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IBM Software Assembly Toolkit
最近、仕事の中で使うことのある "ISAT(「アイサット」)" というツールを紹介します。
これは "IBM Software Assembly Toolkit" の略で、一言でいえば「自分が作ったソフトウェアのインストーラーを作るためのツール(インストーラー作成ツール)」です。ただ一般的な InstallShield などと比べて異なるのは、「サーバー・アプリケーションのインストーラーを作る」ためのツールである点です。
サーバー・アプリケーションのインストーラは、一般的なクライアント PC 向けアプリケーションのインストーラと比べて何が違うのでしょう? 大きく以下の2点が挙げられます:
- 対象プラットフォームは Windows だったり、Linux だったり、種類が多いこと
- サーバーミドルウェアの存在
まず 1. について補足をします。この ISAT が対象としているアプリケーションはサーバーアプリケーションですから、その導入先はいわゆる「サーバー」です。でも多くの場合、導入作業そのものは「クライアント PC」から行うことになります。要はインストールする内容そのものは Unix などの上で動くアプリケーションであり、これをパッケージングしたものを作るわけですが、インストーラーとしては Windows や Linux 上からダブルクリックして実行できるようになっている必要がある、という点です。つまりインストール作業とインストール先のプラットフォームが異なっている前提でパッケージングできるようになっている、ということです。
次に 2. について。サーバー・アプリケーションということは Java などで開発したアプリケーションを J2EE などのアプリケーション・サーバー上にデプロイし、更に RDB などのデータベースを使って実行することになります。例えば Eclipse で J2EE アプリケーションとして開発したものを Apache Tomcat + MySQL サーバー環境下で動かす、といった具合です。 この場合、作成した J2EE アプリケーションは単独では動作どころかインストールすることもできず、あくまで Apache Tomcat というアプリケーションサーバーと、MySQL というデータベースサーバーという環境が揃っていればインストール&実行できる、というものになるわけです。 ここでいう Apache Tomcat や MySQL サーバーは「ソフトウェア」との違いを明確にする場合などに「ミドルウェア」と表現されるわけですが、多くのウェブアプリケーションはミドルウェアの存在が前提になって作られています。したがって導入する場合も「まず必要なミドルウェアがインストールされている」という前提の下でインストールをして使う、ものがほとんどです。そしてこれらの前提ミドルウェアが導入されていない環境では、まずミドルウェアを導入し、必要であれば初期データをロードし、設定も行い、その上でアプリケーションを導入する、という作業が必要になるわけです。作業者に求められる技術スキルが少々上がることになりますよね。
説明が長くなりましたが、この ISAT は上記 1 と 2 両方の問題を解決するよう作られています。まず 2 ですが、ISAT は「どのミドルウェアを導入するか?」という所からインストールパッケージを作ります。例えば WebSphere Application Server と DB2 が必要であれば、これらをまとめて導入するだけでなく、初期データのロードや環境変数などの初期設定も行うよう指定することができます。そしてミドルウェア環境が確実に揃った所でカスタムアプリケーションをデプロイする、という指定を行うことになります。要はミドルウェアごとパッケージして、一連のインストール手順の一部にすることができる、という優れモノです。こうして作成したインストールパッケージであればミドルウェアのスキルは最小限で済むので、作業者に求められるスキルも低くなり、いわば「手離れのよい」アプリケーションパッケージが出来上がると期待できます。
また 1 についても、ミドルウェアは Windows 版だけでなく Linux 版や AIX 版など、各種プラットフォームに対応したミドルウェアを含めることが可能です。更に例えば DB2 であれば、Express エディションや Workgroup エディション、Express-C エディションなど利用規模に応じた多くのエディションが用意されていますが、どのパターンでも組み合わせが可能です。つまりミドルウェアは必要に応じて必要なエディション/プラットフォームのものを用意し、その上で動くアプリケーションをデプロイする、という一連の流れをまとめてインストーラ化するツール、それが ISAT です。
ま、とはいえこのツールそのものは IBM 製なので(苦笑)、デフォルトで対応しているミドルウェアは全て IBM 製のものばかりではあります。つまり Tomcat や MySQL ではなく、WebSphere Application Server や DB2, Lotus Domino などをミドルウェアに使うことにはなるのですが、そういったサーバーアプリケーションのインストールパッケージをミドルウェアごと作ることができる、そんなツールが ISAT です。
この ISAT は 30 日間の体験版が無料でダウンロード・利用できます: http://www-304.ibm.com/jct01005c/isv/ir/softwareassembly/start.html(要 IBM ID)
また、使い方などを参照できる InfoCenter も用意されています: InfoCenter: http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/satinfo/v3r2/index.jsp
こういったサーバー・アプリケーションのインストーラー作成ツールにどれだけの需要があるのか(ないのか)? 我々もまだ手探り状態で、日本での取り扱い方法に迷っている段階でもあるのですが、興味を持っていただける場合は、ぜひ体験版を使ってみていただき、その感想をお聞かせいただければ、と考えています。
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: [ assembly | ibm | isat | software | toolkit ]
2009年 11月 20日 , 00:34:55 JST
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Google の新言語 "Go"
Google が 11月10日に、新しいプログラミング言語 "Go" を公開しました。
自称「千の言語を操る男」(注 本当は外国語を併せて20個くらい)のコレクションに加えるべく、チュートリアルを覗いてみました。なんと "Hello World" のサンプルにいきなり日本語が使われていてビックリ。
C/C++ や Java に似た構文を持っているのでベテランプログラマからも接しやすい一方、ガベージコレクタや並列プログラミングといった目新しい機能にも対応しています。かつてベル研のUNIXチームに在籍していた Ken Thompson 氏や、Google Chrome の高速 JavaScript エンジンを開発したことで知られる Robert Grisemer 氏など、超豪華な開発メンバーによる設計・実装が行われた成果として注目のリリースを迎えることになりました。
もともとは、有名な「業務の20%を自由研究に使う」活動から生まれたらしいこの言語。ちゃんとここまで成果として発表できるところはさすがだなあ、と関心します。
ところでこの言語の名前、発音は「ゴー」なのかな、それとも「(Googleの)グー」?
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: [ domino | go | google | language | programming ]
2009年 11月 12日 , 23:22:39 JST
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Lotus Notes 8.5.1 の "com.ibm.notes.java.ui" を使ってみた
先日英語版がリリースされたばかりの Lotus Notes 8.5.1 の新フィーチャーである com.ibm.notes.java.ui を使ってみました。
これは Eclipse プラグインのコードから利用することができるようになった、Lotus Notes の UI(フロントエンド)のクラス群です。これらのクラスを利用することで SWT などを使って作成した Eclipse プラグインのアプリケーションから、直接 Lotus Notes のフロントエンドを呼び出すことができるようになります。
準備として、まずバージョン 3.4 ベースの Eclipse(Ganymede) に Lotus Expeditor Toolkit 6.2.1 を導入(PDF) して、Lotus Notes 8.5.1 用のプラグインアプリケーション開発環境を構築します。
"com.ibm.notes.java.ui" を使うには、プラグインアプリケーションのプロジェクトの中で、Dependencies の Required Plug-ins として、この "com.ibm.notes.java.ui" を追加します。これでこのプロジェクト内のコードで Lotus Notes の UI にアクセスするために必要なクラス群が使えるようになります。

この後、com.ibm.notes.java.ui.NotesUIWorkspace インスタンスを取得するには、この一行で呼び出せるようになります: NotesUIWorkspace ws = new NotesUIWorkspace();
これが LotusScript などで使っていた NotesUIWorkSpace クラスに相当するインスタンスとして扱えるようになります。したがって、別途バックエンドで取得したある NotesDocument 型のクラスがあれば、以下のようなコードを記述すると、そのクラスが示す文書を LotusNotes で表示する、ということが実現できます:
try{
//. Notes スレッドの初期化 NotesThread.sinitThread();
//. Notes セッションの生成 Session session = NotesFactory.createSessionWithFullAccess();
//. DB を取得 Database db = session.getDatabase( server, dbpath );
//. Document を取得 Document doc = db.getDocumentByUNID( unid );
//. 取得した Document を UI で表示 NotesUIWorkspace ws = new NotesUIWorkspace(); ws.openUrl( doc.getNotesURL() );
}catch( Exception e ){ }finally{
//. Notes スレッドの終了
NotesThread.stermThread();
}
とまあ、こんな感じ。Notes のデータをバックエンドに、フロントエンドを SWT でリッチに作りこむようなアプリケーションであっても、シームレスにリアルデータを呼び出すことが出来るようになりました。
ただ、残念ながらこの UI クラスは Eclipse プラグインからしか使うことができず、通常の(?)Java エージェントなどからは使えないようです。気をつけてください。
早速社内業務で使っているアプリケーションに組み込んでみました。周りの評価は上々。これを理由にチームメンバーの環境を 8.5.1 に無理やり上げてもらおう。
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: [ 8.5.1 | eclipse | java | notes | plugin | ui ]
2009年 11月 04日 , 18:39:38 JST
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ケーキ→ドーナツ→エクレア?
10月27日に、ケーキ、ドーナツに続くエクレアがリリースされました。
・・・と書いただけで何の事か分かった人は、相当アレな人です。
実はこれ、Google の携帯端末プラットフォームである Android のバージョン毎の開発コードネームです。NTT ドコモからも発売されている HT-03A に標準搭載されていたバージョン 1.5 が「ケーキ(cupcake)」ですが、つい先日から始まった 1.6 へのバージョンアップで「ドーナツ(donuts)」になりました。そして 10 月 27 日に満を持してバージョン 2.0 である「エクレア(eclair)」の SDK がリリースされました。噂ではベライゾンから発売される Droid と呼ばれるモトローラ製端末に搭載されて 11 月 6 日に市場デビューとなる模様です。 それにしても気になるのはこのコードネーム、スイーツ好きなエンジニアの心をさりげなく刺激しますね。
このエクレアでは Exchange 対応も予定されています。Lotus Domino 8.5.1 の Notes Traveler 機能ではこの Exchange ActiveSync に対応したことで iPhone とデータの同期が取れるようになりましたが、Android からも同機能が実現できるようになった、ということになります。 またゲーマー待望(?)のマルチタッチに対応することによって、Android でも親指と人差し指を使った拡大・縮小(通称「ピンチ」)が可能になると思われます。ユーザーインターフェースについては Android は iPhone に遅れを取っている印象がありましたが、このエクレアが市場に出てくることで「iPhone でないと出来ない」ことがかなり減るんじゃないかな、と思われます。
最近、私はすっかり Android を「使う人」になっています。オウン・リスクで色々カスタマイズしてますが、それにしても楽しい端末だなあ、これは。このエクレアの SDK がリリースされた機会に、そろそろまた「作る人」に戻ろうかな。
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: [ android | cupcake | donuts | eclair | sdk ]
2009年 10月 29日 , 22:47:32 JST
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"Windows 7" と "IBM Client for Smart Work"
10月22日、とうとう Windows 7 が一般向けに発売開始されました。同 OS をプリインストールした PC も発売され、秋葉原では(恒例の?)行列もできていたようです。
と、そんなタイミングに併せて、弊社 IBM からも興味深いクライアント PC が発売されました。名前は "IBM Client for Smart Work" です: IBM と Canonical が米国で Linux デスクトップ・ソフトを発売。各種機能をクラウドで。 (日経BP)
ここで使われている OS は Linux ディストリビューションの1つである Ubuntu。これに統合オフィス製品である Lotus Symphony を標準搭載し、更にメールやコラボレーション機能については LotusLive.com のクラウドサービスを併用します。このクラウドサービス併用が前提になっていることで、「ネットブック」や「シンクライアント」などの処理能力の低いマシンでも利用できる、というものです。
この IBM Client for Smark Work は、当初アフリカや新興市場国に対して安価なデスクトップ環境を提供する目的で開発されたものでしたが、お客様からの反響の多さから米国でもリリースに踏み切った、という経緯があります。Windows7 と直接機能比較されることは想定せず、必要最小限の機能を安価に求める層をターゲットにしています。
これまで、クラウドは iPhone や Android など、高機能携帯電話向けサービスという印象がまだ強かったのですが、とうとうデスクトップ PC までが具体的に対象となったわけです。僕らの将来のパソコンの方向性はどっちなのかなあ・・・
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: [ client | ibm | release | smart | windows7 | work ]
2009年 10月 23日 , 02:10:23 JST
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Lotus Notes R1, R2, R3.3J を展示します。
今週末の10月23日(金)に Lotus Notes の誕生20周年を祝うイベントが弊社箱崎本社事業所で予定されています: IBM Lotus Notes/Domino 20th Anniversary and BEYOND
このイベントには私も参加させていただく予定です。会場内のコミュニティブースにて 20 年前にリリースされた Lotus Notes R1.0 や R2.1a、そして日本語版としては最初にリリースされた R3(3.3J) のライブ環境を展示する予定です。R1 や R2 については先月にブログでも紹介しておりましたが、改めて R3.3J 環境も用意できました。Lotus Notes R1, R2, R3J が揃った展示は本邦初、かも??
1つだけ困っていることがあります。実はこのライブ環境の説明員には、私も含めて、これらのバージョンを利用していた経験者がおりません。(^^; R3.3J はともかく、R2 以前のものについては社内にもそもそも経験者が残ってないような・・・
と、少し不安も残りますが、20年前の R1.0 も含めて触って試せる貴重な機会だと思います。好奇心のある方、色々試したい方、そして R1 や R2、R3J を使ったことがあって色々助けてくれる方(苦笑)、イベントへの参加は無料です。ぜひご参加ください。会場でお待ちしております。
<<おまけ>> せっかく R1, R2, R3 が揃うこの機会なので、(関係ないけど)ひそかに Lotus 1-2-3 の PC-DOS 版環境も密かに用意しちゃおうかな、とか画策してます。なんかコレクション自慢会になりそうだ・・・
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: [ lotus | notes | r1 | r2 | r3.3j ]
2009年 10月 19日 , 23:06:00 JST
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最近、セミナーでウケのいいワザ
最近、あちこちで弊社の製品紹介や技術紹介のセミナーを行う機会があります。プログラマーですが、そういう仕事も結構やってます。
最近、Lotus Domino が iPhone 対応に力をいれています。iNotes UltraLite モードを使うことで iPhone 用に最適化されたウェブインターフェースにブラウザから直接アクセスしたり、最新版の 8.5.1 では同期してオフラインでも利用できるようになりました。この話をセミナーで紹介すると、それまで下を向いていた人の多くが顔を上げてくれます。食いつきのいい話題のようです。
私自身は iPhone ユーザーではなく、Android(Google携帯)派なのですが、これらは Webkit という原則的には共通のエンジンを使っています。上記の iNotes UltraLite モードも(私が試した限りですが)Android からも利用できています。
ところが1つ問題があります。このモバイル系の話題は「画面をお見せできない」のです。実際に端末でアクセスして、個別に「ほらね、使えるでしょ」と直接お見せすることはできます。でもそれじゃ非効率だし、せっかくウケがいい話なので、できればプレゼンテーションの一部として、ライブ・デモンストレーションのように紹介できないものか・・・
PC上で各種エミュレータを使う、という方法がないわけではないのですが、字が小さかったり、挙動がやけに重かったり、とちょっと不満・・・
前置きが長くなりましたが、そんな私が最近使っているのがこの ASM(Android Screen Monitor) というツール。Android 携帯と PC とを USB でつなぐことで、Android 携帯で実際に表示されている画面をそのまま PC 上に表示する、というものです。これを使って、実際に Android 携帯から iNotes UltraLite モードにアクセスしている時の画面をそのまま PC 上に表示して説明することができるようになります。

Android 実機側で Day at Grance(1日の予定)をクリックすると画面もそのとおりに切り替わります。縦横の表示変更もショートカットキーで可能。

これと同等のことって、iPhone でもできるのかな?今度同僚に聞いてみよう。 ともあれ、Android 携帯電話ユーザーの皆さん、これで Android をアピールしやすくなりますよ。作者様に感謝!
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: [ android | asm | inotes | seminer ]
2009年 10月 16日 , 00:24:00 JST
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PhotoSketch、驚いた
先日から twitter を中心に話題になっているサービスがあるので紹介します: PhotoSketch : Internet Image Montage
これが何をするサービスかというと、 ・(マウスなどで)適当に絵を描いて、 ・名前をつけると、 ・タグ情報を元に、描いた絵にマッチする画像をインターネット上から探し出してきて、 ・必要な部分だけを切り取って、角度調整や拡大縮小をして、 ・元の絵に近いイメージ画像を合成して作り上げる というものです。実際にどんな絵から、どんな合成写真が出来上がるかはリンク先の紹介動画をご覧ください。驚くほどの精度で圧巻です。
このシステムの開発元の1つが中国の清華大学です。実は仕事でこの大学の関係者と接点があり、その方も「若くて優秀なエンジニアだなあ」という印象だったのですが、それにしてもこのシステムには本当に驚きました。技術はここまできたか、という感じです。
現時点ではまだ「デモンストレーション」レベルらしいのですが、正式に公開されたら大騒ぎになるんじゃないかな。楽しみです。
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: [ photosketch ]
2009年 10月 08日 , 22:26:34 JST
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Lotus Foundations Start をハックしてみた
先日、日本でも製品発表がなされた Lotus Foundations Start サーバーを軽くハックしてみました。まあハックといってもリバースエンジニアリングとかのレベルではないのですが・・・よい子はマネしちゃいけません(苦笑)。
まず Lotus Foundations Start サーバーの紹介をしておきます。この製品は IBM から販売される「中小企業向け『オール・イン・ワン』ビジネスアプライアンスサーバー」です。実体としては SuSE Linux ベースの OS にメールやウェブ、データベース、プリンタ共有やファイル共有といった各種アプリケーションサーバーが同梱されています。また管理者向けにはウィルスチェックやアンチスパム、バックアップ機能なども専用のウェブインターフェースと共に標準装備されているので、これ一台(プラス、intel ベースのハードウェア)があれば CD ブートから 30 分程度で「使える」状態のビジネスサーバーが出来上がる、という製品です。更に、このコア機能に加えて、世界中で実績のある Lotus のコラボレーション製品(Notes/Domino, Symphony, Sametime など)をアドオンすることも可能で、しかも値段もお手ごろな「ユーザー単位」なので、比較的小規模利用であれば、サーバーとしての価格も安価になる、というものです。
詳しくは弊社製品ページを参照していただくとして、ここではせっかくなので製品ページに乗っていないことを紹介してみます。
まずベースとなる OS ですが、かなりカスタマイズされた SuSE Linux です。X もなければ gcc もない。vi はあるけど、emacs はない。/usr/games なんかあるわけない(笑)。最低限必要な、まさに「コア」機能が凝縮された構成になっています。
でも Linux サーバーとしての機能はちゃんと残されています。例えばファイルサーバーとしての ftpd や SAMBA は含まれていて、これらを利用した共有サーバーとして利用できるようになっている、ということです。加えて MySQL も標準装備でした。
ちなみに telnetd も普通に 23 番ポートで動いてました。せっかくなので(笑)ログインして、何があるかいろいろ調べてみたら、/usr/local/bin に PHP やら Perl やら・・・ これらと MySQL とを併せて使えば、いわゆる LAMP のアプリケーションもそこそこ動くんじゃないだろうか?期待できます。
とはいえ、こんな使い方が「正式か?」と言われると多分違います(苦笑)。さて、どこまでがサポート対象になるのだろう??
そんな Lotus Foundations Start サーバーに興味を持っていただけた方、よかったら YouTube 上の紹介ビデオも参照してください。導入がいかに簡単か、お分かりいただけると思います: All in One コラボレーションサーバー Lotus Foundations Start
で、もし興味を持っていただけた場合は、こちらから30日間試用版をお試しいただくことも可能です。VMWare や VirtualPC 上でも動きますよ: Try: IBM Lotus Foundations Start(英語)
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: [ foundations | hack | lotus | start ]
2009年 10月 01日 , 23:06:57 JST
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ロータスノーツ20周年
IBM 製ビジネスクライアント・「ロータスノーツ」は今年、製品として 1989 年にリリースされてから 20 年を迎えました。この製品はプログラマーとしての私自身のキャリアにおける足跡の1つでもあり、とても感慨深く感じています。
もともとはイリノイ大学で 1985 年に生まれた Notes は、Iris 社を経て Lotus Development 社から 1989 年に Release 1.0 が発売されました(なお、日本での発売は R3.0 からです)。今回、ふとした経緯からその R1.0 の OS/2 版モジュールを入手する機会があり、四苦八苦しながらもなんとか導入してみました。
下図は Lotus Notes Server R1.0 のコンソールです。今ではサーバーは "Lotus Domino" という名称で呼ばれていますが、この名称は R4.5 からであって、当時の名称は "Lotus Notes Server" でした。

起動直後のコンソールにはわずか4行しか表示されていません。今からは信じられないくらいにシンプルですね。
また "help" コマンドでサーバーコマンド一覧を調べてみた結果も表示されています。たったこれだけ、"show databases" もまだ実装されていなかったんですね~。
ちなみに最新の 8.5 では 27MB 以上もあるメールテンプレートですが、R1.0 でのサイズはなんと 40KB 足らず(!)でした。テキストフィールド1つのサイズの上限(64KB)よりも小さかったわけです。
そんな私自身は Lotus Notes や Lotus 1-2-3 などに搭載されている(いた) LotusScript というマクロ言語のエンジンやデバッガを開発していた時期があります。ちなみに LotusScript が Lotus Notes に搭載されたのは R4.0 からです。このあたりの、ロータスノーツの歴史についてはこちらにも詳しく紹介されていますので、興味のある方はぜひご覧ください: 『Lotus Notes/Domino の歴史』
さて、そんなロータスノーツの 20 周年を祝うイベントが10月23日に東京で予定されています。これまでユーザーやビジネスパートナーとしてロータスノーツを支えてきていただいた皆様へのお礼と、今後の発展へのメッセージをお伝えできれば、と考えています。ぜひご参加いただけますと幸いです。
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: [ 20th | anniversary | lotus | notes ]
2009年 9月 25日 , 00:24:00 JST
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プログラマーの日
日本の北の方のお隣、ロシアでは9月13日が「プログラマーの日(Programmer's Day)」と制定され、これがなんと国民の祝日扱いになるそうです: Russia's New Holiday - Programmer's Day
この9月13日は1年の中で 256 日目に相当し、この 8bit な人にはお馴染みの数字にちなんで「プログラマーの日」とされたそうです。なのでうるう年では9月12日になるそうです。
じゃあこの日に何を祝うのか?という点は置いといて、この日を記念日としてお祝いするだけでなく、国民の祝日にしちゃうかなあ・・・ メドベデフ大統領ってもしかして理系なヒト??
リンク先の記事に書かれている内容でちょっと気になるのは「この日は非公式な『プログラマーの日』として世界中で祝われている」という表記。少なくとも日本ではそんなこと聞いたこともなかったような・・・
今年は同日は日曜日だったので、実質的には来年から試行されることになるのでしょうか? 日本でも祝日になると、シルバーウィークの充実(?)になるかも。ってそんなに休みたいのか、俺は・・・
ちなみに、IBM developerWorks にはロシア語版もあります。ロシア語に自信のある方や、ロシアの IT 事情に精通したい(?)あなた、モノは試しに一度訪問してみては? IBM developerWorks Россия(Russian)
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: [ holiday | programmer | ru ]
2009年 9月 17日 , 12:38:00 JST
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シルバーウィーク
今年は「シルバーウィーク」と称される秋の大型連休があり、来週末の19日から23日まで5連休が予定がされています。最後の夏休みとして有意義に使う予定の方も多いのではないでしょうか。
このシルバーウィークは春のゴールデンウィークとは異なり、毎年必ずあるものではありません。平成13年に試行された国民の祝日に関する法律の改正により、「敬老の日」にハッピーマンデーが適用されたことが直接のきっかけとなり、今年は初めて大型連休として表面化する年になります。その意味でも今年はチャンス!ですね。
ちなみに、今後この法律が変わらない前提で計算すると、次回5連休が発生するのは2015年と2026年です。その次は 2032 年で、この年は1日ずれて9月18日から22日までの5連休になります。
ところで、まだ確定していない状況ではありますが、今後「体育の日」を11月1日に、「勤労感謝の日」を11月5日に移す計画もあります(ました)。これが実現すると11月3日の「文化の日」と、その前後が「国民の祝日」となるため、土日に関係なく毎年最低でも5連休が、11月1日が月曜だと最大の9連休が現れることになります。ゴールデンウィーク以上の、まさに「プラチナウィーク」になるのかも・・・ ちなみに、もしこれが来年までに実現すると、早速2010年に9連休がやってくることになります。
政権交代によって、この法律改正予定にどう影響があるのか(ないのか)?旅行業界はもちろん、個人的にも行方が気になりますね。
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: [ silver | week ]
2009年 9月 11日 , 00:41:00 JST
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開発ツール満足度調査
少し古いニュースで恐縮ですが、今年の3月から4月にかけて日経BPの ITPro 内で実施された「開発支援ツール徹底調査」の 2009 年調査分の結果が出ています。
プログラマーとして特に気になる、IDE(統合開発環境)のツール別総合満足度調査の結果は1位:Eclipse、2位:Visual Studio でした。この満足度というのはシェアを取っていればよい、というものではなく、たとえ少数であっても利用している側の意見が強く反映された指標なので、やはり気になってしまいます。まあこの2つが「事実上の2強」であることは容易に想像できたのですが、Java の標準開発環境として多くの開発者に利用されている Eclipse が(今年も)上位にくるというのは、やはり Eclipse の持つ拡張性の高さや文字通りの「統合」性の高さ、そして巨大でオープンな利用者コミュニティが評価され続けている結果だと感じました。
私も普段から Eclipse を使っていますが、ぶっちゃけ不満という不満はほとんどありません。何か気になることがあっても、プラグインを探して拡張することで解決できちゃうことも珍しくないんですよね。
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: [ IDE | NSI | development | tool ]
2009年 9月 03日 , 23:45:00 JST
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海外でケータイを使う
つい先日まで夏休みをいただき、海外へ遊びに出かけておりました。
実はこれまで仕事・プライベートを問わず、海外では携帯電話(以後、「ケータイ」)を持ったことはありませんでした。要するに「海外ではケータイは使わない」と割り切っていたのですが、今回初めて挑戦してみました。その顛末も含めて紹介させていただきます。
まず、海外でケータイを使うには大きく次の3つの方法があります: (1)国際ローミング (2)レンタル (3)プリペイド
(1)の国際ローミングは、この国際ローミングに対応した機種を使っている前提ではありますが、普段使っているケータイをそのまま海外に持っていって使う、という方法です。普段使い慣れたケータイや電話帳をそのまま使うことができる上に、通話相手は通話先が海外であることを意識する必要はありません(自動的に海外に転送されてくる、というイメージです)。ただこれは他の方法と比べてコストがかかります。電話代も安いわけではないし、海外へ転送された分の手数料は(通話をかけた方ではなく)原則持ち主が支払うことになります。「できれば日本からは電話しないで」と思ってしまいそうになります。またこの国際ローミングに対応したケータイを2台家族や友達同士で持っていって、現地で連絡をとるために相手に電話をかけた場合も国際電話扱いになってしまいます。とにかく「便利だけど高い」方法です。
(2)のレンタルは、普段使っているケータイとは別の、海外旅行中専用のケータイを1日あるいは1週間などの単位でレンタルする、というものです。日本の空港でレンタルすることもできますし、現地でレンタルサービスに申し込むのもいいでしょう。一般的には後者の方が安いのですが、後者は機種が日本語対応していないことが多いため、通話はともかく日本語でメールが送受信できない、ということも起こりえます。通話料や通信代は別途必要ですが、原則現地の課金ルールが適用されるので (1) の方法よりは安く実現できます。
最後の(3)は、日本でいうところの「プリペイド携帯」を現地で購入して利用する方法です。事実上、「使い捨て」になりますし、日本から電話をしてもらう場合はそのプリペイドの番号を相手に通知しておく必要があります。ただ通話代や通信代は現地のものをそのまま使えるので、地域によっては非常に安価な通信手段を確保できることになります。特に海外の訪問地域によってはプリペイド携帯の SIM カード単体の販売を行っている場合もあり、日本から SIM ロックのかかっていないケータイを持参すれば(機種本体を別途買う必要がないので)非常に安くケータイを準備できることになります。またこの場合、ケータイ自体は普段日本で使い慣れているものをそのまま利用できるので、日本語メールの送受信が問題になることもありません。日本ではプリペイドの SIM カード「だけ」を手に入れる方法はない(多分)ので、ちょっと一般的なケータイ購入のイメージとしては湧きにくいのですが、この辺りはある意味「海外の方が進んでいる」のかもしれません。
私は今回、最近購入した Google 携帯 HT-03A の SIM ロックを解除したものを現地に持参して、最後の (3) の方法を試してみました。結論としては問題なく現地のプリペイド SIM を認識させることができました。パケット通信はプリペイドには不向きなので OFF にしていましたが、SMS を送って遊んだりしていました。いやあ、やっぱり使い慣れたケータイを海外でもそのまま使えるのって便利ですね~。ヤミツキになりそうです。
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: [ abroad | free | mobile | sim ]
2009年 8月 28日 , 01:21:24 JST
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