JavaOne 2012 における IBM: 第 1 回 IBM セッションの紹介

2012年 9月 30日から 10月 4日まで開催される JavaOne 2012 での IBM セッションについて、IBM 社内の関係者が紹介します

IBM はスポンサーとしても、技術プレゼンターの一企業としても、JavaOne カンファレンスの強力な後援企業です。JavaOne 2012 に参加する予定の方はこの機会を利用して、IBM の Java エキスパートから極めて有益な情報や知識を収集し、また Java エコシステムに欠かせない彼らの貢献内容について理解してください。この記事では、JavaOne 2012 の開催中に IBM チームが関係する活動の概要について説明します。

Chris Bailey, Java Service Architect, IBM

Chris BaileyChris Bailey は、英国の Hursley Park Development Lab を拠点とする IBM JTC (Java Technology Center) チームの一員です。IBM Java サービスおよびサポート組織でテクニカル・アーキテクトを務める彼は、IBM SDK のユーザーをアプリケーション・デプロイメントの成功に導くことを任務としています。また、新しい要件の収集と評価、新しいデバッグ機能とツールの実現、資料の改善、そしてIBM SDK for Java の全体的な品質改善にも携わっています。


developerWorks
        プロフェッショナル著者レベル

Steve Poole, IBM OpenJDK Technical Lead, IBM China

Steve PooleSteve Poole は長年 IBM の Java 開発者、リーダー、エバンジェリストとして活躍しており、Java が生まれて 1 年もしないうちから IBM Java SDK と JVM を扱ってきました。それ以降、彼は他の業務にも従事し、さまざまな JSR で IBM を代表し、JSR 326 仕様のリーダーを務め、Apache Kato のコミッター等をしてきました。彼は経験豊富な講演者であり、JavaOne その他のカンファレンスで技術やソフトウェア技術のトピックで頻繁に講演を行っています。最近では OpenJDK に参加しています。そして余暇には、悪態をつきながら 1 つか 2 つの Xcode プロジェクトに取り組んでいます。



2012年 10月 25日

今年の JavaOne カンファレンス (2012年 9月 30日から 10月 4日まで) は、参加者の経歴や関心にかかわらず、すべての参加者にとって素晴らしい体験となることを約束します。IBM はこのイベントのダイヤモンド・スポンサーであり、IBM チームの何人ものメンバーが広範な話題を網羅した技術講演や BoF (Birds-of-a-Feather) セッションを行い、彼らの知識や経験を参加者と共有します。この記事では、IBM 代表として講演を行う人達と彼らのセッションについて、時間と場所の情報とともに簡単に紹介します。第 2 回では、これらのセッションの要約と、プレゼンテーションのスライドへのアクセス方法をお知らせします。

9月 30日 (日): 基調講演

今後の IBM のビジョンに関心のある方は、IBM の基調講演 (IBM Keynote: (hardware,software)–>{IBM.java.patterns}) をお見逃しなく。IBM のディスティングイッシュト・エンジニアである Jason McGee と John Duimovich の2 人が、クラウドにおける Java の今後、またクラウドのワークロードをサポートするために Java に求められるイノベーションについて、彼らの考えを述べます。Jason McGee は IBM のクラウド技術 (IBM PureApplication System、IBM Workload Deployer、WebSphere Cloud Computing など) に関するチーフ・アーキテクトであり、John Duimovich は IBM の Java チーフ・テクノロジー・オフィサー (CTO) です。

日曜日の IBM セッションの全スケジュール
時間場所タイトル講演者
4:00 p.m. - 7:00 p.m.Masonic AuditoriumKEY10728:
IBM keynote (IBM 基調講演): (hardware,software)->{IBM.java.patterns}
Jason McGee、IBM PureApplication System チーフ・アーキテクト
John Duimovich、IBM Canada Ltd.、Java CTO

10月 1日 (月)

IBM PureApplication System

IBM PureApplication System は、従来の環境とクラウド環境の両方に対して最適化されたプラットフォームであり、専門家の知見を反映した IBM 独自のパターンを活用します。専門家の知見を反映したパターンと Java との関係についての詳細は、「Deploying into the cloud with the IBM Application Pattern for Java」を読んでください。

月曜日に行われる 2 つの講演では、クラウドにおける Java に関して IBM が既に行っているイノベーションについての紹介が行われます。その 1 つは、IBM のクラウド JVM アーキテクトである Graeme Johnson による「JVM Support for Multitenant Applications (JVM によるマルチテナント・アプリケーションのサポート)」です。Johnson は JVM 開発のイノベーションに長年深く関わってきました。この講演では、こうした長年の経験から IBM がマルチテナント JVM 設計の発展における指導的役割を果たすようになった経緯を知ることができます。もう 1 つは Jason McGee によるプレゼンテーションです。彼は日曜日の基調講演に続き、さらにクラウドについて「Deploying Java Applications on the IBM PureApplication System (IBM PureApplication System での Java アプリケーションのデプロイについて)」と題して語ります。このプレゼンテーションでは、IBM PureApplication System について、また IBM PureApplication System を使用して Java EE アプリケーションと非 JEE アプリケーションの両方をデプロイする方法について説明します。

将来に向けて指導的役割を果たすことは IBM にとって新しいことではありません。IBM では将来を見据えて考えることに加え、今日の Java 技術の可能性を最大限に活かせるようにします。Phillip Koza は最新のさまざまな手法とプラクティスについて、彼の講演「Efficient Memory and Thread Management in Highly Parallel Applications (高度な並列処理アプリケーションにおける効率的なメモリー管理とスレッド管理)」の中で説明します。

昼食の前には、Gerry Cuomo による「Engaging the Enterprise (企業と関わる)」があります。IBM WebSphere 製品すべてに関するチーフ・テクノロジー・オフィサー (CTO) であり、IBM フェローでもある Cuomo は、さまざまな企業組織と共に仕事をしてきた経験を基に、IBM WebSphere 技術の今後の方向性について、またこれらの計画が組織と顧客との関わりの中でどのように役立つかについて語ります。

新しいテーマに関する知識を広げたい方や、Java に最近追加された技術の活用方法について学びたい方のために、IBM は他にも 2 つの講演を月曜日に予定しています。その 1 つが Neil Richards による「Resource Management in Java: Tips, Traps, and Techniques (Java のリソース管理: ヒント、落とし穴、手法)」です。 彼はこの中で、既存の手法や新たな手法を使用して Java リソースを管理する方法について説明します。Richards はこれまで、OpenJDK コミッター、IBM 開発者、IBM ORB チームのリーダーを務めてきたことから、安全かつ容易なリソース管理の指針を提供する上で最適の技術者です。

もう 1 つは、Paul Thwaite による「What Is the Best Way to Embed Your Scripting Language in Java? (Java にスクリプト言語を埋め込むための最善の方法は何か?)」です。Thwaite は IBM の Java SE 品質保証チームを指揮しています。このチームは Java 言語と Java API に関する広範な知識を必要とし、IBM が提供する Java SDK が最高品質であることを保証することを役割としています。彼はこの講演の中で、Java 環境でスクリプト言語を使用する場合の選択肢について、概要を説明します。

また同じ月曜日、Paul Thwaite は Oracle の Alexandre Iline 氏と IBM の Steve Poole と共に別のセッションも行います。これは BoF セッションで、タイトルは「OpenJDK: Java SDKs — Testing, Testing, Testing .... (OpenJDK: Java SDK — テスト、テスト、テスト・・・)」です。このセッションでは、顧客が高品質の Java SE SDK を確実に入手できるようにするために、IBM と Oracle が行っているさまざまな作業を紹介し、こうした作業を通じて OpenJDK への移行がどのように始められているかを説明します。OpenJDK をより良いものにしたいと思う人は誰でも、おそらく予想外の興味深いトピックについて語り合うコミュニティー・ベースのセッションに、ぜひ参加してください。

月曜日の IBM セッションの全スケジュール
時間場所タイトル講演者
10:00 a.m. - 11:00 a.m.Hilton San Francisco - Continental Ballroom 7/8/9CON13533: Deploying Java Applications on the IBM PureApplication System (IBM PureApplication System での Java アプリケーションのデプロイについて)Jason McGee、IBM PureApplication System チーフ・アーキテクト
10:00 a.m. - 11:00 a.m.Hilton San Francisco - Golden Gate 3/4/5CON4641: Efficient Memory and Thread Management in Highly Parallel Applications (高度な並列処理アプリケーションにおける効率的なメモリー管理とスレッド管理)Phillip Koza、IBM、シニア・ソフトウェア・エンジニア
11:30 a.m. - 12:30 p.m.Hilton San Francisco - Golden Gate 6/7/8CON13535: Engaging the Enterprise (企業と関わる)Gerry Cuomo、IBM フェロー、WebSphere CTO
1:00 p.m. - 2:00 p.m.Hilton San Francisco - Golden Gate 6/7/8CON3978: What Is the Best Way to Embed Your Scripting Language in Java? (Java にスクリプト言語を埋め込むための最善の方法は何か?)Paul Thwaite、IBM、品質保証エンジニア
1:00 p.m. - 2:00 p.m.Parc 55 - EmbarcaderoCON6465: JVM Support for Multitenant Applications (JVM によるマルチテナント・アプリケーションのサポート)Graeme Johnson、IBM、クラウド JVM アーキテクト
3:00 p.m. - 4:00 p.m.Hilton San Francisco - Continental Ballroom 6CON5388: Java Application Design Practices to Avoid When Dealing with Sub-100-Millisecond SLAs (100 ミリ秒以下の規定がある SLA に対処して Java アプリケーションを設計する際に避けるべきプラクティス)Daryl Maier、IBM Canada、ソフトウェア開発者
Anil Kumar Kumar、Intel、Sr. Staff Performance Engineer
4:30 p.m. - 5:15 p.m.Hilton San Francisco - Yosemite A/B/CBOF10608: OpenJDK Penrose Project (OpenJDK Penrose プロジェクト)Tim Ellison、IBM UK Ltd.、シニア・テクニカル・スタッフ・メンバー
David Bosschaert、Red Hat、Principal Engineer
7:30 p.m. - 8:15 p.m.Hilton San Francisco - Yosemite A/B/CBOF4040: OpenJDK: Java SDKs — Testing, Testing, Testing ... (OpenJDK: Java SDK — テスト、テスト、テスト・・・)Steve Poole、IBM、ソフトウェア・エンジニア
Paul Thwaite、IBM、品質保証エンジニア
Alexandre Iline、Oracle、Consulting Member of Technical Staff
7:30 p.m. - 8:15 p.m.Hilton San Francisco - Continental Ballroom 4BOF6823: Resource Management in Java: Tips, Traps, and Techniques (Java のリソース管理: ヒント、落とし穴、手法)Neil Richards、IBM、OpenJDK 開発者

10月 2日 (火)

Apache TomEE

Apache TomEE (「Tommy」と発音します) プロジェクトは Tomcat ベースのスタックに Java EE 6 Web Profile のサポートを追加することを目的としています。

IBM による火曜日の講演は広範な内容のトピックを網羅しています。火曜日はまず難しい選択をしなければなりません。参加者は、David Blevins によるプレゼンテーション「Apache TomEE, a Java EE 6 Web Profile on Tomcat (Apache TomEE、Tomcat ベースの Java EE 6 Web Profile)」か、Chris Bailey による好奇心をそそるタイトルの「Rediscovering Your Architecture Through Software Archaeology (ソフトウェア考古学を通じてアーキテクチャーを再発見する)」、または Tim Ellison による「Real-World Compatibility and the Java Promise (互換性の実際、そして Java が約束するもの)」のいずれかを選択しなければなりません。

Blevins による講演は Apache Tomcat を熱烈に支持する人達向けです。この講演では TomEE の概念から最新の技術強化に至るまでを説明します。Blevins は Apache TomEE プロジェクトや OpenEJB プロジェクト、Geronimo プロジェクトの設立者の 1 人であることから、参加者はこのセッションで非常に多くことが学べます。Tomcat にそれほど関心のない人の場合も、WORA (Write Once Run Anywhere) という約束を実現するための真の難題を取り上げる Ellison の啓発的な講演と、レガシー・アプリケーションを掘り下げる場合、丹念に調べなければならない理由について解説する Chris Bailey の講演のいずれかを選択しなければなりません。Bailey は IBM 在籍の JavaOne Rock Star である一方、Tim が持つ Java に関する広範な知識は他の追随を許しません。どちらの講演を選ぶか、非常に難しい選択です。

その難しい選択の後、午後に Ryan Sciampacone と John Duimovich が 2 つの難題、「High-Speed Networks: Free Performance or New Bottleneck? (高速ネットワーク: 制限のないパフォーマンスか新たなボトルネックか?)」と「Showdown at the JVM Corral (JVM という枠組みの中での決戦)」を取り上げるまでは、しばらくリラックスする時間があります。Sciampacone は IBM J9 JVM のアーキテクトであり、RDMA (Remote Direct Memory Access) によって約束されること、また高速ネットワークと Java との組み合わせを試みる場合に起こり得る難題について説明します。John Duimovich と Oracle の Mikael Vidstedt 氏は、どの会社の JVM が最高なのかに決着をつけます。この議論は JavaOne で毎回行われて好評を博しており、今年もこれまで以上に楽しいセッションとなるはずです。Duimovich と Vidstedt 氏は、JVM に関するあらゆるトピックで議論を戦わせます。

JVM に関する熱いバトルの後、IBM の別の側面として、OpenJDK および進行中の作業でのコラボレーションに関する講演を聴くことができます。最初のセッション「All Power to OpenJDK: Porting the JDK to PowerPC and AIX (全力で OpenJDK へ: PowerPC と AIX への OpenJDK のポーティング)」は、IBM の Steve Poole と SAP の Volker Simonis 氏による共同プレゼンテーションとして行われます。この講演では、どのようにして OpenJDK ポーティング・プロジェクトを開始するか、そして新しいアーキテクチャーで Hotspot JVM を実行させるために一体何をする必要があるかについて説明します。この日 IBM が行う最後のセッションも共同プレゼンテーションです。「OpenJDK and the Common VM Interface Project (OpenJDK と Common VM Interface プロジェクト)」の中で、IBM の Neil Richards と Steve Poole は、Red Hat の Andrew Hughes 氏、Oracle の Mikael Vidstedt 氏と共に、JVM とJava クラス・ライブラリーとの間の曖昧な領域について説明します。この講演では、無味乾燥な学術的話題ではなく、なぜ共通インターフェースが OpenJDK と将来の Java の健全な発展にとって不可欠なのか、その主な理由を説明します。どの講演者も見方が異なることから、この講演は火曜日の IBM セッションの締めくくりとして楽しいものになるはずです。

火曜日の IBM セッションの全スケジュール
時間場所タイトル講演者
8:30 a.m. - 9:30 a.m.Parc 55 - Cyril Magnin II/IIICON7469: Apache TomEE, a Java EE 6 Web Profile on Tomcat (Apache TomEE、Tomcat ベースの Java EE 6 Web Profile)David Blevins、Apache、プロジェクト設立者
8:30 a.m. - 9:30 a.m.Hilton San Francisco - Continental Ballroom 4CON5134: Rediscovering Your Architecture Through Software Archaeology (ソフトウェア考古学を通じてアーキテクチャーを再発見する)Chris Bailey、IBM UK Ltd.、Java サービス・アーキテクト
8:30 a.m. - 9:30 a.m.Hilton San Francisco - Plaza A/BCON5243: Real-World Compatibility and the Java Promise (互換性の実際、そして Java が約束するもの)Tim Ellison、IBM UK Ltd.、シニア・テクニカル・スタッフ・メンバー
8:30 a.m. - 9:30 a.m.Parc 55 - EmbarcaderoCON5213: Leveraging W3C Linked Data for Loosely Coupled Application Integrations (疎結合のアプリケーション統合に W3C の Linked Data を活用する)Steve Speicher、IBM、インテグレーション・アーキテクト
3:00 p.m. - 4:00 p.m.Hilton San Francisco - Golden Gate 3/4/5CON5270:High-Speed Networks: Free Performance or New Bottleneck? (高速ネットワーク: 制限のないパフォーマンスか新たなボトルネックか?)Ryan Sciampacone、IBM、シニア・ソフトウェア開発者
4:30 p.m. - 5:15 p.m.Hilton San Francisco - Yosemite A/B/CBOF6308: Showdown at the JVM Corral (JVM という枠組みの中での決戦)John Duimovich、IBM Canada Ltd.、Java CTO
Mikael Vidstedt、Oracle、JVM アーキテクト
6:30 p.m. - 7:15 p.m.Hilton San Francisco - Yosemite A/B/CBOF8203: All Power to OpenJDK: Porting the JDK to PowerPC and AIX (全力で OpenJDK へ: PowerPC と AIX への OpenJDK のポーティング)Steve Poole、IBM、ソフトウェア・エンジニア
Volker Simonis、SAP AG、OpenJDK エバンジェリスト
7:30 p.m. - 8:15 p.m.Hilton San Francisco - Plaza A/BBOF4034 - OpenJDK and the Common VM Interface Project (OpenJDK と Common VM Interface プロジェクト)NNeil Richards、IBM OpenJDK 開発者
Andrew Hughes、Red Hat、ソフトウェア・エンジニア
Mikael Vidstedt、Oracle、JVM アーキテクト

10月 3日 (水)

Java アプリケーションのメモリーの使用を最適化する

メモリーの使用量を把握して最適化するための手法に関する Chris Bailey による講演は、彼が執筆して developerWorks に公開されている人気の記事「Java コードから Java ヒープまで」がベースとなっています。

水曜日に IBM チームが取り上げるトピックは、メモリーの効率的な使用、テスト手法、セキュリティー、バッチ・プロセスを効率的に実行する方法など、開発者やアプリケーションが直面する難題の数々についてです。この日はまず、Chris Bailey による講演、「From Java Code to Java Heap: Understanding the Memory Usage of Your Application (Java コードから Java ヒープまで: アプリケーションのメモリー使用量を把握する)」で始まります。彼はこの中で、アプリケーション内で実行される Java コードとメモリー使用量との関係を洞察します。

次に Paul Thwaite がバイトコード・インスツルメンテーションについての概要と、アプリケーションにトレース機能やモニタリング機能を追加するためにバイトコード・インスツルメンテーションを使用するのではなく、アプリケーションのテストにバイトコード・インスツルメンテーションを適用する方法について説明します。彼のセッション「Innovative Testing Techniques with Bytecode Instrumentation (バイトコード・インスツルメンテーションによるテスト手法のイノベーション)」では、実際のアプリケーションをテストするためにバイトコード・インスツルメンテーションをどのように使用したかを示す実例を紹介します。

昼食の後、IBM セッションの選択肢は 2 つあります。その 1 つは Ryan Sciampacone が講演する「Security in the Real World (セキュリティーの実際)」です。最近は Java のセキュリティーの脆弱性に関心が集まっていることから、このトピックはタイムリーです。彼のセッションでは特に、Java はどのようにセキュリティーを実現しているのか、使用される攻撃ベクトル、そしてセキュリティーの問題を迅速に修復する上での難題について取り上げます。もう 1 つの選択肢は Sridhar Sudarsan による講演「Java Batch for Cost-Optimized Business Efficiency (Java バッチ処理によってコストを最適化し、ビジネスを効率化する)」です。IBM におけるバッチ処理のチーフ・アーキテクトであり、IBM WebSphere Compute Grid の作成者である彼は、このトピックに関するワールド・クラスのエキスパートです。このセッションでは彼の膨大な経験を活かし、効率的なバッチ処理システムを実装するための方法について説明します。

この日最後の IBM セッションは、ディスティングイッシュト・エンジニアで WebSphere Application Server のチーフ・アーキテクトである Ian Robinson が仲間数人と共にパネル・セッション「JavaEE.Next(): Java EE 7, 8, and Beyond (JavaEE.Next(): Java EE 7、8、そしてさらに先のバージョン)」に参加します。パネラーは皆、Java EE の世界で業界やオープンソースの権威者として知られた人達です。このセッションではエンタープライズ Java の方向性や Java EE バージョン 7 と 8 に何を期待するかについて、非常に興味深い議論が交わされるはずです。

水曜日の IBM セッションの全スケジュール
時間場所タイトル講演者
8:30 a.m. - 9:30 a.m.Hilton San Francisco - Continental Ballroom 6CON5135: From Java Code to Java Heap: Understanding the Memory Usage of Your Application (Java コードから Java ヒープまで: アプリケーションのメモリー使用量を把握する)Chris Bailey、IBM UK Ltd.、Java サービス・アーキテクト
10:00 a.m. - 11:00 a.m.Hilton San Francisco - Continental Ballroom 5CON3961: Innovative Testing Techniques with Bytecode Instrumentation (バイトコード・インスツルメンテーションによるテスト手法のイノベーション)Paul Thwaite、IBM、品質保証エンジニア
1:00 p.m. - 2:00 p.m.Hilton San Francisco - Yosemite A/B/CCON7755: Security in the Real World (セキュリティーの実際)Ryan Sciampacone、IBM、シニア・ソフトウェア開発者
1:00 p.m. - 2:00 p.m.Parc 55 - MissionCON4105: Java Batch for Cost-Optimized Business Efficiency (Java バッチ処理によってコストを最適化し、ビジネスを効率化する)Sridhar Sudarsan、IBM バッチ・ストラテジー・チーフ・アーキテクト
4:30 p.m. - 5:30 p.m.Parc 55 - Cyril Magnin II/IIICON10656: JavaEE.Next(): Java EE 7, 8, and Beyond (JavaEE.Next(): Java EE 7、8、そしてさらに先のバージョン)Ian Robinson、IBM ディスティングイッシュト・エンジニア
Mark Little、JBoss CTO
Scott Ferguson、Caucho Technology、開発者
Cameron Purdy、Oracle、VP Development

10月 4日 (木)

IBM チームの最後のセッションが行われるのは木曜日です。Chris Bailey はアプリケーションをデプロイする際にパフォーマンス・チューニングと最適化を行うための実用的な手法について、「Practical Performance: Understand the Performance of Your Application (実用的なパフォーマンス: アプリケーションのパフォーマンスを理解する)」の中で説明します。このセッションでは、Bailey が Java アプリケーションにおける問題のトラブルシューティングに取り組んできた 10 年を超える経験を活かし、実際のアプリケーションのボトルネックを特定するためにパフォーマンスの測定と分析を実行する際のベスト・プラクティスとしての手法を紹介します。

木曜日の IBM セッションの全スケジュール
時間場所タイトル講演者
3:30 p.m. - 4:30 p.m.Hilton San Francisco - Plaza A/BCON4012: Practical Performance: Understand the Performance of Your Application (実用的なパフォーマンス: アプリケーションのパフォーマンスを理解する)Chris Bailey、IBM UK Ltd.、Java サービス・アーキテクト

競争とコラボレーション

IBM チームは今年の JavaOne で、多様なトピックと技術を紹介します。これらのセッションのうち、一部は火曜日の「Showdown at the JVM Corral (JVM という枠組みの中での決戦)」のように、さまざまなベンダーの技術を比較するパネル・セッションであり、それ以外は Java 業界全体にわたるコラボレーション、特に OpenJDK と今後の技術標準に関するセッションです。

この連載の第 2 回では、パネル・セッションや BoF セッションで何が起き、何が議論されたかについての要約と、プレゼンテーション自体にアクセスする方法について説明します。それまでの間、皆さんが JavaOne 2012 で素晴らしい体験をされることを祈っています。

参考文献

学ぶために

製品や技術を入手するために

  • IBM 製品の評価版をダウンロードするか、あるいは IBM SOA Sandbox のオンライン試用版で、DB2、Lotus、Rational、Tivoli、WebSphere などが提供するアプリケーション開発ツールやミドルウェア製品を試してみてください。

議論するために

コメント

developerWorks: サイン・イン

必須フィールドは(*)で示されます。


IBM ID が必要ですか?
IBM IDをお忘れですか?


パスワードをお忘れですか?
パスワードの変更

「送信する」をクリックすることにより、お客様は developerWorks のご使用条件に同意したことになります。 ご使用条件を読む

 


お客様が developerWorks に初めてサインインすると、お客様のプロフィールが作成されます。会社名を非表示とする選択を行わない限り、プロフィール内の情報(名前、国/地域や会社名)は公開され、投稿するコンテンツと一緒に表示されますが、いつでもこれらの情報を更新できます。

送信されたすべての情報は安全です。

ディスプレイ・ネームを選択してください



developerWorks に初めてサインインするとプロフィールが作成されますので、その際にディスプレイ・ネームを選択する必要があります。ディスプレイ・ネームは、お客様が developerWorks に投稿するコンテンツと一緒に表示されます。

ディスプレイ・ネームは、3文字から31文字の範囲で指定し、かつ developerWorks コミュニティーでユニークである必要があります。また、プライバシー上の理由でお客様の電子メール・アドレスは使用しないでください。

必須フィールドは(*)で示されます。

3文字から31文字の範囲で指定し

「送信する」をクリックすることにより、お客様は developerWorks のご使用条件に同意したことになります。 ご使用条件を読む

 


送信されたすべての情報は安全です。


static.content.url=http://www.ibm.com/developerworks/js/artrating/
SITE_ID=60
Zone=Java technology, Cloud computing, Open source
ArticleID=841869
ArticleTitle=JavaOne 2012 における IBM: 第 1 回 IBM セッションの紹介
publish-date=10252012