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IBM Build to Manage Toolkit for Problem Determinationを使ってみよう(3)

ハンズオン・シナリオ3:LTAへのアダプターの組み込み(2) - スタティック・パーサー・プラグインの作成

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サンプルコード


レベル: 初級

佐々木 敦守 (ATSUMORI@jp.ibm.com), アドバンスド・テクニカル・サポート, IBM
野村 幸平 (KOHEI1@jp.ibm.com), アドバンスド・テクニカル・サポート, IBM

2007年 3月 30日

IBM Build to Manage Toolkit for Problem Determination (以下、IBM BtM Toolkit for PD)は、IBMが提唱するオートノミック問題判別技術の迅速な利用を可能にする、開発者/テスト担当者/運用担当者/技術支援担当者の方、およびパートナー様(ISV様、およびソリューション・プロバイダー様)向けの無償のツールキットです。このツールキットは、これまでのIBM Autonomic Computing Toolkitの問題判別ツール群を機能拡張し、新たにパッケージングしたものです。Eclipse、Javaといった標準技術をベースとした問題判別ツールの実行環境、開発環境、および各種ドキュメンテーションが含まれ、developerWorksのWebサイトよりダウンロードすることが可能です。

前回のハンズオン・シナリオ (シナリオ2)では、ユーザー作成の新規アダプターをログ&トレース・アナライザー(以下、LTA)に組み込む手順を学習しました。これにより、任意のログに対し、ジェネリック・ログ・アダプター(以下、GLA)を起動しなくても、LTAでのログ・インポート時にCBE変換を実施し、LTAでの分析ができるようになります。

LTAを使用していると、ログのインポートを実施するときに、特定のログに対していくつかのパーサーが選択可能なことがわかります。図1は、LTAにおけるIBM DB2 Universal Databaseの診断ログ(Diagnostic Log)のインポート画面の例です。この画面では、「IBM DB2 Universal Databaseのバージョン」のリスト・ボックスでインポート元の診断ログを出力したIBM DB2 Universal Databaseのバージョンに応じたパーサーが選択できるようになっています。ここでは、ルールベース・パーサー(正規表現でCBEフォーマットへの変換ルールを定義したパーサー)と、スタティック・パーサー(Javaコードで記述したロジックでCBEフォーマットへの変換を実施しているパーサー)も選択可能です。


図1.ログ・インポート時のパーサーの選択
図1.ログ・インポート時のパーサーの選択

今回は、前回のハンズオン・シナリオ (シナリオ2)で作成したルール・ベース・パーサー・プラグインに、スタティック・パーサーを追加する手順を学習します。また、このシナリオの中で、スタティック・パーサー内のJavaコードでのCBEフォーマット変換のロジックも見ることができます。

なお、当ハンズオン・シナリオは、第2回ハンズオン・シナリオを完了していることが望ましいですが、第3回ハンズオン・シナリオのみでも実施可能です。

手順書と利用ファイルについて

ハンズオンの手順書は、PDF形式のファイルとしてダウンロード可能です。下のダウンロード・セクションより、手順書をダウンロードしてください。また、ハンズオン手順で利用するファイル群もZIP形式にしてありますので、手順書と併せてダウンロードしてご利用ください。




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前提

当記事で紹介するハンズオン・シナリオは、以下を前提に作成されています。

  • OS : Windows 2000 professional or XP (SP1+)
  • IBM Build to Manage Toolkit for Problem Determination R1.0.1 for Windows
    • - 以下のバンドル(パッケージ)が導入されていること :
      • ・Log and Trace Analyzer, GLA, and Eclipse for Windows
        • Eclipse 3.2、TPTP 4.2ベース。JREが含まれる。
        • 導入ディレクトリーは、C:\BuildToManageTKPD\ACLT_GLAを想定
  • その他
    • 一時ディレクトリー (C:\temp)が作成されていること



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目的・概要

このハンズオン・シナリオの目的は、ハンズオン作業を通して、既に作成したパーサー・プラグインに新規にパーサーを組み込む手順を理解することと同時に、スタティック・パーサーの概要を理解することです。

以下が、ハンズオンの各ステップの簡単な説明になります。

(1)スタティック・パーサーの追加

  • EclipseワークベンチにてLog4J用のスタティック・パーサーを作成します。
  • 使用するパーサーにおいて、CBEフォーマットへの変換を行うJavaのコーディング部分は、ハンズオン利用ファイル群(ダウンロード・セクション)の中に用意されているパーサーのJavaクラスをインポートして使用します。
  • Javaクラスをインポート後、アダプター・ファイルを作成します。

(2) パーサー・プラグインのカストマイズ

  • 第2回ハンズオン・シナリオで作成したパーサー・プラグインをカストマイズし、(1)で作成したスタティック・パーサーをプラグイン内で使用可能にします。

(3) パーサー・プラグインのテスト

  • (2)でカストマイズしたパーサー・プラグインをLTAに配置する前に、別ランタイム・ワークベンチを使って、作成したプラグインのテストを行います。

(4) パーサー・プラグインのLTAへの配置

  • (3)でテスト済みのパーサー・プラグインを、プラグイン・ファイルとしてエクスポートし、LTAに配置します。
  • Eclipseを再起動し、[プロファイルおよびロギング・パースペクティブ]で、ログのインポートを実施します。



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想定所要時間

当ハンズオン・シナリオの想定所要時間は、約60分です。





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ダウンロード

内容ファイル名サイズダウンロード形式
ハンズオン手順書BtM_PD_Scenario3.pdf4.84MBHTTP
ハンズオン利用ファイル群BtM_PD_Scenario3_Files.zip10KBHTTP
ダウンロード形式についてAdobe® Reader® が必要


参考文献



著者について

学生時代より情報工学を専攻し、システム工学とソフトコンピューティング技術のコンピュータビジョンへの応用を研究しつつ、ITエンジニアを目指す。入社以来、オートノミック・コンピューティングや仮想化を始めとした先進技術の支援活動、および普及活動に従事している。


2000年よりJavaを用いたオブジェクト指向ベースのシステム分析・設計・開発に従事しており、金融・製造業における大規模プロジェクトでのメインプログラマーとしての経験を数多く持つ。近年は、オープンソースベースのテクノロジーを活用したシステム設計・開発・運用を専門領域としながら、社内外におけるオートノミック・コンピューティングの啓蒙活動を行っている。




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不充分・不完全である大変素晴らしい
 


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