Linux on POWERにEclipseをインストールし、使用する

Red HatとSUSEでC/C++とJavaのアプリケーションを書くための第一歩

Eclipseはオープンソースのコミュニティーであり、開発プラットフォームと、ソフトウェア構築用の様々なアプリケーション・フレームワークを提供しています。この記事では、Eclipseのインストールと使い方の解説として、特にIBM® POWER™プロセッサー・ベースのシステムで実行するLinux®にEclipseをインストールし、使用する方法を学びます。また、サンプルのJava™プログラムとCプログラムを通して、Eclipseを使ってアプリケーションをコンパイルし、実行する方法も学びます。

Calvin Sze, Linux consultant, IBM

Calvin Szeは、テキサス州オースチンにあるIBMの、IBM eServer Solutions Enablement組織のLinuxコンサルタントです。彼の主な役割は、ソリューション開発者がLinux on POWERでアプリケーションを実現するための手助けをすることです。彼はこれまで10年以上、LinuxとAIX両方のプラットフォームでのソフトウェア開発やシステム統合に関わってきました。



2006年 5月 05日

はじめに

Eclipseは、拡張性の高sい、オープンソースのIDE(integrated development environment)であり、プラットフォームや言語に対して完全に中立です。Eclipse Consortiumがサポートする様々な言語(Java, C/C++, Cobol)の他にも、PythonやEiffel、PHP、Ruby、C# など、多様な言語サポートをEclipseに追加しようというプロジェクトが進められています。しかし、必要なツールをインストールするためのプロセスは少しばかり複雑です。この記事では、安定な開発環境をインストールし、コンフィギュレーションする方法を、IBM pSeries™で実行するLinuxでEclipse Workbenchを使用しながら、順を追って説明して行きます。

Eclipseでのすべての作業は、最上位レベル・プロジェクトの下に構成されるサブ・プロジェクトとコンポーネントの中で行われます。Eclipseのプロジェクトは、図1に示すようなプロジェクトで構成されています。

図1. Eclipseの最上位レベル・プロジェクト
Eclipse top-level projects

表1は、Eclipseで最上位レベルにある、3つのプロジェクトの説明です。

表1. Eclipseの最上位レベル・プロジェクトの説明
プロジェクト説明
PlatformEclipseベースの他のツールを構築するためのプラットフォーム
JDTJava開発ツーリング(Java development tooling)、あるいはJava IDE
PDEプラグイン開発環境(plug-in development environment)

表2は、Platformプロジェクトのサブ・プロジェクトのリストです。

表2. Platformプロジェクトのコンポーネント
サブ・プロジェクト説明
AntJavaベースのビルド・ツール
Compare汎用比較機能
Coreコア・ライブラリー
Debug汎用デバッガー
Docドキュメンテーション
Helpヘルプ・システム
Relengリリース・エンジニアリング
Scriptingスクリプト・サポート
Search統合検索機能
SWT Standard Widget Toolkit
Textテキスト・エディター・フレームワーク
UIユーザー・インターフェース・ライブラリー
Update動的アップデート / インストール / フィールド・サービス
VCMVCM バージョンとコンフィギュレーション管理(Versioning and configuration management)
WebDAVWebDAV統合

表3は、JDTプロジェクトのサブ・プロジェクトのリストです。

表3. JDTプロジェクトのコンポーネント
サブ・プロジェクト説明
JDT Coreコンパイラーとビルダー
JDT Docドキュメンテーション
JDT UIJava IDEユーザー・インターフェース
JDT DebugJava用のデバッグ・サポート
CDT/C++コンパイラーとビルダー

表4は、PDEプロジェクトのサブ・プロジェクトのリストです。

表4. PDEプロジェクトのコンポーネント
サブ・プロジェクト説明
PDE buildPDEビルド
PDE Docドキュメンテーション
PDE UIPDEユーザー・インターフェース

この記事では、Eclipseの使い方を紹介する第一歩として、単純なJavaプロジェクトとC/C++プロジェクトを開発します。


Eclipseをインストールする

このセクションでは、Eclipseをダウンロードして前提条件をインストールし、そしてEclipseそのものをインストールするための手順を説明します。IBM pSeriesでサポートされているLinuxディストリビューションとしては、SUSE Linux Enterprise Server(SLES)と、Red Hat Enterprise Linux Advance Server(RHEL ASまたはRHEL)があります。この2つのバージョンの間には、Eclipseのインストール手順に少し違いがあります。ここで使用しているディストリビューションは、SLES9 SP3(SLES, Version 9, Service Pack 3)と、RHEL4 U3(RHEL, Version 4, Update 3)です。

Eclipseをダウンロードする

Eclipseをダウンロードして使用する前に、Eclipseの使用許諾を読んで同意する必要があります。それが終われば、Eclipseプログラムをダウンロードすることができます。

Webブラウザーからeclipse.orgに行き、ダウンロード・タグをクリックします。そうすると図2のようなWebページが見えるはずです。

図2. Eclipse SDKパッケージのダウンロード・ページ
図2. Eclipse SDKパッケージのダウンロード・ページ

Eclipse SDK 3.1.2をクリックすると、ダウンロード・サイトの一覧を示すページが表示されます。物理的に自分の場所に最も近いサイトを選択し、SDKを保存するためのディレクトリー(例えば /tmpなど)を選択します。

ダウンロード・ページは、ダウンロード先のプラットフォームを自動的に認識します。つまりWebブラウザーがLinux on POWERマシン上で実行している場合には、Linux on POWER用のバイナリーがダウンロードされます。もしEclipseアプリケーションをWindowsワークステーションにダウンロードしてからLinux on POWERマシンにコピーしたい場合には、デフォルトではWindows版がダウンロードされることに注意してください。手動でLinux on POWER版を選択するには、Other downloads for 3.1.2をクリックしてからLinux (PPC/GTK2) を選択します。

前提条件をインストールする

SLES9 SP3をインストールしたマシンでJava開発を行うためには、IBMJava2-JRE-1.4.2-0.55.ppcと IBMJava2-SDK-1.4.2-0.55.ppc という2つのパッケージが必要です。これらは、デフォルトのLinux OSインストールで自動的にインストールされることはありません。これらのパッケージはSLES9 SP3 CD #2の中にあります。

rpmユーティリティーを使って、この2つのパッケージをインストールします。

# rpm -Uvh IBMJava2-JRE-1.4.2-0.55.ppc.rpm
# rpm -Uvh IBMJava2-SDK-1.4.2-0.55.ppc.rpm

SLES9 SP3でC/C++開発を行う場合には、gcc rpmとgcc-c++ rpmをインストールする必要があります。これらには、3つのパッケージが必要です。SLES9 SP3 CD #1の中にあるglibc-devel-2.3.3-98.61.ppc.rpmとcpp-3.3.3-43.41.ppc.rpm、そしてSLES9 CORE CD #2の中にあるlibstdc++-devel-3.3.3-43.24.ppc.rpmです。これらのパッケージをインストールするには、次のコマンドを使います。

# rpm -Uvh glibc-devel-2.3.3-98.61.ppc.rpm
# rpm -Uvh cpp-3.3.3-43.41.ppc.rpm
# rpm -Uvh libstdc++-devel-3.3.3-43.24.ppc.rpm

これでSLES 9 SP3にgccとgcc-c++をインストールできます。これらのrpmパッケージはSLES9 SP3 CD #1の中にあります。これらのパッケージを、次のようにしてインストールします。

rpm -Uvh libstdc++-devel-3.3.3-43.24.ppc.rpm
rpm -Uvh libstdc++-devel-3.3.3-43.24.ppc.rpm

RHEL4 U3をインストールしたマシンでJava開発を行う場合にも、やはり2つのパッケージが必要です。RHEL4 U3 CD #3の中にあるcompat-libstdc++-33-3.2.3-47.3.ppcと、Application CD #1の中にあるjava-1.4.2-ibm-1.4.2.3-1jpp_14rh.ppcの2つです。

この2つのパッケージを、次のコマンドを使ってインストールします。

# rpm -Uvh compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3.ppc.rpm
# rpm -Uvh java-1.4.2-ibm-1.4.2.3-1jpp_14rh.ppc.rpm

RHEL4でC/C++開発を行う場合には、gcc rpmとgcc-c++ rpmには4つのパッケージが必要です。これらは、glibc-kernheaders-2.4-9.1.98.EL.ppc.rpmとglibc-headers-2.3.4-2.19.ppc.rpm、 glibc-devel-2.3.4-2.19.ppc.rpm、そしてlibstdc++-devel-3.4.5-2.ppc.rpmであり、どれもRHEL 4 U3 CD #3の中にあります。これらをインストールするには、次のコマンドを使います。

# rpm -Uvh glibc-kernheaders-2.4-9.1.98.EL.ppc.rpm
# rpm -Uvh glibc-headers-2.3.4-2.19.ppc.rpm
# rpm -Uvh glibc-devel-2.3.4-2.19.ppc.rpm
# rpm -Uvh libstdc++-devel-3.4.5-2.ppc.rpm

これでgccとgcc-c++をインストールすることができます。これらのrpmパッケージもRHEL4 U3 CD #3の中にあります。これらを、次のコマンドを使ってインストールします。

rpm -Uvh gcc-3.4.5-2.ppc.rpm
rpm -Uvh gcc-c++-3.4.5-2.ppc.rpm

Eclipseをインストールする

Eclipseそのものをインストールするための手順は、SLES9 SP3でもRHEL4 U3でも同じです。

# cd /opt
/opt # tar -zxvf /tmp/eclipse-SDK-3.1.2-linux-gtk-ppc.tar.gz

Java開発にEclipseを使用する

このセクションでは、単純なJavaプログラムをEclipseで開発する方法を説明します。Eclipse SDKのフィーチャーに関する詳しい情報は、Eclipseに組み込まれたHelpユーティリティーを見てください。

  1. 次のコマンドを実行してEclipseを起動します。
    /opt/eclipse/eclipse
  2. このプロジェクトを保存するためのディレクトリーを入力します。図3では、そのディレクトリーは/opt/eclipse/workspaceです。
    図3. Eclipseワークスペースを選択する
    Selecting the Eclipse workspace
  3. Eclipseのwelcomeページが表示されます(図4)。メニュー・バーからFile、Newを選択し、次にProjectを選択します。
    図4. Eclipseのwelcomeページ
    Eclipse welcome page
  4. New Projectウィンドウがポップアップします(図5)。Java Projectを選択した状態でNextをクリックします。
    図5. 新しいJavaプロジェクトを作成する
    Creating a new Java project
  5. Project nameのフィールドでMInfoとタイプし(図6)、Nextをクリックします。
    図6. プロジェクト名を入力する
    Entering your project name
  6. Java SettingsウィンドウでFinishをクリックします(図7)。
    図7. デフォルトのJava設定を受け入れる
    Accepting the default Java settings
  7. WelcomeウィンドウでWorkBenchアイコンをクリックすると、Package Explorerを左側に、Outlineウィンドウを右側に持つEclipse Javaパースペクティブが現れます(図8)。
    図8. Javaパースペクティブ
    Java perspective
  8. メニュー・バーからFile、Newを選択し、次にClassを選択します。Java Classウィンドウがポップアップします。NameフィールドにMInfoを入力します(図9)。Finishをクリックします。
    図9. 新しいJavaクラスを作成する
    Creating a new Java class
  9. MInfo.javaウィンドウが作成されます。そのウィンドウの中にリスト1のコードをコピーします(図10)。このコードは、マシンのアーキテクチャー(ppc64)、オペレーティング・システム(GNU/Linux)、カーネルのバージョン(2.6.9-34.EL)を表示します。
    リスト1. サンプルのJavaプログラム
    import java.io.BufferedReader;
    import java.io.InputStreamReader;
    
    public class MInfo {
       public static void main (String args[]) {
          String cmd="uname -rpo";
          String s=null;
          try {
             Process p = Runtime.getRuntime().exec(cmd, null, null);
             int i = p.waitFor();
             if (i == 0){
                BufferedReader stdInput = 
                     new BufferedReader(new InputStreamReader(p.getInputStream()));
    //               read the output from the command
                while ((s = stdInput.readLine()) != null) {
                   System.out.println(s);
                }
             }
          }
          catch (Exception e) {
             System.out.println(e);
          }
       }
    
    }
    図10. サンプルのJavaプログラムを作成する
    Creating a sample Java program
  10. トップ・メニュー・バーからFileSaveを選択し、Javaコードをワークスペース・ディレクトリー(上記のステップ2で定義した/opt/eclipse/workspace)に保存します。
  11. 何も構文エラーが出なかったら、左側にあるPackage ExplorerでClass MInfoがハイライトされた状態でトップ・メニュー・バーからRunを選択し、次にRun As、そしてJava Applicationを選択します(図11)。s
    図11. Javaアプリケーションを実行する
    Running the Java application
  12. コンソール・ウィンドウに、このプログラムの出力(2.6.9-34.EL ppc64 GNU/Linux)が表示されます(図12)。
    図12. コンソール・ウィンドウに表示された出力
    Output displayed in the console window

これで、単純なJavaプログラムの開発は終わりです。


C/C++開発にEclipseを使用する

Eclipse用のC/C++開発環境であるCDTは、デフォルトではインストールされません。このセクションでは、CDTをダウンロードしてインストールするための手順と、C/C++プロジェクトを開始する方法について説明します。

CDTをインストールする

  1. トップ・メニュー・バーから、Help、Software Updates、そしてFind and Installを選択します(図13)。
    図13. CDTのインストールを開始する
    Start to install CDT
  2. Install/UpdateウィンドウのSearch for new features to installを選択します(図14)。
    図14. インストールすべき新フィーチャーを検索する
    Searching for new features to install
  3. New Remote Siteをクリックします(図15)。
    図15. リモート・サイトを選択する
    Selecting a remote site
  4. NameフィールドにCDT3.0を入力し、URLとしてhttp://download.eclipse.org/tools/cdt/releases/eclipse3.1を入力します(図16)。次にOKをクリックします。
    図16. 新しいリモート・サイトの情報を入力する
    Entering new remote site information
  5. CDT3.0の隣にあるチェック・ボックスにチェックを入れ、Finishをクリックします(図17)。
    図17. 検索サイトを選択する
    Selecting the search site
  6. 他のミラー・サイトが表示されるので、CDT3.0をハイライトしてOKをクリックします(図18)。
    図18. ミラー・サイトの中からCDT3.0を選択する
    Choosing CDT3.0 among the mirror sites
  7. サイトの検索が終了すると、そのサイトで利用できるすべてのアップデートを表示したウィンドウが現れます。Eclipse C/C++ Development ToolsEclipse C/C++ Development Tooling SDKの近くにあるチェック・ボックスにチェックを入れ、Nextをクリックします(図19)。
    図19. パッケージ / アップデートを選択する
    Selecting packages/updates
  8. ライセンス許可条件を読みます。同意できる場合は、I accept the terms in the license agreementをクリックし(図20)、そしてNextをクリックします。
    図20. ライセンス許可条件を読み、同意する
    Read and agree to the License agreement
  9. 図21のようなウィンドウが現れると、Features to installの下に、2つのアイテム(Eclipse C/C++ Development Tools 3.0.2Eclipse C/C++ Development Tooling SDK 3.0.2)があるはずです。Finishをクリックし、CDTのコンポーネントのダウンロードを開始します。
    図21. CDTのインストールを開始する
    Starting to install CDT
  10. ダウンロード・プロセスが終了したら、Feature Verificationウィンドウの中のInstall Allをクリックします(図22)。
    図22. EclipseのC/C++ Development Toolsフィーチャーをインストールする
    図22. EclipseのC/C++ Development Toolsフィーチャーをインストールする
  11. インストールが終了したら、YesをクリックしてEclipseを再起動します(図23)。
    図23. Eclipseの再起動を促す表示
    図23. Eclipseの再起動を促す表示

Eclipseを使ってC/C++プロジェクトを開発する

  1. Eclipseが再起動したら、Window、Open Perspective、Otherのように選択します(図24)。
    図24. パースペクティブを開く
    Opening a perspective
  2. C/C++をハイライトしてOKをクリックします(図25)。
    図25. C/C++パースペクティブを選択する
    Selecting the C/C++ perspective
  3. Welcomeウィンドウを閉じます。左側にC/C++プロジェクト・ナビゲーター・ウィンドウ、右側にOutlineウィンドウを持つC/C++パースペクティブが現れます。トップ・メニュー・バーからNewProjectを選択します(図26)。
    図26. 新しいプロジェクトを作成する
    Creating a new project
  4. Cフォルダーの下のNew ProjectウィンドウでManaged Make C Projectを選択し(図27)、次にNextをクリックします。Standard Make C ProjectまたはC++ Projectと、Managed Make C ProjectまたはC ++ Projectとの違いは次の通りです。
    • Standard Make C ProjectまたはC++ Project: プロジェクトを構築するためには、makefileを作成するか、あるいは既存のmakefileを使用します。
    • Managed Make C ProjectまたはC ++ Project: managed makeプロジェクトがmakefileを自動的に生成してくれます。

    図27. Managed Make C Projectを選択する
    Selecting Managed Make C Project
  5. Project nameとしてminfoを入力し、Nextをクリックします(図28)。
    図28. プロジェクト名を入力する
    Entering the project name
  6. Project TypeとしてExecutable (Gnu) を選択し、Nextをクリックします(図29)。
    図29. プロジェクトのタイプを選択する
    Selecting a type of project
  7. Additional Project SettingsウィンドウでFinishをクリックします(図30)。
    図30. 追加プロジェクト設定
    Additional project settings
  8. 左側のC/C++プロジェクト・ナビゲーター・ウィンドウにminfoプロジェクトが作成されます(図31)。
    図31. minfoプロジェクトが作成される
    minfo project is created
  9. トップ・メニュー・バーから、File、New、そしてSource Fileを選択します(図32)。
    図32. 新しいソース・ファイルを作成する
    Creating a new source file
  10. ソース・ファイル名としてminfo.cを入力し(図33)、次にFinishをクリックします。
    図33. ソース・ファイル名を入力する
    Entering the source file name
  11. 真ん中にminfo.cウィンドウが現れます。このminfo.cウィンドウの中に、リスト2のサンプルCコードをコピーします(図34)。
    リスト2. サンプルのCプログラム
    #include <stdio.h>
    #include <sys/utsname.h>
    
    int main (int argc, char **argv)
    {
       int i;
       struct utsname info[1];
       i=uname(info);
       if (i==0) {
          printf ("%s %s %s\n", info->release, info->machine, info->sysname);
          return 0;
       }
       else {
          printf("uanme error !\n");
          return i;
       }
    }
    図34. サンプルのCプログラムを作成する
    Creating a sample C program
  12. トップ・メニューからFileSaveを選択し、ソース・ファイルを保存します。左側のC/C++プロジェクト・ナビゲーターの中でminfo - [ppcbe] を選択した状態で、トップ・メニューからRunを選択し、次にRun AsRun Local C/C++ Applicationを選択します(図35)。
    図35. C/C++アプリケーションを実行する
    Running the C/C++ application
  13. コンソール・ウィンドウに、このプログラムの出力、2.6.9-34.EL ppc64 Linuxが表示されます(図36)。
    図36. コンソール・ウィンドウに出力が表示される
    Output displayed in the console window

これで、Cプロジェクトを作成するためのデモは終わりです。


まとめ

この記事では、IBM pSeries上で実行するSLESとRHELという2つのLinuxディストリビューションに対して、Eclipse SDK用の前提条件パッケージをインストールする方法を学びました。また、Eclipseをダウンロードして設定するまでの手順を、順を追って見てきました。そしてEclipseを使ってJavaプロジェクトを作成しました。最後に、Eclipse用のC/C++開発環境であるCDTをインストールし、単純なCプログラムを作成し、コンパイルし、実行する方法を学びました。

Eclipseは、Linux on POWER上で利用可能なグラフィカル開発ツールとして、最も包括的なものです。そして、様々なプログラミング言語を使ってアプリケーションを開発するための、汎用のユーザー・インターフェースを備えています。さらに、他のオペレーティング・システムやハードウェア・プラットフォームでも広く利用できるため、Eclipseでアプリケーションを構築するという経験は古くなることがありません。ぜひ皆さんも、今すぐに試してみてください。

参考文献

学ぶために

製品や技術を入手するために

  • 皆さんの次期Linux開発プロジェクトの構築にIBM trial softwareをご利用ください。developerWorksから直接ダウンロードすることができます。

議論するために

コメント

developerWorks: サイン・イン

必須フィールドは(*)で示されます。


IBM ID が必要ですか?
IBM IDをお忘れですか?


パスワードをお忘れですか?
パスワードの変更

「送信する」をクリックすることにより、お客様は developerWorks のご使用条件に同意したことになります。 ご使用条件を読む

 


お客様が developerWorks に初めてサインインすると、お客様のプロフィールが作成されます。プロフィールで選択した情報(名前、国/地域や会社名)は公開され、投稿するコンテンツと一緒に表示されますが、いつでもこれらの情報を更新できます。

送信されたすべての情報は安全です。

ディスプレイ・ネームを選択してください



developerWorks に初めてサインインするとプロフィールが作成されますので、その際にディスプレイ・ネームを選択する必要があります。ディスプレイ・ネームは、お客様が developerWorks に投稿するコンテンツと一緒に表示されます。

ディスプレイ・ネームは、3文字から31文字の範囲で指定し、かつ developerWorks コミュニティーでユニークである必要があります。また、プライバシー上の理由でお客様の電子メール・アドレスは使用しないでください。

必須フィールドは(*)で示されます。

3文字から31文字の範囲で指定し

「送信する」をクリックすることにより、お客様は developerWorks のご使用条件に同意したことになります。 ご使用条件を読む

 


送信されたすべての情報は安全です。


static.content.url=http://www.ibm.com/developerworks/js/artrating/
SITE_ID=60
Zone=Linux, Open source
ArticleID=229872
ArticleTitle=Linux on POWERにEclipseをインストールし、使用する
publish-date=05052006