    #header .myLinks {font-family: Courier, "Courier New", monospace}
  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. header.html を開き、次の行を見つけます。

    <li><A HREF="http://www.lotus.com>">Lotus Software</A></li>

    これを次の行に置き換えます。

    <li class="myLinks"><A HREF="http://www.lotus.com>">Lotus Software</A></li>
  6. ファイルを保存して閉じます。
  7. ドッグイアを再起動します。

新しいナビゲーション・バーが表示されます (図 5 参照)。

図 5. 新規スタイルが適用された新しいメニュー項目
新規スタイルが適用された新しいメニュー項目

ナビゲーション・バーの背景イメージの変更

CSS は、ナビゲーション・バーの背景イメージも定義できます。ナビゲーション・バーのイメージをさまざまな幅のブラウザー・ウィンドウで正しく表示するために、背景イメージは 2 つのイメージを合成して作ります。最初のイメージはナビゲーション・バーの左側を指定し、2 番目のイメージは右側を指定します。イメージを表示するときに発生する問題を避けるために、左側のイメージのサイズは 1600 x 100、右側のイメージのサイズは 300 x 100 にします。新しい背景イメージを sn-nav.war ディレクトリーの images サブディレクトリーに必ずコピーしてください。

デフォルトのナビゲーション・バーの背景イメージを変更するには、次の手順にしたがいます。

  1. custom-styles.css のバックアップを保存します。
  2. custom-styles.css をテキスト・エディターで開きます。
  3. リスト 2 の太字で強調表示されたコードを変更し、独自のファイルを指定します。
  4. ファイルを保存して閉じ、ドッグイアを再起動します。
リスト 2. バナーの背景イメージを指定する custom-styles.css
#header { 
  /*font: normal .75em/1.5em Helvetica, Arial, Verdana, sans-serif; */
  background: transparent url("{{images}}/yellowBanner_left.gif") bottom left no-repeat;
  color: #5b3feb;
  /*height: 4.0em; */
  height: 47px;
  padding: 0;
  text-align:right;
  /*font-size: .9em;*/
}

#header #headerInner {
  /*height: 3.75em;	*/
  height: 47px;
  background: transparent url("{{images}}/yellowBanner_right.gif") bottom right no-repeat;
}

新しいナビゲーション・バーを図 6 に示します。

図 6. 新しいイメージとアプリケーション・リンクを持つ新規バナー
新しいイメージとアプリケーション・リンクを持つ新規バナー

Lotus Connections ページのカスタマイズ

Lotus Connectionsのページをカスタマイズするには、ページがどのように表示されるのかを理解する必要があります。Lotus Connections は、Struts フレームワーク上で構築されています。Struts は、Apache Jakarta プロジェクトによって提供され、Model View Controller (MVC) 設計パターンを使用して Web アプリケーションを開発するためのオープン・ソース・フレームワークです。Struts フレームワークについて説明することはこの記事の範囲外となりますが、必要に応じてApache Struts サイト(US)を参照してください。
Apache Struts サイト(US)

次の例では、フィールド・ラベルとエラー・メッセージの変更方法を説明します。また、必須フィールドの追加により、プロフィール・コンポーネントをカスタマイズする方法についても説明します。

メモ: 構成ファイルへの変更は、経験のあるユーザーが行ってください。

テキスト、フィールド・ラベル、エラー・メッセージのカスタマイズ

Lotus Connections は、ラベル、エラー・メッセージ、および他のテキストを各ロケールに固有のプロパティー・ファイルに保存します。プロパティー・ファイルへのエントリーの追加、またはプロパティー・ファイル内のエントリーの変更により、フィールド・ラベルおよびエラー・メッセージを作成したり、変更できます。プロパティー・ファイルでは、key=value という形式で記述します。key は JSP またはタグ属性のいずれかで指定した値、value は表示するテキストです。

Lotus Connections の各コンポーネントは、それぞれ固有のプロパティー・ファイルのセットを持っています。これらのファイルの拡張子は PROPERTIES です。これらのプロパティー・ファイルのロケーションを表 1 に示します。

このプロパティー・ファイルを編集するには、次の手順にしたがいます。

  1. プロパティー・ファイルを含む JAR ファイル (たとえば、peoplepages.web.jar) を一時的な場所に抽出します。
  2. 編集が必要なプロパティー・ファイルのバックアップを保存します。
  3. 適切なプロパティー・ファイルをテキスト・エディターで開きます。
  4. 必要に応じて変更を加えます。
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. 変更内容を含めるためにアーカイブを再作成します。
  7. Lotus Connections の適切な機能を再起動します。
表 1. JAR ファイル名およびプロパティー・ファイル
機能ロケーションパス
アクティビティー<WAS_PROFILE_ROOT>/installedApps/<cellname>/
Activities.ear/oawebui.war/WEB-INF/lib/oawebui.jar
com/ibm/openactivities/web/coreui/
resources/resources.properties
ブログ<WAS_PROFILE_ROOT>/installedApps/<cellname>/
Blogs.ear/blogs.war/WEB-INF/classes/
ApplicationResources.properties
コミュニティー<WAS_PROFILE_ROOT>/installedApps/<cellname>/
Communities.ear/tango.web.ui.war/WEB-INF/lib/tango.web.ui.jar
com/ibm/tango/web/ui/resources/
resources.properties
ドッグイア<WAS_PROFILE_ROOT>/installedApps/<cellname>/
Dogear.ear/dogear.webui.war/WEB-INF/lib/dogear.svc.jar
com/ibm/dogear/resources/
jspresources.properties
プロフィール<WAS_PROFILE_ROOT>/installedApps/<cellname>/
profiles.ear/peoplepages.war/WEB-INF/lib/peoplepages.web.jar
com/ibm/peoplepages/webui/resources/
resources-general.properties および resources-attributeLabels.properties

プロフィール機能へのフィールドの追加

プロフィール機能はデフォルト・フィールドのセットを表示しますが、各組織のディレクトリーは固有であるため、プロフィール機能には、アプリケーションを 3 つのカスタム拡張 property1、property2、および property3 まで拡張する機能があります。この例では、カスタム拡張を使用してメンター (mentor) フィールドをプロフィール機能に追加します。

カスタム拡張フィールドを用いるには、各ユーザー用の行がプロフィール・データベースの Profile_Extension 表に存在する必要があります。プロフィールの V1.0 リリースでは、IBM Tivoli Directory Integrator スクリプトによって Profile_Extension 表にデータが生成されません。これはリリース 1.0.1 で解決される予定です。以下の例は、そのリリースに基づいています。

カスタム拡張プロパティーの有効化

カスタム拡張プロパティーを使用するには、以下の手順にしたがいます。

  1. 次のコード・サンプルにしたがって、Tivoli Directory Integrator ディレクトリーの profiles_extensions.properties ファイルを変更し、拡張するプロパティー、プロパティーの名前、データ型、およびキーを指定します。
    PROPERTY_IDS=property1
    PROF_NAME.property1=Mentor
    PROF_DATA_TYPE.property1=String
    PROF_KEY.property1=Mentor
  2. map_dbrepos_from_source.properties ファイルを編集し、カスタム拡張をソース LDAP ディレクトリー内のフィールドにマッピングします (例: PROF_VALUE.property1=property1)。

詳細については、 Lotus Connections 1.0 Installation Guide(US) の「Preinstallation tasks」で「Creating the feature databases」の「Creating the Profiles database」から「Mapping fields」セクションを参照してください。

データをインポートする Tivoli Directory Integrator スクリプトを実行すると、プロフィール・データベースの Profile_Extensions 表が生成されます。

「マイ・プロフィールの編集」タブでのメンター・フィールドの有効化

「マイ・プロフィール」タブに表示されるフィールドは、<was_profile_root>/config/cells/<cell_name>/nodes/<node_name>/LotusConnections-config ディレクトリーにある profiles-config.xml ファイルを使用して指定されます。一般に、profiles-config.xml への変更は、wsadmin クライアント・スクリプト・インターフェースを使用して実行する必要があります。profilesDataModel を変更する wsadmin コマンドは存在しないため、テキスト・エディターを使用して profilesDataModel を変更できます。

変更する前に、wsadmin の checkout コマンドを使用してファイルをチェックアウトしてください。同様に、変更が完了した後は wsadmin の checkin コマンドを使用します。checkout および checkin プロセスは、スキーマ検証を構成ファイルに実行します。wsadmin スクリプト・インターフェースの詳細については、Lotus Connections Information Center(US) の「Administering Lotus Connections 1.0 and 1.0.1」の、「Changing configuration settings」で、「Editing feature settings with the wsadmin client」セクションを参照してください。

profileDataModel 要素には、「マイ・プロフィール」タブの 3 つのセクションである「仕事情報」、「連絡先情報」、「関連情報」に対応する 3 つの子要素があります。構成ファイル内におけるフィールドの順序は、フィールドがフォーム上に表示される順序を示しています。このため、どの JSP ファイルも変更せずに、属性の順番をたいへん簡単に変更できます。

「マイ・プロフィール」タブの「連絡先情報」セクションにメンター・フィールドを追加するには、次の手順にしたがいます。

  1. profiles-config.xml ファイルのコピーを保存します。
  2. このファイルをテキスト・エディターで開きます。
  3. 図 3 の太字で示すように、次の行を contactInformation 要素の子要素として追加します。

    <editableAttribute showLabel="true" hideIfEmpty="true" hcard="true">property1</editableAttribute>
  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. プロフィールを再起動して、変更内容を確認します。
リスト 3. プロフィールへのメンター・フィールドの追加
<!-- <editableAttribute showLabel="true" link="true">calendarUrl</editableAttribute> -->
<!-- <editableAttribute showLabel="true" link="true">freeBusyUrl</editableAttribute> -->
<editableAttribute showLabel="true" 
hideIfEmpty="true" hcard="true">property1</editableAttribute>
</contactInformation>

hcard 属性により、名前の先行入力機能が有効になります。editableAttribute 要素およびその属性の詳細については、Lotus Connections Information Center(US) の「Administering Lotus Connections 1.0 and 1.0.1の、Changing configuration settings」の「Administering Profilesbar」で「Customizing the Profiles feature」の「Specifying attributes for Profiles」セクションを参照してください。

フィールドのラベルは、peoplepages.web.jar の resources-attributeLabels.properties ファイルで指定されます。ラベルの表示に使用されるプロパティーのキー値は、ワード・ラベル、ページ・セクション、およびタグで囲まれたテキストを連結したものです。この記事の例では、プロパティー・ファイルのキーは label.contactInformation.property1 です。ラベルを適切に表示するために、次のコードを resources-attributelabels.properties ファイルに追加します。

label.contactInformation.property1=Mentor:

プロフィール・コンポーネントを再起動し、「マイ・プロフィールの編集」タブをクリックします。メンター・フィールドが「マイ・プロフィールの編集」タブの「連絡先情報」セクション (図 7 参照) および「マイ・プロフィール」タブ (図 8 参照) に表示されます。

図 7. 「マイ・プロフィールの編集」タブのメンター・フィールド
「マイ・プロフィールの編集」タブのメンター・フィールド
図 8. 「マイ・プロフィール」タブのメンター・フィールド
「マイ・プロフィール」タブのメンター・フィールド

必須フィールドの指定

Lotus Connections は Struts 上で構築されているため、Struts の検証フレームワークを活用してフォーム・データを検証できます。Validation.xml および validation-rules.xml は、Struts 検証フレームワークの 2 つのファイルです。Validation.xml はフィールドに適用される検証タイプを定義し、validator-rules.xml は標準検証ルーチンのセットを定義します。必須および最大長などの検証ルーチンは、検証フレームワークに含まれています。Struts 検証フレームワークの詳細については、Apache Struts Validator Guide(US) を参照してください。
Apache Struts Framework(US)

この記事の例では、メンター・フィールドを必須フィールドにします。これを行うには、以下の手順にしたがいます。

  1. <was_profile_root>\installedApps\<cell_name>\profiles.ear\
    peoplepages.war\WEB-INF\validation.xml ファイルのコピーを保存します。
  2. このファイルをテキスト・エディターで開きます。
  3. リスト 4 の太字で強調表示されたコードをファイルに追加します。
  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. 変更内容を有効にするために、プロフィールを再起動します。
リスト 4. メンター・フィールドのフィールド検証を有効にするための validation.xml の変更
<form-validation>
  <formset>
    <form name="editProfileForm">
      <field property="attribute(contactInformation.property1)" depends="required">
        <msg name="required" key="errors.requiredfield" />
      </field>
      <field property="attribute(associatedInformation.description)" depends="maxlength">
        <msg name="maxlength" key="errors.aboutMe" />
          <var>
	    <var-name>maxlength</var-name>
	    <var-value>1500</var-value>
	  </var>
       </field>

フィールド要素の属性の一部を表 2 に示します。この表の情報は、独自の検証要件を指定する際に役立ちます

表 2. バリデーターの属性
属性役割
property必須にしたいフィールドの名前。フィールド名は、表示されたページのソースを見ることによって得られます。
depends実行する検証の名前。この場合は、必須の検証を実行します。
msg nameデフォルトの必須エラー・メッセージをオーバーライドします。この値は、バリデーターの名前属性と一致します。
msg key検証が失敗したときに表示するメッセージ。プロパティー・ファイル内のキーには、検証が失敗したときに表示するエラー・メッセージが含まれます。これが、プロパティー・ファイルに追加するときに必要なキーです。

最後に、プロフィール機能の resources-general.properties ファイルに新規エントリーを作成することにより、検証が失敗したときに表示するカスタム・エラー・メッセージを作成します。msg 要素の key 属性で指定したキーを使用して、プロパティー・ファイルのエントリーを作成してください。

errors.requiredfield=Mentor value is missing.

この結果、ユーザーが自分自身のプロフィールを保存するときにマネージャー名を入力しないと、「Mentor value is missing」というメッセージが表示されます。


サンプルの JSP ファイルおよびその機能

さまざまな JSP ファイルのロケーションと名前、およびその機能を表 3 に示します。

メモ: JSP ファイルに加えられたカスタム変更はサポートされていません。これらは、最も一般的にカスタマイズされたファイルの一部であり、必要な変更をどこに加えるとよいのかを判断するときに役立ちます。これらのファイルへの変更は、経験のあるユーザーが行ってください。

表 3. JSP ファイルおよびその機能を示す表
Path to JSPContent
<was_profile_root>/installedApps/<cell_name>/profiles.ear/
peoplepages.war/WEB-INF/jsps/html/scenes/profile/businessCard.jsp
「マイ・プロフィール」タブの中央のコンテンツ領域。
<was_profile_root>/installedApps/<cell_name>/profiles.ear/
peoplepages.war/WEB-INF/jsps/html/scenes/profile/editProfile.jsp
「マイ・プロフィールの編集」タブのコンテンツ。
<was_profile_root>/installedApps/<cell_name>/Communities.ear/
tango.web.ui.war/WEB-INF/jsps/html/scenes/allcommunities.jsp
コミュニティー・コンポーネントの「全コミュニティー」タブのコンテンツ。
<was_profile_root>/installedApps/<cell_name>/Communities.ear/
tango.web.ui.war/WEB-INF/jsps/html/scenes/mycommunities.jsp
コミュニティー・コンポーネントの「マイ・コミュニティー」タブのコンテンツ。
<was_profile_root>/installedApps/<cell_name>/Communities.ear/
tango.web.ui.war/WEB-INF/tags/addcommunityform.tag
コミュニティーを起動したときに、「全コミュニティー」タブまたは「マイ・コミュニティー」タブの一部として表示されます。このファイルでの変更結果を表示するには、allcommunities.jsp または mycommunities.jsp を更新します。*
<was_profile_root>/installedApps/<cell_name>/profiles.ear/
peoplepages.war/WEB-INF/jsps/html/scenes/login/login.jsp
プロフィール・コンポーネントのログイン・ページです。loginform.tag と連携して機能し、プロフィールのログイン・ページを表示します。
<was_profile_root>/installedApps/localhostNode01Cell/profiles.ear/
peoplepages.war/WEB-INF/tags/loginform.tag
プロフィール・コンポーネントのログイン・ページです。login.jsp と連携して機能し、プロフィールのログイン・ページを表示します。このファイルでの変更結果を表示するには、login.jsp を更新します。*

*タグに空白文字を追加するなど、簡単な変更を加え、変更内容を保存することにより、ファイルを更新します。


まとめ

この記事では、Lotus Connectionsを展開するにあたっての差別化およびカスタマイズについて紹介しました。また、Lotus Connections のカスタマイズ例をいくつか使用しました。まず、ナビゲーション・バーのスタイルを変更し、新しいコンテンツを追加しました。さらに、カスタム拡張の 1 つを使用して必須フィールドを「マイ・プロフィールの編集」タブに追加しました。最後にプロパティー・ファイルを修正して、フィールド・ラベルおよびエラー・メッセージへの変更を有効にする方法も学習しました。

参考文献

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