本記事を参照することによって、IBM DB2 10.1 for Linux, UNIX, and Windowsの各エディションのユニークな機能について確認することができます。各エディションの要件、ライセンスの許諾条件、これまでのDB2のリリース・サイクルにおける変更点、ならびにDB2の有益な活用シナリオについても説明します。なお、将来的にFix Packとともに同じバージョンに関してライセンスの許諾条件が変更された場合は、本記事も更新されます。

William Kulju, Product Manager, DB2 for Linux, UNIX, and Windows, IBM

Photo of William KuljuWilliam Kulju(学士号、修士号、MBAの学位を保有)はIBM DB2 for Linux, UNIX, and Windows,の製品マネージャーであり、12年以上IBMのDB2グループに在籍しています。製品マネージャーになる前には、開発、顧客サポート、品質管理、業務といったさまざまな部門で重要な役職を歴任しました。製品マネージャーとしてのWilliamの仕事は、DB2 for Linux, UNIX, and Windowsの各バージョンが将来にわたってデータベース市場で中心的な役割を果たせるよう支援を提供することです。WilliamはDB2のライセンスの許諾条件とパッケージングに関しても卓越した知識を持ち、ユーザーから本記事に対する意見を是非聞きたいと考えています。Williamは、妻と子供とともにカナダのマーカムで暮らしています。



Steven Astorino, Senior Manager, DB2 for LUW - Install & User Technology, IBM

Steven Astorino photoSteven Astorino(コンピューター・サイエンスの学士号を保有)は、DB2の開発環境に関するシニア・マネージャーを務め、情報の管理、ユーザー・エクスペリエンス、DB2のインストール環境を担当しています。Stevenは、長年にわたってDB2をはじめとするさまざまなデータベースやデータベース・レプリケーションに関する業務を行っています。開発者としてスタートし、ソフトウェア開発や品質管理、から情報管理やユーザー・エクスペリエンスまで幅広い業務を経験しています。以前には、Stevenは通信キャリア業界で数年間ネットワークのテストを行うテクノロジーに携わり、VoIPのテストを行うソリューションの提供に大きな功績を残しました。お客様の満足度とエクスペリエンスを最大限に高めるためにStevenが力を入れているのは、製品の品質と効率を高め、お客様のニーズに基づいて製品を構築することです。



Paul Zikopoulos, Director of Technical Professionals, IBM

Paul Zikopoulos photoPaul C. Zikopoulos(学士号とM.B.Aの学位を保有)は、IBMのソフトウェア・グループのInformation Management 部門の技術者を統括するディレクターを務め、グローバルで競争力のあるデータベースを構築し、ビッグデータの営業実績を促進するチームのリーダーも勤めています。PaulはInformation Management部門に18年以上在籍し、数々の賞を得た書籍の著者であり、講演活動も行っています。最近、SAPからTwitter上でビッグデータに関する大きな影響力を及ぼす50名の1人に選ばれました。Paulは350を超える雑誌の記事と15冊の書籍の著者でもあります。著書には、“Understanding Big Data: Analytics for Enterprise Class Hadoop and Streaming Data”、“Warp Speed, Time Travel, Big Data, and More: DB2 10 New Features”、“DB2 pureScale: Risk Free Agile Scaling”、“Break Free with DB2 9.7: A Tour of Cost Saving Features”、“DB2 Certification for Dummies”、“DB2 for Dummies”などがあります。DB2 Certified Advanced Technical Expert(DRDAおよびクラスター)およびDB2 Certified Solutions Expert(BIおよびDBA)の資格を持っています。あらゆるスポーツを趣味とし、そのなかでも愛犬のChachiとのランニングと格闘技のトレーニングに熱中しています。Paulの娘のChloëによると、Paulは世界を探索することにも興味を持っています。



2012年 9月 28日

はじめに

Information Managementソフトウェアはエンタープライズ・コンピューティングの根幹となる機能を提供します。企業は、幅広い情報(構造化データ、準構造化データ、非構造化デーアを含む)にアクセスする必要があります。Smarter Planetの発展によって、情報に常にアクセスできることが必須条件となっています。トランザクション、ビジネス・インテリジェンス、ビジネス・パフォーマンス・マネージメント、コンテンツ管理用のアプリケーションが同時に活用されるなか、企業はビジネス業務とビジネス・プロセスを統合することによって、Smarter Planetのパラダイムに基づいて業務内容を変革する必要があります。

IBMのInformation Managementソフトウェアのポートフォリオは、さまざまな種類のサービスを通じてオンデマンドで情報を提供するための情報基盤を提供します。これらのサービスを使用することによって、さまざまなデータ(構造化データ、準構造化データ、非構造化データを含む)をサポートし、データ検索、データ統合、データ・エンティティーの解決、マスターデータ管理、フェデレーション、コンテンツ管理を行い、ストリーミング・データとストレージに保管されたデータに対してさまざまな分析機能を提供することができます。このようなサービスを全て含めて、Information as a Serviceと呼ぶことができます。IBMはこのようなコア・サービスに基づく各種業界と特定の目的に特化した包括的なベストプラクティスの枠組みを提供することによって、企業がデータ資産をビジネス戦略の強化に役立つ知見に変えるための一貫した支援を提供します。このようなベストプラクティスを包含して、Information Agendaと呼びます。

Information Managementポートフォリオの主要製品として、本記事で取り上げたエディション(Linux、UNIX、およびWindowsのプラットフォームに対応)のDB2のデータベース・サーバーが挙げられます。本記事では分散プラットフォームで稼働するDB2のバージョンについてのみ説明します。DB2ポートフォリオの情報については、Information ManagementソフトウェアのWebサイトか各製品(DB2 for z/OSまたはDB2 for iのWebサイトをご参照ください。

DB2製品は、InfoSphere WarehouseIBM Smart Analytics Systemの中核を成す製品でもあります。これらの製品全ては、中小規模企業向けの製品を含めて、DB2 Enterprise Server Editionに基づいて構築されており、本エディションについても本記事で説明します。これらの製品については本記事で取り上げないのは、これらの製品が提供するサービスが本記事で説明するDB2のコアとなるデータベース機能を大きく超えるためです。

ユーザーがDB2製品を導入したいと考えるのは当然のことと言えますが、さまざまなユーザーのニーズに特化したDB2のエディション(および該当するライセンス・オプション)がいくつか存在します。

DB2のバージョンごとにこのような記事が提供され、どのDB2のエディションがユーザーのビジネスの成長に役立つかを説明しています。新バージョンのリリースによって機能の強化が実現するなか、本記事は新バージョンのリリースに伴うライセンス許諾と製品の機能の変化を詳しく説明する参照資料として活用いただけます。このため、本記事を読まれる際には、本記事の発行日と対象バージョンについてご確認ください。あるエディションについて説明する際には、当該エディションの機能やライセンスのルールなどについて最新情報を提供しています。各エディションの説明の下には変更履歴が追加されることがあり、エディションのリリース・サイクルを通じてどのような変更があったのかを確認することができます。例えば、本記事は2012年4月30日に発売されたDB2 10.1について記載しています。新規のFix Packが提供されると、本記事においてパッケージングとライセンスの許諾条件の変更が反映されますが、DB2 10.1の一般に広く提供されるバージョンとその後に提供されるFix Packを区別するために、変更点を明確に説明した記載が追加されます。

本記事においては、特段の記載がないかぎり、「サーバー」という用語はDB2ソフトウェアが起動している物理サーバーまたはIBMの価格体系が対応可能な仮想化テクノロジーによるセッション(VMWare、XEN、LPARなど)のことを指します。

IBMがお客様のご要望を伺うと、高可用性を実現するためのライセンスの許諾条件やDB2のさまざまなエディション間の機能比較に関する質問が数多く寄せられます。このようなトピックに関する情報については、以下の記事が役に立ちます。


DB2 is DB2 is DB2 (どのDB2も共通のコードベースで提供されます)

お客様がワークロードを処理するためにDB2のエディションを選択する場合、各DB2エディションにはあらゆる分散プラットフォームに対応する同じコード・ベースが含まれていることに留意する必要があります。DB2はIBMのあらゆるサーバー(POWER、System z、およびSystem x)上でLinuxをサポートし、これらのプラットフォーム上で稼働するDB2も発売されています。例えば、System z上で稼働するDB2 for Linuxは、IntelまたはAMDベースのワークステーション上で稼働するDB2と同じコード・ベースが使用され、同じライセンス許諾条件が適用されます。そのため、System z上のDB2 for Linuxにアクセスするにあたっては、System zサーバー上にDB2のコピーが存在しているものの、DB2 Connectは必要ありません。(というのも、System zのIntegrated Facility for Linux (IFL)上で稼働するDB2 for LinuxはDB2の1エディションとして発売されているためです。ただし、System zのサーバー上で稼働するDB2 for z/OSにアクセスする際には、DB2 Connectが必要になります。)

共通のコード・ベースによってポータビリティーが実現し、DB2ソリューションを拡張したい場合、ソリューションの移行について苦労することなくシームレスな拡張を行うことができます。DB2ファミリー製品内のSQL APIはおよそ95%が共通しているため、DB2ファミリー製品間の移行も非常に簡単です。DB2ファミリー製品の価値を高める要素として、全てのDB2のエディションにはIBM のリレーショナル・データベースのポートフォリオ全体のフェデレーションを実現する機能が含まれています(DB2 Advanced Enterprise Server Editionでは、追加のソフトウェアを実装することでOracleデータベースへのフェデレーションを実現することができます)。フェデレーション機能を活用することによって、DB2 for Windows、DB2 for z/OS、またはInformixのような対応可能なあらゆる組み合わせのデータベース間でデータを透過的に結合できる単一のSQL文を作成することができます。さらに、IBM InfoSphere Information Serverを導入することによって、HadoopやIBM以外のリレーショナル・データベース(OracleやSQL Serverなど)へのアクセスを透過的に最適化し、非リレーショナルなデータ・ソース(XMLストリーム、メッセージ・キュー、VSAM、IMSなど)をリレーショナル・テーブルとして活用することができるため、DB2 SQL APIの機能を拡張し、複数のベンダーのソリューションに基づいて情報統合を実現することができます。その結果、全社的な共通のデータ・モデルを構築することができるようになります。

SQL API以外にも互換性を実現する機能は存在します。例えば、共通のWeb Servicesフレームワークを活用することによって、現在ユーザーが使用している特定のビジネス・ロジックをサービス指向アーキテクチャー(SOA)のフレームワークに移行することができます。IBM Data Web Servicesと呼ばれる本フレームワークにはInformixサーバーをサポートする機能が含まれ、本フレームワークをInformixまたはDB2の旧バージョン(またはSystem iおよびz/OSなどのあらゆるプラットフォーム)に使用することもできます。

さらにDB2の素晴らしい機能を説明すると、DB2の各エディションにはIBMのあらゆるデータ・サーバーにアクセスできる追加の機能が組み込まれています。例えば、全てのIBMのリレーショナル・データベースにはSQLを活用するための共通のAPIが含まれています。そのため、一連のクライアント・ドライバーを実装することによって、IBMのあらゆるデータ・サーバーにアクセスすることができます。例えば、DB2 for z/OSに含まれるJDBCドライバーは、DB2 for Windows, Linux, and UNIXのJDBCドライバーと同じコードを使用しています。本ドライバーによって日々の業務において莫大なビジネス業績が影響を受けることを考えると、アプリケーションに活用できる堅牢かつ機能豊富なドライバーを取得することは非常に重要です。

DB2 10.1のリリースも、統合されたデータ管理のためのオリジナルのツールセットに(標準のDB2のデータ管理ツールは無償でダウンロードが可能)に基づいて構築されており、本ツールセットに基づいてInfoSphere Optimブランドのデータのアーカイブや使用終了に至るデータのライフサイクル管理のポリシーとツールセットが構築されています。InfoSphere Optimという製品名には「DB2」という記載は含まれていませんが、本製品のツールのポートフォリオは、アプリケーションのライフサイクル(設計、開発、実装、運用、最適化、および管理)全体をカバーする機能豊富なツールプラットフォームを提供し、対象製品としてIBM以外のリレーショナル・データベースもカバーしています。この結果、スタッフのスキルをある問題領域から別の問題領域に柔軟に適用することができ、コストのかかるデータベース・スキルの構築に労力をかけることなく、予算を効率的に活用することができます。DB2を実装すると、データがどこにあっても、データを移動せずにアクセスすることができるようになります。

さらに、アプリケーションの開発と管理のためのツール(Microsoft Visual StudioやZendのコア統合機能に相当)も、全てのIBMのデータベース・ファミリー製品に適用することができます。InfoSphere Optim pureQueryやIBM Data Studioなどのツールは、IBMのデータベース以外(Oracleなど)にも活用することができます。IBMのDB2ファミリー(および場合によってはInformixファミリー)全体において、アプリケーションの開発、実装、管理などのプロセスに有効なスキルを以前にもまして柔軟に再利用することができます。DB2のライセンスがあれば、これらのツールの多く(IBM Data Studioを含む)は無償で取得することができます。

DB2 10.1は頻繁に使用されるOracle DatabaseのPL/SQLシンタックス、データ型、その他の特性に対してネイティブ・サポートを提供します。ほとんどの企業は、アプリケーションを変更することなくPL/SQLコードの98%がDB2上で起動することを述べています。さらに、Oracle DatabaseからDB2へのアプリケーションの移行は数カ月または数年ではなく、数日または数週間で完了できるという声も寄せられています。このような状況を考慮すると、コスト削減が最も重要な現在においてDB2がコストの増大を抑える救世主であることがお分かりいただけると思います。

お客様がハードウェア・アーキテクチャー(IntelベースのアーキテクチャーからPOWERベースのアーキテクチャーへの移行)、オペレーティング・システム(LinuxからWindowsへの移行、またはWindowsからLinuxへの移行)、またはプログラミング・アーキテクチャー(.NETからJavaへの移行、またはJavaから.NETへの移行)に関する戦略の変更を決定した場合、DB2はお客様の戦略をサポートします。OracleとMicrosoftがHP Itaniumのサポートを中止したことによってやむを得ずデータベースの移行を迫られている場合でも、DB2はお客様のニーズに対応します。お客様にとって選択の幅が広いことは重要であり、DB2はお客様の環境にぴったりと合致する幅広く高機能な情報基盤を提供する、世界で唯一のデータベースです。図1では、対象となる分散プラットフォームをサポートするDB2 10.1のアーキテクチャーの概要を示しています。

図1. DB2は共通のコード・ベースによって対応する各種の分散プラットフォームをサポート
図1. DB2は共通のコード・ベースによって対応する各種の分散プラットフォームをサポート

図2ではDB2のさまざまなエディションについて説明しています。DB2のあるエディションが提供する機能、フィーチャー、メリット(図2の下に記載)については、同じ機能、フィーチャー、メリットがより高いエディションに含まれています。(DB2 Express-Cはエディションではなく、パッケージであることにご注意ください。)

図2. DB2 10.1が提供する製品一覧
図2. DB2 10.1が提供する製品一覧

DB2 Express-C: 無償でシステムの構築、開発、配布が行えるパッケージ

5年以上前に、IBMはデータベース市場にとって画期的な、DB2 Express-Cという名称の無償のDB2のサーバー・パッケージを発表しました。DB2 Express-CはDB2の公式な「エディション」ではなく、「パッケージ」と呼ばれるものです。DB2 Express-Cはパートナーと開発者のコミュニティー向けに提供されたものですが、本パッケージの機能について調べれば、あらゆる環境で活用できるソリューションであることが分かります。本パッケージは、データベースのサイズだけでなく自動管理機能、自動保守機能、メモリーのビット数などでさまざまな制限が設定されている競合他社の無償のExpressモデルとは大きく異なります(DB2 Express-Cにはデータベース・サイズの制限はありません)。本パッケージの詳細内容が分かれば、画期的な機能が提供されることが見てとれます。DB2 Express-Cは、開発者、中小規模のシステム、教育機関にとって最適なパッケージです。

教育機関において活用されるDB2

DB2はIBMの教育機関向けプログラムでも活用されています。本プログラムは、高等教育機関の教職員と研究者に教育と研究を支援するさまざまなソリューション、リソース、およびその他のメリットを提供するものです。本プログラムによって、DB2を使用して無償でデータベース・スキルの教育を行うことができます。現在、多くの教育機関においてDB2に関する重要なスキルに関する教育が行われています。例を挙げると、米国ペンシルバニア州立大学とカナダクイーンズ大学(オンタリオ州キングストン)では、DB2テクノロジーに関するカリキュラムを提供しています。

DB2のエディションと比較した場合にDB2 Express-Cに含まれない主な機能としては、以下があります。

  • 他のエディションと組み合わせてさまざまな拡張サービスを提供するためのアドオン・フィーチャーのオプションを購入することはできません。例えば、テーブル、一時テーブル、インデックス、XMLのXDA領域などについて圧縮サービスを提供するStorage Optimization Featureを購入することはできません。
  • DB2 Express-Cのデータ・サーバーをクラスタリングすることによって、PowerHA SystemMirror、SteelEye、またはその他のDB2のエディションに組み込まれたクラスタリング・サービスをはじめとするクラスタリング・ソフトウェアを使用して高可用性を実現することはできません。高可用性環境でデータベースを実装する際には、最低でもDB2 Expressのライセンスを取得する必要があります。さらに、HADR、標準のクラスタリング・テクノロジー(IBM Tivoli System Automation for Multi-platforms (TSA MP) によって提供される)、先進コピー・サービス、およびオンラインのテーブル再編成機能はDB2 Express-Cに含まれず、本パッケージに対してこれらの機能を購入することもできません。
  • レプリケーション・サービスを使用することができません。
  • DB2のエディションとともに契約可能な、数々の賞に輝いたIBM Passport Advantageの24x7サポートを購入することもできません。この点は、(サーバーのクラスタリングによって高可用性を実現することができないことに加えて)DB2 Express-Cの最も重要な制限事項の1つと言えるかも知れません。DB2 Express-Cのサポートはユーザー・コミュニティーによって提供されます。本コミュニティーには、世界のトップ企業および中小規模企業の経験豊富なDBAと多数のDB2の開発者とエンジニアが参加しており、フォーラム上で質問に回答しているため、DB2 Express-Cのヒント、アドバイス、およびサポートを参照することができます(オープンソースのコミュニティーのフォーラムと似たものです)。本コミュニティーの醸成とサポートのために、developerWorksのようなWebサイト上で豊富なリソースが提供されます。
  • DB2 Express-Cは最新バージョンのみが提供されています。DB2 Express-Cの新バージョンがリリースされると、旧バージョンはダウンロードできなくなります。この条件のため、特定のリリースとともに機能するISVのソフトウェアを使用している場合は注意が必要です。例えば、DB2 Express-C 10.1がリリースされると、DB2 Express-C 9.7はダウンロードできなくなります。

上記に記載したいずれかの機能を使用したい場合は、最低でもDB2の有償バージョンを購入する必要があります。例えば、DB2 Express Fixed Term License (FTL)は、12カ月の使用期限付きのライセンス・オプションであり(本オプションについては、以下に説明があります)、非常に手ごろな価格で上記の機能の全てとその他の機能を提供します。

DB2 Express-Cが提供する重要な機能としてOracle Databaseの互換性サポート機能(本機能はDB2の全てのエディションにおいて無償で含まれています)があり、本機能によってOracle Database用に作成したアプリケーションをDB2に移行するプロセスを簡略化することができます。アプリケーションで必要となるロック機能、PL/SQL、緩やかな(weak)データタイプやその他の挙動をサポートするためです。さらに、互換性機能を活用することによって、Oracleの開発者とQA担当者はDB2上でOracleデータベースのスキルとテスト・スイートを再利用できるため、DB2を活用のうえ迅速に生産的な業務を行うことができます。したがって、Oracleデータベースの開発を行った経験がある場合は、DB2でもスムーズに作業を行うことができます。

DB2 Express-C 10.1は、新規に提供されるタイム・トラベル照会 機能によってさらにDB2の価値を拡張しました(本機能はDB2 Expressおよびその他全てのDB2のエディションにも含まれています)。本新規機能によって、SQLクエリーを発行することによって、特定の時点でどのようなデータが存在していたかを確認することができます。タイム・トラベル照会機能によって監査やその他の履歴データの検索ニーズに対応できるばかりでなく、アプリケーション開発者がそのようなシステムを構築する際には、DB2の機能を活用することによって大幅に開発時間を節約することができるようになります。

DB2 Express-Cのメリットは機能にさまざまな制限が設定されていないことです。データベースのサイズの制限もなければ、自動管理機能やツールの制限もなく、メモリー・モデルの制限もありません(64ビットのメモリー・モデルを使用することができます)。これらの機能をDB2上で使用することができるのです。IBM以外のメーカーが提供するExpressソリューションではさまざまな制限が設定されていますが、本件についてはこの記事では取り上げません。

DB2 Express-C 10.1は、Linux、Windows、Mac OSX、またはSolaris (x64)のオペレーティング・システム上で稼働するサーバーで利用することができます。対応可能なプラットフォームの一覧は、IBM DB2 Express-Cのダウンロード・サイトで確認することができます。

開発者にとって、DB2 Express-Cは最適なツールです。本パッケージを活用することによって、無償でアプリケーションの開発と導入が行えるためです。ISVにとっても、DB2 Express-Cは最適なツールです。自社のパッケージ・アプリケーションの一部として無償でDB2の開発、実装、配布が行えるためです。DB2 Express-CはDB2のパッケージであるため、これらのアプリケーションをDB2のどのエディション上でも実装することができ、アプリケーションに変更を加えることなくDB2 for z/OSに移行することもできます(DB2ファミリー製品で95%以上共通しているSQL APIに基づいてアプリケーションを作成している場合)。

教育機関では、教育者はIBMの教育機関向けプログラム(本欄の記載を参照)を最大限活用のうえ、特定のカリキュラムと関係なく無償でDB2 Express-Cを学生に提供することによって、DB2テクノロジーを活用した教育を実施することができます。DB2の教育を受けたユーザーは、無償で構築、開発 、配布が可能なデータ・サーバーを活用することでビジネスに活かすことができます。DB2 Express-Cが提供する卓越した機能によって、本パッケージは「VARBusiness」誌より由緒あるBest of the Midmarket賞を受賞しました。DB2 Express-Cを使いたい場合は、すぐにダウンロードすることができます。

ライセンスの許諾条件と価格設定

DB2 Express-Cは無償で構築、実装、配布が行えるDB2パッケージです。したがって、本DB2パッケージの利用にあたっては、ライセンス料金を支払う必要はありません。しかしながら、本DB2エンジンが使用できるのは、あらゆるサイズのサーバーまたは仮想化セッション上で最大2プロセッサー・コアまでです。また、DB2 10.1の使用メモリーの容量は1サーバーまたは1仮想化セッションごとに4GBに制限されます。例えば、1台のサーバーに8つのVMWareセッション(各セッションに4プロセッサー・コアと4GBのRAMが設定されている場合)を構成する場合で、それぞれにDB2 Express-Cをインストールした場合、DB2 Express-Cの各コピーは2プロセッサー・コア上でのみ処理を行い、各仮想化セッションにおいて最大4GBのRAMを使用することができます。しかしながら、もしVMWareセッションが6GBのRAMを有する場合は、DB2が4GBを超えるメモリーを使用しないように手作業で設定を行わないかぎり、DB2 Express-Cのコピーをインストールすることはできません(4GBの制限を越えるため)。

DB2 9.7からDB2 10.1にかけての変更点

DB2 9.7では、各サーバーまたは仮想化セッションごとに2 GBのRAMしか使用できないよう制限が設定されていましたが、DB2 10.1からはこの制限は4GBに拡張されています。

本パッケージの実装

DB2 Express-Cは、2プロセッサー・コアおよび4 GBのRAMを越えるキャパシティーを必要としない幅広いアプリケーションやプロジェクトに向いています。本パッケージを活用することによって、DB2の機能を確認し、DB2アプリケーションを開発し、ユーザーの要件に基づいて本番用アプリケーションを実装することもできます。

DB2 Express-Cの導入事例について

1Cは成長著しいロシア経済の象徴であり、売上高でロシア第2位を誇るエンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア(EAS)のプロバイダーです。同社ではフライト・シミュレーター・ゲームを製造しているものの、同社の知名度は主に同社の財務会計ソフトウェアによるものです。1CはDB2 Express-Cの処理能力を活用しており、DB2エンジンを「1Cモード」で起動するようDB2の設定を行っています(1Cのインストール・プログラムが自動的にDB2の設定を実行)。Arktosは空調機器のメーカーです。同社では、システムの全般的なレスポンスタイムを改善し、データベースのバックアップを自動化し、システムで障害が発生した場合のリカバリー時間を短縮したいと考えていました。Arktosは1Cのビジネス・パートナーであるBITの支援を得て、DB2 Express-C上で稼働する「1C:Enterprise」にシステムを移行しました。ArktosのOleg Illyin氏はこうコメントします。「新規のシステムをインストールすることによって当社のほとんどのビジネス・プロセスをより迅速に処理することができ、結果としてほとんどのビジネス・トランザクションの完了に必要なリードタイムを平均で5倍から10倍短縮することができました。例を挙げると、財務の月末処理のトランザクションを完了するために必要な時間は、6時間から10分から11分になりました。データベース(DB2 Express-C) を活用することによって、迅速かつ信頼性の高いプロセスを自動化することができ、情報システムで障害が発生した場合でもデータの回復とシステムのリストアを実現することができます。」DB2が素晴らしいビジネスを支えています。


DB2 Express Edition: 手ごろな価格でシンプルかつセキュアなソリューションを実現

DB2 Express Edition (DB2 Express) はエントリー・レベルの、サポート契約の締結が可能なDB2サーバーで、低コストで包括的な機能を提供し、オープン・スタンダードに基づいて業界に特化した機能を提供するリレーショナル・データベースです。DB2の本エディションの対象ユーザーはSMB(中小規模企業)とISVです。DB2 ExpressはLinux、Solaris x64 (64ビット)、およびWindowsベースのサーバーを活用しようとする企業に対して、他社サーバーに比べて手ごろな価格でリレーショナル・データベースの機能を提供します(リンクは、プラットフォームに関する最新のサポート情報のページを示しています)。

DB2 Expressのコアの機能はDB2サーバーの包括的な機能を提供するため、DBAはセルフ・チューニング・メモリー・マネージャー(STMM)、Optimによる管理ツールと開発ツール、自動保守機能、自動バックアップ・チューニング、バックアップ・データの圧縮、アーカイブ・ログの圧縮(DB2 10.1の新規機能)、テキスト検索、調整機能をはじめとする標準の自動管理機能を活用することができます。これらのサービスを包括的に活用することによって、DB2ソリューションのパフォーマンスと信頼性を高めたうえで、管理作業を最大限に簡略化し、必要となるスキル・レベルを下げ、全般的なTCOを削減することができます。

DB2の本エディションは、Linux、Windows、およびUNIXのプラットフォームをサポートする、拡張性の高いDB2のリレーショナル・データベース・ファミリーの他のエディションと完全な互換性があり、事前にDB2 Express を簡単に設定することによって、使用しているアプリケーション内に透過的にインストールし、簡単にシステムの実装を行うことができます。お客様がDB2 Expressを気に入るのは、卓越したソリューションを構築できるためです。ビジネス・パートナーがDB2 Expressを気に入るのは、ほとんどメンテナンスを行うことなく稼働することができるためです。

DB2 Expressを取得すると、DB2のNet Search Extender、Text Search Extender、Spatial Extender(これらは全てのDB2のエディションで無償で提供されます)、およびSQLベースのHomogeneous Replication (DB2同士のレプリケーション)機能の使用権が提供されます。本エディションの価値をさらに高める要素として、pureXMLとHomogeneous Federation (DB2へのフェデレーション) 機能も含まれています。 pureXMLはDB2 ExpressのデータベースにおいてpureXMLベースの列を作成する機能を提供し、XMLスキーマの検証や登録サービス、パスベースの索引付け、XQueryサービスをはじめとする、一連のXMLサービスを実施します。pureXMLを使用すると、データを保存する際に、柔軟性(システムでサポート可能なXMLデータの種類)とパフォーマンス(データベース・サーバーでXMLデータを保存する理由の1つ)の両方の要件を満たすことができます。IBMでは競合他社のXMLソリューションについても検証を重ねた結果、pureXMLはお客様にとって根本的な機能を提供できると確信しています(本件について本記事で詳細を説明することはしません)。データの中に隠れた知見を抽出することができるのです。

SQLベースのHomogeneous Replication機能とHomogeneous Federation機能を活用すると、IBMのリレーショナル・データベース・サーバーファミリー(すなわち、DB2 for Linux, UNIX, and Windows、Informix、DB2 for z/OS、およびDB2 for i)のメンバー間でデータの統合を行うことができます(注意: DB2 for z/OSおよびDB2 for iに基づいてこれらの機能を使用するには、DB2 Connectのような追加機能の購入が必要になる場合があります)。SQLベースのHomogeneous Replication機能を使用すると、中央のソース・データとたとえば100のターゲット・サーバー の間でデータのレプリケーションを行うことができます。 IBM以外のデータベースとの間でデータのレプリケーションが必要な場合、またはSQLベースのレプリケーションではなくキューを活用したレプリケーションを行いたい場合は、IBM InfoSphere Data Replication〔リンク先〕のような製品が必要になります(なお、3台のDB2 for Linux, UNIX, and Windowsのデータ・サーバー間でQレプリレーションを行う場合は、DB2 Advanced Enterprise Server Editionを選択することができます)。

Homogeneous Replication機能によって、DB2サーバーとInformixサーバーに対してニックネームを付けることができます。これによって、ロケーションを気にすることなく、異なるプラットフォームやサーバー上に存在するDB2テーブルやInformixテーブルにアクセスするアプリケーションを構築することができます。例えば、この機能を使用することによって、DB2 for iデータベース上に存在するデータをDB2 for Linux(System z上で稼働)またはInformix上に存在するデータと分散結合するアプリケーションを簡単に作成することができます。IBM以外のデータ・サーバー(OracleおよびSQL Serverなど)に対するクエリーのフェデレーションを行いたい場合は、IBM InfoSphere Federation Server製品を別途購入する必要があります。もしくは、Oracleのデータ・ソースのフェデレーション機能を提供するDB2 Advanced Enterprise Server Editionを選択することもできます。

SMB向けのその他のポピュラーなデータベースにおいては先進的な可用性機能、オンライン機能、管理機能はEnterprise版でしか提供されず、DB2 Expressの価格が手ごろで自動管機能も提供されることを考慮すると、DB2 Expressは非常に高機能かつ経済的なソリューションであることが分かります。

さらに素晴らしいことに、DB2 Express 10.1には行および列のアクセス制御機能 (RCAC) およびラベル・ベースのアクセス制御機能 (LBAC)という2つの先進セキュリティー機能が含まれています。DB2 10.1で新規に提供されたRCACを使用すると、データ管理者はカスタム・ルールを簡単に適用することによってテーブルの行レベルと列レベルでユーザーとグループによる読み取りと書き込みを制御することができます。稼働環境においては、アクセス権のない列はマスクされ、アクセス件のない行はユーザーから見えなくなっています。RCACは詳細設定が可能な柔軟なセキュリティー・メカニズムを提供するばかりでなく、RCACを使用することによって、同じテーブル内のテナント・データを透過的かつ高パフォーマンスなデータベース・サービスとして自動的に分離できるため、複数テナントをサポートするアプリケーションの開発を簡略化することができます。その結果、これらの機能によって、DB2の旧バージョンが提供する既存のマルチ・テナント・サービスの機能をさらに高めることができます。

以前はDB2 Enterprise Server Editionのアドオン機能として提供されていたLBACは、テーブル・オブジェクトに付加されたセキュリティー・ラベルを使用してアクセス権のあるユーザーの管理を行うことを除けば、RCACと同様の機能を提供します。あるオブジェクトにアクセスしようとするユーザーは、当該オブジェクトのセキュリティー・ラベルへの権利の許諾を受ける必要があります。ユーザー情報とラベルの情報がマッチすると、アクセスが許諾されます。ユーザー情報とラベルの情報がマッチしないと、アクセスは許諾されず、データは見えなくなります。RCACとは異なり、LBACは、あるビジネス・エンティティー(政府機関のセキュリティー・レベルの設定など)に関して厳密な階層に基づくセキュリティー・ルールを設定するアプリケーションに特に適しています。

本エディションに含まれる高可用性機能(本機能は、DB2 9.7では個別に価格が設定されたアドオン・フィーチャーとして提供されていました)によって、オンラインでのテーブルの再編成を実施し、IBM Tivoli SA MP (Tivoli System Automation for Multiplatforms) による高可用性サービス(DB2に組み込まれたサービス)用に2ノード用のクラスター・ライセンスを提供し、DB2の先進コピー・サービスとHigh Availability Disaster Recovery (HADR) をサポートするができるようになり、DB2 Expressサーバー上で稼働するアプリケーションの可用性を高める多くのサービスを提供することができるようになりました。

HADRとは、簡単にデータベースの可用性と保護を実現する一連の可用性サービスのことを指し、ソリューション・スタック全体で冗長性が実現するだけでなく、最も厳密なサービスレベルアグリーメント (SLA) に基づいて、30秒から60秒の条件が設定された修復までの平均時間 (MTTR) の条件を達成することができます。HADRの素晴らしい点は、ボタンを数回クリックすることで設定が完了することです。さらに、読み取り専用スタンバイ・テクノロジーを活用することによって、読み取り専用のクエリーのためにスタンバイのHADRデータベースを構築することができます(このようなスタンバイ・データベースへのアクセスについては、ライセンスの許諾条件を考慮する必要があります)。

さらにDB2 10.1で新規に提供された機能として、最大3台のスタンバイ・サーバーをサポートできる機能があります。この機能を通じて複数のサイトにおいてデータのレプリケーションを行うことによって、DB2に含まれた使いやすいHADRテクノロジーに基づいて高可用性と災害復旧を実現することができます。さらに、ログ・データがスタンバイ・サーバーの1台に提供される前に一定の猶予時間を設定することによって、プライマリー・サーバーでエラーが発生した際に時間をかせぐことができ、エラー・データがスタンバイ・サーバーに反映されることを防止することができます。この結果、人間の処理ミスからデータを保護することができます

インプレースREORGと呼ばれることもある、オンラインによるテーブルの再編成機能 (REORG) は、他のベンダーのソリューションでは得られない機能を提供します。従来のシャドー・コピーに伴う追加のディスク・スペースが必要になることなく、テーブルの再編成を継続的に実行することができます。処理の実行形態を変更するたびに、REORGの実行、中止、調整を行うことができるため、迅速なメリットを実現することができます。例えば、夜間に再編成を実行し、日中は再編成の実行を抑え、場合によっては中止することができます。当該テーブルにアクセスするアプリケーションは再編成が中止した時点でパフォーマンスが即時に向上します。これこそが可用性を実現するための鍵です。

DB2 Advanced Copy Services (ACS) を活用すると、対象となるストレージ・デバイスの迅速なコピー機能に基づいてバックアップとリストアの処理におけるデータ・コピーのプロセスを実行することができます。ストレージ・デバイスを使用のうえデータのコピーを実行することによって、バックアップとリストアの処理をより迅速に実行することができます。DB2 ACSを使用したバックアップ処理は、スナップショット・バックアップと呼ばれることがあります。

DB2に標準機能として含まれるクラスタリング・サービスを活用することによって、2台のサーバーをクラスタリングして高可用性を実現し、場合によってはHADRソリューションのフェイルオーバーを自動的に行うことができます。 さらに、DB2のインストール・プログラムによって、高可用性クラスターを自動的に設定することができます。堅牢なDB2高可用性ソリューションを実現するために、高可用性の管理フレームワークがあり、ユーティリティーとしてDB2 High Availability Instance Configuration Utility (db2haicu) が提供されます。このテキスト・ベースのインターフェースによって、クラスタリング環境において可用性の高いデータベース・テクノロジーのインフラ定義の設定、管理、同期を行うことができます。

DB2がユーザーのシステムの検索を実施することによって、 ユーザーが使用しているデータベース・インスタンス、クラスター環境、クラスター・マネージャーに関する情報を自動的に収集することができ、変更が行われた場合に、クラスター全体のデータを同期します。例えば新規のストレージ・コンテナを追加した場合の影響について考えてみましょう。クラスターのあるコンポーネントに変更を加えると、他のコンポーネントにも変更を反映する必要がありますが、DB2がこの処理を自動的に行ってくれるのです。これは非常に大きなメリットです。この処理は手間がかかり、エラーが発生しやすいプロセスであり、人的作業によるエラーはダウンタイムを引き起こす第1の原因となっています。この問題の解決においてDB2は大いに役立ちます。

ライセンスの許諾条件と価格設定

DB2 Express 10.1がインストールされたサーバーまたは仮想化セッションに関しては、以下の制限が適用されます。

  • DB2 Expressは最大8 GBのメモリーで使用することができます。同時に起動するDB2の複数のインスタンスが存在する場合でも、あるサーバーまたは仮想化セッション内に存在する全てのインスタンスおよびデータベース全体に適用されるメモリーについて8 GBの制限を越えて使用することはできません。使用している仮想化テクノロジーによって8 GBの制限を設定することができない場合は、DB2のコンフィギュレーション・パラメーターを使用して手作業で設定することができます。
  • DB2 Expressでは、1台のサーバーまたは1つの仮想化セッションごとに最大4つのプロセッサー・コアを使用することができます。DB2 Expressはあらゆるサイズの物理サーバー上にインストールすることができますが、本エディションが使用できるのは4プロセッサー・コアまでです。DB2 Expressを5プロセッサー・コア以上で使用したい場合は、サブキャパシティー対象仮想化テクノロジーを使用して物理サーバーのパーティショニングを行う対応法があります。コア数の制限が仮想化セッションごとに設定されているため、2ライセンスのDB2 Expressをそれぞれ別の仮想サーバーにインストールし、DB2 Expressの各コピーが4プロセッサー・コアを使用すれば、合計で8プロセッサー・コアを使用することができます。これは、複数の小規模なスタンドアロン・サーバーのワークロードを統合するために、大規模な物理サーバーを利用する最適な方法と言えます。
  • DB2 Expressを4コアを超えるコア数の物理サーバー上で使用する場合、IBMのサブキャパシティー・ライセンスの許諾条件を活用することによって、コストを最大限に削減することができます。サブキャパシティー・ライセンスの条件では、DB2が使用するコアに関してのみライセンス料金を支払うことができます。しかしながら、ユーザーが使用するライセンス体系、プラットフォーム、仮想化テクノロジーによって、本エディションをサブキャパシティー環境で使用するにあたっての前提条件が異なります。PVUのライセンス体系の詳細情報については、IBMのWebサイトの仮想化テクノロジーに基づくサブキャパシティー・ライセンスのカウント・ルールをご参照ください。サーバー・ライセンス (Limited Use Virtual Serverライセンス) とFTLのライセンス許諾条件については、サプキャパシティー・ライセンス・ガイドをご参照ください。

DB2 Expressのライセンスは、以下のいずれかのライセンス体系で許諾されます。

  • プロセッサーValue Unit (PVU): DB2 Expressのソフトウェアがインストールされるサーバーまたは仮想化セッションのPVUの総数に基づいてライセンスを取得します。DB2 Expressは仮想化セッションごとに4プロセッサー・コアを越えるコアを使用することはできないため、仮想化セッションで利用できるコアを4コア以下に制限することによって、PVUの価格体系に基づくライセンス・コストを最小限に抑えることができます。本ライセンスを取得すると、無制限の人数のユーザーがあらゆる方法でDB2 Expressにアクセスすることができます。PVUに基づいて1台以上のDB2 Expressのウォーム・スタンバイ・サーバーに対してライセンスを取得する場合、プロセッサーのアーキテクチャーに関係なく、物理スタンバイ・サーバーごとに100 PVUのライセンスを取得する必要があります。
  • 許可ユーザー・シングル・インストール (AUSI): 個別のサーバーまたは仮想化セッション上で稼働するDB2 Expressのコピーにアクセスする許可ユーザー(AU) の総数に基づいてライセンスを取得します。1名の許可ユーザーは、ユーザーの社内外に在籍し、特定のIDを有する1名の個人(AUは、他のユーザーの代理としてアクセスを行うことのない、アプリケーションまたはアプライアンスのことを指すことがあります)を指します。本ライセンスをインターネット上で提供するソリューション(オンライン・バンキングのアプリケーションなど)に適用できるのは、エンドユーザーが明確に特定できる場合に限られます。というのも、本ライセンスを適用するにあたっては個々のエンドユーザーを特定する必要があるためです。上記で「特定のID」という言葉を使用していることに注意してください。マルチプレキシングやアクセスを集約するソフトウェアを使用している場合は、そのようなテクノロジーをアクセスのために適用する前のエンドユーザーを特定する必要があります。さらに、AUのライセンスを保有していないユーザーがDB2サーバーにアクセスすることはできません。AUライセンスはシフト勤務を行う従業員間で譲渡することはできず(ただし、従業員の退職に基づいてある従業員から別の従業員に譲渡することは可能)、特定のデータ・サーバーにアクセスするためにだけ有効です。

    データベースにアクセスするあらゆるユーザーに対してAUライセンスを取得する必要があります。しかし、DB2 Expressサーバーにアクセスしているユーザーの人数にかかわらず、最低でも5ライセンスのAUライセンスを取得する必要があります。例えば、25人のユーザーが異なる仮想化セッション上で稼働している2台の個別のDB2 Expressサーバーにアクセスする必要がある場合、この25名のユーザーに対して合計で50(サーバーあたり25のAUライセンス×2)のAUライセンスをする必要があります。ある時点でこのユーザーのうち12名しか各サーバーにアクセスしない場合でも、25名全員のユーザーに対して各サーバーにアクセスするためのライセンスを取得する必要があります(したがって合計で50のAUライセンスが必要)。1台のDB2 Expressサーバーに対してたった3名のユーザーしかアクセスしない場合でも、本エディションの最小ユーザー数の条件に基づいて5つのAUライセンスを取得する必要があります。最後に、DB2 Expressのウォーム・スタンバイ・サーバーに対してライセンスを取得する場合は、本番サーバー(ホット・サーバー)がAUのライセンス体系を使用している場合は、ウォーム・スタンバイ・サーバーに対して5つのAUライセンスが必要です。
  • 期間付きサーバー・ライセンス(FTL): FTLのサーバー・ライセンスに基づいてDB2 Expressを使用する場合は、DB2 Expressサーバーについて1年有効なライセンスとサポートの権利を取得したことになります。 FTLの契約期間が満了すると、本製品に関する使用権は失効します。FTLライセンスのコストは簡単に計算することができます。ユーザーの数、サーバーのPVUの値、コア数といった要素を気にする必要はありません。インストールを行うサーバーや仮想化セッションごとに1 FTLライセンスを購入すれば済みます。ライセンスの取得は非常に簡単です。サーバーが5台あれば、5ライセンスを購入します。FTLライセンスを取得することによって、無制限の人数のユーザーがDB2 Expressサーバーにアクセスすることができます。プライマリー・サーバーに対してFTLライセンスを取得する場合は、ウォーム・スタンバイ・サーバーの物理サーバーごとに1 FTLライセンスを取得する必要があります。本ライセンス体系においては、スタンバイ・サーバーの種類(すなわち、ウォームまたはホット)は関係ありません。種類に関係なく、スタンバイ・サーバーの数と同じ数量のライセンスを取得するだけです。
  • サーバー・ライセンス (Limited Use Virtual Serverライセンス): 本ライセンス・オプションは、FTLライセンスと同様にサーバー単位でライセンスを取得するためのライセンスを提供します。FTLライセンスとサーバー・ライセンスの相違点は、FTLライセンスは1年間のサブスクリプション(DB2 Expressのソフトウェアを1年間の使用期限付きで取得)を提供し、サーバー・ライセンスは永続的なライセンスの権利を提供する(ユーザーがDB2 Expressの権利を永続的に保有する)ことです。サーバー・ライセンスを取得すると、無制限の人数のユーザーがDB2 Expressサーバーにアクセスすることができます。サーバー・ライセンスに基づいてDB2 Expressのライセンスを取得する方法は、上記のFTLライセンスに関する説明と同じです。物理サーバーであれ、仮想化セッションであれ、1回インストールするごとに1ライセンスを取得します。例外条件としては(本例外条件はFTLライセンスにも適用)、同一の物理サーバーまたは仮想化セッションにDB2 Expressの複数のコピーをインストールする場合が挙げられます。この場合、DB2 Expressの全てのコピーで同じ4プロセッサー・コアを使用し、追加のライセンスが必要にならないように注意する必要があります。サーバー・ライセンスに基づいてウォーム・スタンバイ・サーバーのライセンスを取得したい場合は、物理スタンバイ・サーバーごとに1ライセンスを取得する必要があります。図3では、DB2 Express-CとDB2 Expressの主な相違点を列挙しています。
図3. DB2 Express-CとDB2 Expressの相違点
図3. DB2 Express-CとDB2 Expressの相違点

DB2 9.7からDB2 10.1にかけての変更点

DB2 10.1では、DB2 Expressの価値を大きく高める変更がいくつか行われています。まず、High Availability Featureオプション(本オプションはDB2の旧バージョンでは個別に価格が設定されたフィーチャー・オプションでした)は提供されなくなりました。お客様が使用するライセンス体系にかかわらず、本機能はDB2 Expressの無償機能として含まれるようになりました。さらに、各物理サーバーに対して存在する1つ目のウォーム(アイドル)・スタンバイ・サーバーに対してのみライセンスを取得すればよくなりました。つまり、同じ物理サーバーに対して追加でウォーム(アイドル)・スタンバイ・サーバーを追加した場合は、当該サーバーに対してライセンスは取得する必要がなくなりました。この2点の変更によって、非常に手ごろな価格で高可用性環境に基づいてDB2 Expressを稼働できるようになりました。例えば、サーバー・ライセンスのライセンス体系に基づいて4台のDB2 Expressの本番サーバーにライセンスを取得している場合、5台目の物理サーバー上で稼働しているすべてのウォーム・スタンバイ・サーバーに対して、単一のサーバー・ライセンスに基づいてデータのレプリケーションを行うことができます。

DB2 9.7では、1台のサーバーまたは1つの仮想化セッションごとに使用できるRAMの容量が4 GBに制限されていました。DB2 10.1からは、その制限は8 GBに拡張しています。

本エディションの実装

DB2 Expressは、8 GBを超えるデータベース・メモリーや4プロセッサー・コアを超える処理能力を使用する必要がないワークロードに適したエントリー・レベルのDB2です。本エディションは、テーブルの集計や多次元クラスタリング(MDC) のような高い拡張性を実現するための機能を必要とするアプリケーションには向いていません。これらの機能はDB2 Expressの基本機能には含まれず、追加のフィーチャー・オプションとして購入することもできないためです。

DB2 Expressの導入事例について

SMB企業をはじめとするさまざまな企業向けにエンドツーエンドの機能を提供するソフトウェアを販売する世界有数の企業であるSageは、同社のACCPAC(IBM外のWebサイトへ)アプリケーションをDB2 Express上で提供しています。製品管理担当のバイス・プレジデントを務めるCraig Downing氏はこうコメントします。「DB2を見ると、IBMがSMB市場に注力していることがよく分かります。特に、管理タスクの自動化機能を充実させたことによって、中堅企業は管理作業を増やすことなくデータの信頼性を高めることができるようになりました」

北米地域の280万社以上(全世界では450万社以上)の中堅企業のユーザーにサービスを提供する企業がDB2 Expressを使用して最も使用頻度の高いアプリケーションを提供しています。DB2 Expressの高い信頼性と低い管理コストが評価されたためです。これも、DB2がお客様の素晴らしいビジネスを支えている事例と言えます。


DB2 Workgroup Server Edition: 高可用性機能とともに部門のワークロード統合を実現するための最適なエディション

DB2 Workgroup Server Edition(DB2 Workgroup)はDB2 Expressと同じ機能を提供し、DB2 pureScaleに基づいてSystem xやPOWER 7のサーバーにDB2による高可用性を実現する画期的なクラスタリング・テクノロジーを提供することによって、ダウンタイムなしに追加のキャパシティーを実現します。また、DB2 Workgroupはメモリー容量やプロセッサー・コアの上限が緩和されているため、DB2 Expressよりパフォーマンス条件の厳しいワークロードを処理することができます。最後に、DB2 WorkgroupはDB2 Express に比べて実装可能なプラットフォームのオプションが広く、Linux(System z上で稼働するLinuxを除く)、WindowsAIXSolaris(SPARCおよびx64)、およびHP-UX ItaniumなどのDB2が稼働するほとんどの分散プラットフォームをサポートします(リンクは、プラットフォームに関する最新のサポート情報のページを示しています)。

DB2のサーバー・エディションは、マトリョーシカのようなもので、DB2 Expressに含まれるフィーチャーはDB2 Workgroupにも含まれています。例を挙げると、STMM、バックアップ・データの圧縮、アーカイブ・ログの圧縮、pureXML、Homogeneous Federation、複数のスタンバイ・サーバーをサポートするHADR、行と列に基づくアクセス制御、タイム・トラベル照会などの機能はDB2 Expressに含まれているため、これらの機能はDB2 Workgroupでも無償で含まれています。DB2 Workgroup用に提供されるフィーチャー・オプションは存在しません。

DB2 ExpressとDB2 Workgroupを比較した場合の最も重要なフィーチャー上の相違点は、DB2 pureScaleです。本クラスタリング機能は拡張性と可用性を最大化するための機能です。サービスを中断することなく大幅な拡張性を提供する必要のあるOLTPアプリケーションのために最適化されたDB2 pureScaleによって、システムを停止することなくデータベース・クラスターにメンバーの追加と削除を行い、しかもそのプロセスをアプリケーションに対して透過的に実行することができます。本機能については、本記事の後半で説明するためここでは詳述しません。ここで認識すべき点としては、DB2 WorkgroupにDB2 pureScaleが含まれたことは大きなメリットであるということです。DB2 EnterpriseとDB2 Advanced Enterpriseでは本機能はアドオン・フィーチャーであるにもかかわらず、DB2 Workgroupでは無償で提供されるためです。さらに、DB2 Workgroupに含まれるDB2 pureScaleで使用できる機能には制限が設定されていません。使用環境上の制限としては、クラスター全体に存在する16プロセッサー・コアを超えて使用することができないという条件が設定されています(本プロセッサー・コアには、DB2 pureScale Cluster Facilityとクォーラム・ホストが使用するコアは含まれません)。このコアの上限数の制限は、DB2 pureScaleを使用しない場合でもDB2 Workgroupに対して適用されます。

ライセンスの許諾条件と価格設定

上記の記載のとおり、DB2 Workgroupでは1台のサーバーまたは1つの仮想化セッションあたり最大16プロセッサー・コアを使用することができます。さらに、DB2 Workgroupでは1台のサーバーまたは1つの仮想セッションあたり最大64 GBのRAMを使用することができます。これらの制限は、特定のサーバーまたは仮想化セッションにおいて稼働しているDB2 のインスタンスの数にかかわらず遵守する必要があります。これらの制限を遵守するにあたっては、サブキャパシティー対象仮想化テクノロジーと適切なDB2のメモリー制限に関するパラメーターを活用する必要があります。

例えば、パーティショニングを適用していないサーバーに32プロセッサー・コアが含まれる場合にDB2 Workgroupを使用するにあたっては、DB2の使用が16コア以下に設定されている必要があります。あるいは、VMWareのセッションを使用して16コアのみを使用するように設定を行えば、当該仮想化セッションにおいてDB2 Workgroupをインストールし、IBMのサブキャパシティー・ライセンスのライセンス許諾条件に基づいてDB2が実際に使用するコア分のライセンス料金を支払うだけで済みます。

もちろん、DB2 Workgroupを異なる仮想化セッションに個別にインストールする場合は、CPUおよびRAMの上限に基づいてインストールすることができます。つまり、部門の業務のワークロードを1台の大規模な物理サーバーに統合する際には、DB2 Workgroupは理想的なエディションと言えます。IBMがサポートする仮想化テクノロジーを使用して大規模な物理サーバーを複数のより小規模な仮想化サーバー(各サーバーのコア数は16コアに設定)に分割することによって、大規模な物理サーバーのキャパシティーをフルに活用することができます。

例えば、2つのVMWareセッションを設定し、各セッションにDB2 Workgroupをインストールし、サーバー全体に128GBのRAMが存在する場合、各セッションのDB2 Workgroupサーバーは最大64GBのRAMを使用することができます。各インスタンスは個別の仮想化セッション内に存在するため、同じ物理サーバー上に存在するDB2 Workgroupサーバーの各インスタンスに対してライセンスを取得する必要があります。つまり、セッションごとにライセンスを取得し、2つのインスタンスにおいてセッションごとに64GBのRAMを使用することができます。

DB2 Workgroup 10.1サーバーのライセンスは、以下のいずれかのライセンス体系で許諾されます

  • プロセッサーValue Unit (PVU): DB2 Workgroupのソフトウェアをインストールしたサーバーまたは仮想化セッションのPVUの総数に基づいてライセンスを取得します。DB2 Workgroupは1台のサーバーまたは1つの仮想化セッションにおいて最大16コアしか使用できないため、DB2がアクセスするコア数を16以下に設定することで、使用しないコアに対するライセンス料金を支払わずに済みます。本ライセンスを取得すると、無制限の人数のユーザーがあらゆる方法でDB2 Workgroupサーバーにアクセスすることができます。PVUのライセンス体系に基づいてDB2 Workgroupのウォーム・スタンバイ・サーバーのライセンスを取得する場合、使用しているプロセッサー・アーキテクチャーや物理サーバー上で起動する予定のウォーム・スタンバイ・サーバーの数に関係なく、必要なライセンスは物理サーバーごとに100 PVUです。この場合、全てのプライマリー・サーバーにおいても、PVUのライセンス体系に基づいてDB2 Workgroupのライセンスを取得する必要があります。そうでない場合、PVUのライセンス体系でライセンスを取得するプライマリー・サーバーに対して100 PVUのライセンスを取得し、別のライセンス体系でライセンスを取得する他のDB2サーバーに対しても追加のライセンスを取得する必要があります(訳者注:ウォーム・スタンバイ・サーバーがすべて同じ物理サーバー上にあったとしても)。このため、DB2 Workgroupのプライマリー・サーバーの全てについて同じライセンス体系に基づいてライセンスを取得する方が、ウォーム・スタンバイ・サーバーのコストを最小限に抑えることができるため、合理的なライセンス取得方法と言えます。
  • 許可ユーザー・シングル・インストール (AUSI): 本ライセンス体系の名称は、既に説明したDB2 ExpressのAUライセンスの名称と同じです。このライセンスは、個別のサーバーや仮想化セッション上で稼働するDB2 Workgroupのインストール・コピーにアクセスする許可ユーザーに与えられます。DB2 Expressの場合と同様に、本ライセンス体系は、ライセンスを持たず、権限を付与されていないユーザーがDB2 Workgroupサーバーにアクセスすることのないように、同サーバーにアクセスする個人に適用される十分な数のAUSIライセンスを事前に特定することができる環境に最適と言えます。さらにDB2 Expressの場合と同様に、DB2 Workgroupのコピーをインストールしたサーバーや仮想化サーバーごとに5 AUSIライセンス以上を取得する必要があります。ただし、同じ仮想化セッション内に複数のコピーをインストールした場合はライセンスの許諾条件においては1つのインストールとみなします。例えば、16コアのパーティションにDB2 Workgroupの2コピーをインストールして起動していて、7名のユーザーがいずれかのサーバーにアクセスする場合は、7 AUSIライセンスを取得すれば済みます。しかしながら、このDB2 Workgroupの2コピーを別々の仮想化セッションにインストールした場合は、14(7×2)のAUSIライセンスが必要になります。最後に、DB2 Workgroupのウォーム・スタンバイ・サーバーにライセンスを取得する場合は、物理サーバーごとに5 AUSIライセンスを取得すれば済みます。
  • ソケット・ライセンス: DB2 Workgroupのライセンスは、DB2が使用する稼働サーバーまたは仮想化セッションごとに存在するソケットに対して設定された価格を支払うことによって取得することができます。例えば、パーティショニングが行われていない4ソケットおよび4コアのXeon Nehalem EX E38899サーバー(1,120 PVU)が存在する場合、4ソケット・ライセンス取得するだけで済みます。しかしながら、物理サーバーのコア数が16コアを超える場合は、まずサーバーのパーティショニングを行うことによって、DB2 Workgroupの各サーバーが使用するコアを16コア以下に制限する必要があります。さらに、仮想化環境を実装している場合は、DB2 Workgroupが使用する仮想コアの数に基づいて購入する必要のあるソケット・ライセンスの数を計算する際に、さらに複雑な計算が必要になります。その際、以下のシンプルは計算方法に基づいて、ほとんどあらゆる使用シナリオで有効な必要なソケット・ライセンスの数を計算することができます。
    1. DB2 Workgroupの1コピーをインストールする物理サーバーまたは仮想化セッション(パーティショニングが適用されている場合)ごとに、サーバーで利用可能なプロセッサー・コアの数を数える。
    2. 単一の物理サーバー上に存在する全ての仮想サーバーについて、ステップ1の計算を行う。
    3. ステップ2の計算結果を、物理サーバーに存在するソケットが有するプロセッサー・コアの数で割る。
    4. ステップ3で得られた計算結果を最も近い整数に切り上げる。
    5. ステップ4の計算結果と物理サーバー上で使用されているソケット数のうち、小さい方の数が必要なソケット・ライセンスの数となる。

    例えば、pureScaleを有効化したDB2 Workgroupを使用し、クラスターに3コアの論理パーティション(LPAR) が1つ、6コアのLPARが1つ、7コアのLPARが1つ存在し、各コアが個別のヘキサコア(6コア)のソケットの物理サーバー上で起動しているとします。上記のライセンスの計算方法に基づいて計算すると、3コアのLPARに対しては1ソケット・ライセンス、6コアのLPARに対しては1ソケット・ライセンス、7コアのLPARに対しては2ソケット・ライセンスが必要になります。したがって、本環境においては4ソケット・ライセンスの購入が必要になります。DB2 Workgroupのソケット・ライセンスの購入例については、ライセンス・ガイドをご参照ください。

    ソケット・ライセンスのメリットとは、ソケット内に存在するコア数にかかわらずソケットごとに単一の価格を支払えば済むことです。ただし、その際16コアの上限数を超えないように注意する必要があります。したがって、ソケット・ライセンスは1ソケットあたり多くのコア数を持つハイエンド・プロセッサーの場合にメリットが最も大きくなります。PVUと同様に、ソケット・ライセンスでも無制限の人数のユーザーがDB2 Workgroupサーバーにアクセスすることができるため、顧客がアクセスするアプリケーションにとっては理想的なライセンス体系と言えます。

    プライマリー・サーバーに対してソケット・ライセンスを購入している場合、単一のソケット・ライセンスの価格に基づいて、物理サーバーごとに1台以上のウォーム・スタンバイ・サーバーを使用することができます。

DB2 9.7からDB2 10にかけての変更点

DB2 10.1では、各物理サーバーについて1台目のウォーム(またはアイドル)・スタンバイ・サーバーに対してのみライセンスを購入すればよくなりました。つまり、同じ物理サーバーに対してウォーム(またはアイドル)・スタンバイ・サーバーを追加で実装する場合は、ライセンスの購入は不要になりました。

DB2 Personal Edition (PE)は、DB2 10.1から提供されなくなりました。DB2 PEの既存のお客様のライセンスは、無償でDB2 WorkgroupのAUSIライセンスに1対1の比率で移行することができます。

本エディションの実装

DB2 Workgroupは、ビジネスにおいてさまざまな用途に活用することができます。本エディションは、拡張性と可用性の高い包括的な機能を提供するリレーショナル・データベースのデータ・ストアが必要であるものの、64GBを超えるメモリーや16コアを超える処理能力は必要ではない中堅企業のビジネスの業務処理に向いています。おそらく、全社的な業務アプリケーションを小規模なサーバーを使用して実行する環境や、トランザクションの処理量がそれほど高くない全社的なアプリケーションを実行したい部門システムの場合には、DB2 ExpressよりもDB2 Workgroupが向いていると思われます。中堅企業向けの手ごろな価格で、エンタープライズ・レベルの可用性を実現できるのです。これは非常にユニークです。

DB2 Workgroupの導入事例について

Montefarmaco OTCは、イタリアで店頭販売 (OTC) の医薬品とヘルスケア製品を取り扱う主要企業です。同社はおよそ12,000軒の全国の薬局に製品を提供し、毎年最大で40,000枚の請求書を発行しています。各請求書は処理をしたうえで、さまざまなイタリアの医薬品業界の規制に準拠するために数年間にわたって保存する必要があります。

請求書のレポジトリーの管理を行うために、Montefarmaco OTCはDB2 Workgroup Server Editionに基づいて文書管理ソリューションを実装しました。DB2 Workgroupの活用を通じて拡張性とパフォーマンスを最大化できたことによって、ビジネスの成長に合わせて増大するデータ容量に対応できる環境が生まれました。同時に、同社では全体的なストレージ・コストと管理コストを50%程度削減できると考えています。つまり、DB2 Workgroup Server Editionを活用することによって、処理する業務ボリュームを増やしたうえでコストを削減できるのです。請求処理部門のスタッフもDB2の処理能力の高さには脱帽しています。


DB2 Enterprise Server Edition: 卓越した拡張性、障害耐性、柔軟性を実現

DB2 Enterprise Server Edition(DB2 Enterprise) は、包括的かつ高度な機能を提供する、Webをサポートするクライアント・サーバー・データベースで、DB2のエディションが稼働する全ての対応可能な分散プラットフォームで使用することができます。対応するプラットフォームとしては、Linux(x86、POWER、SYSTEM z)、WindowsAIXSolaris(x64およびSPARC)、およびHP-UX (Itanium)があります(リンクは、プラットフォームに関する最新のサポート情報のページを示しています)。

DB2 Enterpriseは大規模および中規模の部門サーバー向けのエディションであり、基本となる豊富な機能とサービスを提供します。例を挙げると、クエリー間の並列処理、MDC、MQT、テーブルのパーティショニングなどの機能はDB2の本エディションには無償で含まれており、これらの機能はDB2 ExpressやDB2 Workgroupのシステムにはフィーチャー・オプションとしても提供されていません。

DB2の本エディションでは使用できるRAMの容量に上限は設定されていません。当社の研究書で実施したあるベンチマーク・テストの結果を見ると、本エディションはバッファー・プール用に4テラバイトのメモリーを持つシステムでも起動しています。これは、多くの企業がデータを管理するために使用しているRAM容量を超えています。また、DB2 Enterpriseが稼働するサーバーや仮想化セッションに関するPVU値についても上限は設定されていません。

DB2 Enterpriseバージョン10.1 が提供する画期的な新機能として、Multi-Temperature Storageを使用したデータ管理機能が挙げられます。アクセス頻度の最も高いデータ「ホット・データ」、アクセス頻度の最も低いデータを「コールド・データ」、その中間のアクセス頻度のデータを「ウォーム・データ」と考えると、本機能によって最も高価なストレージをホット・データに割り当て、最も安価なストレージをコールド・データに割り当てることによって、I/Oスループットと最終的にはパフォーマンスを最大化することができます。例えば、小売売上データを含む大容量のテーブルがあるとします。直近の四半期のデータは頻繁に挿入と更新が行われ、このようなトランザクションは迅速に実行する必要があるものの、古いデータはそれほど頻繁にアクセスが行われず、アクセスが行われる場合でも処理に遅延が発生することがあります。DB2のMulti-Temperature Storageデータ管理機能を使用すると、直近の四半期のデータを処理スピードの速いSSDストレージに保存し、その他のデータを処理スピードが劣るディスク・ストレージに保存するようにDB2の設定を行うことができます。その後、アプリケーションに対して透過的に、自動的にこの処理がDB2によって実行されます。

また、DB2 Enterpriseはより幅広い種類のデータ・サービスを提供することによって、全社的なソリューションをさらに拡張するための幅広いフィーチャー・オプションを提供します。

DB2 Enterpriseサーバーのフィーチャー・オプション

上記で説明したとおり、DB2 Enterpriseは幅広い先進データ・サービスを提供する一連のユニークなフィーチャー・オプションを提供します。DB2 Enterpriseのフィーチャー・オプションに対しては、当該オプションがインストールされるDB2 Enterpriseサーバーと同じライセンス(すなわち、AUSIライセンスまたはPVUライセンス)を取得する必要があります。しかしながら、一部のフィーチャー・オプション(DB2 Storage Optimization Featureなど)ではAUSIライセンスが提供されず、PVUライセンスを取得する必要があります。一方で、DB2 Advanced Enterprise Server EditionにはStorage Optimization Featureオプションが含まれ、AUSIライセンスに基づいてライセンスを取得することができます。つまり、DB2 Enterpriseのフィーチャー・オプションを購入するためには、PVUライセンスに基づいてDB2 Enterpriseのライセンスを取得する必要であることに注意が必要です。

DB2 10.1で利用可能なフィーチャー・オプションとしては、以下があります。

  • DB2 pureScale: 2009年10月11日に、IBMは分散プラットフォーム上で起動するOLTPワークロードの可用性と拡張性を飛躍的に高める機能としてDB2 pureScaleの発表を行いました。DB2 pureScaleを活用することによって 、キャパシティーの最大化、可用性の確保、アプリケーションに透過的なシステム管理を実現することができ、ビジネスの成長に伴うリスクとコストを削減することができます。DB2 pureScaleで実現する分散システム上のデータベースの拡張性と信頼性は、System z上での拡張性と信頼性に近いものがあります。本機能は、現在と将来において最もパフォーマンス要件が厳しい処理要件に対応するよう設計されています。ノードに障害が発生した際にも処理を継続することができ、冗長性のあるアーキテクチャーを備えていることによって、画期的なレベルの可用性が実現しています。DB2 pureScaleではアプリケーションの変更が必要ないため、キャパシティーの追加も簡単に行うことができます。

    DB2 pureScaleについて留意すべき点を挙げるとすれば、「透過的にアプリケーションの拡張が行える」ということです。このキャッチフレーズは他のベンダーのマーケティング・キャンペーンでもよく使われていますが、単なるマーケティング・メッセージに過ぎず、実効性はありません。DB2 pureScaleはDB2 for z/OSのSYSPLEX結合機能に基づいて構築されており、共有グローバル・バッファー・プール、ページ登録機能、ロック機能などの基本的な特徴の多くを引き継いでいます。つまり、データのローカリティーに関する情報をアプリケーションに組み込む必要がないということです。さらに、さまざまなエンジニアリング手法を適用することによって、分散コンピューティング環境でこれまでにない障害検出時間とリカバリー時間を達成し、ほぼ直線的な拡張性を実現しています。本記事では、DB2 pureScaleの概要と詳細機能について説明することは目的としていないものの、本テクノロジーについては詳細内容を確認するようおすすめします。

    図4では、DB2 10.1のpureScale環境のアーキテクチャーを説明しています。

    図4. DB2 10.1におけるpureScale環境
    図4. DB2 10.1におけるpureScale環境

    図4に示すとおり、DB2 pureScaleの環境は複数のマシンで構成されています。Cluster Caching Facility (CF)が、グローバル・バッファー・プール、ロック管理機能、関連するページ・リストを集中的に管理します。1つのDB2 pureScale環境には、1つ以上のCFサーバーが存在することがあります。クライアントはDB2 pureScaleクラスター内のメンバーにアクセスし、これらのメンバーはCFとやり取りすることによって、クライアント・アプリケーションを処理します。DB2 pureScaleの環境においては、各メンバーに対してDB2 Enterprise Server Editionのライセンスを取得する必要があります。さらに、クラスター内の各メンバーに対して、DB2 pureScaleフィーチャーを購入する必要があります。CFサーバーに対してはDB2のライセンスやフィーチャー・オプションを購入する必要はありません。

    例えば、5台のPOWER7サーバー(各サーバーのPVU値は960 PVU)で構成されるDB2 pureScale環境があるとします。これらのサーバーのうち2台はCFとして機能し、残りの3台はデータ・メンバーとして機能します。本環境においては、2,880 PVUのDB2 Enterpriseライセンス(960 PVU×3サーバー)および2,880 PVUのDB2 pureScaleライセンス(960 PVU×3サーバー)を購入する必要があります。2台のCFについては、DB2 EnterpriseライセンスもDB2 pureScaleライセンスも一切購入する必要はありません。CFサーバーは別のサーバー内に存在する必要はなく、別の仮想化セッションで起動するDB2メンバーが存在するサーバー上の別の仮想化セッション上に存在することもできます。図4の例は、ライセンスの許諾を説明するためにのみ作成したものです。

  • DB2 Storage Optimization Featureオプション: • ストレージ圧縮サービスの提供を通じて、データのパフォーマンスと負荷を最適化します。本フィーチャーは、DB2 9で初めて導入され、その後DB2 9.5、DB2 9.7、およびDB2 10.1で拡張された圧縮テクノロジーを提供しています。 ディープ圧縮サービスはDB2 9で初めて提供され、データベース市場を席巻しました。DB2 9.5で本機能の拡張が行われ、辞書の自動作成機能が含まれるようになりました。DB2 9.7では、さらに一時テーブルの圧縮機能、pureXML XDAの圧縮機能、複数のインデックス圧縮アルゴリズムの提供など、さらに機能拡張が行われています。DB2 10.1ではアダプティブ圧縮を提供することによって、グローバル圧縮辞書のメリットにページ・レベルの圧縮辞書のメリットを組み合わせて、圧縮率の最大化を実現し、グローバル辞書の内容が古くなっても安定した圧縮率を維持することができます。これらの機能を組み合わせることによって、ディスクだけでなくヒープの圧縮を実現することができ、メモリーとディスクの容量を最大80%削減し(IBM社内のテストでは、これらの機能によって一部のスキーマのディスク容量を平均で65%以上削減することに成功)、I/O処理を大量に実行するシステム(あらゆるデータウェアハウス・システムでは大量のI/O処理が発生)のパフォーマンスをスピードアップでき、大きなメリットを実現することができます。この結果、メモリーやCPUのボトルネックを簡単に排除できるようになりました。ただし、これ以外にもメリットはあります。

    ディープ圧縮サービスはDB2 9で初めて提供され、データベース市場を席巻しました。DB2 9.5で本機能の拡張が行われ、辞書の自動作成機能が含まれるようになりました。DB2 9.7では、さらに一時テーブルの圧縮機能、pureXML XDAの圧縮機能、複数のインデックス圧縮アルゴリズムの提供など、さらに機能拡張が行われています。DB2 10.1ではアダプティブ圧縮を提供することによって、グローバル圧縮辞書のメリットにページ・レベルの圧縮辞書のメリットを組み合わせて、圧縮率の最大化を実現し、グローバル辞書の内容が古くなっても安定した圧縮率を維持することができます。これらの機能を組み合わせることによって、ディスクだけでなくヒープの圧縮を実現することができ、メモリーとディスクの容量を最大80%削減し(IBM社内のテストでは、これらの機能によって一部のスキーマのディスク容量を平均で65%以上削減することに成功)、I/O処理を大量に実行するシステム(あらゆるデータウェアハウス・システムでは大量のI/O処理が発生)のパフォーマンスをスピードアップでき、大きなメリットを実現することができます。この結果、メモリーやCPUのボトルネックを簡単に排除できるようになりました。ただし、これ以外にもメリットはあります

    ここで、圧縮によって生まれるさまざまなメリットについて考えてみてください。圧縮のメリットは、ディスク容量の削減だけではありません。保存が必要なバックアップ・データのことも考えてみてください。バックアップ・データ容量が小さくなるだけでなく、バックアップ対象のデータ・ページの数が少なくなるため、バックアップ・データの起動がより速くなります。QA環境やテスト環境についても考えてみてください。ディスクやメモリー・バッファーでデータが圧縮できれば、これらのヒープに追加のデータを入れることができます。このため、パフォーマンスの改善が望めるだけでなく、RUNSTATSやREORGのようなメンテナンス処理もページ・ベースで処理を行うため処理スピードが速くなる可能性があります。これらのメリットを考慮に入れ、DB2が単一のデータ・ページにおいて2,300以上の行をサポートでき、I/Oボトルネックの解消に非常に有益なツールであることをご認識ください。最後に、ストレージが環境に及ぼす影響についても考えてみてください。ストレージ・コストを削減できるだけでなく、ITソリューションに生まれる環境への負荷を削減することができるのです。重要な点は、データの圧縮を行うことによって、ディスク容量の削減以上の効果があるということです。本フィーチャー・オプションは環境にやさしいツールなのです。本フィーチャー・オプションは、DB2 Enterprise ServerではPVUのライセンス体系に基づいてのみライセンスを取得することができます。以下の説明にあるとおり、DB2 Advanced Enterprise Server Editionでは、PVUまたはAUのライセンス体系に基づいてライセンスを取得することができます。

ライセンスの許諾条件と価格設定

DB2 Enterprise 10.1のライセンスは、以下のいずれかのライセンス体系で許諾されます。

  • プロセッサーValue Unit (PVU): 本ソフトウェアを稼働する予定のサーバーや仮想化セッションに関するPVUの総数に基づいてライセンスを取得します。本ライセンスを取得することによって、無制限の数のユーザーとデバイスがDB2 Enterpriseサーバーにアクセスすることができます。異なるプラットフォームや仮想化テクノロジーごとに、サブキャパシティー環境で本DB2エディションを使用するにあたっての前提条件が異なります。ウォーム・スタンバイ・サーバー(HADRコンフィギュレーションの場合など)のためにDB2 Enterpriseのライセンスを取得する場合は、物理スタンバイ・サーバーごとに100 PVUを取得する必要があります。
  • 許可ユーザー・シングル・インストール (AUSI): 本ライセンス体系の名称は、上記において説明したDB2 ExpressのAUSIライセンスの名称と同じです。ただし、本AUSIライセンスは、個別のサーバーや仮想化セッション上で稼働するDB2 Enterpriseのコピーにアクセスする権利を指します。DB2 Expressの場合と同様に、本ライセンス体系は、ライセンスを持たず、権限を付与されていないユーザーがDB2 Enterpriseサーバーにアクセスすることのないように、同サーバーにアクセスする個人に適用される十分な数のAUSIライセンスを事前に特定することができる環境に最適と言えます。さらにDB2 ExpressやDB2 Workgroupの場合と同様に、DB2 Enterpriseでは購入対象となるAUSIライセンスの最小数が設定されています。ただし、DB2 ExpressやDB2 Workgroupに設定されたサーバーごとに5 AUSIライセンスの最小購入数とは異なり、DB2 Enterpriseのライセンスでは、サーバーまたは仮想化セッションのPVU値が100 PVUに達するごとに25 AU以上のライセンスを取得する必要があります。ただし、各インスタンスにおいては、PVUのライセンス体系でライセンスを取得した方がコスト・メリットが高くなる損益分岐点が存在します。さらに、ウォーム・スタンバイ・サーバー(HADRコンフィギュレーションの場合など)のためにDB2 Enterpriseのライセンスを取得する場合は、25AUSIライセンスを取得するだけで済みます(サーバーのPVU値が100 PVUの場合の最小ライセンス数)。

    例えば、IBM Power 7 750サーバーの4コアのLPAR(1コアあたり100 PVU)でDB2 Enterpriseを稼働するとします。この場合、本パーティションのPVU値は全体で400 PVUとなるため、100 AUSIライセンス以上を購入する必要があります(400 PVU÷100 PVU = 4、4×25 AU = 100 AU)。仮に、4つのクアド・コア・プロセッサー(1コアあたり120 PVU)を持つPower7 770サーバー上でDB2 Enterpriseを稼働する場合は、本サーバーのPVU値が1,920 PVUとなるため、500 AUSIライセンス以上を購入する必要があります。PVU値が100 PVUを超えた場合は、端数分については繰り上げて最小AUSIライセンスを取得することを前提に、最小ユーザー数を計算する必要があります。

    さらに別の例を挙げます。75名のユーザーが2台の個別のDB2 Enterpriseサーバーにアクセスする必要がある場合は、この75名のユーザーに対して150 AUSIライセンスを購入する必要があります。計算ロジックは、2サーバー×75 AUSIライセンス(サーバーごと) = 150 AUSIライセンス(各サーバーに対して75 AUSIライセンス)となります。しかし、この2台のサーバーに2つのクアド・コアのIntel Xeon E52600ベースのプロセッサー(1コアあたり70 PVU)が含まれる場合は、DB2 EnterpriseのAUSIライセンスの最小購入数の条件(サーバーのPVU値の100 PVUごとに25ユーザー)に基づいて、300 AU(1サーバーあたり150 AU)以上のライセンスの購入が必要になります。その際の計算ロジックは、以下のとおりです。[2ソケット×4コア = 8コア、8コア×70 PVU(1コアあたり) = 560 PVU、560 PVU÷100 PVU(端数切り上げ) = 6、6×25 AU = 150 AU、150 AU×2サーバー = 300 AU]

DB2 9.7からDB2 10.1にかけての変更点

DB2 Enterpriseで提供されるオプションを簡略化するために、DB2 Enterprise 9.7で提供されていたいくつかのオプションが提供されなくなり、DB2 10.1のさまざまなエディションに組み込まれるようになりました。上記の記載のとおり、Advanced Access Control Featureオプションに含まれていたラベル・ベースのアクセス制御機能が、無償でDB2の全てのエディションに含まれるようになりました。Geodetic Data Management Featureオプションは、DB2 Enterprise用の追加オプションとして購入できなくなりました。代わりに、地理情報機能を必要とするユーザーは、全てのDB2エディションで無償で提供されるSpatial Extenderフィーチャーを使用することができます。

Performance Optimization Feature (POF) オプションも、個別に価格が設定されたオプションとしては提供されなくなりました。以下に説明するDB2 Advanced Enterprise Server Editionに、DB2 Workload ManagementおよびOptim Performance Manager Extended Editionが組み込まれるようになりました。DB2 Advanced Edition にアップグレードしないことを選択した既存のDB2 EnterpriseのPOFオプションのお客様は、POFの年間のサブスクリプションおよびサポートの契約を更新し続けるかぎり、DB2 Workload ManagementとOptim Performance Manager Extended Editionの該当するコンポーネントの権利を自動的に許諾されます。

最後に、Homogenous Replication Featureは追加購入できなくなりました。本機能を必要とするお客様はIBM InfoSphere Data Replicationを購入するか、最大3台のDB2 for Linux, UNIX, and Windowsサーバー間でキュー・ベースのレプリケーションを行う機能を提供するDB2 Advanced Enterprise Server Edition(以下で説明)に移行する必要があります。

本エディションの実装

柔軟性(テーブル・パーティショニング機能など)や拡張性(PVUやRAMの容量の上限が設定されていないことなど)の点で制限を設定したくないアプリケーションにおいては、是非DB2 Enterpriseを実装するようお勧めします。ストレージを最適化するサービス(圧縮機能など)やアクティブ・アクティブのOLTPクラスターの透過的なスケールアウト機能(DB2 pureScale) をはじめとする豊富な拡張機能が必要な場合も、本エディションを使用する必要があります。ただし、これらのアドオン機能やツールやその他の機能を使用したい場合は、DB2 Advanced Enterprise Server Editionを検討することをお勧めします。DB2 Enterprise.に基づいて個別に機能を取得するよりも、本エディションで広範な機能を一括で取得した方がコスト削減ができるためです。DB2 Enterpriseでは、リソースの最適化機能と幅広い機能が提供されることを除けば、キャパシティー・プランニングに関する特別な機能は提供されません。

DB2 Enterpriseの導入事例について

中国の北京にある故宮博物院(紫禁城)は、中国で最も重要な観光地と言えるでしょう。本博物館は中国の歴史の象徴であり、最も保存状態の良い中国の古い建築物として最大規模を誇っています。 最近になって故宮博物院では史上初の3Dでリアルな体験を提供するシステムによって、紫禁城の空間と時代を生々しく再現するバーチャル・ワールドの構築を行いました。インターネット・テクノロジーに基づいて提供される本エクスペリエンスは数百年前の中国の隆盛期における明朝と清朝の紫禁城を再現し、膨大な数のユーザーが参加するマルチプレイヤーゲームと同等の拡張性に基づいて、数千名の同時ユーザーをサポートします。本ソリューションはIBMのソフトウェア・スタックのみで構成されており、その中心にあるのがDB2 Enterprise Server Editionです。これも、DB2がお客様の素晴らしいビジネスを支えている事例と言えます。


DB2 Advanced Enterprise Server Edition: 包括的な機能を提供

DB2 Advanced Enterprise Server Edition (DB2 Advanced)は、全ての対応可能な分散プラットフォームで利用可能なIBMのデータベース・サーバーの最強エディションです。対応するプラットフォームには、Linux(x86、POWER、SYSTEM z)、WindowsAIXSolaris(x64およびSPARC)およびHP-UX (Itanium)があります(リンクは、プラットフォームに関する最新のサポート情報のページを示しています)。

DB2 Advancedは大規模および中規模の部門サーバー向けのエディションであり、DB2 Enterpriseに含まれる全てのフィーチャーに加え、ストレージの最適化機能(DB2 Enterprise用に提供される有償のアドオン・オプション)、カスタマイズ可能なワークロード管理機能、キュー・ベースのレプリケーション機能、継続的なデータ・フィード機能機能(DB2 10.1で提供される新機能)、他のエディションにはない豊富な管理機能と開発ツールをはじめとする機能を提供します。例えば、データ、インデックス、一時ファイル、XMLの圧縮機能がDB2 Advancedに含まれるようになったことで、データベースのトータル・コストを削減することができます。さらに、DB2内の処理の制御とモニタリングを行うためのWorkload Management (WLM) とOptim Performance Manager (OPM) も含まれているため、システムの最適化を行うことができます。なお、WLMと上記で説明した新規提供されるMulti-Temperature Storageデータ管理機能を組み合わせることによって、データの鮮度に基づいてワークロードの優先順位を設定することができるため、より強力なソリューションを構築することができます。その結果、さまざまな種類のストレージを保有していないユーザーにおいても、DB2のワークロード・マネージャーを通じてホット・データを含むワークロードの実行を優先的に行うことができるようになります。

上記に加えて、DB2 AdvancedにはHomogeneous Qレプリケーションとフェデレーションの機能が含まれます。DB2 Advanced canに含まれるQレプリケーション機能を使用することによって、キュー・ベースのテクノロジーに基づいて、1台のDB2 for Linux, UNIX, and Windowsのソース・データ・サーバーのデータを最大2台のDB2 for Linux, UNIX, and Windowsのターゲット・データ・サーバーにレプリケーションすることができます。フェデレーション機能については、追加のライセンスを購入することなく、DB2、Informix、およびOracleのデータ・ソース間で実行することができます。DB2 Advancedによって投資対効果を最大化できることは明らかで、全社的なソリューションの実装にあたっては最適なエディションです。

DB2 Enterpriseと同様に、DB2 Advancedでも使用できるRAMの容量には上限がなく、DB2 Advancedが稼働しているサーバーや仮想化セッションにおいて使用できるPVUの値にも上限は設定されていません。

上記の説明をまとめると、DB2 Enterpriseにはない、DB2 Advancedが提供するフィーチャー・オプションとツールの一覧は以下のとおりです。

  • Storage Optimization Feature(本機能はAUのライセンス体系に基づいて購入することも可能)
  • Homogeneous Qレプリケーション(1台のDB2 for Linux, UNIX, and Windowsのソース・データ・サーバーのデータを最大2台のDB2 for Linux, UNIX, and Windowsのターゲット・データ・サーバーにレプリケーション)
  • DB2、Informix、およびOracleのデータ・ソース間でのフェデレーション
  • Optim Performance Manager (OPM) Extended Edition
  • Optim Query Workload Tuner
  • Optim Configuration Manager
  • Optim pureQuery Runtime for DB2 Linux, UNIX, and Windows
  • InfoSphere Data Architect(10 AUライセンス)

DB2 Advanced Enterpriseサーバーのフィーチャー・オプション

上記の説明のとおり、DB2 AdvancedはDB2 Enterpriseを凌駕する大きな価値を提供し、DB2 Enterpriseでは個別に購入が必要な追加の機能、フィーチャー・オプション、およびツールを提供します。DB2 Advancedに含まれていない機能を探すことのほうが難しいくらいです。唯一の例外がDB2 pureScaleで、DB2 pureScaleはDB2 Advancedにおいて別途購入が必要な唯一のフィーチャー・オプションです(AUまたはPVUライセンスのいずれかに基づいて購入が必要)。本記事で既に何度か説明したとおり、DB2 pureScaleはOLTPワークロードを処理する画期的なクラスタリング・テクノロジーであり、アプリケーションに全く影響を与えない形で、他のエディションをはるかに超える拡張性とアップタイムを実現します。本フィーチャーの詳細情報については、DB2 Enterpriseの章にある記載をご一読ください。

ライセンスの許諾条件と価格体系

DB2 Advancedのライセンスは、以下のいずれかのライセンス体系で許諾されます。

  • プロセッサーValue Unit (PVU): 本ソフトウェアを実装する予定のサーバーまたは仮想化セッションのPVUの総数に基づいてライセンスを取得します。この結果、無制限の数のユーザーとデバイスがDB2 Advancedのサーバーにアクセスすることができます。さまざまなプラットフォームと仮想化テクノロジーごとに、DB2の本エディションをサブキャパシティー環境で使用するための前提条件が異なります。さらに、ウォーム・スタンバイ・サーバー(例えば、HADR設定を行ったサーバー)用にDB2 Advancedのライセンスを取得する場合、物理スタンバイ・サーバーごとに100 PVUのライセンスを取得すればよくなります。
  • 許可ユーザー・シングル・インストール(AUSI): 本ライセンス体系の名称は、上記において説明したDB2 EnterpriseのAUSIライセンスの名称と同じです。本AUSIライセンスは、個々のサーバーや仮想化セッション上で稼働するDB2 Advancedのコピーにアクセスする権利を指します。DB2 Enterpriseの場合と同様に、本ライセンス体系は、ライセンスを持たず、権限を付与されていないユーザーがDB2 Advancedのサーバーにアクセスすることのないように、同サーバーにアクセスする個人に適用される十分な数のAUSIライセンスを事前に特定することができる環境に最適と言えます。さらにDB2 Enterpriseと同様に、DB2 Advanced Enterpriseでは、サーバーまたは仮想化セッションのPVU値が100 PVUに達するごとに25 AU以上のライセンスを取得する必要があります。ウォーム・スタンバイ・サーバー(HADRコンフィギュレーションの場合など)のためにDB2 Advancedのライセンスを取得する場合は、25 AUSIライセンスを取得するだけで済みます(サーバーのPVU値が100 PVUの場合の最小ライセンス数)。

本エディションの実装

DB2 Advancedは、ストレージの最適化サービス(圧縮機能など)、パフォーマンスの最適化機能 (OPM)、およびその他の機能(Homogeneous Qレプリケーション、フェデレーション、Workload Managementなど)をはじめとするフィーチャー・オプションに加えて、包括的な一連の高価値ツール(Optim Query Workload TunerやOptim pureQuery Runtime for DB2 Linux, UNIX, and Windowsなど)を提供します。したがって、柔軟性、拡張性、圧縮機能、セキュリティーを最大限に高め、先進的なデータベース管理機能が必要になるアプリケーションにおいては、是非ともDB2 Advancedを使用するようお勧めします。DB2 Advancedにはエンタープライズ・ソリューションで必要になる全ての機能が備わっているため、DB2 Enterpriseを稼働しているユーザーにはDB2 Advancedを検討されるようおすすめします。

DB2 Advanced Enterpriseの導入事例について

Domino's Pizza(IBM外のWebサイトへ)は世界中でピザの宅配サービスを提供するトップ企業です。50年以上にわたる営業実績を有し、世界中でフランチャイズ・ビジネスを提供する企業に成長したDomino's Pizzaでは、DB2 Advancedが提供するエンタープライズ・ソリューションの重要性を認識しています。本ソリューションは多くのロケーションからデータを収集することによって、お客様に提供する製品とサービスを改善しています。同社が使用しているサーバーは、勿論DB2 Advancedです。Domino's PizzaのDBAはこう言っています。「DB2 Advancedを導入したことによって、全ての必要な機能が含まれているため、どの機能が含まれていて、どの機能が含まれていないのかを心配する必要がなくなりました。アプリケーションとソリューションの構築にだけ集中できるのです。言うことはありません」好みのトッピングを追加してDomino’s PizzaのLサイズのピザを注文しているときも、DB2 Advancedが同社のビジネスを支えているのです。子供が大好きなピザ屋がDB2を活用していて、DB2のテクノロジーによってさまざまなトッピングがのったピザが時間どおりに正しい住所に届けられるのです。これも、DB2がお客様の素晴らしいビジネスを支えている事例と言えます。


開発者向けのソリューション

アプリケーションの開発者やテスト担当者用に、Database Enterprise Developer's Edition (DEDE) という名称の特別なソリューションが提供されています。本製品は開発、評価、デモ、テストの目的のためにユーザーがDB2の機能とエディションのほとんどにアクセスできる廉価版のソリューションであり、Informix製品やDB2 Connectも含まれています。本製品はユーザー単位でライセンスが提供されます。ユーザーの人数によっては、本製品はアプリケーション開発のライフサイクルのさまざまなプロセスで活用可能なコスト効率の高いソリューションになります。

DEDEは、開発、品質管理 (QA)、ユーザー・アクセプタンス・テスト、およびその他の非本番環境で使用することができます。さらに、DEDEのライセンスが許諾された開発者またはテスト担当者は本番環境以外のあらゆるDB2サーバーにアクセスできるため、ユーザーの環境において非常に効果的な作業環境が実現し、大きくコストを削減することができます。


結論

DB2は多くのプラットフォーム上で稼働するだけでなく、DB2の柔軟なエディションのラインアップを通じて、ユーザーが必要とするソリューションに最適な価格とサービスを提供します。DB2 10.1の全てのエディションでは、以前のバージョンに比べてはるかに幅広い機能が提供されています。現在の景気動向を考えると、製品の価値が増大したDB2はユーザーにとって最適なソリューションと言えるでしょう。

あるエディションから別のエディションにDB2のシステムを拡張することはシームレスに行うことができ、このためビジネスの成長に応じてDB2に対する既存の投資を活用することができます。インターネット上の売上をトラッキングしているSMB企業であれ、モバイル・ソリューションのプロバイダーであれ、適切なタイミングで適切な製品を顧客に提供するために売上データの分析を行おうとしているFortune 500企業であれ、それぞれのユーザーにとって最適なDB2のエディションが用意されています。

参考文献

学ぶために

製品や技術を入手するために

  • DB2 for Linux, UNIX, and Windowsの無償の試用版をダウンロードすることができます。
  • DB2を無償で使用することができます。コミュニティー用の無償のDB2 Express EditionであるDB2 Express-Cをダウンロードすることができます。本製品はDB2 Express Editionと同じコア機能を提供し、アプリケーションの構築と実装に役立つ堅牢な基盤を実現します。
  • 最適な方法でIBM製品の評価を行うことができます。製品の試用版をダウンロードし、製品をオンラインで使用し、クラウド環境で製品を使用し、数時間をかけてSOAサンドボックスを利用することによってサービス指向アーキテクチャーを効率的に実装するプロセスについて学ぶことができます。

議論するために

  • developerWorksのコミュニティーに参加することができます。開発者向けのブログ、フォーラム、wikiにアクセスしたうえで、developerWorksの他のユーザーと交流することができます。

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ArticleTitle=最適なDB2 10.1のエディションを選択する方法
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