クラウド・コンピューティングとは何のことですか?
クラウド・コンピューティングとは、新しい情報技術配信モデルです。クラウド・コンピューティングには以下の特徴があります。
- 仮想リソースを動的にプロビジョニングすることができます。
- プロビジョニングはプログラムによって制御できるため、エコシステムを作成することにつながります。
- リソースの使用量に応じて料金を支払う課金モデルに役立ちます。
IBM Smart Business Development and Test on the IBM Cloud を使用することで、お客様はセキュリティー機能の充実したエンタープライズ対応の開発およびテスト環境を利用できるようになります。この環境は IBM のクラウド・コンピューティング・プラットフォームをベースとしているため、資本と運用コストの削減、そしてテスト・サイクルの時間、複雑さ、リクスの軽減を実現することができます。IBM Cloud の本番バージョンは現在、米国とカナダで使用できるようになっています。IBM Cloud を導入する方法についての説明を参照するには、ここをクリックしてください。
ダッシュボードと自分のアカウント・ページに表示される統計は何の統計ですか?
「Active instances (アクティブ・インスタンス)」は、現在クラウド内で使用中の仮想サーバー・インスタンスの数を示しています。「Active users (アクティブ・ユーザー)」は、現在クラウド上にアクティブ・インスタンスを持っているユーザーの数です。これらの数値は常に変動しています。
サーバー・サイズの仕様はどうなっているのですか?
選択されたインスタンスのリソースは、32-bit構成または 64-bit 構成のいずれかになります。以下の表に、仕様パッケージを記載します。
仕様パッケージ
| VM コンポーネント | 32-bit Bronze | 32-bit Silver | 32-bit Gold | 64-bit Bronze | 64-bit Silver | 64-bit Gold | 64-bit Platinum |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1.25GHz の仮想 CPU | 1 | 2 | 4 | 2 | 4 | 8 | 16 |
| 仮想メモリー (GB) | 2 | 4 | 4 | 4 | 8 | 16 | 16 |
| インスタンス・ストレージ (GB) | 175 | 350 | 350 | 850 | 1024 | 1024 | 2048 |
仮想 CPU は、ハイパースレッド化された実際の CPU のコアの約半分です。コンテキスト・スイッチやその他のオーバーヘッドを考慮すると、およそ 1.25GHz に相当します。
インスタンスを削除すると、データはどうなるのですか?
ストレージには以下の 2 つのタイプがあります。
- 一時ストレージ。インスタンスに依存するこのタイプのストレージは、インスタンスがインスタンス化されるときにインスタンスの一部として作成されます。インスタンスのデプロビジョニングが行われると、このタイプのストレージは不可逆的に消去されます。
- 永続ストレージ。インスタンスに依存しないこのタイプのストレージは、複数のインスタンスにマウントすることも、複数のインスタンスからアクセスすることもできます。ストレージのライフサイクルはユーザーが管理します。このストレージは、ユーザーが所有するインスタンスにはまったく依存しません。
永続ストレージのサイズには、256GB、512GB、2TB の 3 種類があります。
永続ストレージにデータを保管して、いつでも必要なときに、そのデータにアクセスできるようにする方法があります。この場合、重要でないデータは、インスタンスのデプロビジョニングが行われるときに消去されます。また、永続ストレージを使用しない場合にも、インスタンスを削除するとデータが消去されます。
インスタンスに接続するにはどのようにすればよいのでしょうか?
接続方法は一般に、インスタンスを作成するときに使用したイメージに依存します。多くのソフトウェア・イメージには Web サーバーが組み込まれているため、インスタンスへのアクセスおよびインスタンスの管理にはブラウザーを使用することができます。SSH を使用すれば、どのインスタンスにもアクセスすることができます。具体的な方法については、「asset catalog (アセット・カタログ)」で、使用しているソフトウェア・イメージについての説明部分を参照してください。
SSH を使ってインスタンスに接続するにはどのようにすればよいのでしょうか?
2 通りの方法があります。
- 以下のように UNIX シェルを使用するか、または cygwin から接続します。
ssh -i [ssh private key file] -l idcuser [instance ip address] - PuTTY を使用して接続します。接続画面で「SSH」、「Auth」の順にクリックし、変換済みの秘密鍵を参照します。ID の入力を要求する画面が表示されたら、ユーザー ID として「
idcuser」と入力し、鍵のパスフレーズも入力してください。
SSH クライアントはどこから入手することができるのでしょうか?
Windows を使用していて、SSH クライアントが必要になった場合には、まずは PuTTY または Cygwin を使用することをお勧めします (Linux® および Mac を使用しているとしたら、SSH クライアントとして必要なものはすでに組み込まれているはずです)。
SSH 鍵を入手するにはどのようにすればよいのでしょうか?
鍵を持っていない場合、秘密鍵をダウンロードしてからでないと、クラウド内のインスタンスにはアクセスすることができません。セキュリティー上の理由から、Web システムでは秘密鍵を一度しかダウンロードできないようになっていることに注意してください。
PuTTY を使用している場合には、ダウンロードした鍵を、PuTTYgen を使って PuTTY フォーマットに変換する必要があります。元の鍵をインポートし、鍵のパスフレーズを入力した後、「Save private key (秘密鍵を保存する)」をクリックしてください。
独自の SSH 鍵を使用することはできますか?
はい、できます。自動で生成された鍵ではなく、お客様自らが生成した鍵を使用したい場合には、「Account (アカウント)」ページに進み、「Access (アクセス)」ゾーン内にある「Add Key (鍵の追加)」ボタンをクリックしてください。鍵に名前を付け、「Key contents (鍵の内容)」フィールドに公開鍵をコピー・アンド・ペーストして「Continue (続行)」をクリックします。
コマンド・コンソールを開き、ssh-keygen -t rsa というコマンドを入力することによって、独自の鍵を生成することができます。画面に表示される手順に従って、必要な情報を入力してください (パスフレーズを使用することを強くお勧めします)。
カスタム・イメージを取り込むにはどのようにすればよいのでしょうか?
カスタム・イメージ機能では、クラウド・ソフトウェア・カタログにリストアップされた基本イメージのいずれかを使用してインスタンスをプロビジョニングし、変更を加えた上で、後で再利用できるように作業を保存することができます。それには、実行中のインスタンスを選択して「Create Image (イメージの作成)」ボタンをクリックします。イメージには名前を付け、説明を入力してください。イメージの取り込みには、かなりの時間がかかる場合もあります。取り込まれたイメージはプライベート・イメージとなります。つまり、イメージを取り込んだユーザーのアカウントでないと、このイメージから新しいインスタンスをプロビジョニングすることはできません。
カスタム・イメージからインスタンスをプロビジョニングするにはどのようにすればよいのでしょうか?
「Add instance (インスタンスを追加する)」をクリックし、表示された最初の画面の右上隅に表示されている「My Images (マイ・イメージ)」をクリックします。
プライベート・イメージをパブリック・カタログに追加することは可能でしょうか?
いいえ、それはできません。パブリック・イメージのアイデアをお持ちの場合は、IBM までご連絡ください (連絡方法については、最後の質問の答えを参照してください)。優れたアイデアは、いつでも大歓迎です。
永続ストレージ・ユニットはユーザーが管理できるのでしょうか?
「Control panel (コントロール・パネル)」タブの「Storage (ストレージ)」領域をクリックしてください。新しいインスタンスに、使用可能なストレージ・ユニットを追加することができます。ただし、追加できるのは、インスタンスをプロビジョニングする時点に限られます。ストレージ・ユニットは、一度に 1 つの VM にのみ追加することができます。
予約済み IP アドレスを管理するにはどのようにすればよいのでしょうか? デフォルトでは、新しい VM インスタンスの IP アドレスはクラウドによって割り当てられます。ただし、同じ IP アドレスを VM インスタンス間で移したい場合には、予約済み IP 機能を使用することができます。予約済み IP を管理するには、「Account (アカウント)」タブを選択し、「Your IPs (割り当てられている IP)」領域を選択します。新しい VM インスタンスをプロビジョニングするときに、使用可能な予約済み IP アドレスのいずれかを選んで、そのインスタンスに割り当てることができます。
インスタンスのファイアウォール・ルールを管理するにはどうすればよいのでしょうか?
iptables ルールを変更するか、仮想マシンに関連するルールをハイパーバイザー・ファイアウォール・ルールに挿入するという方法があります (いずれの方法についても、このブログ・エントリーに具体的な詳細が説明されています)。
IBM Smart Business Development and Test on the IBM Cloud に関する問い合わせ先を教えてください。
クラウドに関するヘルプが必要な場合には、まず「Support (サポート)」タブをご覧ください。動画とドキュメントのライブラリー、多数の関連リンクの他、My developerWorks IBM Smart Business Development and Test on the IBM Cloud Support Forum がホストする技術サポートをご利用いただけます。また、IBM のサポート・コミュニティーでは、クラウドに関する発表、保守スケジュール、システムの状況を確認できる他、質問を投稿してクラウド・ユーザーのコミュニティーから回答を得ることができます。
学ぶために
- クラウド・コンピューティングを始めるには、以下の 2 つの入門記事も役立ちます。
- 「IBM Smart Business Development and Test on the IBM Cloud を導入する」では、クラウドを円滑に導入するための手順をステップ・バイ・ステップで説明しています。
- 「IBM Cloud の簡単な紹介」では、そのタイトル通り IBM Cloud を簡単に紹介するのに加え、アプリケーションおよびサービスによってはクラウド環境が最適である理由を説明しています。
- developerWorks の Cloud computing サイトでは、以下をはじめ、クラウド・コンピューティングに関する最新のリソースを提供しています。
- クラウド・コンピューティングについての概要
- 開発作業に役立つ最新記事とチュートリアル、そしてポッドキャストとウェブキャスト。さらに、有能なクラウド開発者を育てるための専門的ワークショップや、セッションの記録も用意されています。
- クラウド環境用に設計された IBM 製品のダウンロードおよび情報へのリンク
- コミュニティーでうわさされている話題についての活発なフィード
- IBM Developer Cloud Blog で、クラウド・コンピューティングのエキスパートから Developer Cloud に関する最新ニュースを入手してください。
- The how-to wiki は、Developer Cloud での一般的な使用事例で常に更新されています。
- YouTube の IBMdevcloud チャネルには、あらゆる類の実践デモが揃っています。Test Cloud で一連の IBM 製品を使用する方法や、インスタンスの作成およびアクセス方法などを学んでください。
- My developerWorks は専門家のネットワークであるとともに、互いにつながりを持ち、共有、協力するためのコミュニティー・ツールが集められている場所です。IT 開発の世界に浸ってください。
- まずは My developerWorks に登録してサインインします (登録しない限り、以下の「パーソナライズ」と示された機能はご利用になれません)。
- 「My Home (マイ・ホーム)」では、モジュールをドラッグ・アンド・ドロップしてビューをカスタマイズすることができます (パーソナライズ)。
- 「Profiles (プロフィール)」では、知識を共有したい他のユーザーを見つけたり、コミュニティーに自分の持っている知識を提供したりすることができます。
- 「Blogs (ブログ)」では、知識を共有することも、他の開発者の革新的なアイデアを見つけることもできます。クラウド・コンピューティングを話題にしたブログを見るには、ここをクリックしてください。
- 「Groups (グループ)」ではコミュニティーに参加することも、同じような話題に関心のあるユーザー同士のコミュニティーを立ち上げることもできます。クラウド・コンピューティングを話題にしたグループを見るには、ここをクリックしてください。
- 「Forums (フォーラム)」は、問題を話し合って解決するための究極的なインターネットでの意見交換の場です。クラウド・コンピューティングを話題にしたフォーラムを見るには、ここをクリックしてください。
- 「Bookmarks (ブックマーク)」は、個人の (または共有可能な) ライブラリーのように、情報を整理して収集する上で役立ちます。クラウド・コンピューティングのタグが付けられたブックマークを見るには、ここをクリックしてください。
- 「Files (ファイル)」は、ファイルを共同で作成する場所となります。クラウド・コンピューティング関連のファイルを見るには、ここをクリックしてください。
- 「Wikis (Wiki)」では、知識とコンテンツを一元管理することができます。クラウド・コンピューティングに関する Wiki を見るには、ここをクリックしてください。
- 「Activities (アクティビティー)」ではトピックを主体とした独自のカレンダーを作成することができます (パーソナライズ)。
- developerWorks の Technical events and webcasts で最新情報を入手してください。
- ibm.com/cloud ポータルで、IBM Cloud オファリングに関する概要を調べてください。
製品や技術を入手するために
- IBM Smart Business Development and Test on the IBM Cloud サイトでは、クラウド向けアプリケーションの開発を始める方法を実際に確かめることができます。
- developerWorks から直接ダウンロードできる IBM ソフトウェアの試用版を使用して、クラウドで次の開発プロジェクトを構築してください。
議論するために
- My developerWorks の Developer Cloud グループは、Smart Business Development and Test on the IBM Cloud のためのコミュニティーです。
- My developerWorks は専門家のネットワークであるとともに、互いにつながりを持ち、共有、協力するためのコミュニティー・ツールが集められている場所です。My developerWorks から、developerWorks コミュニティー (開発者のブログ、グループ、フォーラム、ポッドキャスト、プロフィール、ニュースレター、ウィキ、コミュニティーのトピック) に加わってください。
Anthony J. Dasari は、IBM Smart Business Development & Test on the IBM Cloud のグローバル・オファリング・マネージャーです。29 の IBM 製品ファミリーの戦略、ポートフォリオ分析、調査優先付けをはじめ、ビジネス管理のさまざまな側面で18 年以上、実践的リーダーシップを培ってきました。彼の特許と出版物、そして受賞した賞は複数を数えます。
Brian Snitzer は、IBM Global Technology Services の Senior Technical Staff Member です。IT サービスにおける広範な技術および管理上の経験には、クラウド・コンピューティング、インフラストラクチャー管理、大容量の Web ホスト、ネットワーキング、そして技術戦略が含まれます。彼は IBM Systems Journal の記事「A Web Content Serving Utility」の著者であり、さまざまな技術分野で数々の特許を持っています。