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IBM Optimが提供する3つのソリューション

IBM Optimが提供する3つのソリューション

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レベル: 初級

小野 富美子 (fono@jp.ibm.com), DM Technical Sales, ソフトウェア事業, IBM

2009年 6月 01日

エンタープライズデータ管理製品である「IBM Optim」が提供する3つのソリューションをご紹介します。

はじめに

IBM Optimは、2007年に買収を発表したPrinceton Softech社(1989年設立)が提供していたエンタープライズ管理ソリューションで、同社と統合後、初めての製品となり、日本では2008年11月より提供を開始しました。
IBM Optimの特長は、データ管理プロセスそのものだけではなく、用途やその結果にも重点を置き、AIXを始めとするUNIXやWindows、z/OSなど様々なプラットフォームで稼動するDB2やOracleなどのデータベースアプリケーションをIBM Optim単一で管理可能な点にあります。


図1. IBM Optimが提供するエンタープライズデータ管理


この記事では、企業内データの生成から廃棄に至るまでのライフサイクル管理の支援、および膨大なデータを安全に管理・保護・維持するデータガバナンスの強化として、IBM Optimが提供する3つのソリューションをご紹介します。

  • IBM Optim Data Growth Solution.
  • IBM Optim Test Data Management Solution.
  • IBM Optim Data Privacy. Solution



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情報ライフサイクル管理(Information Lifecycle Management)とは

情報には、生成、利用、保存、廃棄の段階があり、一般的に情報は時間の経過とともに、情報としての価値が低下し、利用頻度も下がります。そして、利用されなくなった情報は一定期間保管され、最終的には破棄されます。
年々増加していく傾向にある情報の全てを何も考えずに保管していくと、最終的に運用コストが増大してしまうため、情報をその価値に応じたストレージで管理する必要が出できました。

情報ライフサイクル管理(Information Lifecycle Management)とは、このように情報の生成から破棄までのライフサイクルの中で、情報の重要度や利用目的や頻度などの変化に応じて、適切なストレージでデータを管理するという考え方です。




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データガバナンスの必要性

企業にとって最も価値のある情報は基本的にデータベースに保管され、先に述べたようにその情報は年々増加していく傾向にあります。
この数年、企業が経営活動を行う上で、ビジネスコンプライアンスが重要視され、内部統制強化を図るためのJ-SOX法個人のプライバシーを保護する個人情報保護法、主要クレジットカード会社で策定したグローバルセキュリティのPCI DSSなどの情報の取り扱いに関する法規制が制定、施行され、情報管理責任も問われるようになってきました。
ガートナー調査によると、情報漏洩の70%は内部で発生し、そのほとんどがテスト環境から流出しているとの結果で出ており、本番環境だけでなく、テスト環境においても情報管理が必要だということがわかります。また、先に挙げた法規制の監査、参照要求に対応するため、一定期間データを保管し、データが改ざんされていないということを証明する必要があります。

このように、企業は膨大なデータを安全に管理、維持、保護するだけでなく、状況に応じて素早くデータを取り出し、有効に活用、運用する必要が出てきています。




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IBM Optim Data Growth Solution

IBM Optim Data Growth Solutionは、業務、サブシステム単位のデータを、その関連性を維持した状態で、アーカイブを行うツールです。
一般的なアーカイブソリューションと同様、アプリケーションのパフォーマンスの向上、不必要なアプリケーションの破棄、アーカイブしたデータを適切なストレージに配置することによって、ライフサイクル管理に基づく効率的なデータ管理を実現することが可能になります。それに加え、ビジネス上意味を持った形でアーカイブを行っているため、重要性に従ったデータの保存、ピンポイントでのデータの復元および監査・参照要求など使用用途に応じて、高速かつ簡素なオペレーションでスムースに対応することができます。また、アーカイブしたデータをODBC/JDBCやXMLなどから透過的にアクセスすることも可能です。(図2. 参照)


図2. IBM Data Growth Solution





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IBM Optim Test Data Management Solution

IBM Optim Test Data Management Solution(以下 IBM Optim TDM)は、低コストで迅速かつ正確なテストを実現するため、アプリケーションのテストに必要なデータおよびオブジェクトをサブセット化し、データを抽出するテストデータ生成・管理ツールです。(図3. 参照)
既存のテストデータ生成ツールでは、アプリケーションとデータベースに熟知した人間がいなければ、テストデータとして抽出する行に関連する行の特定が困難でした。そのため、テストデータが肥大化してしまう、逆に過小見積もりで、再度データを抽出するために予定工数を超過してしまうことが発生してしまいます。
しかし、IBM Optim TDMでは人為的漏れが発生しないよう、関連する行を自動的に抽出するなど、必要な情報を適切なサイズで取り出すことができます。また、データの抽出だけではなく、抽出したデータの表示、編集、比較も行うことができるため、開発の効率性を向上させることができます。


図3. IBM Optim Test Data Management Solution





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IBM Optim Data Privacy Solution

個人情報や機密情報を安全に取り扱うために、本番環境の保護だけではなく、テスト環境におけるデータを保護することは重要です。
IBM Optim Data Privacy Solutionでは、意味をもった状態でデータをマスキング、関連するデータ項目の整合性も保持し、実行するOSを変えても、何度実行しても、マスク結果を維持することができます。(図4. 参照)
また、IBM Optim TDMと組み合わせて、抽出されたデータのマスキングを行うこともできます。


図4. IBM Optim Data Privacy Solution





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おわりに

IBM Optimは、

  • 本番環境の増え続けるデータの効率的な管理を行うアーカイブ
    (IBM Optim Data Growth Solution.)
  • 最低限必要なデータを抽出、管理し、開発テストの生産性を向上
    (IBM Optim Test Data Management Solution.)
  • テスト環境のデータの機密性保護
    (IBM Optim Data Privacy Solution)
のソリューションを提供します。



著者について

2000年よりデータベース製品のサポートを始め、現在セールス・サポートを行う




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