レベル: 中級 2008年 09月 05日 2008年8月30日にLotus Notes/Domino 8.5 Beta 2 (英語版のみ)が公開されまし た。このページでは製品の機能概要とダウンロードの方法についてご案内します。 英語版ですのでユーザーインターフェースは英語ですが、日本語のデータ を扱うことは可能です。 ベータ版につきサポート対象外ですので、お問い合わせはお受けできません。予めご了承ください。
ダウンロード
下記のリンク先にアクセスしてください。このリンク先から英語のページとなります。ダウンロードにはIBM IDが必要です。お持ちでない場合は、画面内の案内にしたがってユーザー登録(無料)を行ってください。
Trials and demos: Lotus Notes/Domino 8.5 Beta 2のダウンロード
IBM Lotus Notes/Lotus iNotes 8.5 and Domino 8.5 Public Beta(US)
ベータ2での機能概要
ベータ2で実装されている機能概要は以下の通りです。ここで紹介されている内容を含め、ベータ版での機能は開発途上のものであり、最終的に出荷される製品での実装を保証するものではありません。予めご了承ください。
1. 直接投資としてのパフォーマンス向上
1.1 最適化
文書圧縮機能を利用することでディスクスペースを節約でき、投資効率を高めることができます。平均でして30%前後(環境により変化)の圧縮が実現できるだけでなく、ネットワークのトラフィック量の減少や、バックアップのデータ量の減少にも寄与します。
異なるデータベースや文書に重複して格納されている添付ファイルを、単一のファイルにまとめるLotus Domino Attachment and Service (DAOS)機能が搭載されます。まとめられた単一ファイルは、セキュリティーが確保されたサーバー上のリポジトリーに格納されます。この機能により、 NSF形式のデータベースのサイズを最小限に抑えることができます。
サーバーの設定の誤りや、パフォーマンス上影響がでる可能性があるものや、セキュリティー上の問題となりうるものについて素早く検知する、Domino Configuration Tuner (DCT) が装備されます。これにより管理者は、潜在的な問題が表面化する前に認識や分析や対処が可能になります。
Designタスクやトランザクション・ロギングなどのよく使われるサーバータスクについて、I/OおよびCPU使用量の最適化を行い、パフォーマンスやスケーラビリティの面で向上しています。
メールルータータスクの最適化によりメール配信の高速化を図ります。迅速な配信および、一定時間あたりのメール配信数の増加を実現します。
ポリシー文書内で、ユーザー名やグループ名を指定することで、ポリシーの適用が可能になります。 これまでポリシーはユーザー文書で明示的に指定するか、組織名で設定する必要がありました。 これに加えて、8.5では作成したポリシー文書に人やグループを割り当てることができるようになります。 これにより、グループに所属するユーザーが変化すれば、自動的にポリシーが割り当てられるようになります。 ユーザーが異動したために、管理者がそのユーザーに適用するポリシーを探して設定する手間を省くことができます。
8.5からスタンダード版でのローミング機能がサポートされます。ローミングに必要なファイルをLotus Dominoサーバー上か、ファイル・サーバー上のいずれに置くかを、管理者はポリシーを使って 設定できます。
1.2 セキュリティーの強化
Lotus Notes 8.5では、Microsoft Windowsを使ってサインオンするオプション利用時の、ユーザーの負荷が軽減されます。Lotus Notesのパスワードをいれなくても、Lotus Notesを起動、利用することができます。これは、Lotus Notes IDがなくなったわけではなく、IDファイルによるセキュリティーの仕組みは維持されています。
Lotus Domino ID Vault (Vaultとは「金庫」の意味)へのユーザーIDの格納機能により、IDファイルの管理にかかわるユーザーの負担を軽減できるようになります。この機能では、IDファイルを破損、消失/削除したりパスワードを忘れたりした場合でも、自動的な復旧が可能です。また、管理者は各ユーザーのパスワードのリセットが可能にもなります。ID Vaultの仕組みはセキュリティーに十分配慮されており、IDファイルのコピーを保存する場所にはLotus Dominoデータベースを利用して、強固に保護しています。
グループ文書に入るべきユーザーの条件を指定することで、自動的にそのメンバーを更新する機能が加わります。これにより管理者の負担を権限することが可能であるだけでなく、ポリシーの適用に関しても管理負担を軽減できるようになります。
2. ビジネス価値の向上: Drive business value
Lotus Notes/Domino 8.5に付属しているアプリケーションを利用することで、リッチなクライアント開発技術や最新のWeb技術を取り入れ、生産性や効率性の向上に役立てることができます。Lotus Domino 8.5ではWeb2.0スタイルのアプリケーション開発がより容易になり、Webブラウザーからのアクセスでも、リッチなユーザー体験を提供可能です。
既存のアプリケーション資産のビジネスロジック部分はそのまま互換性を維持しつつ、Web2.0スタイルのアーキテクチャーを追加で採用することにより、既存の資産を生かしつつ、先進技術を備え且つ応答性のよいWebアプリケーションを設計できるようになります。製品にはすぐに使えるテンプレートも付属しており、既存のテンプレートベースのアプリケーションについては、最小限の追加投資だけで済むようになっています。
Lotus Domino Designer 8.5では、Eclipseフレームワークを採用しており、開発者はその優れた拡張性を利用できます。Web2.0スタイルのアプリケーション開発を、短期間に開発するための新しい設計要素であるXPagesが新たに加わり、Ajax、JavaScript、CSS、XMLを活用できるようになります。また、Webアプリケーションを多言語で展開する上でかかせないローカライズ作業の支援機能も加わります。CSS、XML、HTMLのネイティブなエディターが新規(一部機能改善)に追加されていますので、開発者はツールを選択しながら開発を進めることができます。Lotus Domino DesignerがEclipseベースになったことにより、ビジネス・パートナーは拡張ポイントを利用して機能拡張を図ることができます。また、単一のコンテナの中で複数のIBMツールを組み合わせて使う自由度も増しています。
3. ユーザーの作業効率とユーザー体験の向上
IBMが目指しているデスクトップ環境とは、「シンプルかつ、強固なセキュリティーで守られ、リアルタイムな業務を実現する環境」であり、「知識の共有や気づきを促進し、生産性向上を支援する」環境です。さらに、どのデバイスからでもアクセスできる環境の整備も大きな目標のひとつです。Lotus Notes/Domino 8.5では、この目標にさらに大きく近づきます。
3.1 統一した操作性、運用性
Lotus Domino Web AccessはLotus iNotesと名称が変更されます。また、Lotus iNotesのカレンダービューの見え方はLotus Notesクライアントとは見え方が同じになり、どちらを利用しても統一感のある操作性を得ることができます。
複数のカレンダー・データソースを自分のカレンダーと重ね合わせて表示できるようになります。例えば、自分のメールのカレンダーと個人で利用している Googleカレンダーや、一般的に広く提供されているiCalカレンダーを組み合わせて表示することができます。他のユーザーのカレンダーや、 Lotus ConnectionsのActivities機能のミーティングやタスク情報とも重ねることができます。この機能を利用することで、1つのカレンダー画面で、スケジュール調整を行いやすくなります。Googleカレンダーとの重ね合わせは、Lotus iNotesでも利用できます。
Lotus iNotes 8.5では、フルモードのユーザーインターフェースがライトモードと同様になり、統一感のある操作性を実現します。また、どちらのモードでもスペルチェッカー機能をサポートしてます。
Lotus Quickrと緊密に連携させることで、Lotus iNotesから文書やメールの添付ファイルを共有可能になります。
プラットフォームをまたいで連絡先の情報を共有し、かつvCardをサポートすることで、人の情報を容易にやりとりできる環境をサポートします。
3.2 情報へのアクセス
Lotus Notes 8ではWindowsプラットフォームのみの対応だったウィジェットやLive Textの機能が、LinuxやMac OSプラットフォームでもサポートされ、各種情報へのアクセスがより容易になります。
3.3 幅広い選択度
Lotus iNotes (旧名 Lotus Domino Web Access)にウルトラライトモードが加わり、Apple iPhoneから、メール、カレンダー、連絡先にアクセスできるようになります。iPhoneが持つユーザー・インターフェースに対応し、スムーズな利用などiPhoneならではのユーザー体験を得られるようになっています。
Lotus Notes/Domino 8.5では、Apple Mac OS X v10.5 LeopardやUbuntuもサポートされますので、幅広いプラットフォームから選択して利用できます。
ローミングユーザー機能の拡張により、必ずしも自分のPCを持たずとも、Lotus Notes/Domino 8.5を利用できるようになります。 ユーザーはワークステーションを変えて利用しても、前と同じ一貫性のある環境で作業を行えます。 この「環境」の中には、メールやアプリケーションのみならずクライアントの設定やプリファレンスの設定も含まれます。
参考文献
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