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IBM Build to Manage Toolkit for Problem Determinationを使ってみよう(1)

ハンズオン・シナリオ1:ジェネリック・ログ・アダプター(GLA)とログ&トレース・アナライザー(LTA)の利用

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サンプルコード


レベル: 初級

佐々木 敦守 (ATSUMORI@jp.ibm.com), アドバンスド・テクニカル・サポート, IBM
野村 幸平 (KOHEI1@jp.ibm.com), アドバンスド・テクニカル・サポート, IBM

2007年 1月 26日

IBM Build to Manage Toolkit for Problem Determination (以下、IBM BtM Toolkit for PD)は、IBMが提唱するオートノミック問題判別技術の迅速な利用を可能にする、開発者/テスト担当者/運用担当者/技術支援担当者の方、およびパートナー様(ISV様、およびソリューション・プロバイダー様)向けの無償のツールキットです。このツールキットは、これまでのIBM Autonomic Computing Toolkitの問題判別ツール群を機能拡張し、新たにパッケージングしたものです。Eclipse、Javaといった標準技術をベースとした問題判別ツールの実行環境、開発環境、および各種ドキュメンテーションが含まれ、developerWorksのWebサイトよりダウンロードすることが可能です。

ただ、ダウンロードをしたものの、どこから手をつけてよいかわからないという声がよく聞かれます。

そこで当記事では、IBM BtM Toolkit for PDの提供する問題判別の実行環境や開発ツールを利用した「実機で簡単にできる自習シナリオ」(=ハンズオン・シナリオ)を、数回にわたってご紹介いたします。

第一回のハンズオンでは、ジェネリック・ログ・アダプター(GLA)とログ&トレース・アナライザー(LTA)を利用した問題判別分野における当ツールの利用方法について学習していきます。

手順書と利用ファイルについて

ハンズオンの手順書は、PDF形式のファイルとしてダウンロード可能です。下のダウンロード・セクションより、手順書をダウンロードしてください。また、ハンズオン手順で利用するファイル群もZIP形式にしてありますので、手順書と合わせてダウンロードしてご利用ください。




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前提

当記事で紹介するハンズオン・シナリオは、以下を前提に作成されています。

  • OS : Windows 2000 professional or XP
  • IBM Build to Manage Toolkit for Problem Determination R1.0.1
    • 以下のバンドル(パッケージ)が導入されていること :
      • Log and Trace Analyzer, GLA, and Eclipse (for Windows)
        • Eclipse3.2, TPTP4.2.1ベース。JREが含まれる。
        • 導入ディレクトリーは、C:\BuildToManageTKPD\ACLT_GLAを想定
  • その他
    • WebSphere Application Server V6.0あるいはV6.1
      • - 導入ディレクトリー:C:\WebSphere\AppServer を想定
    • 一時ディレクトリー (C:\temp)が作成されていること

ハンズオンの中で、WebSphere Application Serverの起動の必要はありませんが、使用するWebSphere Application Serverのアクティビティ・ログをバイナリー形式からテキスト形式へ変換するうえで、WebSphere Application Serverが導入されている必要があります。評価版は、評価版のダウンロード・サイトよりダウンロード可能です。




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目的・概要

このハンズオン・シナリオの目的は、開発ツール:アダプター構成エディターの利用方法と、ジェネリック・ログ・アダプター(GLA)、およびログ&トレース・アナライザー(LTA)を使用した問題判別手順を理解することです。

まずは当ハンズオン・シナリオが想定している環境について、図1を利用して説明します。


図1. ハンズオン・シナリオで想定するシステム環境

図1が示すように、当ハンズオンは一般的なWebアプリケーションの環境を想定しています。フロントエンドにはWebサーバー(IBM HTTP Server)とアプリケーション・サーバー(IBM WebSphere Application Server)が配置されており、そのアプリケーション・サーバー上ではJ2EEベースのアプリケーションが稼動しています。またJ2EEアプリケーションはバックエンドにあるDBサーバー(DB2)にアクセスします。このようなシステム環境において、データベースのクライアントとサーバー間にネットワーク障害を起こすことで(今回は、データベースのクライアントとサーバー間のネットワーク・ケーブルをはずすことで擬似的に障害を発生させています。)、障害の影響がシステム全体に跨ります。そして、その際にシステムを構成する個々のコンポーネントからログを収集します。収集されたログは、GLAおよびLTAを用いて、標準化されたログ・フォーマットに変換し、分析します。(なお、当ハンズオン・シナリオでは必要となる各ログ・ファイルは事前に用意しておりますので、実際に障害発生及びログ・ファイルの取得は必要ありません。)

以下に、実際のハンズオン・ステップについて、より詳細な説明を記述します。

  1. 既存のログ・フォーマット(アプリケーション・ログ: log4j)をCommon Base Event(CBE)フォーマットに変換するための開発ツールであるアダプター構成エディターを使用し、CBEフォーマットへの変換ルールを作成します。(アプリケーション・ログ以外のログをCBEに変換するためのルールは、BtM Toolkit for PDのパッケージに標準で含まれております。)
  2. 上記で作成した変換ルールをGLA実行環境で稼動させ、既存ログ・フォーマットをCBEフォーマットに変換します。
  3. CBEフォーマットに変換されたアプリケーション・ログを以下のログ・ファイルとともに、LTAにインポートし、統合ログ分析環境であるLTAの各種ビューより、問題発生箇所・原因の分析を行います。
    • IBM HTTP Server (IHS) - アクセス・ログ
    • WebSphere Application Server (WAS) - アクティビティ・ログ
    • DB2 UDB - 診断(Diagnostic)ログ (DB2 クライアント/サーバー)



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想定所要時間

当ハンズオン・シナリオの想定所要時間は、60~90分です。





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ダウンロード

内容ファイル名サイズダウンロード形式
ハンズオン手順書BtM_PD_Scenario1.pdf2.72MBHTTP
ハンズオン利用ファイル群BtM_PD_Scenario1_Files.zip349KBHTTP
ダウンロード形式についてAdobe® Reader® が必要


参考文献

  • IBM Build to Manage Toolkit for Problem Determinationは、developerWorksのダウンロード・サイトよりダウンロード可能です。

  • Specification : Common Base Event」に、オートノミック・コンピューティング・モデルにおける、ビジネス・エンタープライズ・アプリケーションのイベント管理についての新しい仕組みが説明されています(developerWorks、2003年7月)

  • 「Standardize messages with the Common Base Event Model (英語日本語)」に、ログ・メッセージのCommon Base Eventへの変換方法、およびオートノミック・マネージャーのこれらイベントの分析による障害システムの回復について説明されています(developerWorks, 2004年2月)


著者について

学生時代より情報工学を専攻し、システム工学とソフトコンピューティング技術のコンピュータビジョンへの応用を研究しつつ、ITエンジニアを目指す。入社以来、オートノミック・コンピューティングや仮想化を始めとした先進技術の支援活動、および普及活動に従事している。


2000年よりJavaを用いたオブジェクト指向ベースのシステム分析・設計・開発に従事しており、金融・製造業における大規模プロジェクトでのメインプログラマーとしての経験を数多く持つ。近年は、オープンソースベースのテクノロジーを活用したシステム設計・開発・運用を専門領域としながら、社内外におけるオートノミック・コンピューティングの啓蒙活動を行っている。




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不充分・不完全である大変素晴らしい
 


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