セクション 1. 始める前に
まず、このチュートリアルの内容と最も効果的な活用方法について説明します。
このチュートリアルでは、単純な例を挙げるだけでなく、ソフトウェア製品用の WS-DistributedManagement (WSDM) インターフェース (今日の IT システムにおいて極めて一般的なもの) を構築する方法について説明します。Apache Muse プロジェクトのツールとフレームワークを使用して、Apache HTTP Server (一般に「httpd」と呼ばれます) 用の WSDM インターフェースを設計、実装し、デプロイします。これまで Muse を使用したことがない場合は、まず Muse プロジェクトの文書に含まれる入門チュートリアル (「参考文献」を参照) を修了しておかなければ、このチュートリアルを十分に理解するのは難しいかもしれません。
このチュートリアルでは、既存の管理可能リソース用の Web サービス・インターフェースを設計するうえでの詳細なポイントを学びながら、httpd 用 Web サービス・インターフェースを定義する Service Definition Language (WSDL) 文書を作成していきます。次に、Muse の付属ツールを使用して、このインターフェースに準拠した、Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) Web アプリケーションとしてデプロイすることのできるコードと成果物を生成します。WSDM 互換の管理クライアントで httpd を操作することができるようなアプリケーションを完成していく過程で、WSDM の概念を製品の既存の管理 API にマップする方法を学ぶことができるでしょう。
このチュートリアルは、中級レベルのスキルと経験を有する Java プログラマーを対象としています。また、WS-ResourceFramework (WSRF) と WSDM 標準で定義されている概念および XML スキーマについても、しっかりと理解しておく必要があります。さらに、Muse 2.0 ディストリビューションに付属する入門チュートリアル (リンクは「参考文献」を参照) を試し、サンプル・アプリケーションを正しく実行できるようにしておくことも期待されます。
このチュートリアルで構築するアプリケーションを実行するためには、システムに Apache Tomcatのインストールが必要です。Tomcat 5.5 には Java Platform, Standard Edition (Java SE) 1.5 が必須なので、Java SE 1.4 をご使用の場合は Tomcat 4.1 または 5.0 が必要となります。作業には Microsoft Windows コンソールを使用しますが、UNIX® や Linux® をお使いの場合でも、本チュートリアルはご利用いただけます。
